バレンシア旅行記(ブログ) 一覧に戻る
3/18~4/3にかけてまだ寒いシカゴを抜け出し、大西洋を越えてポルトガル~スペインに行って来ました。スペインの表玄関は何といってもマドリード。ただしUAのアワードマイルを使ってシカゴからマドリード間を単純往復というのも芸がないので、エクスカーショニスト・パークの特典を活用してワンストップ=イスタンブール経由でマドリードに行きます。マドリードからはイベリア航空でリスボン。何故にイスタンブール?12年前にイスタンブールに行った時、どう頑張っても時間がなくて諦めたエフェスの遺跡(割と古いものに惹かれるタチで)それと旅行者を疲労困憊させる新スタンブール空港も見ておいていいかな。。と、割と単純な理由です。<br />蛇足ですが今度の旅で空路、陸路合わせると14000マイルくらいで、今までで一番の長旅、しかも一人旅と。。。家人はアンダルシアの高原で行き倒れになった時のこと等余計な心配をしてくれるのですが、深く考えずに出発することにしました。<br />13日目、この旅も残すところあとわずか。コルドバからインターシティ694(トーレデオーロ号)でバレンシアへ移動します。明日、バレンシア2日目は午前中に芸術科学都市をみて、午後、旧市街へ。4月のバレンシアははもう初夏の気配。シカゴと違って眩しいくらいの太陽、そしてカラッと乾いた風が吹き抜けていきます。

大西洋横断、イスタンブール~イベリア半島横断⑬3/31, 13日目、コルドバからインターシティ694でバレンシアへ。

59いいね!

2023/03/31 - 2023/04/01

14位(同エリア266件中)

0

48

Nora

Noraさん

この旅行記のスケジュール

2023/03/31

  • インターシティ694,トーレデオーロ号にてコルドバからバレンシアへ移動

この旅行記スケジュールを元に

3/18~4/3にかけてまだ寒いシカゴを抜け出し、大西洋を越えてポルトガル~スペインに行って来ました。スペインの表玄関は何といってもマドリード。ただしUAのアワードマイルを使ってシカゴからマドリード間を単純往復というのも芸がないので、エクスカーショニスト・パークの特典を活用してワンストップ=イスタンブール経由でマドリードに行きます。マドリードからはイベリア航空でリスボン。何故にイスタンブール?12年前にイスタンブールに行った時、どう頑張っても時間がなくて諦めたエフェスの遺跡(割と古いものに惹かれるタチで)それと旅行者を疲労困憊させる新スタンブール空港も見ておいていいかな。。と、割と単純な理由です。
蛇足ですが今度の旅で空路、陸路合わせると14000マイルくらいで、今までで一番の長旅、しかも一人旅と。。。家人はアンダルシアの高原で行き倒れになった時のこと等余計な心配をしてくれるのですが、深く考えずに出発することにしました。
13日目、この旅も残すところあとわずか。コルドバからインターシティ694(トーレデオーロ号)でバレンシアへ移動します。明日、バレンシア2日目は午前中に芸術科学都市をみて、午後、旧市街へ。4月のバレンシアははもう初夏の気配。シカゴと違って眩しいくらいの太陽、そしてカラッと乾いた風が吹き抜けていきます。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • これはtrainlineで予約したコルドバ~バレンシア間のrenfe、e-チケット。3/31 10:11コルドバ発 16:30バレンシア着。残念なことにコルドバ~バレンシア間の直行列車は1日2便しかない。殆どがマドリードの乗り継ぎ便で、その間セルカニアスとやらの近郊電車で乗り換えしないといけない、何とも不便なアレンジメントになってしまう。こういうのはあまり得意ではないのでパスする。となれば、コルドバ中央駅から出てバレンシアエスタシオンデルノルドに着くこの便と、もう一つはAVEでやはりコルドバ中央駅をでてホアキンソロージャ駅に到着する便しかないのである。これはハイスピードトレインなので3時間少々で着くのだが到着が遅すぎる(21:40)。見ず知らずの土地での夜の移動は治安の点で極力さけたい。となるとチョイスは一つ、このトーレデオーロ(Torre de Oro)号しかない。<br />このトーレデオーロ(Torre de Oro)号という列車はIntercity(略してIC)のグループに入る列車で日本でいうと特急に該当するとか。もちろん、セビリアにある13世紀につくられた同名の塔に由来する命名である。この列車の始発はカディス駅で終点がバルセロナ駅。で私は途中のコルドバ~バレンシア間に乗車するという次第。<br />調べたところ、この列車は非常にユニークでカディス~バルセロナ間の距離1300km(スペインの列車では最長距離)を延々と走るだけでなく、軌間可変装置を搭載しているので在来線(広軌)とハイスピード線(標準軌)の両方を走ることが出来るのである。スペインはポルトガルと自国に敷設したかつての広軌を長い年月をかけながらヨーロッパスタンダードである標準軌に切り換えてきている。その移行期の軌間相違に対応するものとして軌間可変装置を備えた機種が投入されたのである。(現在このトーレデオーロ号はバルセロナ~カンプ・デ・タラゴナ(Camp de Tarragona)間とセビリア~コルドバ間ではハイスピード線を走っている。)<br />なので私の乗るコルドバ~バレンシア間では軌間可変装置の過程を体験することはできない。コルドバに来る前に標準軌から広軌への変換を済ましてしまっているからだ。<br />参考までにフリーゲージ、または軌間可変装置について<br />https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%96%93%E5%8F%AF%E5%A4%89<br />https://toyokeizai.net/articles/-/624341?display=b<br />Youtube に軌間変換する過程のビデオが何本かアップされています。15kmくらいの速度で走りながら小屋の中で列車の軌間をスムーズに変えていくのですよ!!<br /><br />

    これはtrainlineで予約したコルドバ~バレンシア間のrenfe、e-チケット。3/31 10:11コルドバ発 16:30バレンシア着。残念なことにコルドバ~バレンシア間の直行列車は1日2便しかない。殆どがマドリードの乗り継ぎ便で、その間セルカニアスとやらの近郊電車で乗り換えしないといけない、何とも不便なアレンジメントになってしまう。こういうのはあまり得意ではないのでパスする。となれば、コルドバ中央駅から出てバレンシアエスタシオンデルノルドに着くこの便と、もう一つはAVEでやはりコルドバ中央駅をでてホアキンソロージャ駅に到着する便しかないのである。これはハイスピードトレインなので3時間少々で着くのだが到着が遅すぎる(21:40)。見ず知らずの土地での夜の移動は治安の点で極力さけたい。となるとチョイスは一つ、このトーレデオーロ(Torre de Oro)号しかない。
    このトーレデオーロ(Torre de Oro)号という列車はIntercity(略してIC)のグループに入る列車で日本でいうと特急に該当するとか。もちろん、セビリアにある13世紀につくられた同名の塔に由来する命名である。この列車の始発はカディス駅で終点がバルセロナ駅。で私は途中のコルドバ~バレンシア間に乗車するという次第。
    調べたところ、この列車は非常にユニークでカディス~バルセロナ間の距離1300km(スペインの列車では最長距離)を延々と走るだけでなく、軌間可変装置を搭載しているので在来線(広軌)とハイスピード線(標準軌)の両方を走ることが出来るのである。スペインはポルトガルと自国に敷設したかつての広軌を長い年月をかけながらヨーロッパスタンダードである標準軌に切り換えてきている。その移行期の軌間相違に対応するものとして軌間可変装置を備えた機種が投入されたのである。(現在このトーレデオーロ号はバルセロナ~カンプ・デ・タラゴナ(Camp de Tarragona)間とセビリア~コルドバ間ではハイスピード線を走っている。)
    なので私の乗るコルドバ~バレンシア間では軌間可変装置の過程を体験することはできない。コルドバに来る前に標準軌から広軌への変換を済ましてしまっているからだ。
    参考までにフリーゲージ、または軌間可変装置について
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%96%93%E5%8F%AF%E5%A4%89
    https://toyokeizai.net/articles/-/624341?display=b
    Youtube に軌間変換する過程のビデオが何本かアップされています。15kmくらいの速度で走りながら小屋の中で列車の軌間をスムーズに変えていくのですよ!!

  • 8:19am、コルドバ中央駅到着。AVEの開通に合わせてリモデルされたようで、在来線(広軌)とハイスピード線(標準軌)の両方に対応可能なホームになっている。

    8:19am、コルドバ中央駅到着。AVEの開通に合わせてリモデルされたようで、在来線(広軌)とハイスピード線(標準軌)の両方に対応可能なホームになっている。

    コルドバ中央駅

  • 左側の1~4番線がハイスピード線、5~8番線が在来線。列車が停車中でレールが見えないのだが、中央部の4番線と5番線で軌間幅が異なる。イベリアゲージと呼ばれる在来線は1,668㎜の広軌、ハイスピード線は1,435㎜の標準軌。

    左側の1~4番線がハイスピード線、5~8番線が在来線。列車が停車中でレールが見えないのだが、中央部の4番線と5番線で軌間幅が異なる。イベリアゲージと呼ばれる在来線は1,668㎜の広軌、ハイスピード線は1,435㎜の標準軌。

  • まだ少し時間があるのでカフェテリアを覗く。作り立てのペイストリーやサンドイッチが並ぶ。

    まだ少し時間があるのでカフェテリアを覗く。作り立てのペイストリーやサンドイッチが並ぶ。

  • カプチーノと簡単なサンドイッチで朝食。

    カプチーノと簡単なサンドイッチで朝食。

  • ホームは地下にあり、ここから傾斜したムービングウオークで下におりる。エスカレータのつもりで足を出すと感覚が違うので戸惑う。

    ホームは地下にあり、ここから傾斜したムービングウオークで下におりる。エスカレータのつもりで足を出すと感覚が違うので戸惑う。

  • 9:02am。あれっ!電光掲示板がよく見えない。どの列も文字の中ほどを表示する電球が切れてしまっているようだ。想像力で補いながら見ないと意味不明の掲示板。それは別にしても私の乗車する予定の10:11発のインターシティの列車はまだリストされてはいない。

    9:02am。あれっ!電光掲示板がよく見えない。どの列も文字の中ほどを表示する電球が切れてしまっているようだ。想像力で補いながら見ないと意味不明の掲示板。それは別にしても私の乗車する予定の10:11発のインターシティの列車はまだリストされてはいない。

  • ホームに入る前のセキュリティーチェック。この先にゲートがあるのだがゲートは出発の15分位前にしか開かない。<br /><br />

    ホームに入る前のセキュリティーチェック。この先にゲートがあるのだがゲートは出発の15分位前にしか開かない。

  • 度々このボードをチェックしているのだが、なかなか私の乗る列車情報のホーム#や遅延情報(あれば)が出てこない。<br />9:56am, 辛うじて判読できる程度だが、10:11 BARCELONA INTERCITY 1 というのが下から2番目の行に見える。ホームは1番。誰だってそう思うでしょ?ところが行ってみると違う!<br /><br /><br />

    度々このボードをチェックしているのだが、なかなか私の乗る列車情報のホーム#や遅延情報(あれば)が出てこない。
    9:56am, 辛うじて判読できる程度だが、10:11 BARCELONA INTERCITY 1 というのが下から2番目の行に見える。ホームは1番。誰だってそう思うでしょ?ところが行ってみると違う!


  • エスカレーターではなく傾斜したムービングウォークで下降。1番ホームに到着。

    エスカレーターではなく傾斜したムービングウォークで下降。1番ホームに到着。

  • すでに10:11am, 階上の電光掲示板にホームは1と出ていたのでこの列車に乗車予定の人々は皆、このホームに集まっている。でもこれはハイスピード線のホームのはずだが。。。

    すでに10:11am, 階上の電光掲示板にホームは1と出ていたのでこの列車に乗車予定の人々は皆、このホームに集まっている。でもこれはハイスピード線のホームのはずだが。。。

  • しばらくするとこの停車していた列車の乗客担当者らしき人が口頭でホームは#5だと言いながら乗客の間を回っている。しかし何のアナウンスもなし。

    しばらくするとこの停車していた列車の乗客担当者らしき人が口頭でホームは#5だと言いながら乗客の間を回っている。しかし何のアナウンスもなし。

  • 乗車予定客らしき2,3人と話して、#5が間違いなく変更後のホームであることを再確認。で、もと来たムービングウォークを上って左に見える人々の後について今度は下りのムービングウォークだ。降りたり、上がったり、降りたり。。。でも誰も文句を言っていない。皆、忍耐強いのかな?アメリカ人だったら間違いなく担当者に文句言ったり、説明を求めるところだけど。。

    乗車予定客らしき2,3人と話して、#5が間違いなく変更後のホームであることを再確認。で、もと来たムービングウォークを上って左に見える人々の後について今度は下りのムービングウォークだ。降りたり、上がったり、降りたり。。。でも誰も文句を言っていない。皆、忍耐強いのかな?アメリカ人だったら間違いなく担当者に文句言ったり、説明を求めるところだけど。。

  • 混乱の後、やっと5番ホームでトーレデオーロ(Torre de Oro)号に乗車開始。終点バルセロナの表示が中ほどに見える。右は座席のスペース。比較的ゆったりしている。このコーチ2は2&1の座席配置(preferente)になっているが2&2の座席配置になっているコーチもある(turista)。 <br /><br />

    混乱の後、やっと5番ホームでトーレデオーロ(Torre de Oro)号に乗車開始。終点バルセロナの表示が中ほどに見える。右は座席のスペース。比較的ゆったりしている。このコーチ2は2&1の座席配置(preferente)になっているが2&2の座席配置になっているコーチもある(turista)。

  • コーチ#2。停車駅、日時が表示されるようになっているが走行中のスピード表示はない。天井にテレビのモニターがあり、発車するとスペイン語の映画が映し出される(次の画像)。

    コーチ#2。停車駅、日時が表示されるようになっているが走行中のスピード表示はない。天井にテレビのモニターがあり、発車するとスペイン語の映画が映し出される(次の画像)。

  • 名も知らぬ牧場。。

    名も知らぬ牧場。。

  • ビジャデルリオ駅(Estación Villa del Rio)。遅れて追加されたレンフェの駅?トーレデオーロ号の停車駅リストに載っていない不思議な駅で止まった。写真を撮るためホームに降りたらあとで太っちょの乗客マネージャーらしき人が私の席にやってきて’ホームに降りたら駄目だ。’と言った。OKと答えたのだけどただ安全のため?それともスペインの軍事的な機密がここら辺にあるから駄目なのか面倒だから聞かなかった。そんなもの、こんな田舎にないだろうけど。

    ビジャデルリオ駅(Estación Villa del Rio)。遅れて追加されたレンフェの駅?トーレデオーロ号の停車駅リストに載っていない不思議な駅で止まった。写真を撮るためホームに降りたらあとで太っちょの乗客マネージャーらしき人が私の席にやってきて’ホームに降りたら駄目だ。’と言った。OKと答えたのだけどただ安全のため?それともスペインの軍事的な機密がここら辺にあるから駄目なのか面倒だから聞かなかった。そんなもの、こんな田舎にないだろうけど。

  • スーツケースのラック。

    スーツケースのラック。

  • 10:36am<br />アンドゥハル(ANDUJAR)通過中。電光掲示版の電球が壊れているので表示された文字がぶっちぎれている。想像力で補って駅名を判読。どうして修理しないのだろう。

    10:36am
    アンドゥハル(ANDUJAR)通過中。電光掲示版の電球が壊れているので表示された文字がぶっちぎれている。想像力で補って駅名を判読。どうして修理しないのだろう。

  • デスペニャペロス渓谷(despenaperros gorge).<br />シエラモレナ山脈(Sierra Morena)の東端にある舌を噛みそうな名前の渓谷。渓谷沿いの道は先史時代より自然の通路(アンダルシア地方への入り口)として使われてきた。時には山賊や追剥も出たらしい。<br />*Morenaとは’ダークな色’を意味し、Sierra Morenaは’ダークな色の山脈’。おそらくこの山脈を構成する暗い色合いの岩や植生に由来するのだろう(しかしこの画像ではたいして暗く見えないのだが)。この渓谷は現在デスペニャペロス自然公園の一部となっている。

    デスペニャペロス渓谷(despenaperros gorge).
    シエラモレナ山脈(Sierra Morena)の東端にある舌を噛みそうな名前の渓谷。渓谷沿いの道は先史時代より自然の通路(アンダルシア地方への入り口)として使われてきた。時には山賊や追剥も出たらしい。
    *Morenaとは’ダークな色’を意味し、Sierra Morenaは’ダークな色の山脈’。おそらくこの山脈を構成する暗い色合いの岩や植生に由来するのだろう(しかしこの画像ではたいして暗く見えないのだが)。この渓谷は現在デスペニャペロス自然公園の一部となっている。

  • しばらくするとマンサナーレス駅(Manzanares)に近づく。線路脇の建物のウオールペインティングはドン・キホーテとサンチョパンサのようだ。風車などは見えないがこれでラマンチャ地方を走っていることがわかる。

    しばらくするとマンサナーレス駅(Manzanares)に近づく。線路脇の建物のウオールペインティングはドン・キホーテとサンチョパンサのようだ。風車などは見えないがこれでラマンチャ地方を走っていることがわかる。

  • 中距離用(Media Distancia)のレンフェとすれ違う。

    中距離用(Media Distancia)のレンフェとすれ違う。

  • 限りなく続くワイン用ブドウ畑。

    限りなく続くワイン用ブドウ畑。

  • そして乾いた風景が広がる丘陵地帯。

    そして乾いた風景が広がる丘陵地帯。

  • 4:19pm やっとシャティバ(Xativa) 到着。<br />Xativa:ローマ時代のシャティバ(ラテン語: Saetabis)はリネン生地の産地として知られていた。12 世紀にはイスラム教徒によってシャティバに紙の生産技術がもたらされ、ヨーロッパにおける初期の紙生産の中心地でもあったようだ。

    4:19pm やっとシャティバ(Xativa) 到着。
    Xativa:ローマ時代のシャティバ(ラテン語: Saetabis)はリネン生地の産地として知られていた。12 世紀にはイスラム教徒によってシャティバに紙の生産技術がもたらされ、ヨーロッパにおける初期の紙生産の中心地でもあったようだ。

  • VALENCIA 17:08と電光掲示板の表示。予定より30分ほど遅れたのは出発時の混乱が原因。

    VALENCIA 17:08と電光掲示板の表示。予定より30分ほど遅れたのは出発時の混乱が原因。

  • バレンシアエスタシオンデルノルド駅(Valencia Estación del Norte)に到着。これが我々をここまで届けてくれたトーレデオーロ(Torre de Oro)号。どうもありがとう!!鼻先が泥や埃で大分汚れてる。健闘を感謝しつつお別れ。

    バレンシアエスタシオンデルノルド駅(Valencia Estación del Norte)に到着。これが我々をここまで届けてくれたトーレデオーロ(Torre de Oro)号。どうもありがとう!!鼻先が泥や埃で大分汚れてる。健闘を感謝しつつお別れ。

  • この駅舎は今から100年前にモダニズム(スペインではモダニスモと呼ばれている)様式で建てられ、バレンシアを象徴するオレンジの飾りがたくさんついた外装やステンドグラス、モザイク装飾が印象的なオリジナリティ溢れる造りになっている。ただ、町の中心にあるだけに拡張できず、スペイン第三の都市には見あわない小さな駅。そこで作られたのが新駅ホアキン・ソロージャ駅(Estacion de Joaquin Sorolla)。バレンシア出身の印象派画家の名前に因んで命名された。こちらにはAVEのほか、長距離線のEuromedやAlviaが乗り入れている。

    この駅舎は今から100年前にモダニズム(スペインではモダニスモと呼ばれている)様式で建てられ、バレンシアを象徴するオレンジの飾りがたくさんついた外装やステンドグラス、モザイク装飾が印象的なオリジナリティ溢れる造りになっている。ただ、町の中心にあるだけに拡張できず、スペイン第三の都市には見あわない小さな駅。そこで作られたのが新駅ホアキン・ソロージャ駅(Estacion de Joaquin Sorolla)。バレンシア出身の印象派画家の名前に因んで命名された。こちらにはAVEのほか、長距離線のEuromedやAlviaが乗り入れている。

  • 広いコンコースに端頭式のホームが並んでいて、ひと昔前のレトロな映画に出てきそうな駅。この右手に両替、銀行、発券オフィス等がある。

    広いコンコースに端頭式のホームが並んでいて、ひと昔前のレトロな映画に出てきそうな駅。この右手に両替、銀行、発券オフィス等がある。

  • 出口に向かう。

    出口に向かう。

  • バレンシアオレンジをモチーフにしたモザイクタイルの装飾。アメリカでもフロリダオレンジや輸入品のイスラエルオレンジが出回っているけれど、正真正銘の由緒正しいオレンジはバレンシアオレンジなのだなと改めて納得させられる。バレンシアは1年中温暖な地中海性気候帯にあり、太陽と水に恵まれた肥沃な土地からはオレンジ以外にもさまざまの果物や野菜が生産される。また長い海岸線にそって優れた漁港や貿易港があり、海産物の収穫や工業製品の輸出入が盛んである。なので都市の規模としてはマドリード、バルセロナに次いで堂々と3位にランクされている。工業、建築資材の中でとりわけこの地で生産される陶器タイルの質の高さは定評がある。それらで装飾されたこの駅舎は駅舎というより美術館のような趣きがある。<br />

    バレンシアオレンジをモチーフにしたモザイクタイルの装飾。アメリカでもフロリダオレンジや輸入品のイスラエルオレンジが出回っているけれど、正真正銘の由緒正しいオレンジはバレンシアオレンジなのだなと改めて納得させられる。バレンシアは1年中温暖な地中海性気候帯にあり、太陽と水に恵まれた肥沃な土地からはオレンジ以外にもさまざまの果物や野菜が生産される。また長い海岸線にそって優れた漁港や貿易港があり、海産物の収穫や工業製品の輸出入が盛んである。なので都市の規模としてはマドリード、バルセロナに次いで堂々と3位にランクされている。工業、建築資材の中でとりわけこの地で生産される陶器タイルの質の高さは定評がある。それらで装飾されたこの駅舎は駅舎というより美術館のような趣きがある。

  • 素晴らしい陶器モザイクの天井。

    素晴らしい陶器モザイクの天井。

  • オレンジをモチーフにしたステンドグラス。これが自動発券機の前の壁にある。

    オレンジをモチーフにしたステンドグラス。これが自動発券機の前の壁にある。

  • タクシーをキャッチするまえにこの素敵な駅の外観を。

    タクシーをキャッチするまえにこの素敵な駅の外観を。

  • さて、駅の前のタクシー乗り場へ。これは駅前の風景。

    さて、駅の前のタクシー乗り場へ。これは駅前の風景。

  • バレンシアのレグネ通り( Av. del Regne de València)。バレンシアの目抜き通りを渋滞で徐行するタクシーの窓から。

    バレンシアのレグネ通り( Av. del Regne de València)。バレンシアの目抜き通りを渋滞で徐行するタクシーの窓から。

  • プエンテデルレイノ(Puente del Reino、王国の橋)レグネ橋?を守るガーゴイルのブリッジガード。日本では擬宝珠のような役どころ?橋の袂の両側に2体づつ、計4体で睨みを利かす。芸術科学都市のすぐそばの橋。

    プエンテデルレイノ(Puente del Reino、王国の橋)レグネ橋?を守るガーゴイルのブリッジガード。日本では擬宝珠のような役どころ?橋の袂の両側に2体づつ、計4体で睨みを利かす。芸術科学都市のすぐそばの橋。

  • バレンシアの宿舎はBarceló Valencia芸術科学都市の真ん前。グーグルでは駅からタクシーで7分とあったが渋滞で20分以上かかってしまった。チェックインして入室。

    バレンシアの宿舎はBarceló Valencia芸術科学都市の真ん前。グーグルでは駅からタクシーで7分とあったが渋滞で20分以上かかってしまった。チェックインして入室。

  • シンプルでコンテンポラリーな雰囲気にまとめてある。

    シンプルでコンテンポラリーな雰囲気にまとめてある。

  • そして窓を開けるとこの景色!!通りを挟んで芸術科学都市が向かい側にある。陽が落ちてしまう前に急いで行ってみよう。カメラの明るさをコントロールすれば何とか数ショット撮れるかもしれない。

    そして窓を開けるとこの景色!!通りを挟んで芸術科学都市が向かい側にある。陽が落ちてしまう前に急いで行ってみよう。カメラの明るさをコントロールすれば何とか数ショット撮れるかもしれない。

  • 芸術科学都市には全7つの前衛建築物がある。これはクジラの骨格が連続するようなデザインの「フェリペ王子科学博物館」。美術館、催し物会場。

    芸術科学都市には全7つの前衛建築物がある。これはクジラの骨格が連続するようなデザインの「フェリペ王子科学博物館」。美術館、催し物会場。

    芸術 科学都市 博物館・美術館・ギャラリー

  • 芸術科学都市で最初につくられたビル(1998年)、エミスフェリック(Hemisfèric)はIMAXシアター(プラネタリウム、レザリアム)。ニックネームはジャイアントアイ(しかし、この方向から見ると’ネズミ’に見えると誰かがネットで書いていた)。上記の美術館の中にS. カラトラ―バ氏のこの建物の初期構想、下絵のデッサンがある。

    芸術科学都市で最初につくられたビル(1998年)、エミスフェリック(Hemisfèric)はIMAXシアター(プラネタリウム、レザリアム)。ニックネームはジャイアントアイ(しかし、この方向から見ると’ネズミ’に見えると誰かがネットで書いていた)。上記の美術館の中にS. カラトラ―バ氏のこの建物の初期構想、下絵のデッサンがある。

  • 非常に広くて各建物を回るのにかなり歩く。どんどん陽が落ちてきたので下見はこれくらいにして明日、日が高い時に改めて出直してこよう。これらの白い建物は周囲に浅いプールがはりめぐらされていて青空を反射するように設計されている。水と空の色もこれらの建物の造形の一部。<br />

    非常に広くて各建物を回るのにかなり歩く。どんどん陽が落ちてきたので下見はこれくらいにして明日、日が高い時に改めて出直してこよう。これらの白い建物は周囲に浅いプールがはりめぐらされていて青空を反射するように設計されている。水と空の色もこれらの建物の造形の一部。

  • ホテルの部屋にカメラを置いてディナータイム。グーグルマップをチェックして比較的近くにある、KIYOKI ジャパニーズレストランへ。ラッキーなことに芋の子を洗うほどには混んでいない。入店と同時に席に案内された。そしてこのスターターはアボカドとエンダイブレタスのサラダ。

    ホテルの部屋にカメラを置いてディナータイム。グーグルマップをチェックして比較的近くにある、KIYOKI ジャパニーズレストランへ。ラッキーなことに芋の子を洗うほどには混んでいない。入店と同時に席に案内された。そしてこのスターターはアボカドとエンダイブレタスのサラダ。

  • 手巻き(アボカドとシュリンプてんぷら)

    手巻き(アボカドとシュリンプてんぷら)

  • イカとシュリンプの天ぷら。<br />メニュー(写真入り)をよくみたらTOFU MISOSHIRU をTOFU MOSOSHIRUと書いていたり、小型のプラスチィックで出来た盆栽っぽい松を小鉢の真ん中にたてて氷をしきつめサーモンやツナなどを数切れ乗せたのやらがあったりで結構独創的(?)。オーナーもしくはシェフは決して日本人ではないと思う。絶対に日本人の発想にはないアレンジだもの。お寿司はもちろんフュージョンっぽいのばかり。面白いお店だった。全体にお味はまあまあ!!<br />ホテルへ帰る道、暗いところがあったり、中近東っぽい男たちが固まって歩いていたりでちょっと緊張したが、キッと前を向いて肩をいからせ急ぎ足で歩く。これでもセルフディフェンスのクラスをとっているのだから、なめられては困るのだ。

    イカとシュリンプの天ぷら。
    メニュー(写真入り)をよくみたらTOFU MISOSHIRU をTOFU MOSOSHIRUと書いていたり、小型のプラスチィックで出来た盆栽っぽい松を小鉢の真ん中にたてて氷をしきつめサーモンやツナなどを数切れ乗せたのやらがあったりで結構独創的(?)。オーナーもしくはシェフは決して日本人ではないと思う。絶対に日本人の発想にはないアレンジだもの。お寿司はもちろんフュージョンっぽいのばかり。面白いお店だった。全体にお味はまあまあ!!
    ホテルへ帰る道、暗いところがあったり、中近東っぽい男たちが固まって歩いていたりでちょっと緊張したが、キッと前を向いて肩をいからせ急ぎ足で歩く。これでもセルフディフェンスのクラスをとっているのだから、なめられては困るのだ。

59いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 373円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP