2023/08/10 - 2023/08/18
307位(同エリア585件中)
moonstoneさん
- moonstoneさんTOP
- 旅行記43冊
- クチコミ34件
- Q&A回答9件
- 70,563アクセス
- フォロワー3人
長かった新型コロナウィルスの流行もやっと落ち着き、4年ぶりに夏のヨーロッパ旅行に出かけてきました。
若干の不安要素もあったため今回は少し高めのツアーにしました。昨年結婚した娘夫婦と一緒に初めての家族旅行です。
旅程は成田からフランクフルト
ヴィースバーデン2泊
ルクセンブルク 2泊
ケルン 2泊
フランクフルト 1泊
フランクフルトから成田帰国
です。
旅行記は滞在国別に分けました。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
久しぶりに成田空港から出発です。JL407便フランクフルト行き。
時間通りに機内に。離陸は30分ほど遅れました。
ロシア上空が通れないためフライト時間は15時間の予定です。 -
定刻より20分ほど早くフランクフルト国際空港に到着。
1週間ほど雨がちなお天気が続いていたため心配していましたが、雲一つない晴天です。機内で十分休めたため思っていたほど疲れていません。 -
バスで一路ヴィースバーデンへ。
30分ほどで町中に着きました。フランクフルト市街に入るより早くない?と思うほどの近さです。
知らなかったけどヘッセン州の州都だそうです。ヨーロッパで最も古い温泉地の一つで、ゲーテやワーグナー、ドストエフスキーといった、そうそうたる著名人も訪れた街です。 -
初日の宿泊は源泉を所有する1819年創業の老舗ホテル・ナッサーホフ。
ドフトエフスキーも宿泊したことがあるとか、この日はドイツ首相のシュルツさんも宿泊していらっしゃいました。
長時間のフライトの疲れを癒やすべく早速水着で温泉に入ってきました。
温泉は日本と違い超ぬるめ、若干しょっぱいお湯でした。ホテル ナッサウアー ホフ ホテル
-
2日目。今日から観光開始です。
いつもは早起き出来ず、朝食抜きの日も多々ありますが、ヨーロッパでは常に早起き、朝の散歩にも出かけます。
マルクト教会が朝日に輝いています。マルクト教会 (ヴィースバーデン) 寺院・教会
-
ナッサーホフホテルの朝食です。ちゃんとシャンパンもあります。
温かい卵料理はオーダーで提供されました。 -
9時にホテルを出てリューデスハイムに向かいます。
気持ちの良い晴天です。日本は暑かったけど今は22°ほど。
ライン川沿いのぶどう畑を車窓に見ながらライン川クルーズに向かいます。 -
リューデスハイムに到着です。
前回はツグミ横丁から坂を上っていきましたが、今回は街の上の消防署の所までバスで上がってきました。塔にバケツリレーの様子が描かれています。 -
前回はクルーズ船から眺めただけだったニーダーヴァルトにゴンドラリフトで登ります。ゴンドラからは、ブドウ畑とライン川に囲まれたリューデスハイムの風景が堪能できました。朝の気持ちの良い風の中で心地よい時間でした。
-
山頂には、1871年のドイツ帝国統一を記念して建てられた女神ゲルマニアの像があります。高さは38メートル。左手に太刀を、右手に皇帝の冠、ドイツ帝国の象徴です。
ここにドイツ帝国の統一を記念したゲルマニア像が造られたのは、ここがドイツの真ん中に近く、当時から観光地として有名だったからなのだとか。
ライン川から見上げてもハッキリ見えるのだから実際に近くに来ると大きいのは当たり前ですね。 -
そして振り返るとそこにはライン川の絶景。
この日は雲一つない晴天。かなり遠くまで見通すことが出来ました。 -
ニーダーヴァルトの丘が気持ちよくてのんびりしすぎてしまいました。クルーズの時間まで残りわずか。ツグミ横丁を駆け足で観光。
ツグミ横町の詳しい様子は前回の旅行記をご覧下さいませ。つぐみ横丁 散歩・街歩き
-
ライン川クルーズに出発です。先程登ったニーダーヴァルトのゲルマニア像が見えています。今回も先週までの雨で河は増水しています。
前と違うのは夏のハイシーズンで乗客が多いの(多過ぎ?)とこの青空。 -
ライン川の両岸には中世に多くの小領主が分立していたため、要塞や税関としての役割を担った小さな城がたくさんあります。
エーレンフェルス城は13世紀ごろ関所として建てられたお城です。 -
船の中はこの混み方。お天気が良いので陽射しがだんだん辛くなってきました。
後ろに見えているのがラインシュタイン城です。1000年の歴史を誇り「ラインの宝石」と呼ばれています。 -
ライン川沿岸で最も古い城、ライヒェンシュタイン城。この周辺の古城のなかでは最大規模です。
13世紀には盗賊の巣窟となっていたため1282年に焼き払われました。その後再建を繰り返し、現在はホテルやレストラン、博物館もあります。ライヒェンシュタイン城 城・宮殿
-
難攻不落と言われたゾーネック城。こちらも盗賊の根城になってしまったそう。
ゾーンエック城 城・宮殿
-
ニーダーハイムバッハの教会と、ハイムブルク城です。
選帝侯マインツ大司教による13世紀の築城とされています。下流を支配する選帝侯プファルツ伯との抗争が築城の目的だったようです。
その割には左の大きな円柱形の塔に対して、右の建物部分が小さく、塔がなければ大きめなお屋敷みたいです。やはり長い歴史の間に改築が続けられているのでしょう。
長い歴史があり、威圧感のないハイムブルク城ですが、ニーダーハイムバッハの街並みと溶け合っていてこの街も歩いてみたい街並みです。ハイムブルク城 城・宮殿
-
シュターレック城です。12世紀にケルン大司教の拠点として築かれた由緒ある城で古城ユースホステルとして人気があります。
現地ガイドさんのお子さんも高校生の時に学校で出かけて宿泊したことがあるそうです。現地の学生も団体で使っているのなら予約を取るのが難しいのは当然かもしれません。シュターレック城 城・宮殿
-
川の中州に浮かんだプファルツ城は、灯台のようでもあり、可愛らしい見た目ですが、その実態は「税金を払わん者は許さん」という決意に満ちた城砦です。大雨で浸水する立地の上、24時間体勢でライン川を見張る必要のあるプファルツ城はあくまで城砦。領主様は、高台のグーテンフェルス城で暮らしていました。
この城も内部の見学が出来るようです。プファルツ城 城・宮殿
-
シェーンブルク城は1166年フリードリッヒ1世が臣下に授けた城です。ビクトル・ユーゴが「最も美しい廃墟」と絶賛したことでも有名です。
現在は高級ホテルとなっています。 -
オーバーヴェーゼルの街。シェーンブルグ城の山裾にある街です。
船内ではワインを始め食事も出来るようになっています。今回写真を撮り忘れたのですが、リューデスハイムでは慌ただしすぎて、飲むことが出来なかったリューデスハイマ―・カフェが船内でも飲めるということだったので試してみました。可愛らしい専用のカップに、地元産のブランデー「アスバッハ」を注ぎ、角砂糖を入れてフランベ。そこにコーヒーを注いで、生クリームをたっぷり盛ったものがリューデスハイマ―・カフェです。やや甘いですがアルコールがかなりキツくて底に行くほど大人の味でした。 -
ローレライの岩というより小山。高さ130mの切り立った崖に登ることもでき。この岩から望むライン川の美しい景色は、世界的に有名ですが、私はいつも船の上から見上げてばかりです。ライン川の中でも一番狭い場所で流れが速く水面下には多くの岩礁が潜み、船が事故を起こしたという航行の難所でした。
-
ネコ城(ノイカッツェンエルンボーゲン城)です。
もともとツアーはザンクトゴアールで下船の予定でしたが、この船が寄港しないためザンクトゴアールスハウゼンで船を降りました。
ライン川は景観を守るために橋が少なく、このクルーズ間は一本の橋もありません。渡し船やフェリーはあるそうです。
予定の対岸で降りた私たちきっとレストラン等は変更された事でしょう。ねこ城 城・宮殿
-
Hotel Restaurant Coloniusでラインフェルス城を眺めながら昼食です。
レストランに冷房がなく暑かったです。いつもの通りメインディッシュを取り忘れております。 -
バスでライン川をさかのぼり、ヴィーズバーデンにもどってきました。
ここはヴィースバーデン駅です。 -
ホテルに不要な荷物を置いて歩いてビースバーデンの旧市街を観光します。
クアハウスはヴィースバーデンのシンボルです。
ここにはなんとカジノがあります。 -
建物のなかはとても豪華。
カジノはブラックタイでとのこと。 -
このカジノはドストエフスキーのエピソードで有名です。1865年、カジノの常連客だったドストエフスキーは、一夜で全財産3000ゴールドルーブルを使い果たし、ホテルの宿泊費すら払えなくなり、出版社から借金をしなければならない事態になりました。
この経験をもとに彼が書き上げた小説が「賭博師」です。
ちなみにこのカジノにはドストエフスキーが大負けしたルーレット台が残っています。 -
ケアハウスを離れクランツ広場にきました。なんとも微妙な緑の人が。
ヴィースバーデン以外にもいたような。
クランツ広場にはコッホブルンネンがあり飲水出来ます。
緑の人に驚いて肝心の写真を取り損ねました。 -
ヴィースバーデンの旧市街クランプフラッツ通り。
スーパーやデパート、ドラッグストアなどが充実してます。 -
そして今日は宮殿広場でワインフェスティバルが行われています。
夏にはドイツのいろんな街でワインフェスティバルが行われるようですが、ラッキーなことに今日から3日間ヴィースバーデンで行われます。
近郊の家族経営の小さなワインつくりのセラーもあるみたい。 -
市庁舎の前には舞台ができあがり、ミスコンやカラオケ大会などが開催されていました。
それぞれのテントを覗いて気になるワインを試しているうちに大好きなチョコレートを買いに行くのをすっかり忘れてしまいました。 -
今日のディナーはナッサーホフホテルのメインダイニングで。
メインは頬肉の赤ワイン煮。
柔らかくてジューシー。
ドイツ料理は美味しくないというイメージが変わりました。 -
観光3日目。
今日も朝からお散歩です。クアハウスの周りには公園が広がっているのでその中をお散歩しました。 -
州立劇場の脇にこんな地図もありました
-
この劇場にもクアドリガと思ったら馬じゃない。これは何の像なのでしょう。知ってる方がいらしたら教えて下さいませ。
-
今日もワインフェスティバルに伴ってイベントがあるようでホテルの前を通行止めにして準備が行われています。残念ですが、ヴィースバーデンを発ってモーゼル川へと向かいます。
-
モーゼル川の畔をドライブしながらベルンカステルクースに向かいます。
途中、可愛らしい街やぶどう畑が。ライン川沿いのぶどう畑と違い、モーゼル川沿いは斜面にぶどう畑があります。 -
黒猫のラベルでお馴染みのワイン産地、ツェルの街でちょっと休憩。
なぜこの街のワインのラベルは黒猫なのかというと
その昔、商人がワインの買い付けにモーゼル地方のツェルを訪れた時、候補の樽を3つに絞りましたが、その中でどの樽を買い付けるか決められずにいました。その時黒猫がその内のひとつの樽に乗るのを見て、「これが最も美味しいワインに違いない!」と即決。実際にそのワインを飲んでみると、どの樽のワインよりも美味しかった。
という逸話が残っているからです。 -
この教会の後ろのぶどう畑にも黒猫の看板があるのがわかるでしょうか。
街の至る所に黒猫があるのです。
街の入り口にも黒猫がワイングラスを掲げている像があるのですが、車の中から写真を撮ったので綺麗にとれませんでした。 -
ホッホモーゼルブリュッは、ツェルティンゲンとユルツィヒを結ぶ巨大な橋。全長1.7km、高さは最大158m。ヨーロッパ屈指の橋です。上を走るのって怖くないかしら。
-
ベルンカステルクースに到着です。
ここはヨーロッパの美しい村30選に選ばれている木組みの家々が並ぶ可愛らしい街です。2019年に妹とも訪れています。 -
メルヘンホテルでの昼食後、街を散策の予定でしたが、今回はランツフート城のある丘の上まで登ってみることにしました。このとんがりの家の路地を入っていきます。
-
登りはじめはこんな感じなので余裕です。
-
少し登り始めるとすぐにぶどう畑がありました。この辺りから結構キツくなってきました。
-
途中の中腹辺りにカフェがありました。そこから見えたのはこんな感じ。
ここで休憩するかどうか悩みましたが、一気に登ります。 -
ランツフート城は廃墟なのでこれと言った見どころはありませんが、塔の上からの眺めは素晴らしかったです。登ってきたかいがありました。
-
マルクト広場まで帰ってきました。日頃の運動不足がたたってけっこう足が痛いです。登りは20分ほどなので健脚の方は何の問題もないと思います。
ワインをお土産に買ってと思っていたら、別行動していた娘たちは対岸のワイン博物館で試飲をしながら楽しんでいたらしくたくさんのワインを買っていました。 -
先程登ったランツフート城を後ろにベルンカステルクースを離れ一路ルクセンブルクに向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
moonstoneさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
-
ホテル ナッサウアー ホフ
評価なし
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ライン川流域周辺(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50