2023/08/10 - 2023/08/18
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moonstoneさん
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長かった新型コロナウィルスの流行もやっと落ち着き、4年ぶりに夏のヨーロッパ旅行に出かけてきました。
若干の不安要素もあったため今回は少し高めのツアーにしました。昨年結婚した娘夫婦と一緒に初めての家族旅行です。
旅程は成田からフランクフルト
ヴィースバーデン2泊
ルクセンブルク 2泊
ケルン 2泊
フランクフルト 1泊
フランクフルトから成田帰国
です。
旅行記は滞在国別に分けました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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観光5日目。9時にルクセンブルクを出てボンに向かいます。ボンまで200㎞あまり。旅の疲れも出始める頃。湖の畔にはキャンピングカーも。
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ボンに到着後すぐに昼食。ワインの地からビールの地に。そこで昼食にはレモンビールを試してみました。一見するとビールと同じ。ビールより苦みが少なく飲みやすい感じでした。
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突然の大雨から逃れるようにベートーベンハウスに。ボンにはベートーベンの生家があり、現在ではベートーベンの遺品を展示した博物館になっています。
ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー
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ベートーベンが使用したグランドピアノ。
この他にも直筆の楽譜や手紙、肖像画、バイオリンなどが展示されていました。意外だったのは生家にもかかわらずベートーベンが生まれた部屋がはっきりわかっていないこと。ザルツブルクのモーツアルトの生家ってどんなだったかしらと思ってしまいました。 -
ベートーベンハウスを見学している間になんとか雨も小雨になりました。
傘をバスの中においてきてしまったのでお土産がてらベートーベンハウスのミュージアムショップで傘を買いました。 -
雨上がりのマルクト広場。正面には市庁舎。1737年に建築されたバロック・ロココ様式建物ですが、第二次世界大戦中爆撃により破壊され、1954年にで
再建されたものです。マルクト広場(ボン) 広場・公園
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ミュンスター広場のベートーベンの像。
街中至る所にベートーベンさんがいます。市民に愛されているのがわかりまう。
ボンは旧西ドイツの首都でした。暫定首都決定時、金融の中心地フランクフルトも有力な候補地だったそうですが、「ドイツの首都はベルリンでなければならない」という思いが強く、将来再統一されたときに戻しやすいよう、当時人口10万人の小さなボンが選ばれたそうです。
こんな穏やかでこじんまりした街だったとは。ミュンスター広場 広場・公園
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ミュンスター教会はゴシック・ロマネスク混合様式のドイツでももっとも古い教会の一つです。
ミュンスター教会 寺院・教会
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現地ガイドさんが是非にと案内していくれた回廊。回廊庭園の中央に青銅製のレリーフがあり、4世紀に殉教した「聖カシウスと聖フロレンティウス」が眠っていると書かれていました。
ミュンスター教会 寺院・教会
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教会のステンドクラスはシンプルで清らかです。
ミュンスター教会 寺院・教会
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市内を観光しているうちに天気はすっかり回復しました。これから今日の宿泊地ケルンにむかいます。
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ボンから約40㎞。1時間ほどでケルンに。まずはライン川の対岸から大聖堂を。
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今日の宿泊は大聖堂のすぐお隣のエクセルシオールホテル。
街の真ん中にあるので観光にもお買い物にもすごく便利でした。大聖堂の目の前のホテル by moonstoneさんエクセルシオール ホテル エルンスト アム ドム ホテル
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大聖堂の観光は明日ゆっくり、なのですがやはり荷物を置いたらすぐに出てきてしまいました。
ケルン大聖堂 寺院・教会
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日が落ちて大聖堂がライトアップされています。
これって夕食帰りの大聖堂です。夕食にはケルンの地元ビール、ケルシュを飲みにブラウハウスに出かけました。なぜか写真が一枚も残っていません。ケルン大聖堂 寺院・教会
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ホテルの部屋から見た大聖堂。
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ホテルのメインダイニングで朝食。今回の旅はどのホテルも豪華だったけどこのホテルが一番重厚でした。
大聖堂の目の前のホテル by moonstoneさんエクセルシオール ホテル エルンスト アム ドム ホテル
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観光6日目。午前中はケルン大聖堂と宝物館を大聖堂の学芸員にガイドしていただきながら見学します。
前回のケルン来訪時ミサのため見学出来なかったリベンジなので今回は後悔のないようにじっくり見学します。 -
ケルン大聖堂は高さ157m、幅86m、奥行き144mを誇るカトリック教会で、
世界最大のゴシック建築です。1248年に着工し400年以上をかけて作られました。外壁に施された彫像やレリーフも重厚で美しいです。 -
聖堂の入口から祭壇へ続く中央通路。ケルン大聖堂の身廊部の天井は高さ約43mもあります。天井を支えているのは、梁のように交差しているリブ・ヴォールトと尖塔アーチです。
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正面入口から入って右側の壁面を飾る色鮮やかな5枚のステンドグラスは1848年にあのバイエルン王ルートヴィヒ1世が寄贈したもので、「バイエルン窓」の名があります。東方三博士の礼拝、精霊降臨、ピエタなどの場面が描かれています。
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聖堂の南側の側廊に2007年に現代絵画の巨匠ゲルハルト・リヒターによって作られたデザインの格子柄のステンドグラスがあります。色の配置がコンピューターの乱数発生プログラムによりランダムに決定されたこのステンドグラスはケルンの聖職者たちの間で論争の的となったそうです。
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学芸員さんの案内で中央祭壇の奥に置かれた黄金の東方三博士の聖棺をすぐ近くで拝見することが出来ました。
中には1164年にケルンにもたらされた東方三博士の聖遺物(聖人の遺骨や遺品)が納められています。この聖遺物により巡礼者が急増し、巨大な大聖堂の建設が始まりました。 -
聖棺の置かれている中央祭壇の床のレリーフ
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ゲロクロイツ
中央祭壇に向かって左側、ゲロ司教により寄進された木製の十字架像。970年頃に製作され、木製で等身大の十字架像としてはヨーロッパ最古といわれます。像の背後の輝く太陽と大理石の祭壇は1683年の作。 -
教会の内部通路を通って宝物館へ。
宝物館は典礼用の金銀細工が施された聖具や聖遺物箱、祭衣などを所蔵展示しています。
この大聖堂の豊かさがよくわかります。 -
3000個以上の宝石が飾られた聖体顕示台。
宝物館は見応えたっぷりでした。 -
大聖堂をゆっくり見学した後、旧市街をゆっくり歩きました。
アルターマルクト広場に出てきました。ちょっと変わった像が広場の中央に。 -
アルター マルクト広場はケルンの中央広場で、旧市庁舎と現在の市庁舎、またカラフルなカフェで囲まれています。市庁舎では結婚式が行われていました。12月にはここでクリスマスマーケットが開催され、美しいイルミネーションや美味しい屋台だけでなく、スケートリングも設置されるそうです。
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マルクト広場を抜けて聖マルティン教会。ロマネスク様式の教会で、1150年から1250年の間に建てられました。ケルン大聖堂とはまた違う佇まいで中を見学させていただきたかったのですがこの日は見学不可でした。
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マルティン広場に戻り、カフェで簡単にランチを済ませた後、ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館に。ルーベンスやレンブラント、ルノワール、モネ、ゴッホ、ムンクといった数々の有名な画家の作品を見ることができます。
そんなに大きくない美術館なので2時間も必要ありませんでした。 -
美術館の中からも大聖堂は見えます。
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今日の夕食は楽しみにしていたmaximilian lorenz。ミシュランの星を獲得しているレストランです。盛り付けも美しい!
ルクセンブルクの星付よりこちらの方が美味しかったです。 -
夜、ライトアップされた大聖堂。
前回のリベンジだったけど、今回は十分堪能しました。 -
観光7日目。ケルン出発が午後2時と時間に余裕があったため、ケルン近郊の世界遺産ブリュールのへ行こうとケルン中央駅から出発です。
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ケルンからブリュールまでは約15分ほどの電車の旅です。
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ブリュールの駅を出るとすぐにアウグストゥスブルク城はあります。壮大で美しい建物は40年の月日と膨大な費用を使い建てられた。ドイツで初めてのロココ様式の建物です。
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場内の見学はガイドツアーのみで、写真撮影は許された場所でのみ可能です。華やかな大階段は撮影可能で、手摺りには金色の彫刻も施されています。
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階段から続く「謁見の間」も見事で、大きなバルコニーと豪華な装飾、天井画、シャンデリア等とても華やかです。アウグスト大司教による建築ですが王公の宮殿かと思うほどです。
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宮殿のバルコニーからはシュロス庭園が臨めます。この庭園場フランス・バロック様式です。
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庭園からアウグストゥスブルク城を。こうしてみるとそんなに華やかには見えないのですが。このお城のガイドツアーで面白かったのは使用人用の通路が通れたこと。使用人通路から陶器製の暖炉に薪をくべる事が出来るなど効の工夫が見られました。使用人用の通路があるのはどのお城でもとは思うのですが、表とのギャップが激しすぎました。
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観光を終え駅に戻ります。
ケルンに戻ってランチを食べても余裕です。でもここから長い一日が始まりました。 -
電車が来ません。
日本と違って詳しい案内もありません。思わず来た電車に乗りそうになりましたが、ケルンには行かないみたい。なぜ!
どの電車がケルンに行くのか…。45分遅れてやっとケルンに戻ります。ブリュール駅 駅
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フランクフルト空港に向かうアウトバーン。空港まで15km程のところで事故。緊急車両の通行用にちゃんと道を空けるのはドイツだからとか。日本では当たり前なのに…ってこの辺りではまだ余裕。
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どんどん伸びる渋滞。飛行機の出発時間が中国の上空が通れなくなる都合で1時間遅れると連絡が。なぁんだまだまだ大丈夫。
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すでに3時間こんな感じ。もう飛行機には間に合いそうにありません。前方ではトラック2台の死亡事故。積み荷が危険物だそうでいつ動き出せるのか検討もつきません。
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6時間後。やっと動き出したと思ったらすごい雷と雨。う~ん?と思っていたら空港は水浸し。空港では人が水に膝までつかりながら歩いてます。
私たちは幸か不幸か飛行機に乗れないとわかった時点で予約した空港内のホテルにチェックイン。だけどエレベーターが動いてない。
ホテルで休めるだけで幸せでしたがチェックインは23時。
ケルンは14時には出発したのに…。 -
観光8日目。昨日の嵐が嘘のように穏やかなフランクフルト国際空港。
昨夜チェックインできたこのホテルは空港隣接のHilton Garden Inn Frankfurt Airport。昨夜多くの飛行機が飛べなくなり、空港は大混乱。当然ホテルも満室です。 -
JALさんのご厚意とツアー会社の頑張りで今日の便にクラス変更もなく乗せてもらえる事になったため、せっかくなのでフランクフルトの観光に地下鉄ででかけました。エスカレーターはまだ動いてない所もあったけど、フランクフルトはいつも通過するだけで観光したことはありません。
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フランクフルトについて何も予習していないのでとりあえずゲーテハウスへ。ドイツを代表する文豪ゲーテの生まれ育った家ゲーテハウスは4階建ての建物で第2次世界大戦で焼失しましたが、忠実に復元されています。「ファウスト」をはじめとした初期の有名な詩や劇も、この家で書かれました。
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「北京の間」と呼ばれているこの部屋は他の部屋よりも一段と豪華な装飾がされています、家族の祝い事や高貴な客人を迎える際に使用されていたそうです。家具や調度品は疎開してあったので無事だったそうです。
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書斎には2000冊もの学術書が並び、幼いゲーテはこの部屋で父から教育を受けていたそう。ボンのベートーベンの家とは大違い。ゲーテはお金持ちのお家に生まれたのです。
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ゲーテハウスのお庭も雰囲気があって素敵です。ここには博物館も併設されていて見所がたくさんありました。
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ブラウバッハ通りまで歩いて来ました。この通りはトラムも走っていていかにも旧市街という感じです。
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レーマー広場です。可愛らしい建物が周りをくるっと囲み15 世紀から続く彫像が据えられています。
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広場に面した小さな教会に入ってみました。オールドセントニコラス教会はもとは王室礼拝堂として13世紀末に建造されたそうです。第二次大戦の爆撃を最小の被害で免れて現存しています。
装飾は控えめでこじんまりしたきょうかいですが、ステンドグラスはやはり美しく心が落ち着く教会でした。 -
広場に面したレストランでドイツ最後のお食事。すごくドイツらしいと言うかドイツのイメージのまま、ソーセージとビール!
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すっかり良いお天気になり、鉄の橋を渡って対岸に。この橋にも南京錠がたくさん。
鉄の橋 建造物
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フランクフルト観光の最後はシュテーデル美術館に。
ここにもベラスケスのマルゲリータ王女のお見合い絵画がありました。
この美術館は銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデルの遺志により 、1818年に開館したドイツで一番歴史の長い美術館です。
見覚えもある作品も多く、地下には現代美術も展示されていました。 -
前日とはうって変わった綺麗な夕焼けに送られてJL408便で帰国しました。
最後にトラブルはあったけれど1日得したような気分になった今回の旅。
娘夫婦も一緒に出かけてくれたお陰でとても思い出深い旅になりました。フランクフルト国際空港 (FRA) 空港
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