4年ぶりのヨーロッパ　ドイツ河畔の街とルクセンブルク　2

2023/08/10 - 2023/08/18

長かった新型コロナウィルスの流行もやっと落ち着き、４年ぶりに夏のヨーロッパ旅行に出かけてきました。
若干の不安要素もあったため今回は少し高めのツアーにしました。昨年結婚した娘夫婦と一緒に初めての家族旅行です。

旅程は成田からフランクフルト
　　　ヴィースバーデン２泊
　　　ルクセンブルク　２泊
　　　ケルン　　　　　２泊
　　　フランクフルト　１泊
　　　フランクフルトから成田帰国
です。

旅行記は滞在国別に分けました。

エリア ルクセンブルク(ルクセンブルク)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ベルンカステルクースをあとにし、2時間弱でルクセンブルク市街へ。国境を越えてきたはずですがどこだったのか？？？
ルクセンブルク大公国はフランス、ベルギー、ドイツに囲まれた神奈川県ほどの小さな国。その首都ルクセンブルク市の旧市街と要塞は世界遺産に登録されています。

今日のホテルは旧市街にあるル　ロワイヤル　ホテル＆リゾーツ。

Hotel Le Royal ホテル

チョコレート好きのわたしが今回一番楽しみにしていたチョコレートは大公御用達のOberweis。ルクセンブルクに到着した日は土曜日。ルクセンブルクは政府が日曜日のお休みを推奨しているとかで明日はお休み。本店は土曜の18時までの営業。（駅に支店はあるとのことでしたが、明日時間に余裕があるかどうか）
ホテルのチェックイン等すべて旦那に丸投げしてこのお店に走りました。
その甲斐あって美味しいチョコレートとマカロンをゲット。

オーベルヴァイス スイーツ

ホテルに戻って今夜はホテルのメインダイニングで夕食です。
ルクセンブルクは美食の街としても有名です。
これは前菜ですが、お寿司からヒントを得て作ったとか。
美味しかったです。

観光４日目。
今日も朝のお散歩から。日曜日の朝とあってホテルの前の道もこんな感じ。
今回の旅で私が一番楽しみにしていたルクセンブルク。旧市街を一日歩き回ることになるのでしっかり準備しなくては。

普段早起きしない私が、ヨーロッパでは早起きしてお散歩するのはこんな景色に出会えるから。

ルクセンブルク観光はホテルの近くの市民公園から始まりました。
公園の入り口にはアメリー王女の像が。周りの花壇も素敵です。

この公園、木々も大きく成長しきちんと整備されていてお散歩にはぴったり。子供たちも楽しめるようにこんなプレイゾーンも用意されています。

市民公園の中にVilla Vaubanという19世紀の邸宅があります。現在は美術館になっています。まだ開場時間になっていなかったためお庭を外から眺めました。これはニッキ ド サン ファルの像の後ろ姿です。なんとも邸宅に不似合いな…。

公園の中に1600年代に作られた砦が残されています。
ルクセンブルクは「北のジブラルタル」と呼ばれる堅固な要塞都市でした。その名残をこんな所でも見ることができました。

アドルフ橋に出てきました。
アドルフ橋はルクセンブルクの象徴であり、全長84m、高さ43m の大きさを誇ります。

アドルフ橋の歩行者用の歩道から街を眺めることが出来ます。上の写真のアーチの部分にいます。

憲法広場からアドルフ橋を振り返って。憲法広場は眺望の良い広場なので観光客でいっぱい。低地のグルント地区や対岸の新市街の景色も楽しむことができます。

広場の中央に第一次世界大戦で犠牲となった戦没者の慰霊塔があり、その塔の上に金の女神「ゲレ・フラ」の像があります。この像は、ルクセンブルクの人々の自由と抵抗を象徴して1923年に建てられたものです

ノートルダム大聖堂。ルクセンブルクを代表するカトリック大聖堂です。聖母マリアを意味するノートルダムという言葉通り、聖母マリアに捧げられた教会堂で、17世紀に建立されました。細長く尖った塔は遠くからでも美しく望むことができます。

大聖堂内部は、美しいステンドグラスと緻密な彫刻が荘厳な雰囲気を醸し出しています。ルネサンスやバロックなど複数の建築様式が融合していることが特徴です。

もちろんパイプオルガンも。

ギョーム広場に出てきました。午前中のだからか日曜日なのにあまり人がいません。午後に予約している大公宮殿見学の集合場所は後ろの黄色い建物観光案内所の前です。

ギョーム2世の騎馬像。

大公宮殿前のカフェで休憩。地元でも人気のチョコレート屋さんだと言うことでホットチョコレートを注文してみました。ホットミルクに溶かして頂くタイプです。これが甘すぎず美味しかった！なので早速店内でチョコレートもゲット。

Chocolate Houseの前の道にあった街灯。どこから見上げても目が合うように出来ているのだそうです。

大公宮殿。夏の間は内部見学が出来ると言うことで予約済みです。午後から見学ツアーに参加予定なので楽しみです。

現地ガイドさんのお陰で歴史美術博物館の中を抜けてエレベーターを使い近道してポックの砲台へと向かいます。

グルント地区を見下ろしながらの城壁に沿った遊歩道はどこもみんな素晴らしいビューポイントです。黄色い尖塔のある建物がノイミュンスター修道院文化会館です。

長年戦火から住民を守ってきた地下要塞跡のボックの砲台。地下要塞は全長26キロにも及びます。

シャトー橋。川を渡す橋ではなく、国を防衛してきた要塞と要塞をつなぐ橋です。二階部分の壁が通路になっています。長い要塞のトンネルからこの橋の二階を抜け、また長い要塞の中に入ります。

シャトー橋からシャルロット橋（この橋は、その独特の赤い塗装のため、赤い橋とも呼ばれています。）方面。

トコトコ歩いてグルント地区まで下りてきました。低地を意味するこの地区はのどかな街。こちらは要塞の下に広がっていて川が流れています。旧市街、新市街とはかなり高低差です。下から市街地を見上げるような独特な景色を楽しむことができます。昔の階級社会を思い返すとなんとわかりやすいと思ってしまいました。

グルント地区から鉄道の高架橋を見上げるとすごく高いところを走っています。

アルゼット川では水鳥や小動物ものどかに子育てしているみたいです。

グルント地区は石畳まで庶民的。上の地区とは建物も雰囲気も違います。

グルント地区の川辺にあるOiO - Osteria con Cucinaでランチです。ミシュランガイドで紹介されていたお店の中でも日曜日に営業していた稀少なお店。テラス席の雰囲気もとても良い感じ。前菜のトマトのジェラートが秀逸だったのでその後の料理を期待したのですが、これで期待が高くなりすぎたのか…、でした。サービスやワインは申し分なかったです。

レストランの前からバスで旧市街に戻ってきました。ルクセンブルクの公共交通機関はなんと無料です。乗れば良いだけなので気楽に利用できます。旧市街のスーパーでお買い物をして一度ホテルに戻ろうと旧市街を歩いています。なんとも可愛いらしい噴水がありました。

16時の大公宮殿ガイドツアーに予約をしていたので参加しました。
宮殿内は写真撮影禁止です。外壁の彫刻は細部まで凝ったデザインが特徴で、アラベスク様式の彫刻は中でも建築当初から残っているものです。

現在の大公はアンリ大公、大変な親日家でいらっしゃるそうです。

ルクセンブルクの大公宮 建造物

ツアーは1時間ほど。宮殿内はとても豪華であると同時に実用性も。
ルクセンブルクの歴史もしっかりレクチャーされて大満足でした。

夕食はギョーム広場に面したBrasserie Guillaumeで頂きました。ちょっと胃を休めたくて軽めにと思いスカンピをお願いしたらこんなに！
ルクセンブルクには海がありませんが、カーゴのハブ空港になっていることもあり、欧州各地から新鮮なお魚が入って来るそうです。お勧めです。

ブラッセリー・ギラウメ 焼肉

夕食を終えると日が落ちてきました。長い一日になりました、今日歩いた歩数は15000歩。

観光5日目。今日も朝のお散歩。ルクセンブルクともお別れなので旧市街の町中を歩きました。
小さな国ですが文化も食も豊かで美しい国でした。もっとゆっくりこの街にいたい、そんな風に思わせてくれる街でした。また帰ってきます！