2023/05/23 - 2023/06/02
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ねんきん老人さん
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昨年、山口県の下関から新潟県の糸魚川まで日本海に沿って走りました。
演歌の似合う日本海。 いやそれだけではない、多様な風土が織りなす様々な顔をもった日本海。
今年はその糸魚川から下北半島の尻屋崎を目指して、日本海をさらに北上してみようと思い、老車に布団を積んで家を出ました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【 ゴミ出し 】
家を出て、まず寄ったのはゴミの収集所です。
この日は可燃ゴミの日。 独居老人は浮き立つ旅の日といえども、ゴミ出しをせずに出かけるわけにはいかないのです。 -
【 白馬ジャンプ競技場 】
東京湾横断道・首都高・中央道・長野道・国道147号・148号と退屈極まる運転の末にやっと着いたのがここ、長野県の白馬ジャンプ競技場です。
言わずと知れた長野オリンピックの会場ですが、私は初めてで、スキージャンプというものも、テレビで流れているから見るというくらいの関心しかありません。
まあ、話のタネに一度見ておくかという気持で来たのですが、いやはや、聞きしに勝る恐ろしい競技だったのですね。 -
【 着地用斜路 】
見学料460円を払ってリフトに乗ります。
リフトは競技用の斜路に沿って昇降しますが、この緑の部分は着地のためのゾーンだそうで、こんな急斜面に下りたら、100人中100人が転ぶだろうと思ってしまいます。
でも、これがもっと緩やかだったら選手は皆大怪我をするということ。 ワッカンネー! -
【 助走路の裏側 】
リフトの終点では助走路を裏(下)から見上げることになります。 あとで再確認しますが、こうして見る角度は尋常ではありません。 -
【 助走路と着地ゾーン 】
それを上から見るとこうです。 ナンジャコリャ!?
スタート地点からは着地する部分(ランディングバーン)が向こう側に落ち込んでいて見えないんですね。
空中に浮かんでから、やっと着地点が見えるなんて・・・。
それでも行けってか! コーチの人格を疑うぜ! -
【 スタート地点への通路 】
それではそのスタート地点に行ってみましょう。
こんな、工事現場みたいな実用一点張りの通路を通り、さらに階段で登ります。 -
【 スタート地点 】
ラージヒルのスタート地点です。
高さ138mだそうで、109mの助走路を滑って空中に飛び出し、そこから120m先のK点に向かって空中を飛ぶのだとか。
いったい誰がこんな馬鹿なことを考え出したんでしょう?
この助走路、最大斜度は37.5度だそうで、私は尻をついたままでも滑れません。 -
【 リフト乗り場とスタート地点との高低差 】
リフト乗り場からスタート地点まで昇り降りするには、いやでもこの階段を使わなければなりません。 踏板がメッシュなのはご愛敬としても、勾配と長さにはうんざりします。 -
【 競技場全景 】
見学を終えて下に降りるにはまたリフトを使います。
スキー場で下りのリフトに乗るというのもなんだか変ですが、ここではそんなことも言っていられません。 -
【 安曇野・大出公園 】
次に訪れたのは安曇野にある大出公園です。 安曇野といえばこの公園から見た北アルプスの風景がまっさきに思い浮かぶほどの場所ですが、私は初めて。
小さな駐車場があり、墓地の先に有名な大出吊橋が見えます。 -
【 古径庵 】
橋の手前にある古民家は「古径庵」というカフェになっています。
読み方が難しいのか覚えにくいのか、一般には「吊橋茶屋」と呼ばれているようです。
一人でお茶を飲もうという気にもならず、それより店の前に鎮座する道祖神の方に目がゆきました。
私は道祖神について何の知識もないのですが、甲信越地方、とくに安曇野では多くの石造りの道祖神が見られるということだけは聞いていました。 それがまさに今、安曇野のど真ん中で見られたのですから、ちょっとばかり気持が昂りました。 -
【 大出吊橋 】
さて安曇野の風景といえば姫川に架かる吊橋。 初めてこの地を踏む私としては何を置いても、まず渡らなければなりません。
ところが、ところがです。 この橋、木造ではあるのですが、いたって頑丈に作られていて、駆けようが跳ねようが猫のヒゲほども揺れません。
私は他の旅行記にも書きましたが吊り橋が大好きで、近くに人がいなければつい「ホレ、ユーラユラ」と鼻歌が出るほどです。 (ワッカンネーだろうなぁ)
揺れてこそ吊橋。 揺れない吊橋なんて、腰を振らない山本リンダみたいなものです。 (ワッカンネーだろうなぁ) -
【 カキツバタ・杜若 】
というわけで少々がっかりした吊橋でしたが、橋のたもとに咲いていたカキツバタには心を洗われました。 ナーンチャッテ、実はこれがカキツバタかどうか、自信はありません。 -
【 安曇野の代表的な風景? 】
公園の中を歩いてみます。 公園といっても何があるわけでもなく、まあ草が刈られているというぐらいでしょうか。
それでも川の流れ、古民家の屋根、吊橋と、写真や絵画でお馴染みの景色が広がっています。 晴れていれば正面に雪の残った北アルプスの山々が連なっているのですが、この日は朝から降ったり止んだりのどんよりした空模様で、山並みは厚い雲に覆われています。
ところで余談ですが、私はこの「北アルプス」という言い方が好きではありません。 せっかく「飛騨山脈」というゆかしい名前があり、いやしくも日本の国立公園だというのに、なんだってわざわざ遠いヨーロッパの地名を借りるのでしょう? 西洋かぶれの日本人の卑屈さが漂う、いやな呼び方だと思います。 -
【 道の駅・白馬 】
安曇野の散策を終えて、近くの道の駅「白馬」を今夜の宿と決めました。
このころになって東の空は晴れてきましたが、雪をかぶった山並みは西側にあるので、見えません。
駅は国道148号線に沿っていて、駐車場も奥行がないので車の音は避けられませんが、普段から近所の夫婦喧嘩の声に慣れている私ですから、車の音などは子守歌のようなものです。 -
【 十三仏堂 】
この駅にはなぜか仏堂があります。
人は死後13回の審判を受けるそうで、その裁判を司る13人の仏様を祀るお堂ですね。
悪いことばかりしてきた私、1回や2回の審判ならなんとか嘘を並べて通過できるかも知れませんが、13回も仏様をだますのは至難のことで、とても極楽往生はできそうにありません。
でもそれでは極楽に行く妻と離ればなれになってしまうでしょうから、私としては努力しなければなりません。 仏様に叱られないよう正しい生き方をするか、仏様をだまし通せるだけの嘘を磨くか・・・。 -
【 夕食 】
では夕食にしましょう。
幸い近くにスーパーがありましたので、海鮮丼と刺身(まぐろ・つぶ貝)を買ってきました。 これにした理由は、煮たり焼いたり温めたりせずにそのまま食べられることと、どちらも3割引きのシールが貼ってあったことです。
ビールはバドワイザーがあったのでフンパツしました。 -
【 恐竜のオブジェ 】
2日目。 国道148号線を日本海に向かって北上します。 この道は上杉謙信が武田信玄に塩を送ったときに使われたということで、「塩の道」と呼ばれているとか。
と、道路左側に恐竜のオブジェが見えました。 反射的にハンドルを切ると、そこは道の駅で、敷地内に小さな公園があり、そこにこの恐竜が立っていたのです。
父親らしい恐竜が、空を飛ぶ翼竜を捕らえ、子供がそれを見上げて「トーチャン、すげえな!」と小躍りしているような姿で、なんとも微笑ましい像です。
調べてみると中嶋大道というステンレスアート作家の手になるもので、さらに調べると、2年前に鹿児島県の道の駅「国の松原おおさき」で見た巨大なカブトムシも中嶋さんの作品だそうな。 いまさらながら「そうだったのか!」という思いです。 -
【 北陸自動車道を見上げる 】
信越本線の青海川駅を探します。
日本一海に近い駅というふれこみで、20数年前のテレビドラマ『高校教師』のラストシーンに使われたところだそうですね。 日本一というのは眉唾で、事実ホームから見ると海はかなり下の方にあります。 それはまあご当地自慢として聞いておくとして、テレビドラマの方ですが、その頃は帰宅がほとんど夜中というモーレツ仕事人間でしたら、観てはいません。
つまり、私にとっては遥々目指して来るほどの所ではなかったのですが、ちんちんたらたら寄り道を重ねるのも旅の楽しみですから、これはこれで良かったということで。
駅へは、国道8号線からいったん内陸側に外れ、上を通る北陸自動車道の下でUターンするように海へ向かいます。
その北陸自動車道を駅から見上げると、兵庫の余部鉄橋を思い出すような高架になっています。 -
【 青海川駅 】
日本一海に近い無人駅、というフレーズからは鄙びた木造駅舎を想像してしまいますが、意外にもご覧のような洒落た外環です。 これは2007年の中越沖地震で土砂崩れの被害に遭った駅舎を建て直したもので、先述の『高校教師』のときには木造だったのでしょうね。 -
【 待合室 】
で、中に入ってみるとこれが典型的な無人駅のたたずまいで、なんとなく安心します。
Suicaは使えず、「乗車駅証明書発行機」があります。 -
【 海に近い? 】
ホームに出てみます。 なるほどこうして見ると海が近いことは確かです。
ただ、私の記憶では横浜線の海芝浦駅などはホームで釣りができるくらいですから、「日本一海に近い」というキャッチコピーはどうでしょうか?
まあ、「無人駅」に限定すれば、ということなんでしょうね。 -
【 信越本線の車両 】
ちょうど電車が来ました。 どこ行きか分かりませんが、横腹に「クモハ E129-113」と書いてあります。 よく鉄ちゃんブロガーの旅行記に出てくるこういう記号、まったく意味が分かりません。
で、調べてみると、クモハというのは「モーターがついている駆動車で、普通車ランクの車両」という意味らしいのですが、そう言われても・・・? そのあとの数字は・・・ゴメンナサイ。 -
【 フィッシャマンズケープ 】
その青海川駅から直線では5~600mでしょうか、国道沿いにフィッシャマンズケープがあります。 ??? どっかで聞いたことがあるような。
そう、サンフランシスコにフィッシャマンズワーフというのがありますね。 それにあやかったものの、ここにはワーフがないのでケープとつけたのでしょう。
舵輪をモチーフにした円い看板もまさにパクリで、これではどこかの国のパクリ商売を笑えませんね。
店舗があるのも国道に面した写真の一角だけで、とても本家の広大なアミューズメントエリアとは比較になりません。 どうして「柏崎鮮魚市場」というような自前の呼び方ができないのでしょうか?
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【 あー、また鍵か・・・ 】
さてそのパクリ飲食店街を通り抜けた所にある駐車場に車を停めて、とくにどうということもない退屈な道をしばらく歩きます。
すると予想どおり、あちこちに鍵が見え始めました。 もうお分かりですね。
日本全国で見られる鍵、鍵、鍵。 どれも簡単に外せますが、ここのはまた、フッと息を吹きかけただけで外れそうなちゃちなものばかりです。 -
【 恋人岬 】
こんな所に出ました。 「恋人岬」です。
えっ? 恋人岬?
元祖恋人岬は言わずと知れたグアム島にあり、悲恋の伝説で知られていますが、海外旅行が自由化された1960年代に押しかけた日本人の間で人気の観光スポットでした。
後年、静岡県の伊豆市がそれをパクッて地元の岬を恋人岬と言い出したのですが、グアム人気にあやかって人を呼ぼうというさもしい商魂がバレバレで、評判は芳しくありませんでした。
フィッシャーマンズなんとやらを作った柏崎市も負けてはならじと思ったのでしょうか、ここ「鴎ケ鼻」を恋人岬として売り出し、「恋人の聖地」を真似て鍵かけの柵を作ったりしてこうなったわけですね。
柏崎のパクリマインド全開というところです。 -
【 鍵かけ柵 】
その鍵かけの柵がこれです。 柵の先端近くにはご大層なプレートが設置してあり、そこには「ここに設置されている柵に二人で鍵を付けると、いつまでも幸せに結ばれると言われています」という文言が。
またかよ! 「言われています」って、聞いたことあんのか? 言ってんのはおめえだろ?
さらに「愛も定期的なメンテナンスが必要です。 何年か後には新しい鍵を取り付け、新たに愛を誓いましょう」とも。 1個売っただけじゃ足りねえのか? -
【 鎖と鍵 】
鎖、くさり、鍵、かぎ・・・こうでもしないとつなぎ留めておけないような愛って、なんでしょう? 新大陸に送られる奴隷も鎖と鍵でつながれていましたよねえ。
それにしてもまあ、よくもこれだけ歯の浮くようなことを書けるものですね。 ここに来た男女はみな歯が抜けて、柏崎の歯医者さんにはインプラント治療を受けたい患者さんが行列を作るのでしょうね。
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【 柏崎バンザイ! 】
フィッシャーマンズなんとかでパクり、恋人岬でパクり。 中〇人も真っ青というパクリ商売は大当たり。
柏崎バンザイ! だって、これだけ大勢の男女が鍵やらプレートやらを買って、多分食事もしてくれるんでしょうから。
でもねえ。 アンタ、そこに、愛は、あるんか? -
【 弥彦神社 】
寺泊を過ぎて県道2号線を10km余り進むと弥彦神社に着きます。
ここは一の鳥居。 宮島の厳島神社の大鳥居と同じ形式です。 な~んて大雑把なことを書きましたが、実は同じではありませんね。 次の写真にびっくり。 -
【 鳥居の主柱 】
四脚門と聞いて「六脚あるぜ」と思った私ですが、よくよく見ると6本に見えた脚部の中央の2本は下が数センチ浮いています。 つまり鳥居を支えている脚は4本なのですね。
厳島神社の鳥居は六脚で、意識的に見たことはありませんが、中央の2本も浮いていないそうです。 -
【 玉の橋と手水場 】
一の鳥居をくぐってすぐ左に玉の橋が見えます。
下を流れる御手洗川は手水場ですから、参拝客が下りられるように階段が設けられています。
この橋、神様がお渡りになる橋で、人間、とくに私のような下賤の者は渡ることができません。 -
【 玉の橋 】
近寄ってみましょう。
これはまた! 渡っていいと言われても渡れませんね。 やっぱり神様は神様だっちゃ。 -
【 表参道と東参道との交差点 】
表参道から左折して本殿に向かう地点に神札授与所があります。
そこで鳥居の主柱が浮いている理由を聞いてみたところ、地面に接していると腐食するからという説明でした。
それなら前後の稚児柱が地面に接しているのはどうなのかと思いましたし、他の神社の鳥居はみな腐ってもいいのかと突っ込みたくなりましたが、聞きませんでした。 お札もお守りも買わないでしつこく質問だけするというのも気が引けますので。 -
【 相撲場 】
授与所の裏には相撲場があります。 相撲が本来神事であることを考えると当たり前ではありますが、実際に土俵を持っている神社は少ないし、これだけ立派な相撲場はなかなか見ませんね。 -
【 鶏舎 】
ん、鶏小屋?
説明書きによると、日本人は長年鶏の改良に力を尽くしてきたものの、明治以降輸入種に押されて種類も減ってしまった。 そこで弥彦神社日本鶏の会がこの鶏舎を設けて希少な日本鶏の保存に努めている、ということです。 -
【 鹿舎 】
鹿舎です。 鹿を神の使いとして飼っている神社は多いのですが、どこもその臭さは尋常ではなく、私はどうもゴチソーサマーという気分です。
ですが、ここでは、その匂いが殆どありませんでした。 -
【 蔦がからまった鹿 】
おやおや、餌として投げ入れられたものでしょうか、蔦が角に絡んでしまった鹿がウロウロ歩き回っていますが、外れそうになく、別の鹿がそれについて歩きながら、少しずつその蔦を食べています。
まあ、全部食べ切るまで見届ける根気もなく、その後どうなったかは分かりません。 -
【 おもかる石 】
おもかる石がありました。 ときどき見かけますが私自身はとくに興味を持ったこともなく、もちろん持ち上げたこともありません。
それがなんという気まぐれか、このときは周りに人がいないのを幸い、持ってみました。 重い! 意外な重さにびっくりです。
自分の予想よりも重かった場合は願い事が叶わないという話なので、私の願いは叶いそうにありません。
もっとも、願い事を頭に描きながら持ち上げるのがルールだそうで、何の願いもなく、ただのいたずらで持ち上げた私には神様もムッとされたのかもしれません。 -
【 随神門 】
それでは本殿に向かいましょうか。 まずは随神門をくぐります。
熊野からご祭神の伊夜日子大神が越の国平定の旅に出られた際に随行した兄弟神が配されているということですが、無粋な格子の中、薄暗がりに鎮座する両神の像はよく見えませんでした。 -
【 本殿 】
ご本殿です。
ご祭神は前述の伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)様で、これが弥彦(やひこ)という神社の御名になっているのだろうということは容易に想像がつきます。
説明板をテキトーに読んでいると、御例祭は2月2日だと書かれていました。 2月2日!? 妻の誕生日です。 むろん私自身が初めてであるこの神社に、妻を連れてきたことはありません。 もっと早く知っていれば、無理をしても2月2日に一緒に来たでしょう。
妻も知らなかったでしょうから、とくに残念だとも思っていないでしょうが、私としてはなんだかすごく可哀想なことをしたような慙愧の念に襲われました。 -
【 縁の下 】
ところで罰当たりな話ですが、私は小学から中学にかけてのころ、つまらぬ事情があってときどき神社の縁の下で寝ていました。
そのせいか今でもお詣りのときについ縁の下を覗いたりするのですが、ここ弥彦神社の縁の下は高さも広さも十分、しかもきれいに掃き掃除がされているようで、これだったら快適に寝られます。
私にとってのリッツカールトンがまた一つ増えました。 免許返納で車中泊の旅行ができなくなったときにはお世話になれそうです。 -
【 摂社・末社 】
境内には多くの摂社・末社があります。 とくに説明書きもなく、私にはどれが摂社でどれが末社なのか分かりません。
一番奥の茅葺きの社殿だけは説明板が立っていて、「十柱神社」という末社だと分かりました。 重要文化財だそうです。 -
【 舞殿 】
その十柱神社の先に舞殿がありました。 大きくはありませんが、整った、雰囲気の良い建物です。
ここで奏される神楽、観てみたいですねえ。 -
【 道の駅・国上(くがみ) 】
参拝を終えて、6kmほどの距離にある道の駅・国上で車中泊にしました。 そこから直線で1km足らずの国上寺は、良寛和尚が人生を終えた所だそうです。
ここへの途中に入浴施設があったので入ったのですが、フロントで値段を言われて一瞬気を失いかけました。 1,150円です! 子供のころ通った銭湯が12円だったのは別としても、だいたい500円前後じゃあないんですか?
備え付けのシャンプーをいつもより多く使いましたが、その程度じゃあ元は取れませんね。
そのあとで知ったのですが、この道の駅には温泉施設もあり、料金は500円(17:00からは300円)だそうです。 アジャパー! -
【 越後七浦観音 】
朝です。 私の車はワゴン車ではなく、むろんキャンピングカーでもありませんから、車内で立つことはできません。 仰向けになったまま靴下を履きます。
老人会では、立ったまま靴下を履けるなどということを自慢する輩がいますが、今度そんなことを言ったら、言い返してやりましょう。
「フン、俺なんか寝たまま履けるっちゃ!」
道の駅を出て40数km、日本海に沿った国道402号線のわきに越後七浦観音が見えます。 海難犠牲者の冥福を祈るお姿とのことですが、だんだんご利益が増えて、今では商売繫盛までも引き受けてくださるそうな。 -
【 鯉? 】
まあ、だんだんご利益が増えるというのはよくあることで、観音様も人集めには苦労なさっているのでしょう。
足元に魚がいるのは、魚籃観音として開眼されたことと関係がありそうですが、魚の表情を見ると、踏んづけられて悲しんでいるようにも見えます。
ヒゲがある? 海辺なのに鯉でしょうか? -
【 読めない説明板 】
魚は鯉なのか、悲しんでいるのか。 その辺を知りたいと思って説明板を・・・ん? ナンジャコリャ?
ペンキがひび割れしているのでしょうか、全面に回虫でも這い回ったような線が走って文字を覆っています。 結果、なんにも分からないまま車に戻りました。 -
【 巨大な人物像 】
そのあと国道113号線を北上していると、前方に巨大な人物像が見えてきました。 なんだか分かりませんが、とにかくデカイ。 車は私の意思とは関係なく駐車場へ。
ところが広い駐車場には車が1台もなく、アスファルトには亀裂が走ったり、雑草が生えたり、さらにへこんだ部分は水たまりにもなっています。 -
【 廃墟? 】
何はともあれ、巨像のそばに行ってみようと思ったところ、門にはチェーンが張られ、中は草ボーボーではありませんか。 -
【 大門? 】
正面の門も同じ。 車に戻ってネットで調べてみると、ここは「越後の里・親鸞聖人」という宗教法人が経営する施設で、計画ではヨットハーバーやプール、サッカー場などを擁する一大レジャーランドとして工事を始めたものの、工事中から早々と経営が行き詰まり、温泉施設だけが開業して現在に至っているのだということでした。
といっても、その温泉施設も恐るおそる入ってみると館内全体がガラクタ置場のようになっていて、お湯はあるものの、閉鎖も時間の問題ではないかと思われました。 -
【 千年鮭・きっかわ 】
ジャジャーン! 村上市にある吉永小百合さんの実家・・・じゃなくて、吉永さんがCMの撮影で訪ねた鮭の店です。 -
【 坪庭 】
実は私、そのCMを観ておらず、ここに来て初めて知った次第なのですが、目的は他にありました。 ですが、はやる気持を抑えて、まずは坪庭を拝見します。
こうして見ると、小さくても形が整って手入れの行き届いた庭は落ち着きますね。 縁側に置かれた藁網みの座布団はたぶん私のために用意されたものでしょうから、腰掛けてしばらく休ませていただきました。
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【 ぶら下がったおびただしい鮭 】
そしてこれ、お目当てはこれです!
旅行雑誌で村上市を扱うときは必ずこのぶら下がった鮭の写真が使われていますし、フォートラの旅行記でも何度となく紹介されている光景です
いやー、すごい! 写真を数十枚撮りました。 ですが、これは難しい!
数々のフォートラ旅行記に掲載された迫力ある写真が頭にあって、私もアングルを変え、距離を変え。
それなのにあとで見ると、どれもただ鮭が沢山写っているだけのつまらない写真ばかりで、そんなものを載せて皆様のお目を煩わせるのは申し訳ないとしか思えません。
ですから、ここでは行った証拠として2枚だけ使わせていただき、あとは他のフォートラ旅行記で見ていただくということでご勘弁ください。 -
【 一年間吊るされて 】
ここにぶら下がった鮭。 私は切り身や生ハムとして商品にするために毎日消費していくものだと思っていました。
ですから時期によってはほとんどぶら下がっていないということもあるのだろうと。
ところが聞いてみるとこれが大間違いで、秋に新しい鮭が獲れると、それまでぶら下がっていた鮭は全部加工用に外され、新しい鮭をぶらさげて一年間寒風に晒すのだそうです。
聞いてみれば、それはそうだと思うこんなことを知らずにいた私・・・まあ、今さら自分の無知を嘆いても始まらないのですが。 -
【 応接間? 】
店内には上がりかまちがあり、客間か居間か分かりませんが、重厚な和室が設けられています。
さてそろそろ次へと思いましたが、丁寧に説明してもらい、何も買わずに出るのは憚られましたので、娘の家にでも何か送ろうかと、並んだ商品を見て回りました。
どれも目の玉が飛び出るような値段です! 切り身1切れ1633円! 1切れですよ。 値段を見た瞬間に左右の目の玉がいっぺんに飛び出てしまいました。 だって私がふだん食べているのはスーパーで1切れせいぜい280円ですから。
その他の商品もとても手が出る値段ではありません。 困った私は、ちょうど十数人の団体さんがどやどやっと入ってきて、店員さんが忙殺されているのに乗じて、何も買わずに店を飛び出しました。
きっかわさん、ゴメンナサイ。 -
【 道の駅・あつみ 】
逃げるように店を出たあと、笹川流れや碁石海岸を楽しみながら山形県に入り、国道7号線沿いにある道の駅「あつみ」に着きました。
まず目につくのが船をモチーフにしたという屋根の形ですが、こういう意匠は記憶に残りますね。 -
【 日本海の夕日 】
夕日の名所にはこと欠かない日本海ですが、この道の駅もその一つで、駅舎の裏に出ると、ちょうど太陽が水平線に近づいてゆくところでした。
あいにく雲が多いとは思ったのですが、太陽の光はその雲をも真っ赤に染め上げ、雲があることで却ってその赤さが反射されているようにも見えます。 -
【 越後の夕日 】
そしてその太陽はみるみる高度を下げ、とうとう水平線にかかりました。 動画で撮りたいくらいの速さで、あっという間に水平線の下に沈んだ夕日。
ここは越後。 越後獅子(角兵衛獅子)の杉作もこの夕日を見たに違いありません。
笛にうかれて 逆立ちすれば
山が見えます ふるさとの
わたしゃ孤児(みなしご) 街道ぐらし
ながれながれの 越後獅子
沈んだ夕日は必ずまた昇る。 鞍馬天狗の言葉が思い出されます。
「杉作、日本の夜明けは近いぞ」
( ワッカンネーだろうなー )
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この旅行記へのコメント (30)
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- とらじろうさん 2024/04/21 21:31:03
- 柏崎 おまえもか…
- どうやら海と恋人の聖地とはセットのようなものですね。
数年で新しいものに掛け替え。
お相手もお取り替えになってしまわないでしょうかね?
白馬のジャンプ台
あれを飛ぶなんて、恐ろしい競技です。
滑り台のアトラクションにしたら、滑り台が大好きなわたくしはお金を払ってでも滑ると思います。
下りはリフトではなく、滑り台を作ってほしいな。
道祖神は可愛らしいものが多いですよね。
どなたが彫られたものなのか、どこで見ても似たような石でできてるなとかマヌケなことを考えて見てしまいます。
弥彦神社はやはり立派な神社ですね。
縁の下の画像から、古い木の匂いがしたような気がしました。
神様の渡る橋 赤じゃなきゃね!ってなんで赤なんでしょう?
村上の鮭 いまだかつて口にしたことがありません。下の超えた新潟の人が自信を持って勧めてくれるぐらい美味しいようです。
とらじろう村の近くでは売ってさえもいません。お金持ちの集まる場所では置いてあるのか?
道の駅からあの素晴らしい夕陽が眺められるとは! 新潟はやっぱり水も空気も綺麗です。
とらじろう
- ねんきん老人さん からの返信 2024/04/22 09:18:24
- 相手もお取替え・・・!?
- とらじろうさん、おはようございます。 ただ漫然と見て歩くだけの拙稿にお目通しをいただき、ありがとうございます。
海と「恋人の聖地」がセットになっているというご感想は、確かにそのとおりで、私も折角の景色を台無しにしていると常々感じていました。 その前で記念写真を撮っている人を見ると気が知れません。
数年で鍵を買い替えるようにとの「売り手の言葉」。 とらじろうさんは、そんなことをしたら、相手も取り替えることにならないだろうかと思われたようで、思わず笑ってしまいました。 そのとおりですね。 買い替えずに錆びて針金ごと落ちてしまう鍵も哀れですし、相手と共に替えられた鍵も情けないし。 そういう「あとあとのこと」を考えずに浮かれているカップルを見ていると、「あいつらも負け組だな」と思ってしまいます。
ジャンプ台からの帰りは滑り台で? いいですねえ! 下りのリフトに乗ったことはあまりありませんが、どうも乗っていて我ながら間が抜けた感じがしていました。
滑り台なら爽快感か恐怖心のどちらかを味わうことができると思います。 今度「お客様の声」なんて箱が置いてあったら書いておきましょう。
弥彦神社は行って良かったと思える所でした。 神様の渡る橋がなんで赤いのかということですが、以前津和野の稲荷神社に行ったときに神職に聞いてみましたところ、赤には厄災を祓う力があるのだという返事でした。 ふーんと思っただけで、どうも信じる気にはならなかったのですが、とらじろうさんが同じ疑問を抱かれたと知って、あのときのことを思い出しました。
村上の鮭ですが、あれはなんぼなんでも高すぎると思います。 団体客が勢いで買ってゆくのでしょうが、普通に考えたら買って食べる値段ではありませんね。 もっとも世の中には高いというだけで気分が高揚する人がいるようで、その高さも自慢のタネになるようですから、「俺は村上で鮭を買ったっけんよう! たけったどー(高かったぞ)!」なんではしゃぐのだと思います。
私はスーパーで鮭の切り身を買った日はいつも後悔しながら食べています。 200円ちょっとですけど。
日本海に沿って旅をしていると、毎日のようにきれいな夕日が見られますね。 沈んだ太陽は必ずまた昇ってくるのですが、昇った太陽もまた必ず沈むのですね。 私ももうじき沈む予感がしますが、私の場合はもう昇ってこないので、もうちょっと沈まずにいたいですね。 まだ行きたい所がたくさんありますので。
ねんきん老人
- とらじろうさん からの返信 2024/04/25 15:49:37
- ほー 厄災を祓う
- 最初からねんきんさんに教えてもらう気まんまんでしたが、なるほど確かに強そうなイメージあります。
年々と派手になっていくわたくしの装いですが、カズレーザーととらじろうは間違えていませんでしたね!
さっそく次の旅は自信を持って、全身に赤を着ることにします。
偶然にも赤い靴を買ったばかりです。
お高すぎる鮭…
星野リゾートと同じようなものでしょうかね。
星野に泊まったという事実があれば、自分の地位が上がったかのように自慢している町内会のじいさんがいました。
肩書きが大好きですので、みな競い合って町内会長をやりたがっているとらじろう村です。
とらじろう
- ねんきん老人さん からの返信 2024/04/25 17:58:56
- 町内会長さん、是非、我が町に出向を・・・。
- とらじろうさん、重ねての書き込み、ありがとうございました。
私自身は赤が厄災を祓うとは信じがたい気分なのですが、赤を着こなしている人には思わず見とれてしまいます。 赤でのおしゃれは難しいですよね。 とらじろうさんは赤い靴? すらりと伸びたおみ足に赤い靴で歩幅も大きく・・・異人さんに連れられて行っちゃった赤い靴の女の子とは違って、とらじろうさんの妖艶なお姿には誰もが振り返ることでしょう。 見たいです。
「俺はよう、きっかわの鮭を食ったどー!」
味より値段を自慢したい輩はどこにでもいるのですね。 町内会長をやりたがっている肩書好きがいたら是非我が町内会をご紹介なさってください。
私は思いつく嘘を全部並べて「会長」の肩書から逃げていますが、それでも副会長は15年も続けています。 代わってくれる人を探すのにも疲れて、最近は、「死んだあとまではやらなくていいだろう」と開き直って、仕事も仮病や親戚の不幸といった嘘を並べてサボっています。
そうそう、このフォートラにも、旅行記のタイトルに「〇〇航空ビジネスで行くパリ」とか、わざわざ書いている人が多いですね。 といって、その飛行機のビジネスクラスの特徴などが書かれているわけではなく、中身はただの観光報告です。
その航空会社のビジネスクラスを利用する場合の注意とか情報を提供するというならまだしも、ただ座席がビジネスであったという自慢だけ。
ビジネスクラスで行ったらエッフェル塔が逆さになっているとか、ビジネスの客は現地での金ピカのタクシーが待っているということでもなさそうだし・・・ただ「ビジネスで行った」と書かれても、「だから?」としか言えません。
聞いていて、読んでいて楽しい旅の自慢話・・・。 難しいですが、そういう自慢話ができるようになりたいものです。
ねんきん老人
-
- travelさん 2024/04/10 13:00:30
- 日本海
- ねんきん老人さん、日本海に沈む夕日は心惹かれますね。
日本海に面した大観壮せなみの湯に宿泊した時に海に沈む夕日に感激した思い出があります。
朝日、夕日、どちらも好きです。
京都の旅行記に訪問頂き有難うございます。
今年の桜は例年より10日間ぐらい遅く昨日は京都訪問でしたがまだ残っていました。
秋の紅葉、春の桜と京都は見事です。
travel
- ねんきん老人さん からの返信 2024/04/10 19:46:01
- 海に沈む夕日、山に沈む夕日・・・やっぱり海でしょうね。
- travel さん、日本海の夕日への共感、ありがとうございます。
仰るとおり、海に沈む夕日というのは格別の味がありますね。 私の住む房総半島でも夕日は見られるのですが、東京湾を隔てた西側には京浜工業地帯や横浜の明かりがあって、「海に沈む」という風情はありません。
travel さんは瀬波温泉の大観荘に泊まられたのですか!? 私は昔、泊まりたいと思ったことがあるのですが、あまりの値段にびっくりしただけで、結局実現しませんでした。
京都は妻が死ぬまではほぼ毎年行っていましたが、最近はご無沙汰しています。 大抵は紅葉の季節で、次が冬でしょうか。 春は数えるほどしか行っていません。 そのせいでしょうか、京都の思い出というとまず紅葉で、桜についてはあまり強い印象が残っていません。 円山公園の枝垂れ桜は覚えていますが、その周りにあったであろう他の桜についてはまったく記憶がありません。
息子に、死ぬ前にもう一度京都に行きたいなと言っていますが、それは桜の季節にしようかと思っているところです。
travel さんの行動力に羨望するだけでなく、見習ってもう少し旅行に出ようかななどと年甲斐もなく刺激を受けています。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- 三昧さん 2024/03/31 09:46:48
- 失礼しました
- パソコンの反応が私のように、鈍いので2度クリックしたら同じコメントが送られてしまいました。
-
- 三昧さん 2024/03/31 09:43:30
- 私は分かります。
- お早うございます。
( ワッカンネーだろうなー )・・・私は分かります。
相変わらずの口調で、ツイツイ最後まで読んでしまいました。ありがとうござます。
私も独居老人、性でしょうか亡き奥さんの写真を携帯してしまうのは?
- ねんきん老人さん からの返信 2024/03/31 10:42:35
- ワッカリマスカ!
- 三昧さん、おはようございます。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。
フォートラ会員様たちの中で、私のような昔話ばかりしている老人の懐古癖が分かる人はいないと思っていましたが、三昧さんが分かってくださったということで、意外な驚きを覚えています。
ところで、三昧さんも独居と書かれていますが、それこそ驚きでした。 確か去年だったでしょうか、「ルビー婚」と書かれていたような気がするのですが。
その辺のことは機微に触れることでしょうから、これ以上書きませんが、気になるところです。
妻の写真は常に持ち歩いています。 とくに旅行の際は、自らの安全に対する意識を維持するためにも車中に写真を置いています。 いい年をしてと言われそうですが、生前に連れていってやれなかった所などでは、ついつい
妻への詫びを(声には出さずに)言ってしまいます。 お笑いください。
ねんきん老人
- 三昧さん からの返信 2024/03/31 11:23:04
- Re: 私は分かります。
- ねんきん老人様、こんにちは!
「ルビー婚」なんて書いてたんですね?本人スッカリ忘れてました。確かに生きていればの話としてなんですね。
最近は4トラに殆ど投稿していません。昨年、2022年に心房細動と言う手術をしたので、確か「病院食」で入院中の食膳だけ投稿したら二日後くらいに4トラからNGくらって、投稿却下されました。
私は今年で独居生活24年めになります。釣りの関係で磐田に住んでますが、命日は川崎生田にある春秋苑に墓参りしています。(以前、横浜に戻るとか書いてましたが、横浜には私にとってトラウマの犬が居るので、未だ磐田で釣りしながらの生活してる次第でございます)
- ねんきん老人さん からの返信 2024/03/31 11:54:56
- 失礼しました。
- 三昧さん、大変失礼で、申し訳ないことをしました。
24年も前に奥様を亡くされたのですか。 人生100年とかいう言葉もある時代に、そうも早く亡くなられた奥様の無念と三昧さんの喪失感は察するに余りあります。 どうかご命日の墓参はずっとお続けになられるよう祈っております。
4トラから投稿却下ということがあるのですか? 私は近々心臓大動脈瘤の手術をすることになっており、現在その為の諸検査をしているところですが、その体験記などは4トラのコンセプトに合わないということになるのですね。 やめておきます。
重ねて、失礼をお詫びいたします。
ねんきん老人
-
- ちいちゃんさん 2024/03/20 15:18:18
- 舟木~
- ねんきん老人さん、新作の旅行記、時間の隔たりがあってもよく覚えているものだなあと妙な感動を覚えます。
一人暮らしあるある、旅立ちの日のごみ捨て。不思議なものでいつもはそれほどきれい好きという訳ではないのに、家を出るときはごみをそのまま置いておくのがつらいんです。特に生ごみとなると一層。収集日が重なるなんて出足好調でしたね。
「いやだ、知らない!」と若いふりをしようとしてもつい反応してしまう、釣り橋も山本リンダも。日の丸飛行隊、原田選手の「舟木~」は語調まで覚えています。ジャンプは、位置エネルギーを運動エネルギーにかえるんだとか、どこかのバラエティー番組で言っていましたが、理解する頭脳を持ち合わせていないので説明されてもチンプンカンプン。
日本鶏の鶏舎、ぜひお写真欲しかった。以前から若冲が描く鶏の姿に圧倒されています。外国の鶏は食用なんでしょうが、日本鶏はその姿を愛でるために改良に改良を加えたのじゃないかしらと思っています。もちろん食べただろうけど。
ちいちゃん
- ねんきん老人さん からの返信 2024/03/20 18:44:34
- 旅の思い出・・・かけがえのない宝です。
- ちいちゃんさん、拙稿への書き込み、ありがとうございました。
私は、借りたお金のことは片っ端から忘れてしまいますが、旅の記憶となると遠い昔のことでもかなりよく覚えています。
とくに最近はカメラがフィルムではなくデジタルになりましたので、メモ代わりにバチバチ撮っておけば、日時から場所からきちんと記録されていますので、旅行記などを書く時にはとても助かります。
そればかりではありません。 私は旅行中、ずっと胸のポケットに小さな手帳を入れていますし、車の中やバッグの中にはもっと大きなノートがいつも入っていますから、メモはこまめに取りますし、パンフやリーフの類もほとんどはスキャンして取ってあります。
もちろん日本鶏の写真も沢山あります。 ただ、鶏は皆、止まり木に並んでいますので、どの鶏も正面からの姿だけで、若冲の絵のような角度から撮れたものはありません。 鶏舎の前での私の感想は「退屈じゃねえのかなあ?」というだけでした。
出かける朝のゴミ出し。 今思えば、妻はそういうときでも出していたのですね。 車のエンジンをかけたまま「まだかー?」などと怒っていた自分を今さらですが、反省しています。
山本リンダ、ご存知ですか? ちいちゃんさんだったら、ホテルの部屋にお一人でいるときに「腰振りダンス」をしてもおかしくないと思います。
えっ、やってるって? やっぱりね。
ジャンプは位置エネルギーを運動エネルギーに変えるんですか? ワッカンネー。 そもそも位置エネルギーという言葉を初めて聞きました。
私に分かるのは、「俺にはできねえ」ということだけです。
私は今、終活もラストスパートに入っており、たまに来る客が呆れるほど家の中がガランドウになっていますが、旅の記録はすべてデジタル保存ですので、場所を取りません。 そもそも記憶というのは形がないのでどれだけあっても邪魔になりませんね。
昔、先輩職員の家に遊びにいったとき、その先輩の奥方が私のことを「なんて馬鹿なの? 旅行なんていくら行っても何も残らないじゃないの。 そんなお金があったら金(きん)を買いなさいよ。 金は価値が減らないのよ」となじったことがあります。 私は反論しませんでしたが、腹の中では、旅をしても何も残らないという低劣な感性しかないその人にほとほとうんざりしました。
今は10年ほど前に偶然出会った「フォートラベル」という社会でちいちゃんさんのような才色兼ね備えた方にお付き合いいただいているのですから、金(きん)のような無意味な物体に振り回されずに、幸せな日々を過ごすことができています。
本当に、いつもありがとうございます。
ねんきん老人
- ちいちゃんさん からの返信 2024/03/21 11:50:47
- Re: 舟木~
- ねんきん老人さん、これは言わずにはいられないので是非訂正を。私は才色などとは無縁で、いまも「さいしょく」を変換したら真っ先に出てきた「彩色」これは話に尾ひれをつけて触れ回るからかしら。次に「採食」野菜を食べなきゃと気にかけているせいでしょうね。だいたい一日に350グラムの野菜なんて無理。野菜を食べなきゃと一日中気をもむほうがよほど健康に悪そ
う。
旅をしても何も残らないとは、普通に暮らしている人が財産らしきものを残そうとしてもたかが知れているんですけどね。旅立つ前のはやる思い、多少の失敗を乗り越えながらの道中、帰ってきて旅行記につたない感想を書き記す。旅は自分が試されます。ささやかなことで喜び、ちょっとしたことで落ち込む。最後はいろいろあったけど充実した旅だったと自画自賛。これほど楽しい感情の起伏はないと思うのですが、世の中にはきれいな姉ちゃんやギャンブルにお金を使う方が真っ当うだと信じている人も多いんでしょうね。
ちいちゃん
- ねんきん老人さん からの返信 2024/03/21 13:31:56
- 野菜って、350gも必要なんですか?
- ちいちゃんさん、こんにちは。 説得力のない反論、読み飛ばしました。
才色の才は文章で、色はお写真でしっかりと確認済みです。
野菜って、一日に350gも摂る必要があるのですか? 私が毎日の生活の中で摂る野菜というのはたまにビールのつまみで食べる枝豆ぐらいですし、それも月に何回か、既に茹でてパックに入っているものを買ってきてはレンジでチンしているだけですから、おそらく平均したら一日数gだと思います。 仰るとおり、何を食べるか考えることの方が健康に悪いと思っていますし、どう気をつけてもたぶんあと100年も生きるということはないと思うのです。
私の先輩職員の奥さんのことを書きましたが、書き忘れたことがあります。 昔は人が死ぬとそれぞれの家で葬式をすることが多く、あるとき、同僚の親が亡くなって、私たちは葬式に行きました。 自宅ですから、広めの部屋に座布団が敷いてある所です。
焼香の段になって、一人ずつ祭壇に行って、線香をあげます。 その先輩職員の番になり、前に進みました。当然正座です。 そして誰もが驚いたことに、その人の足の裏は靴下に10円玉くらいの穴が両足とも2~3個ずつ開いていました。
奥さんはいつも煌びやかに装っていましたが、ご亭主は靴下も買ってもらえないし、なによりもそういう日に自分の亭主が満足な靴下を履いていないことを知らなかった奥さんに呆れました。 その後長いことそれが話題になったことは言うまでもありません。
奥さんは、自分の衣装と金(きん)以外には興味がなかったのですね。
ちいちゃんさんの仰るように、旅は自分を試される機会ですね。
毎回、喜怒哀楽ないまぜになった感情の起伏があり、それを旅行記などで書き留め、それが大きな財産になります。
スナックでお姉ちゃんに見え透いたお世辞を言われることに有頂天になって大金をつぎ込む輩、カラオケで義理拍手をされて舞い上がる輩。 そういう連中からみたら、旅行などという時間もエネルギーもかかることを楽しんでいる私達はバカにしか見えないのでしょう。
そういう人達を説得しようという気はありませんので、私が旅の話をする相手はごくごく限られてしまいます。
その限られた人「ちいちゃん」さんに見放されたら終わりですので、どうぞもうしばらく、お付き合いくださいますよう、是非是非お願いいたします。
ねんきん老人
-
- 旅姿さん 2024/02/27 22:19:31
- 薄れた記憶が甦ってきました!
- ねんきん老人さん
こんばんわ。 相変わらずの名調子で惹きこまれて拝見しました。
いくつか想い出したことは、温海温泉と越後獅子の唄。
二十歳のころ、ユースホステルを使って、夏休みに東北を1週間位ぶらりと
旅した事がありました。ラスト近くに奮発して温海温泉で予約なしで頼み込んで
何とか旅館に泊めてもらいました。
旅館の名前は忘れましたが、おかみさんがこちらの汗臭いリュックをみて
「出しなさいよ。洗ってあげるから-」と言って中に溜まっていた汚れた下着類を
持って行き、翌日にはきれいになっていました。 ありがたかったですね。
それと越後獅子! 美空ひばりの唄が聞こえてくるようです!昭和25年頃の
唄ですね。テレビもないラジオもない。♪芸がまずいと叱られて 撥でぶたれて
空見上げれば-- このへんの歌詞は記憶にあります。
ありがとうございました!
旅姿
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/28 07:20:28
- ユースホステル!
- 旅姿さん、おはようございます。 昨晩は拙稿への書き込みをいただきまして、ありがとうございました。
ユースホステルという言葉が出てきて、胸が躍りました。 私たちが若いころ(学生時代)には「無銭旅行」という言葉があり、私もヒッチハイクであちこち回りましたが、その折、よくユースホステルを利用しました。 その部分は「無銭」ではなかったわけですが、それでも格安だったように思います。
ごくたまに、ホステルではない宿に泊まったことがありますが、そういう所ではときどき「相部屋」ということもあり、今とは隔世の感があります。 そんな宿で相部屋になった人にいろいろ教えてもらったりして、決していやだとは思いませんでした。
旅姿さんのように洗濯までしてもらった宿というのはありませんでしたが、総じて家族的で、親切にしてくれたと思います。
そういう旅行をしなくなってもう半世紀以上経ちますから、旅姿さんの書き込みには膝をたたく思いがしました。
越後獅子、ご存知でしたか! 美空ひばりさんの杉作、川田晴久さんの吉兵衛、嵐寛寿郎の鞍馬天狗・・・、今改めて観たらどうかは分かりませんが、あの頃は夢中になりました。
撥でぶたれて、とか、芸がまずいと叱られて、とかいう歌詞が確かにありましたね。 現代では児童虐待の極みと捉えられるような旅芸人だったのでしょうが、妙に懐かしく思われます。 それがなぜ越後なのかも知りませんが、今回の旅行で夕日を見たときに、ごく自然に越後獅子の里だと思ったのは、私にもまだ勧善懲悪の物語を良しとする心持ちが残っていたのかも知れません。 良い思いをしました。
旅姿さんの書き込みを拝読して、子供のころのことや、学生時代のことをあれこれ思い出しました。 ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- nimameさん 2024/02/27 14:25:12
- 昨年の5月の旅~
- ねんきん老人さん・こんにちは(^^)
昨年の5月の旅・今頃お邪魔しています。
しかも昨夜読んだのですが・余りに遅い時間で睡魔に襲われて寝てしまい、改めてお邪魔して又読み返しています。
昨日は道の駅そして長野ジャンプ台・nimameも見たから懐かしさで嬉しくなって!!
でも凄い・ねんきん老人さんはリフトに乗りジャンプ台スタート地点へ・
あそこからの眺め初めて見ましたヮ(゚д゚)ォ!
凄い高さなんですね!
nimameはビビりますね!!
そして懐かしい道の駅・白馬・国上・
奥様との夕食最高ですね(^^♪
白馬は2回寝ましたが国上が??忘れてしまって・
でもカギの恋人の聖地何かあった様な??
昔見たのとは違い随分とカラフルだな~と思います。
これも進化しているからでしょうか?(笑)
国上の温泉は失敗しましたね!
でも良くあるあるですよね(#^.^#)
今道の駅もかなり立派になって来て・とにかくトイレの新しいのが最高ですよね。
中にはここまでしなくても~と言うトイレもありましたが・
日々進化しているな~と思います。
最後の素晴らしい夕日でしたね。
こんな夕陽見れるような旅に出たいわ~
何か体がウズウズして来ましたよ(笑)
有難うございます(^^)
nimame
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/27 19:54:05
- 昨年の5月の旅~賞味期限切れで申し訳ありません。
- nimame さん、こんばんは。 古い旅行の記録を「今頃」お読みくださったと書かれていますが、それもその筈、投稿したのが「今頃(2週間前)」なのです。
以前は旅行から帰るとすぐに投稿したこともあったのですが、余韻冷めやらぬうちに書くと、ついついあれもこれも書き込んでしまい、読んでくださる方にとってはうっとうしい内容になってしまうことに気付きました。
それに、私のような旅のシロウトが他人様の参考になるような旅情報を書けるものでもありませんし、そもそも衣(旅の服装)、食(食事)、住(ホテル)に興味のない私が、数多のフォートラベラーさんのようなホテルや乗り物の豪華さを紹介できる筈もありません。
ですから今ではなるべく期間を置いて、それでも自分が忘れられずにいることだけを書くというスタイルになり、最近はいつも半年から1年ぐらい前のことばかり書いています。
ですから、「今頃」というのはまさしく私のことで、むしろそんなものを読んでくださる方への感謝でいっぱいです。
nimame さんも白馬に行かれたのですね。 いやはやスキージャンプというのは誰が考え出したか分かりませんが殺人的なスポーツで、それをやってみようという人の気が知れません。
私も昔、我流でスキーをやっていた頃はバックカントリーのこぶで弾み上がることがよくありましたが、それだけでもぞっとするくらい怖かったことを思い出します。 nimame さんのようにスキーが日常的なスポーツである人とは住んでいる世界が違うのです。
トイレの進化はありがたいことで、今思うと昔の自宅にあったトイレのように、暗い所でよくしたものだなと思います。 金持ちの友人の家などに行ってもやっぱり暗くて、ピンポン球のような電球が当たり前でした。
金持ちの家ではチリ紙など置いてありましたが、私の家は新聞紙の切ったものが置いてあり、実際に使うときはいちいち揉んだりしていたものです。
おっと、nimame さんには理解できない話を書いてしまいました。
最近はウオッシュレットでないというだけで次の道の駅まで我慢するようになってしまい、昔のように山中でテントを張って寝るというようなことはもうできないと思います。
ただ、nimame さんの仰るように、そこまでしなくてもというトイレが増えたことも確かで、数あるボタンの中に♬のマークがついていたときは、音楽でも流れるのかと思って押したところ、ザーッと水の流れる音がしたのでびっくりしたこともあります。
まあ、旅の途中ではあれもこれも思い出に残りますから、それはそれでいいですね。
そんな中で、夕日はやっぱり心に染みます。 もちろん自然現象ですから、物足りないと思う夕日も多く見ることになりますが、その分、美しい夕日に出遭ったときの感動は大きいものがありますね。
高級ホテルや高級旅館に泊まったときは、やれ風呂だやれ夕食だと中居さんに案内されたりして、なかなか夕日を眺めるということもありませんが、その点、私のように雨風の強いとき以外は車中泊という貧乏旅行では、たいていの日に夕やけが見られます。 まあ、それを良しとしましょうか。
これからも賞味期限の切れた古い体験を書いてゆくことになると思いますが、どうぞお見捨てなく、よろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- しにあの旅人さん 2024/02/24 11:38:55
- ほぼ
- ご無沙汰しております。
まず「ワッカンネーだろうな」シリーズから。
「ホレ、ユーラユラ」
当時私13才ですのでリアルタイムではしりませんが、懐メロの定番ですから早くから聞いておりました。演歌ではめずらしく色恋沙汰がでてこない歌でした。
「腰を振らない山本リンダ」
わかります。リアルタイムで楽しんでおりました。
イレブンPMのカバーガールからのファンです。
一時期リンダくんはブタさんが立ち上がったかと思うほどでしたが、最近は大分スリムになりました、若い頃にははるかに及びませんが。
シリーズには入っておりませんが「アジャパー」というのもありますね。
これが一番古いのではないですか。さすがにリアルタイムでは知りません。
今の若い方には外国語、イタリア語かスペイン語で通るでしょう。
「杉作、日本の夜明けは近いぞ」
分かりますが、鞍馬天狗がこう言った場面は覚えておりません。
嵐勘十郎、ファンでした。
伝説ですが、5人くらいの女と暮らして、分かれるときは、自分は身ひとつ、身ぐるみ残して出て行ったそうです。近ごろのスターとは雲泥の差だったとか。
スキーのジャンプ台は札幌のなんとかヒュッテというのに夏行ったことがあるので、知ってはいます。しかしこんな殺人的なものだとはしりませんでした。
鍵をぶら下げている柵、あちこちにありますね。鍵の重さで倒れたのもあるとか。
ざまあみろと快哉を叫びたいところ。
シャケもこれだけぶら下がっていると迫力あります。不気味でもある。
シャケが一切れ1633円!
そりゃ高い。つくるのに1年かかるのではやむを得ないかもしれません。
どんなお味でしょう。
糸魚川から下北半島ですか。日本海沿いだと、700km以上あるみたい。
しばらく楽しませていただけると、続編を楽しみにお待ちします。
- しにあの旅人さん からの返信 2024/02/24 11:40:32
- Re: ほぼ
- 題名がぬけました。「ほぼリアルタイム」です。
4トラのコメントを送ろうとすると、ときどき変な動きをします。
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/24 13:40:30
- ほぼ同年代?
- しにあの旅人さん、こんにちは。 駄稿への書き込みをいただき、恐縮しております。
ユーラユラ、山本リンダ、アジャパーなど、”一応” 通じたようで、ホッとしました。
鞍馬天狗の言葉は、実際に使われた場面の記憶があるわけではありませんが、なぜか鞍馬天狗の決め台詞として覚えています。
多情多恨、浮名を流したアラカンが女と別れるときに全財産を与えていたという話は、しにあの旅人さんのご指摘で思い出しました。 そういえばそれを男の美学だと思ったことがありますが、私の場合は与えるべき財産がなかったので、しかたなく現状に妥協して生涯一妻で終わりました。
日本中に氾濫している「鍵」。 私は恋人の聖地撲滅委員会の会長として、いくつかを外して捨てなければその場を立ち去るわけにゆきません。
実は、あの手の鍵はコツさえ呑み込めば案外簡単に外れるもので、私にとっては朝飯前です。 私の住む木更津市にも恋人の聖地というのがあって、鍵がわんさかとぶら下がっていますが、その下の海には私が捨てた鍵がいくつも沈んでいます。 錆びた金網が鍵の重みで切れてしまうこともあり、その場合はまとまった数が海に落ちてゆくものと思います。 まさにしにあの旅人さんの仰るように「ざまあみろ!」というところです。
鍵が氾濫する前はハンカチが結ばれていましたが、これまた私にほどかれ風に舞ったハンカチは数えきれません。 でも、あの無機質な鍵に比べれば、まだなんとなく人のぬくもりが感じられました。
漠然と尻屋崎までの旅行記を何編かに分けて投稿してみたいとは思っていますが、なにせ遅筆・・というより怠惰で、一編書き終わるとホッしてしまい、次に取り掛かるエネルギーが蓄積されるまでに相当の期間を必要としています。
しにあの旅人さんがお忘れになったころにまた投稿ということになると思いますが、もしまたお目に止まりましたら、斜め読みでもしていただけたら幸甚の限りです。 どうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- ユキゴローさん 2024/02/20 17:31:18
- 白馬と弥彦神社、どちらも懐かしい場所!
- ねんきん老人さん こんにちは
ねんきん老人さんの旅行記はいつ読んでも楽しいですね!中身が濃い!!
今回も楽しませて戴きました。
白馬ジャンプ台の隣にある八方尾根スキー場は僕のホームゲレンデみたいな所で、
まだ横浜に住んでいたころから毎年2回は行っており、長野に移り住んでからはシーズン中4~5回は行っておりました。他のスキー場にはない雄大な景色とロング滑走が楽しめるスキー場です。
ジャンプ台も見学したことがありますが、上からの眺めは足がすくみますネ!
弥彦神社には7~8年前に行ったことがあるのですが、どういう訳か中身は全くと言っていいほど覚えておらず、ねんきん老人さんの旅行記写真を見ても、えっ?こんなとこあったけ?!てな感じで、僕はいったい何を見てきたんだろう!!
日本海の夕日、綺麗ですね。
僕も十数年前に笹川流れの夕日を眺めたことがありましたが、ねんきん老人さんの写真のように詩的な美しさがあったことを思い出しました。
ユキゴロー
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/20 20:05:26
- 日本海。 体験を共有できて嬉しい限りです。
- ユキゴローさん、こんばんは。 拙稿へのご丁寧な書き込み、ありがとうございました。
八方尾根スキー場という有名なスキー場。 私は一度も行ったことがありません。 そもそも私のスキーはスキーの名に値しない我流の児戯で、とても他人様に語れるものではありません。
ジャンプ台にも行かれたことがあるのですか! 高梨沙羅とかいう人がいますが、最初に見たころ、こんな高校生みたいな子が空を飛ぶのかと驚きましたが、今回実際にジャンプ台というものを間近に見て、女の子がそれをやろうという気になる流れがとうてい理解できませんでした。 「嫁にしたくない女」ナンバーワンですね。
弥彦神社、初めて行きましたが、気持の改まる良い場所でした。 ユキゴローさんは7~8年前にいらっしゃったそうですが、神社の様子は覚えていらっしゃらないとのこと。 そのくらいの年月でしたら大よそは覚えているものだと思いますが、きっと数々の神社に詣でて、記憶が重なってしまったのだろうと思います。 それでもやっぱり旅はいいですね。 知らず知らずのうちに自分の血肉になっているのだと思います。
笹川流れ。 初めて行きました。 ずいぶん前に同僚がそこで採ったという砂を持っていましたが、キラキラ光る砂の粒に感嘆しました。 今回自分で行ってみて、その美しさに時を忘れて歩き回り、もちろん一握りの砂を持ち帰り、今、大切なコレクションの一つになっています。
ユキゴローさんが行かれたのが十数年前だったということは、まだ奥様がご健在だったころですね。 一緒に行かれたのでしょうか? 夕日はご一緒に眺められたのですか?
私は妻に見せてやれなかったことで慙愧の念を覚えました。
今の私、妻への唯一の罪滅ぼしは、誰が何と言おうと四六時中妻を忘れないでいることだと思っています。
ユキゴローさんも、奥様との沢山の旅の思い出がおありですから、ずっとずっと大切になさってください。
ねんきん老人
-
- yamayuri2001さん 2024/02/18 16:40:27
- 鮭の数と、ジャンプ台の高さに驚愕!
- ねんきん老人さん、こんにちは。
白馬のラージヒルのジャンプ台に、驚いてしまいました。
スリル満点なものが大好きな私でも、さすがに、
あそこから飛び降りる気持ちにはなりません。
ジャンプ競技の人は、相当な肝っ玉の持ち主なんですね。
恋人岬は、各地にたくさんありますけれど、
元祖グアムの恋人岬は、今どうなってしまっているのでしょう?
ムクムクと行ってみたい気持ちに駆られました。
新潟の弥彦神社はとても有名ですが、私はまだ行ったことがありません。
早いとこ行かないと、地震で崩れてしまいそうだなと
心配になります。
今の日本では、いつどこで地震が起きても
おかしくない状況ですね・・・
越後の里・親鸞聖人は、計画が頓挫してしまったんですね。
残念な施設ですね。
しかし、出来上がったら出来上がったで、
なんとも罰当たりな施設のような気がするので、
ここまで出来ただけでも、良かったのかもしれません。
千年鮭・きっかわは、圧巻ですね。
これだけの鮭がぶら下がっているのを、
見たことがありません。
この場所に、もし、冬眠前のくまが来たらと思うと、
想像するだけでも、恐ろしいですね。
日本海に沈む夕日、とても綺麗ですけれど、
越後獅子は、とても懐かしい気がします。
あの時代に比べたら、本当に幸せな時代になったのですね。
充実の旅行記でした!
yamayuri2001
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/18 19:27:02
- 冬眠前の熊! そのネタ、いただきです!
- yamayuri 2001 さん、こんばんは。 拙稿への早速のお目通し、ご投票、さらに書き込みと、ありがとうございました。
千年鮭・きっかわの鮭。 それを写した写真は旅雑誌や旅のブログなどでよく使われているお馴染みのものですが、「冬眠前のくまが・・・」という連想をされたのはyamayuri2001さんだけですね。 思わず「このネタ、使える!」と思ってしまいましたが、ネタというのはそれを考え出した人の人柄や教養がにじみ出るもので、私のように平凡な思い付きしかない者が他人様のネタを借用してもすぐにバレてしまうのですね。
ですから、もしお借りするとしても「あの鮭がぶら下がったのを見て、冬眠前の熊が来たらと心配した人がいるぞ」というように間接的な表現をしなければなりません。 残念です。 でも、いつかどこかで使ってみたい、秀逸な発想でした。
越後の里・親鸞聖人も、なまじ罰当たりな施設が完成しなくて良かったかもしれないというお考え。 まさにその通りですね。 私もそこが完成のときにはプールやヨットハーバーまである一大レジャー施設になる予定だったと聞いて、ナンジャソレ!? と呆れました。
できてもできなくても親鸞聖人にとっては悲しい施設だったということですね。
越後獅子。 孤児に芸をさせて生業にするとは、なんという非道なことがまかり通っていたものだと腹が立ちますが、映画としては大成功だったようで、私も夢中で観ました。 嵐寛寿郎の鞍馬天狗、美空ひばりの杉作、川田晴久の吉兵衛・・・今こうして思い出すだけでも胸が躍ります。
いつも、自分の投稿した旅行記を改めて読み直してしまうyamayuri2001さんのコメント、とてもありがたく思っています。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- チーママ散歩さん 2024/02/16 19:55:58
- こんばんは 先生
- 先生 こんばんは。
お元気にされていらっしゃいましたか?
日本海にそって村上へもお出かけに
なったのですね。
空一面がオレンジ色に染まる景色。
私も行った時に 壮大な日本海に沈む
夕日を見たかったのですが
今一歩 きれいに空が焼けずに....
ちょっと心残りでした
今回 先生が見せてくださったので
しっかり目に焼き付けました。
ありがとうございます。
最近 疲れている心が一瞬にして
満たされた気分です。
白馬ジャンプ競技場ですか
オリンピックの会場?ですね。
「大倉シャンツェ」は見た事があります。
ラージヒルスタート地点からの景色は
高い所が好きな私でも足がすくみそうです。
こう見えても….(どう見えるのかしら)
スキーは滑れるのですよ....私。
でも こぶが嫌いです。
小さなこぶでさえジャンプして怖いって思うのに….
なぜあんな所から飛んでみよう!なんて思ったのかしら。
死後13回の審判のために、「嘘の技を磨く」というくだり。
ふふふ 思わず笑ってしまいました( ´艸`)
先生、上手にうそをつくには
目をそらさず、うそをごまかすための口数が
ふえがちなので饒舌になりすぎない事が
大切なんですって。
普段からおしゃべりさんな私は、逆に無口になったら
嘘っぽいのですが(笑)
でも嘘は上手に世渡りをするためや
人間関係を良好に保つための技でもありますよね。
病気で寝込んだ時 愛方さんの作ってくれたお料理に。
「おー!まずい!二度と食べないわ」
とは正直には言えないですもの。
自然と人間は相手を思うあまりに嘘をつく技を
身に着けているのでしょうね。
そんな上手な嘘や優しい嘘は神様もお許しに
なる事でしょう。
どこかに鍵をぶらさげて「永遠を誓ったふり」をするより
よっぽど許される嘘ではないでしょうか。(笑)
鞍馬天狗…詳しく“ワッカンネー”けれど
沈んだ夕日は必ずまた昇る。
今はだめでも、次の日になればまた頑張れるような
ポジティブな言葉で 素敵ですね。
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/16 20:52:02
- いつも後追いですが。
- チーママ散歩さん、こんばんは。 いつもチーママ散歩さんのとっくに行かれた所を後追いしている私の旅行記など退屈極まりないと思いますが、ご丁寧な書き込みをしてくださって、ありがとうございます。
行きましたよ、鮭のきっかわ! 笹川流れ!
チーママ散歩さんのご旅行記に載った写真ははっきりと覚えています。 ですから、自分の平凡な写真を載せることを躊躇してしまいましたが、あれは一見の価値がありますね。
チーママ散歩さんはスキーができるのですね。 スキーはいいですね。 といっても私はもう何十年もやっていないし、やっていた頃も我流でした。
バックカントリーでこぶだらけの斜面を「直滑降」して得意になっていましたが、同行の仲間からお前のは「不格好」だと言われてくさったことがあります。
嘘は必ずしも悪いものとは言えないとのご指摘、その通りだと思います。
私は学校の先生がよく言う「人の顔色を見るな、相手によって態度を変えるな、嘘は絶対つくな」というお説教に反発していました。 人の顔色を見られなくて人間関係が保てるか! 相手によって態度を変えられないのは馬鹿と礼儀知らずだ! 嘘をつくのがいけなければ、怪我した友達に「傷は深いぞ、もうダメだ」と言うのか!
まあ私の嘘は多くが人の為というより自分を守るためなので、やっぱり仏様は許してくれないとは思いますが。
鞍馬天狗、越後獅子の杉作・・・ご存知ありませんか? 鞍馬天狗は嵐寛十郎、杉作は美空ひばり。 窮地に陥った杉作を助けるために鞍馬天狗が白馬に乗って駆けてくるシーンでは観客が一斉に拍手をしたものですが。 やっぱりワッカンネーだろうなあ。
ねんきん老人
-
- ふわっくまさん 2024/02/16 08:44:17
- すごいアングルで・・
- ねんきんさん、おはようございます。
まず白馬のジャンプ競技場、数々のアングルで撮られましたね(^_^)
尋常な角度でないのが、よく伝わってきて・・
すごいアングルで、写されたのでは・・と思いました。
そして安曇野は、石造りの道祖神をよく見かけますね。
お陰様で訪れた時に観た風景を、思い出しています(*^_^*)
・・姫川に架かる吊り橋の袂にカキツバタの花が、綺麗に咲いていたのですね。
それから弥彦神社は、2月2日が御例祭だそうで・・
・・また奥様が導かれたような、気がしました。
越後の夕日、とっても美しい光景でしたね。
ふわっくま
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/16 17:10:01
- メリハリのない観光で。
- ふわっくまさん、こんにちは。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。
拙稿も拙稿、我ながらただ見て歩いただけのメリハリのない旅行記で恥じ入るばかりです。
4トラの旅行記を読んでいると、皆さんそれぞれ何かしらのテーマを持って旅をされていることに驚くのですが、私はいつもただ見て歩くだけ。
皆さん、たとえば「〇〇走破」とか「全○○制覇」というように目標を持って行動されているのですね。 「〇〇を求めて」「○○に会いたくて」というようなタイトルもよく見かけます。
私もそういう希望を漠然と抱くことはありますが、そのために時間とお金をかけて出かけてゆくということはまずありません。 どこそこへ行くから、かねて聞いていた〇〇を見てこよう、という程度です。
ですから、あれも見たい、これも見たいという雑多な旅行になってしまい、的が絞れません。
その結果、いつもただの物見遊山になってしまい、まとまりのない旅行記になってしまうのです。
それでも、ふわっくまさんに2月2日の弥彦詣でを妻の導きと仰っていただいて、とても救われました。 そうか、俺はあいつと一緒に行ったんだ、という気分になりました。
だとしたら、あの夕日も妻は一緒に見ていたかも知れません。
こうして書いていて、急に50数年前のことが思い出されました。 知り合ってまだ間もないころだと思いますが、地元木更津の海岸で、東京湾を隔てた京浜工業地帯の明かりを妻と長い時間見ていたことがありました。
50年以上すっかり忘れていたことですが、ふわっくまさんのおかげで思い出しました。 今、妻に言ったらきっと「そんなことありましたっけ?」と笑うと思いますが、私にとって宝物のような思い出が一つ蘇りました。
ありがとうございました。
ねんきん老人
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