2023/07/01 - 2023/08/20
9位(同エリア96件中)
れいろんさん
2023年7月、ずいぶん久しぶりに「自分の車」を買いました。
北海道札幌在住時代に以来、15年ぶりのマイ・オウン・カーです。
(夫と同居時に2台持つのは、我が家では結婚当時以来、〇十年ぶりとなりました。)
と、いうことで一人での行動範囲が広がりました。
日帰りドライブのほか、7月、8月とも1泊2日で温泉ひとり旅にも行ってきました。
7月:石川県粟津温泉。
8月:富山県宇奈月温泉。
表紙写真は石川県の粟津温泉で宿泊した旅館「法師」の玄関ロビーです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
7月は石川県の加賀温泉郷の粟津温泉へ。
宿泊したのは、旅館「法師」。
一時、ギネスブックに世界一古いホテルと認定されていた歴史のある宿です。
(現在は別のホテル(在日本)が世界最古と認定されています。) -
チェックイン時には、庭園を眺めながらのお抹茶サービスがありました。
鯉の泳ぐ池を見ながらお薄をいただくのは、「日本のおもてなし」で良いですよね。
でも、この時期は暑いのよね~。すっと飲んでお部屋に案内いただきました。 -
予約したのは「湯治練 夏の館」に泊まる「おこもりプラン(※)」。
※ 夕食・朝食は部屋でお弁当&布団引きはセルフ。
だったのですが、「平日でお部屋の空きがありますので・・」と、 -
秋の館の標準客室に通されました。(アップグレード)
法師の中では一番新しい客室だとのことで、モダンでした。
それにしても広い! -
冬はこたつになるのかな?
窓際のくつろぎスペースは掘りごたつ式。
最上階だったので、眺めが素晴らしい。 -
一息ついたので、館内探検に出かけます。
法師は建物をロの字型に配し、中央に日本庭園がある造りになっています。 -
4つの建物を繋ぐ廊下はなんと一周約400m。
日本庭園を囲み一周約400メートルの廊下でつながっておりますので、迷路のような構造です。しかしなが -
まだ、暑い時間なのでお庭の散策はもう少し日が落ちてからにします。
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廊下散策の途中にはセルフサービスで飲みものを楽しめる休憩所(?)があります。
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お庭を見ながら一服していきます。
冷たい加賀棒茶が美味しかったです。 -
廊下の側面にギャラリーがあったり・・・
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古い飲泉所の跡があったりまします。
(右のパイプハンガーは小見多気屋さんで販売している婦人服。邪魔だよねぇ?) -
ロビーに出てきました。
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あの奥がウエルカム抹茶をいただくお座敷。
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そして法師と言えば、の、この灯(和風シャンデリア)。
高い天井といい、趣があります。 -
由緒ありそうな陶器など。
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重厚なソファが配されたくつろぎ処。
(なのかな? いつも誰も座っていませんでした。) -
お花もそこここに飾られていて・・・
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廊下散策もなかなか楽しいです。
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骨董品のような琵琶や・・・
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九谷焼(古九谷)の絵皿。
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大浴場の入口付近の源泉。
後ろの墨絵は粟津温泉開湯の経緯を記したものだったと思います。 -
源泉口をアップで。
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大浴場のある辺りはモダンな造りになっていて、吹き抜けが美しい空間に室内池もありました。
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バーラウンジ(宿泊時は営業していませんでした)もあって、普通の温泉旅館っぽいのですが・・・
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その正面には、手前に水場を備えた能舞台があったりします。
なかなか面白かったです。いったん部屋に戻ります。 -
夕方。少しは涼しくなってきたので、日本庭園の散策です。
日本庭園の中央には、皇族方(賀陽宮殿下、三笠宮殿下、高松宮妃殿下)も宿泊された客室があり、これは国の登録有形文化財になっているそうです。 -
苔むした石灯篭があったり、
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築山があったり、
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鯉の泳ぐ池があったり、
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なかなか楽しめます。
でも、季節柄、蚊がうるさいので、あまりゆっくりしていられません。 -
お抹茶をいただいたお座敷まできたので、散策を終了します。
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夕食は「お弁当」ですが、ひし形の二段容器に7種のおかず。
お造りに天ぷら、焼き魚、餡掛かけ饅頭、酢の物に、変わり豆腐、お漬物。
別のお盆に御櫃の御飯と、赤だし、お茶のセットも運ばれてきました。
想像以上の豪華さです。何かデザートが付いていたなら大満足ですね。 -
こちらは朝ごはん。シンプルでしたが十分です。
御櫃ご飯。お茶のセットが別盆なのは昨夜と同じ。 -
宿泊した法師の外観(入口)です。
温泉と歴史ある旅館(含むお庭)を楽しませていただきました。
一人温泉旅、けっこう良かったです。→ 気に入ったので、このあと、8月、9月と毎月続きます。 -
そして法師の前の黄門杉。粟津温泉の象徴ですね。
道の真ん中に堂々としています。
「この杉の木は加賀藩主三代目前田利常公が那谷寺参拝の途中にて手植えをされたと使えられており、樹齢は約400年です。」 -
「明治時代に粟津が大火事に見舞われた際、この杉の前で火が止まったとか。」
では、粟津を後にします。 -
高速道路に乗る前に、布橋十二ヶ滝に寄り道していきます。
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低い滝が12本並んで流れ落ちている名勝地で、滝の下では水遊びもできるそうです。
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隣に駐車場も完備され、滝へのアプローチも整備されていますね。
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おお、良いじゃん。
ミニミニナイアガラという感じの幅広い滝群です。 -
ちょと水に触ってこよう~。
石がゴロゴロだから、サンダルだとちょっと厳しい。
この後は道の駅に寄って、一路帰宅します。 -
さて、8月。
今回は宇奈月温泉に泊まりに行きます。 -
が、先ずは魚津の漁港で・・・
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漁協の経営する食堂で遅めのお昼を食べていきます。
水色のお洒落な外観。食堂は2階です。 -
魚津丸食堂。
少し待たされて、海の見えるカウンター席へ案内されました。 -
人気メニューは、この魚津丸定食か、海鮮丼のようです。
私は海鮮丼をあまり好まないので・・・ -
お刺身定食かなぁ・・・。
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この地域の名物のバイ飯定食にしようっと。
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バイ飯定食1300円。
もう少しご飯が多くても良いのになぁ。
ほかの定食の御飯は大盛もお変りも無料ですが、バイ飯定食の場合は盛りきりです。 -
昼食後、魚津の町でパンなどを買って、本日のお宿、グランヴィリオ ホテル宇奈月温泉に到着しました。
グランヴィリオはルートイン系列のリゾートホテルで、こちらは他のホテルを引き継ぎリノベーションしたものです。 -
ロビーは前のホテルのバブリーな雰囲気が残っていますが、各階の廊下はシックにまとめられています。
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今回は、洋室(27㎡)ツインをシングルユースするプラン。
朝食のみにして、夕食は付けていません。 -
リニューアルしたという和洋室にも興味があったのですが、洋室の方が広くて、今回は安価だったため、こちらを選択。
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グランヴィリオ ホテル宇奈月温泉は無料サービスが充実していて、湯上りのドリンク&アイスコーナーでは、生ビールも無料なんです。(ビールは20時まで)
しかも「おひとり様1杯まで」などの制限なし! 何杯飲もうかな~? -
黒部川ビューの眺望なんですが、窓が汚いよなぁ。
ちなみにこの日の黒部川は前日までの雨の影響で茶色いです。
さて、温泉に浸かってビールを飲んできま~す。 -
この日に宇奈月温泉に泊まったのは、「宇奈月温泉開湯100周年記念 峡谷花火饗宴」が開催されるからなんです。
谷間に位置する宇奈月温泉ですが、今回は3か所から同時打ち上げが行われ、どこからでも花火が楽しめ仕組みになっています。
でも、せっかくなので黒部峡谷鉄道宇奈月駅前のメイン会場まで足を運びましょう。 -
今はやりの音楽花火も行われ、メイン会場からは2か所から上がる花火を見ることができました。
日帰りする方たちがぎゅうぎゅうに詰まった富山地鉄を横目に、温泉街を歩いて宿に戻ります。 -
今年の夏は、富山で何度(※)も花火を鑑賞してきましたが、この宇奈月温泉の「花火の饗宴」が最後になるようです。
※滑川、水橋、神通川、高岡、氷見(富山湾越しに魚津)と、ほぼほぼ毎週楽しみました~。 -
ホテルに戻ってきました。
まだ、フリードリンクサービスが利用できるので、ロビーで休んでいきましょう。 -
こちらがセルフサービスのフリードリンクコーナー。
各種ソフトドリンクとコーヒー(お湯利用で紅茶もOK)マシーンが並んでいます。
15時から22時まで、朝も6時から10時までいただくことができます。 -
おはようございます。翌日は快晴でした。
部屋からの眺めも良い感じです。
これから、一か所立ち寄り観光をして、早めに家に帰ります。 -
立ち寄りはこちら。
農業用の水利施設=耕作地(田畑)に公平に水を送るための「円筒分水槽」です。
富山県内には5か所の円筒分水施設があるのですが、ここ東山円筒分水槽は駐車場も整備されていて見学しやすいです。 -
対岸の真田新の分水槽からサイフォン方式で片貝川を横切り湧き出させた水を3つの地区へ等分に分配するシステムになっていると説明されています。
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設備の全体像はこんな感じで・・・
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・・満々と水を湛えた円筒水槽は、空を写しとても美しいです。
円筒分水槽の直径は約9m。 -
分水槽の中心から各水路へ分配される水の分配量は円筒の円周の長さ(中心の角度)で決められていると説明がありました。
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その説明版です。
この施設は2020年に国の登録有形文化財に指定されました。 -
一部では「日本一美しい円筒分水槽」と言われ、最近は「映えスポット」「パワースポット」としても人気なんだとか・・・。
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次にすぐ近くにある貝田新円筒分水槽にやってきました。
こちらは2台程度の駐車スペースがあるだけの、実用的な分水槽でした。 -
そうそう、右に写っている水色の軽自動車が、富山での私の相棒です。
水色の可愛いヤツです。 -
貝田新円筒分水槽はすぐ隣には民家があるし、水槽自体も高い金属の柵で囲まれているため、なかなかが全貌がわかりません。
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柵に近寄って水槽の中を覗き込みます。
おお~。深いし、水の行く先が暗渠の中なので、ここに落ちたら「やばい(※)」ですよね。
※とても危険の意味。 -
一見すると、老朽化した施設に見えますが、現役バリバリの活きている分水槽で・・・
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ここから、片貝川の川底に通されたパイプを伝って、先ほど見学した東山円筒分水槽へと水が流れていくというシステムのようです。
なるほどねぇ。「美しい円筒水槽の影に、この無骨な円筒水槽あり」なのでした。
7月、8月、軽自動車でGOの温泉旅は、最後に「水場」に立ち寄っていますね。
やはり、私は、水にとても興味を持つんですねぇ。
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この旅行記へのコメント (3)
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- willyさん 2023/09/27 12:24:53
- 富山ライフ
- れいろんさん
こんにちは。富山ライフ満喫されているご様子でうらやましい限りです。
先週、久しぶりにわたしもそちら方面にまいりまして、れいろんさんのお宅はどのへんかなあと思いながら能登に立ち寄り、金沢を経て白山へ(その後飯縄に寄って帰りました)。やっぱり何度いってもいいところ!山仲間にも「ここに移住した人がいてねぇ」と話したことでした。行かれたかもしれませんが、温泉は最近、美川温泉のモール泉がなかなか気に入っています。中宮温泉も道が開通したみたいですね。
そして白山では毎度のことですが、いい石を見るたびにこれまたれいろんさんを思い出しました。
willy
- れいろんさん からの返信 2023/09/30 22:45:01
- RE: 富山ライフ
- willyさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
富山での暮らしはのんびり、ですが、関東者の私には小さい驚きが沢山あって、毎日刺激を受けながら過ごしています。
実は9月上旬に、石友が富山に遊びに来てくれて、2人で石拾い&温泉旅を楽しみました。残念ながら成果が得られなかったのですけれど。
しかし、willyさんのバイタリティには感服です。
コロナ禍での旅行制限が緩和されたとたん、6000m峰の完登とは!?
いやあ〜、素晴らしい!
(と思う反面、私と同じ(くらいの)年齢なのに、この違いは何なんだろうと嫉妬のような感情もわきました。)
ウルトラウォーク旅行記などで、willyさんの体力や根性の素晴らしさは承知していましたが、国内には4000以下の山しかない日本から、いきなり高所エクスペディションですから。素晴らしいの一言です。
個人的に、平地と山は別物(=高い山は神様の領域)と思っているので。
登頂おめでとうございます。
そして無事に帰国なさった後はご家族で海外シュノーケル旅行なんですね。
なんか、もうね・・・。ひたすら尊敬です。
いただいたメッセージに、つらつら、willyさんに対する思いを書いてしまいました。
お会いしたことはないけれど、本当に尊敬しています。
れいろん。
- willyさん からの返信 2023/10/02 12:47:01
- RE: RE: 富山ライフ
- れいろんさん
身に余るお言葉に恐縮赤面縮こまっておりますが、ありがとうございます。
子供の頃親につれられて登っていた九州の山は本州よりさらに低い山々でしたし、父の蔵書の本から入ったからどこまでいっても山登りのイメージは、極地法遠征隊・エクスペディションでして、これが子供のころから達成したかった山登りで、岩や沢、縦走などその他の山活動は次点なんです。
もともと注意力不足で怪我が多いですが、最近バランスも悪くなってきてさらに怪我が増え、回復も遅くて、快適に活動できる時が減ってきたのを痛感し、早くやらないとできなくなるという焦りが強まってきたのです。それでもなんだかんだ5年も待たされてしまいました。
それと同時に、れいろんさんもご経験があるかと思いますが、やっぱりアドレナリンがでまくる状態を経験は中毒性があって、もう一度・・と思ってしまうんですよね。周りからはもういい加減にしろ、と言われるんですが、まだやれると思いたい自分がいまして、これが怪我の元だとわかってるんですけど、バカにつける薬はない状態です(笑)
好きなものに囲まれた素敵な家で丁寧な暮らしをするのもあこがれですが、たぶんれんろんさんの現在のライフスタイルかなと想像しています。
わたしもお会いしたことないけど勝手に憧れております。面白いですね。
それと、別件ですが、こういう個人的な思いを書くのに、最近メッセージ機能が停止されたので不便を感じます。なんで停止されたんでしょうね・・。
willy
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