2023/06/27 - 2023/07/05
88位(同エリア869件中)
ともしびさん
この日は早朝散歩で道に迷い、ホテルの方角はわかっているのに眼下には崖で、中々下の道に降りられず、ああこの崖を下る脚力があればなどと馬鹿げた妄想をしつつ、今から思えば大したことはなかったのですが、ちょっとだけ焦った、そんなことで始まりました。フログネル公園の中にあるヴィーゲラン彫刻公園、ムンク美術館と、芸術に触れる1日でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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この日も朝食前の早朝散歩へ。
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部屋から見えていた水辺に行ってみました。実際はもっと薄暗くて人けが無く、女性1人だったら怖かったかもしれません。
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鬱蒼としていました。
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木の下から抜けました。早速、蚊に足を刺されました。日本でもそうです。
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部屋から見えていた高速道路の下をくぐって。
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周辺を歩いてみました。
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お洒落な集合住宅です。日本だといくらくらいの物件だろうと、つい考えてしまいます。
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ここでも岩盤が目立っていました。
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陸橋はこの鉄板部分を除いて、全体がグレーチングでした。スカートとヒールの人は鉄板を歩くのでしょう。結構音が出るので、早朝ということもあり忍び足気味に歩きました。
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生活道路を歩いていたつもりが、集合住宅の敷地に迷い込んでしまって、ちょっと焦りました。このスーパーには寄りませんでしたが、ホテルのすぐ近くにあって便利そうでした。
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宿泊したトーンホテルオスロフィヨルドです。
Thon Hotel Oslofjord ホテル
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資源豊富で豊かであるからか、ノルウェーの方々はとてもよく消費をするそうです。家族構成の変化に応じてそのつど新しい家に移り、一生のうちに何度も家を建てる人も少なくないと。別荘をもち、大富豪でなくてもヨットを買ったり、ローンを苦にしないとのことでした。小心者の私はこの話に不安を覚えましたが、同時に羨ましくもありました。別荘もヨットも欲しいとは思いませんが、何度も家を建てられて、理想の家を追求できるというのは羨ましいかぎりです。
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高級住宅街の中を通っていきました。
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ヴィーゲラン彫刻公園に入っていきます。フログネル公園という広大な公園の一部で、元はフログネルという貴族の別荘地だった土地なのだそうです。こちらは裏側かもしれません。
フログネル公園 (ヴィーゲラン彫刻公園) 広場・公園
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小高くなっていました。
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逆光ということもあってか、すでにちょっと凄いものを感じ始めています。
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芸術のことはわかりませんが、素敵でした。
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花崗岩で作られた石像で、ヴィーゲランが粘土で作った実物大のものを横に置いて、それを見ながら石工が彫り出していったのだそうです。
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最初は全員が全裸なのに戸惑いました。とにかく数が多かったので。でも、今から思えば、この中にいつかの私もいるのかもしれません。
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ぎゅうぎゅうで楽しそうでもありますが、中の子は呼吸はできるのかと心配にもなりました。芸術のわからないオバちゃんの発想です。
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人が精神の高みを求めて行く様子だったか?を現したと言われているモノリッテンという作品で、一つの大きな花崗岩から彫り出し、ヴィーゲランの死後に完成したのだそうです。
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凄いというか凄まじい感じに見えました。ヴィーゲランは、この公園の像の意味を言葉に残さなかったそうです。
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子供だとお尻もとっても可愛く思えます。
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唯一無二の公園なんだろうなと思いました。
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スキーのジャンプ台が見えていました。
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拡大です。
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順光で見たら、凄い感じはほぼ無くなりました。
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人の心に何かを届けるのにも、色々な方法があるなあと思いました。
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ブロンズでも作られていました。
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おじいさんと孫。ここに表現されているのは、人が生きて死ぬまでの様々な時とその繰り返しでしょうか。
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現されている人の数が多くて、なかなかじっくりと一人ひとりを見ることはできませんでした。
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水の入ったペットボトルを咥えて歩いていた、お利口なわんこちゃん。嬉しそうに歩いているように見えました。
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艶やかでピンク色が濃いバラには、どうしても惹かれてしまいます。
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元気を感じる黄色。
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これは橋に配置されていました。とても印象に残る像でした。
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怒りん坊だったかな、1番人気があるそうです。
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親でなければこんなに真剣には叱ってくれないなあと思いました。
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振り返ってみました。
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作者のグスタフ・ヴィーゲランです。ムンクとはライバルだったそうですが、私は知識が無く、この旅で初めてヴィーゲランを知りました。
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こちらが正面のようです。この門と照明もヴィーゲランによるデザインだそうです。私はこのデザインがとても好きです。勝手な想像で、当たり前のことかもしれませんが、もしかしたら裏からでは無く、正面の門側から見ていった方が良かったんじゃないかなと思いました。ちょっと残念に思います。でも、独創的で、強い意志が無いと完成させられなかったであろう貴重なものを見せて頂きました。
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面白いビルが目に留まりました。
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凄い鋭角。
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ヨットが沢山でした。
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右はムンク美術館、左はオペラハウスです。
オペラハウス 現代・近代建築
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オスロオペラハウスの白い部分は、自由に出入りできるのか?展望台のような格好になっていました。手すりというものが見られない、我が国ではあり得ない思い切ったつくりでした。
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ムンク美術館へは、川というか水路を渡ります。
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ここから入りました。
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向こうに、このあと乗るDFDSの船が見えています。
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入ってすぐの所です。ごく小さい荷物しか持てないとのことで、長財布くらいの大きさのポシェットで行きました。荷物検査もあって、一人ひとりのバッグを開けて持ち物を確かめていました。
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左手に売店がありました。欲しいものが結構ありました。
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全ては見られませんでした。
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エレベーターもありましたが、エスカレーターを利用しました。
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見たことのある作品も多くありましたが、初めて見るものの方が多かったです。見た作品全てを撮ることはできませんでした。途中から諦めるくらい沢山展示されていました。
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自画像
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ワインのある自画像
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これも自画像。
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自画像
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時計とベッドの間
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赤い蔦
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絶望
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思春期
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すすり泣く裸婦
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安楽椅子のそばのモデル
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等身大の肖像だそうです。
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自画像 手には絵筆を持っているように見えます。
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中、友人ヤッペ・ニルセン、手前、精神科医ダニエル・ヤコブソン ヤコブソンは偉そうなポーズが自分らしくないと、絵を受け取らなかったそうです。今ならいくらにと、またお金のことを考えてしまいました。
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フリードリヒ・ニーチェの肖像
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リトグラフの叫び
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照明を落とし、仕切りで囲まれたようなスペースでリトグラフ、パステル、テンペラと3つの叫びが見られます。絵を保護する為、20分だったか30分だったか毎に、絵を遮蔽してある3つのスライド戸のいずれかひとつが開いて、一定時間だけ見せるという方式でした。順不同とのことでした。時間になると、わらわらと人が集まってきます。テンペラの叫びの時は、自分も含め、今か今かと皆緊張している感じがありました。ムンク美術館は発光させなければ、写真撮影可能です。
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疾駆する馬 精神科での治療がうまく行き、明るい絵も描くようになったと。
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マドンナ
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死せる母と子
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病める子
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病室での死
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吸血鬼
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生命のダンス
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結婚を強く求め、ムンクをひどく悩ませた恋人トゥラ・ラーセン。
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マラーの死
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パステル画の叫び
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テンペラの叫び 現地で見られるということに、とても緊張しました。日本で見た時の方がリラックスして見られたような気がします。
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大きな作品もありました。
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太陽
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星月夜
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ムンク美術館から見えたお洒落な高級マンション。実物はとても何というか上品で、一目で素敵と思いました。後ろに見えるビルも色々にデザインされていて、どれも素敵でした。
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こちらのマンションも何気なさげなのに、どこか洒落ていました。
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これはオペラハウスに属するガラスとステンレスで作られたShe Lies というオブジェで、イタリア人のモニカ・ボンヴィチーニという方の作品だそうです。私には氷山のように見えましたが、ネットの画像で見ると、方向によっては難破船にも見えます。台座は固定されておらず、移動はしないものの風や海水の動きによって回転するそうです。カスパー・ダーヴィト・フリードリヒというドイツ人の描いた氷の海という絵をモチーフにしているそうです。ムンク美術館からの眺めです。絵の方には画家の辛く悲しい経験が描き込まれているという見方もあるようです。このオブジェの意味、聞いたのに忘れてしまいました。
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お手洗いは男女別々でした。
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ムンク美術館を出て、次は昼食です。
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モダンなビルの間に点々と古い建物がありました。
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とても目立つ建物でした。Googleマップで見ると落書きがされていました。バスは、この左手の聖オラフ通りに進んだのだったと思います。
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その先を左折して右手、奥に見えるのはノルウェー王宮です。レインボーの催しで交通規制が敷かれていた為、このカール・ヨハン通りには入れず、一瞬の横断の時に慌てて撮った写真です。
ノルウェー王宮 城・宮殿
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ホーコン7世通りと読むのか?その通りに面したおもちゃ屋さんのショーウインドウです。
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動物のも可愛いです。
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この歳になってもお人形さんは好きです。市松人形が不気味なもの扱いされているのを見ると、この人たちのおばあちゃんや、ひいおばあちゃんにとっては宝物だっただろうになあと寂しくなります。ひとがたと呼ばれていた時代があったことを思うと、わからなくもないのですが。
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こちらも魅力があります。
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このおもちゃ屋さんです。向かって左がホーコン7世通りです。
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フリチョフ・ナンセン広場のレストランで昼食をとりました。この広場に面して、ノーベル平和賞の授賞式が行われるオスロ市庁舎がありました。19世紀生まれのナンセンは動物学者であり、探検家であり、ノルウェー独立のために政治の道を歩まれた方で、戦争難民や飢餓難民の救済の功績によりノーベル平和賞を受賞しているそうです。
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国立劇場駅と読むのでしょうか。この向かって右に国立劇場があります。この駅の向かい、撮影地点あたりにあるビルに、日本の大使館が入っているそうです。
国立劇場駅 駅
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駅の並びの向かって左隣、こちらはノルウェーの外務省だそうです。
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DFDSシーウェイズに乗る為に、港に向かいました。行き先はデンマークのコペンハーゲンです。一晩かけての移動でした。
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ノルウェーの軍事博物館です。
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この右手辺りに追放されたユダヤ人の記念碑があります。
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追放されたユダヤ人の記念碑です。通り過ぎざまの一瞬で、全ては収められていません。
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この石垣の上は、13世紀のアーケシュフース城です。マップによると、アナと雪の女王のアレンデール城のモデルになったお城だとか。お城そのものはもっと奥の方でバスからは見えませんでした。この建物はアーケシュフース監獄教会と出てきます。アーケシュフース城は長い歴史の中で刑務所として使われていた時期もあったようですので、その名残でしょうか?要塞だったり、戦中戦後にも処刑が行われたり、霊廟ともなっているようで、ホーコン7世とオーラヴ5世と、その王妃御二方がお眠りになっていると。幽霊が出るとの噂もあるようですが、少なくともバスの車窓からは暗いイメージは全く受けませんでした。
アーケシュフース城砦 城・宮殿
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この建物はノルウェーレジスタンス博物館だと思います。
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海が見えてきました。小屋風の建物はマップでは倉庫となっています。評価の良いレストランも入っているようです。
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オスロクルーズターミナルの土産物屋さんで、免税の手続きができるとのことでした。写っていませんが、入り口には、またもトロールがいました。
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このデンマークの船に乗ります。夕食時はワンドリンク無料でした。船内ではユーロが使えるとのことでした。今回の旅では、どこの国でもキャッシュレスが進んでいました。100円くらいのものを買うのに、クレジットカードじゃ悪いかなと気を利かせたつもりで現金払いにしようとすると、残念そうな顔をされるくらいでした。特にかざすだけのカードは本当に楽で、支払いのストレスがゼロでした。
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このDFDSオスロターミナルを経て乗船しました。
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割とスムーズに部屋にたどり着けました。頑張れば4人部屋にもなるようです。でも閉所恐怖症の気がある私には、ちょっときつい狭さでした。家人は何とも思っていないようでしたが。揺れや騒音に悩まされることもなく、快眠できました。
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全体に質素な作りでした。
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ムンク美術館やオペラハウスが遠ざかっていきます。
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ポンポン船を思い起こすような、楽しそうな船が移動していきました。
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こんな船も。
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美しく気持ちの良い景色がしばらく続きました。
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遠ざかるオスロ。
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家人が、前回乗った時は大きなプールがあったんだと探しましたが、見つかったのはこのプールでした。たいそうがっかりしていました。
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夕食もビュッフェでした。裏返ってしまっている赤いのはザリガニです。殻をむくと身は小指くらいでした。スーパーで買うシャコエビに似た感じでした。
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小さな舞台を備えたバーラウンジというのでしょうか。夕食後はツアーグループの方々と、ここで楽しく過ごしました。5人組のバンドが現れて、英語の懐メロを歌っていました。一緒に歌えたら楽しいだろうなと思いました。ダンスを始めたシニアカップルもいて、体は太くなっていましたが、キレッキレの息の合った動きに目を見張りました。ダンスができる人たちにも憧れます。この日も沢山のものを見ました。旅に出る前は存在を知らなかったのですが、アーケシュフース城にも行って見たかったです。
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