![vol.1ボロブドゥール寺院遺跡群を巡るからのつづき。<br />vol.2では、旅の3日目の午後から4日目のジャカルタへの移動までを紹介します。ジョグジャカルタ市街の王宮などを駆け足で巡り、歴史ある民家で1泊。翌日の朝、ジョグジャカルタから特急列車に乗ってジャカルタ移動しました。<br /><br />【旅行記】<br />vol.1 ボロブドゥール寺院遺跡群を巡る https://4travel.jp/travelogue/11843248<br />vol.2 古都ジョグジャカルタを歩き、鉄路ジャカルタへ(本編)<br />vol.3 首都ジャカルタの熱気に触れる https://4travel.jp/travelogue/11853670<br /><br />【旅程】<br />・2023年7月12日(水)<br />成田空港11:15(JL723)17:45クアラルンプールKLIA <KLIA2泊><br />・7月13日(木)<br />クアラルンプールKLAI29:35(AK346)11:20ジョグジャカルタ・クーロンプロゴ空港(Grabカー)ボロブドゥール <ボロブドゥール泊><br />○7月14日(金)<br />ボロブドゥール(Grabカー)ジョグジャカルタ <ジョグジャカルタ泊><br />○7月15日(土)<br />ジョグジャカルタ・トゥグ駅9:18(特急列車Argo Lawu)15:30ジャカルタ・ガンビル駅 <ジャカルタ泊><br />・7月16日(日)<br />ジャカルタ市内観光(Grabカー)スカルノ・ハッタ空港21:55(JL726)7月17日7:35成田空港<br /><br />【主な費用】<br />・航空運賃等(TYO/KUL//JKT/TYO)126,140円、(KUL/YIA)8,434円<br />・インドネシア鉄道(ジョグジャカルタ→ジャカルタ・Eksekutif)6,528円<br /><br />【為替レート(参考)】<br />・1RM(マレーシアリンギット)=31.1円(7/12カード決済レート)<br />・1Rp(インドネシアルピー)=0.0095円(7/14カード決済レート)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/84/64/650x_11846479.jpg?updated_at=1695130236)
2023/07/14 - 2023/07/15
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vol.1ボロブドゥール寺院遺跡群を巡るからのつづき。
vol.2では、旅の3日目の午後から4日目のジャカルタへの移動までを紹介します。ジョグジャカルタ市街の王宮などを駆け足で巡り、歴史ある民家で1泊。翌日の朝、ジョグジャカルタから特急列車に乗ってジャカルタ移動しました。
【旅行記】
vol.1 ボロブドゥール寺院遺跡群を巡る https://4travel.jp/travelogue/11843248
vol.2 古都ジョグジャカルタを歩き、鉄路ジャカルタへ(本編)
vol.3 首都ジャカルタの熱気に触れる https://4travel.jp/travelogue/11853670
【旅程】
・2023年7月12日(水)
成田空港11:15(JL723)17:45クアラルンプールKLIA <KLIA2泊>
・7月13日(木)
クアラルンプールKLAI29:35(AK346)11:20ジョグジャカルタ・クーロンプロゴ空港(Grabカー)ボロブドゥール <ボロブドゥール泊>
○7月14日(金)
ボロブドゥール(Grabカー)ジョグジャカルタ <ジョグジャカルタ泊>
○7月15日(土)
ジョグジャカルタ・トゥグ駅9:18(特急列車Argo Lawu)15:30ジャカルタ・ガンビル駅 <ジャカルタ泊>
・7月16日(日)
ジャカルタ市内観光(Grabカー)スカルノ・ハッタ空港21:55(JL726)7月17日7:35成田空港
【主な費用】
・航空運賃等(TYO/KUL//JKT/TYO)126,140円、(KUL/YIA)8,434円
・インドネシア鉄道(ジョグジャカルタ→ジャカルタ・Eksekutif)6,528円
【為替レート(参考)】
・1RM(マレーシアリンギット)=31.1円(7/12カード決済レート)
・1Rp(インドネシアルピー)=0.0095円(7/14カード決済レート)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
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「vol.1ボロブドゥール寺院遺跡群を巡る」https://4travel.jp/travelogue/11843248 からのつづき
ボロブドゥールからジョグジャカルタ市街へ。Grabカーで移動しました(Rp250,000=2,375円)。ジョグジャカルタの中心にあるクラトン(王宮)まで1時間15分で到着。 -
クラトン(王宮)は1756年にスルタン家であるハメンクブウォノ1世によって建設されたものです。今もスルタンでジョグジャカルタ特別州知事を務めるハメンクブウォノ10世が住まわれています。クラトンは南北に別れており、北側は今回の訪問時には公開されていませんでした。メインパレスと呼ばれている南側のみ入場します。入場料はRp20,500=195円。入り口にはドヴァーラパーラの像が置かれています。
クラトン (王宮) 城・宮殿
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玄関から王宮の建物に続く廊下。奥の建物は現スルタンの住まいで、内部には入れません。
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謁見の間。壁はありません。
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謁見の間は外側からの見学になります。
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装飾が見事です。令和5年6月に天皇陛下はクラトンをご訪問され、ハメンクブウォノ10世主催の晩餐会にご出席されました。
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かつてスルタンの息子らが生活していた建物。
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内部は博物館となっていて、ジョグジャカルタの農産物などが展示されています。
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門を出たところにある「儀式の間」。伝統舞踊やガムランの演奏などのパフォーマンスが行われる場所です。午前中に催されていたようで、訪問した時には既に終わっていました。
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建物や装飾についての解説表示はほとんどなく、詳しく知ることはできませんでした。受付で公式のガイドを依頼することができるのでガイドによる案内を受ければと思いました。
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タマン・サリに向かって歩きます。細い路地が近道のようです。
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ガスム市場を通り過ぎると、要塞跡があります。この要塞跡は離宮であるタマン・サリを構成する建物の一つです。
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要塞跡からタマン・サリに続く水底トンネル。かつて湖があり、要塞跡は湖の中にある島にあり、このトンネルで結ばれていたとのことです。今は湖はなく市街地になっています。
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地下通路の途中には、スルタンが瞑想したという礼拝室がありました。
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タマン・サリの正門へ。入場料Rp20,500=195円を払って入場します。
タマン サリ 城・宮殿
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タマン・サリは1758年にハメンクブウォノ1世の命により着工、1765年からイギリスによる侵攻で破壊された1812年までスルタン家の離宮となっていました。
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タマン・サリは長きに渡って使われず、地震の被害もうけ荒廃していました。2002年から本格的な修復が行われ今に至っているとのことです。
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スルタンはこの塔から沐浴する女性を見ていたとか。
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スルタンのベッドルーム。
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ベッドの下には部屋を暖めたり、お香を燻す暖炉があります。
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かつて正門であった西門。門の外は民家の敷地で道はなく、今は門として機能していません。
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タマンサリは15時で閉門。駆け足での見学になりました。出口付近の民家の壁には壁画が描かれています。
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歩き疲れたので、カフェでひと休み。ブルージンジャーティー(Rp22,000=209円)は爽やかで暑さで火照った体を冷やしてくれました。
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ピサンゴレンは揚げたバナナ(Rp5,500=52円)。これはうまい。思わずもう一皿いただきました。
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宿までベチャ(原付の輪タク)で移動。2km走ってRp40,000=380円。座席が運転手より前にあり、スリル満点。
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宿は車が入れない小路にあり迷いました。
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今晩1泊するペンドポ アンダリ ホームステイに到着。90年以上前に建てられたという立派な民家に泊ります(かなり身分の高い方のお住まいのようです)。ダイニングルームは立派で、古きよき時代の日本製のピアノや時計、ラジオがありました。
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ゲストルームはこんな感じ。室料は1泊朝食付でRp250,000=2,375円。部屋だけみれば値段相応ですが、宿を営むご夫婦がとてもいい方々で、お値段以上でした。
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街に繰り出します。この場所は観光バスの発着場のようで、土産物店が並んでいます。インドネシアは、外国人よりも自国の旅行者が圧倒的に多いと感じました。
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インドネシア銀行は重厚な建築です。
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ジョグジャカルタ市街の中心となる交差点。賑やかです。
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ジョグジャカルタの目抜通りであるマリオボロ通り方面に進むとブリンハルジョ市場があります。ジャワ島伝統の染め物、バティックの生地や衣料品を売る店が連なっています。
ブリンハルジョ市場 市場
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客待ちの馬車。ジョグジャカルタの馬車は観光客向けのようです。マリオボロ通りを土産店をのぞきながら歩きます。写真はありませんが、小さな店で買った春巻き(Rp7,000=67円)は卵が入っていてとても美味しかったです。
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レストランはどこも混雑しています。ダメと分っていながら空いている食堂に入りました。アヤムゴレン(鳥の唐揚げごはん)と茶をオーダー(Rp36,000=342円)。唐揚げは注文してから2度揚げしたもので熱々。味は良かったのですが量が少なかったのが残念。ネット評価を見ると値段の割に量が少ないことでイマイチ。客が少ないのはそのせいか。
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ベチャに乗ってソノブドヨ・ミュージアムに向かいます。約1kmの乗車でRp25,000=238円。
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ソノブドヨ・ミュージアムでは休館日の月曜日を除き、毎日20時から日替わりで影絵芝居や伝統舞踊が上演されています。今日は土曜日で仮面舞踏劇、パンジ物語が上演されます。
ソノブドヨ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入場料Rp50,000=475円を払って入場。指定された席に座ります。椅子が踊っています。
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ガムランの伴奏による歌で始まります。
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セリフは全てインドネシア語。パンジ物語の知識もなくストーリーは分りません。パンジ物語は13世紀頃に創作されたもので、パンジ王子の英雄物語。ステージと全ての客席は同じ高さなので前方の観客で見えづらい。
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コミカルなシーンもあります。
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紆余曲折を経て最後は王子がお姫様と出会いハッピーエンドのよう。エンディングでは仮面を外して出演者全員が挨拶しました。
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上演は予定どおり21時15分に終了。近くのカフェでジェラートをいただきます(Rp25,000=238円)。フレーバーは店員さんおすすめのアボガドとバナナをチョイス。アボガド、バナナともに素材の風味がよく、美味しかったです。今日もアルコール抜きで歩いて宿に戻り、シャワーを浴びて就寝。
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旅3日目の朝。
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朝食は頼んでいた時間(朝7時)どおり用意してくれました。朝からナシゴレンは重いと思いましたが、食べる始めるととても美味しく、あっという間に完食しました。
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8時過ぎにチェックアウト。庭には南国らしい観葉植物が並んでいます。
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右側の方が宿のご主人。普段は駅までなら自身の運転するバイクで送ってくれるそうですが、ケガをされてバイクには乗れず、代わりにタクシーを呼んでくれました。タクシー代は要らないと言われたのでチップとして渡そうとするも受け取ってくれませんでした。わずか1泊でしたが親戚の家に泊りにきたような錯覚。とてもいい宿でした。
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宿からジョグジャカルタ駅(トゥグ駅)まではタクシーで10分もかからず到着。タクシーは駅の車寄せに入ると別途料金がかかるとのことで、駅前の道路で降りました。
ジョグジャカルタ駅 駅
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駅前にはディーゼル機関車が展示されています。1960年代に製造されたC型ディーゼル機関車で、2018年まで活躍していたようです。
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きっぷはネットで予約購入し、乗車前に駅の自動発券機で発券するのが一般的な買い方です。今回はネットで予約購入したものの、プリントアウトしたもにバーコードの記載がなかったので、念のため窓口で発券してもらいました。ジョグジャカルタからジャカルタ・ガンビル駅までの運賃(ネット購入の手数料含む)はエグゼクティブクラスでRp665,500=6,322円とそこそこの値段でした。
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改札できっぷの確認を受け、乗車するプラットホームの番号を教えてくれます。エスカレータで地下に下り、真新しい通路を通り指定されたプラットホームに向かいます。通路にはインドネシアの鉄道の歴史について説明されたパネルが展示されています。
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駅の真ん中を通り抜ける通路。プラットホームの中央部にある通路で、列車が停車中は使用できません。
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駅名標には駅名と標高が書かれています。
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主要都市までの距離が記されています。ジャカルタまでは512km。東海道本線の東京から京都までの距離は513kmでほぼ同じ。
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インドネシアの鉄道地図。細かく枝分かれした路線はバス路線かと思います。
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出発まで時間があり、プラットホームにレトロな雰囲気のカフェがあったので入ります。
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ホットカフェラテ(Rp28,000=266円)をいただきます。清潔で落ち着いた雰囲気のカフェで食事メニューもありました。駅ナカには、コンビニ的な店もあり、車内での飲食物を予め買っておくこともできます(食堂車や車内販売もあり迷うところですが、値段は車内よりも種類が多く安めです)。
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9時18分発の7列車「ARGO LAWU」に乗車します。ARGOの名が付く列車はインドネシア鉄道で最速の列車です。
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3分ほど遅れてやって来ました。この列車の始発はソロのバラパン駅で、ジョグジャカルタは途中駅になります。
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ディーゼル機関車が牽引する客車列車で11両編成。乗車位置を示す看板などは見当たりません。予め乗車する車両のおおよその位置を駅員に確認しておきましょう。
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指定席で5号車2D席に座ります。4列シートでA席とD席が窓側になります。
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車内の様子。1列目だけは車いす対応で3列シートになっています。リクライニングシートで足元も広く快適です。
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定刻より5分程度遅れて発車しました。ジャカルタ・ガンビル駅まで6時間少々の鉄旅が始まりました。
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ジョグジャカルタ市街を抜けると稲穂が黄金色に色づいた田んぼが広がります。
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稲刈作業の手をとめて手を振っている人がいます。
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しばらく走ると田植えの準備が整った田んぼが見えます。秋なのか春なのか日本の季節感からすると混乱します。ジャワ島の稲作は年3作、田植えから稲刈りまでの作業を同時期に行っているようです。
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トイレはこんな感じです。手洗いの水も問題無く出ます。
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2時間近く止まらず走って、プルウォケルトで停車。ジョグジャカルタとジャカルタの間の停車駅は2駅のみで、プルウォケルトそのうちの1つ目の駅です。大きな街ではなく乗降客は少ないながら駅構内は大きく、様々な鉄道関連施設があることから運転手の交代など運行上停車が必要な駅なのかもしれません。
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ジャワ島の中央部の山越えに入ります。田植えが終わったばかりの田んぼの中を走ります。平坦な所は時速110kmで走ってきましたが、上り坂に入ると時速70km程度のスピードに落ちます。
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こちらは田起し作業中の田。ジャワ島で2番目に高いスラメット山(3,428m)の麓、のどかな農村風景の中を走ります。
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あいにく雲がかかっていてスラメット山は見えませんでした。スラメット山から流れ出る川を渡ります。
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ジャワ島北部の平野に出ました。列車は速度を上げます。景色の9割方は田んぼです。
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ジョグジャカルタを出発して3時間を経過しました。昼食をとるため食堂車へ。満席です。一旦席に戻って再び行くも満席。
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食堂車はフルサービスのレストランではなく、こちらのキッチンで作られたランチボックスを買って食べるセルフ形式です。これなら、ここで買って座席で食べる手があります。メニューには色々と書いていますが全てを売っているわけではありません。なお、車内販売もあり、ここで販売されているものと同じものを座席で買うことができます。
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メニューにオススメマークがあった「ナシ・ゴレン・パラヒャンガン・レジェンド」(Rp40,000=380円)を買って座席に戻って食べます。鶏肉が入ったナシゴレンで、アジア風鶏飯弁当として日本でも売れそうな味わい。えびせんは袋に入っていて、ナシゴレンとは別に食べたところ、とても美味しかったです。このえびせんをお土産にしたく、ジャカルタのスーパーで探しましたがありませんでした。
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ジョグジャカルタから約3時間30分で2つ目の停車駅、チルボン駅に到着。チルボンはジャワ海に面した港町。オランダ植民地時代の古い建物が残り、日程に余裕があれば訪れてみたい町です。
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チルボンを出発すると終点のジャカルタ・ガンビル駅まで2時間半停まりません。ジャワ島の北部は平野が広く、田の面積も大きくなります。このような大きな田んぼでも手で田植えをしています。
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見渡す限り黄金色の田んぼが広がっています。インドネシアは世界第4位の米生産量を誇っています。インドネシアの人口は日本の約2倍強。米の生産量は日本の6倍です。
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線路脇には廃車となった機関車が置かれています。インドネシアの機関車は車番の2つ目が製造年を示しているそうで、左の機関車は1976年製、右側の機関車は1986年製となります。
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食堂車でホットカプチーノをオーダー。するとインスタントの粉末にお湯を注いで出されました(Rp13,000=123円)。座席に持ち帰って飲みます。クーラーがかなり効いていて冷えた体が温まります。ジャカルタまであと1時間。(vol.3 https://4travel.jp/travelogue/11853670 につづく)
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