北陸女子旅２　大牧温泉編

2023/08/06 - 2023/08/07

今回の北陸女子旅は綿密な計画が必要でした。
計画のポイントは
１　べるもんたに乗りたい！
２　船でしか行けない秘湯の大牧温泉に泊まりたい！
３　世界遺産の白川郷内に泊まりたい！
の３つです。
旅行記１べるもんた編からの続きの旅行記２大牧温泉編です。
サスペンスドラマの名所「秘湯大牧温泉」には船でしか行けません。
楽しみ～！

エリア 庄川温泉郷(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅の目的２つめ「秘湯大牧温泉」へはレンタカーで移動
弱腰女子2人なので最初はバス移動を考えていました。
でもバスの便が悪すぎる…16：00の船に乗るためのバスが出ていない！
次の目的地「白川郷」への移動も考えレンタカー移動にしました。
高岡駅から小牧港へは約30㎞・40分です。
14：45出発　途中の「庄川ウッドプラザ」で時間調整です。

庄川水記念公園内にあり、喫茶・お土産・足湯があり、ロードサイクルの中継ポイントになっている場所です。

水辺散策遊歩道が設置されていて気持ちのよい場所です。
「鯉恋の宮」と名付けられた展望塔があり、庄川と山のグリーンに癒されます。
砺波の「嵐山」って言われてるんだって。
時間があれば遊歩道を散歩したかったな～。

庄川ウッドプラザから３㎞・5分
庄川峡遊覧船乗場「小牧港」到着
国道156号沿いにあります。
こんな道路端に一晩レンタカーを置いたままで大丈夫？
でも人が来ないから大丈夫か！

16：00の最終船に乗船
この船は大牧温泉に宿泊する人のためだけの船です。
私たちともう１組の4人しかお客さんがいないよ～
往復2800円也
JAFの割引は長崎橋周遊のショートコースしか適用しないんだって。
急遽HISのHPから10％オフクーポンをゲットしました。

出発地は小牧ダムの堰堤なので、川の流れはとても穏やかです。
船は2階建てで1階は冷房完備の座席です。
やっぱり2階に上がって川面の風を感じなくっちゃ！

ダム湖ならでは美しい水面を船は進みます。
約８㎞30分の船旅です。

乗船してしばらくすると、古い橋の一部（？）が見えてきました。
なにやらノスタルジック。

長崎橋かな～？
庄川峡遊覧船の最大のビューポイントは2本の赤い橋が交差するこちら

関西電力の大牧発電所
実は夏季は関係者はここまで車で来れるそうです。
そして旅館からここまでは遊歩道でつながっています。

地元の民謡を聞きながらの船旅はテンション上がってあっという間でした。
しっかし、昔小学校で習った「こきりこ節」って忘れないものですね～。
友人と口ずさんでしまった。
大牧港船着き場が見えてきました。

往路は船着き場を通り越して、大牧温泉旅館の全景が見える場所まで運んでくれます。

近付いてくると期待度がどんどん上がります。

これぞサスペンスドラマで見た大牧温泉だ～。
船でしか行けない秘境の一軒宿。

16：30　大牧港に到着
大牧温泉旅館の方が港までお出迎えに来てくれます。

大牧温泉旅館の全体図を眺め、思ったより大きいね～なんて話しながら進みます。

船着き場から玄関まで落ち葉一つないくらい掃き清められています。
第１印象通り、ていねいにお手入れされた気持ちのよい旅館でした。

趣がある門をくぐって、おじゃまします。

長年の希望が叶い、大牧温泉旅館に到着しました。
嬉しい～！
今回はゴールデンウィークに旅館のHPから予約しました。

ロビーも通らず、すぐにお部屋へ案内されます。
お部屋に行きながら館内案内をしてくれます。
今日のお部屋は「撫子」　６畳和室　

窓のすぐ下は庄川が流れています。
昔、本で読んだ「窓から釣りができる部屋」って本当だった！

早速、お楽しみの温泉に行きましょう。
女性の方が露天風呂が少ないのよね～
今時は女性客の方が多いから、女性を優遇する方がいいのにね。
女性が行くから男性客が付いてくるのですが…
秘湯の一軒宿だから、そうそう改築できないし、仕方がないか。

明るいうちに露天風呂から
新しい露天風呂ですね。
湯面から川の流れが見えません。残念。

露天風呂奥の竹の仕切りの先には野天風呂
んっ？熊の巣穴か？
なんて小さいのかしら…　興ざめだね

中浴場
ここも新しい　女性用に新設したみたいですね。
湯船につかってしまうと庄川が見えない～
川を眺めながらお風呂に入りたいのにな～

ここまで他の宿泊者とは全く会いません。大丈夫？

宿への到着時刻がみんなわかっているので、夕食の時刻もスムーズだね。
全員18：00～の夕食です。　お食事処蘭亭でお食事です。
ここで今日の宿泊客が７組ということがわかりました。
前菜・お造り・煮物・カレー豆乳鍋などが並びます。
いただきます。

白エビのかき揚げ・レンコンのはさみ揚げなどが運ばれてきます。

温かい　白エビのあんかけ
殻が付いて無い方がおいしいや。

大エビの塩焼き

1人前ずつ炊き上げた炊き込みご飯
デザートにメロンが出て終了。

豪華とは言えない夕食だけど、お味が良いですね。
しっかりいただきました。ごちそうさまでした。

食事中に川霧が立ち込めて幻想的な雰囲気になります。
この後すぐに真っ暗になってしまいました。
明かり一つない漆黒の世界が待っていました。

食後は館内を歩いてみましょう。
玄関前のロビー

その隣の囲炉裏の間

秘境の一軒宿なので、お部屋はスマホの電波圏外になってしまうのです。
私のドコモは圏外　友人のソフトバンクは１本立っていました。
このロビーまで来るとドコモにも電波が届きます。

廊下の壁には今まで訪れた芸能人のサインや写真が並んでいます。
鶴太郎さんが描いた襖絵もありましたよ。

お部屋にはテレビはあるので安心してください。
静かに夜は更けていきます。静寂を楽しみながら、おやすみなさい。

翌朝6：00　朝の散歩に出ます。
こんな看板が立っているので夜はおとなしくしていました。
遊歩道の案内板が立っています。

案内に沿って歩いて行くと、あらあら男性露天風呂に出てしまった！
誰もいなかったので失礼します。　女性とあまり変わりません。
旅館の裏の山なので庄川は見えません。な～んだ。

旅館の前から遊歩道を10分歩くと大牧発電所に着きます。
船から見えましたね。
ここまでの遊歩道には、旅館の従業員さんのものと思われる車が多数駐車されています。ちょっと興ざめ…。

発電所脇の小川を眺めて癒されましょう。

川には朝霧が立ち込め、よい雰囲気です。
全く音がしない静かな場所でリフレッシュです。

と、思いきや、川あぶ等の虫の大群が狙っています！
きれいな水辺の朝夕には黒いものめがけて襲ってくるそうな。
虫に追われ早々に旅館に退散しました。

虫を追い払いながら旅館に帰ってきました。
朝の散歩30分　3000歩

涼しい山の中とはいえ汗をかいたので朝風呂を楽しみます。
大浴場です。ここも誰もいないや～
一番奥の石造りの湯船からは庄川の流れを眺めることができます。
これこれ　この景色が見たかったんだよね～
大浴場は室内が暑いので長湯はできません。
露天風呂に行き朝湯を〆ました。
ちなみに男性のテラス風呂は川が眺められるそうな。いいな～。

朝食は全員7：30にいただきます。
理由は簡単。出発する船が9：10と11：05しかないから。
７組中６組が9：10を選択していました。
１組のお客さんが11：00まで、全館独り占めもよいですね。
特筆すべき朝食ではないけれど、お味がよいのです。
またまた完食。ごちそうさまでした。

秘境の一軒宿
接客も親切丁寧だし、朝6時から従業員さんがお掃除してきれいに保たれているし、気持ちのよいお宿でした。
平日だったためか宿泊者が少なかったのがさらに良かったのかな。
紅葉の時期や雪の時期はもっと素敵なのでしょうね。

お迎えの船が参りました。
従業員さんが桟橋までお見送りしてくれます。
手には殺虫剤を持って（笑）
帰りの船では虫を避け、冷房の効いた１階席を選択しました。
長年の希望が叶った旅館でした。

今日は井波・城端・五箇山を通って白川郷へ行きます。
さあ、世界遺産めぐりだ～！