北陸女子旅３　白川郷宿泊編

2023/08/07 - 2023/08/08

今回の北陸女子旅は綿密な計画が必要でした。
計画のポイントは
１　べるもんたに乗りたい！
２　船でしか行けない秘湯の大牧温泉に泊まりたい！
３　世界遺産の白川郷内に泊まりたい！
の３つです。
べるもんたに乗車し大牧温泉に宿泊もできました。
次は世界遺産白川郷にお泊りです。
世界遺産の中に泊まれるなんてすごいよね～。
日帰りのお客さんがいない世界遺産内を独り占めしてきました。

エリア 白川郷(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目の始まりは南砺市井波　小牧港から車で10分５㎞です。
「井波彫刻」の街として有名です。
『どうする家康』に出てくる白うさぎの彫刻は、井波彫刻の職人さんが指導して潤君が作ったものだそうですよ。

なのに…全く人がいない！

10：00　『道の駅いなみ木彫りの里』から散策スタート
南砺市観光協会のHPから詳細な地図をダウンロードできます。
遊歩道が続いているようですが、案内板が少ない…
曲がり角を間違え、工事中の通行止めを迂回し『八日町通り』に出た模様
彫刻が店先に施された古い街並みは美しい。

『井波別院　瑞泉寺』に到着
江戸時代後期の山門
拝観料５００円をお納めしておじゃまします。

立派な本堂は明治時代に再建されたもの

大正時代に再建された太子堂は「井波彫刻」の粋を集めたそうです。
随所に細かな彫刻が施されていて見事です。

寛政4年(1792)に再建された勅使門脇板の彫刻が有名なんだって。
田村七衛門が施した「獅子の子落とし」
写真だとわかりにくいですね。

と立派なお寺なのに30分の間にすれ違った観光客は3人だけ…残念です。

ゆっくり歩いて１時間の井波散策でした。
11：00～　道の駅いなみ『和風レストラン きつつき倶楽部』オープン
お目当ては『神風１０段ソフト』

こ～んなに大きなソフトクリームは1人では食べられません！
安心してください。
コーンがもう1つと割り箸がもらえます。
友人とシェアしておいしくいただきました。
お味・・・このお値段ですから濃厚さは求めません。
このレストランは爆盛りのお料理で有名です。
地元のガテン系の方がたくさんお食事をしていました。

私たちは『爆盛り唐揚げ』も『爆盛ナポリタン』も食べられません。
ネットで評判のよかったおにぎりランチにしましょう。

ということで城端にある『ヨッテカーレ城端』へ
井波から１４㎞２０分
東海北陸自動車道城端ハイウエイオアシス内にあります。
高速からも一般道からもアクセスできて便利。

軽食コーナーはおむすび専門店。
地元のコシヒカリで作られるおむすびは、20種類の具材の中から好きなものを選ぶことができます。
自販機で店内飲食を選択し注文すると、そのまま厨房へ注文が入り、出来立てのおむすびが提供されます。
みそ汁と共に、一番人気の『梅とろろ』と『しらす』を注文。
とろろこんぶのおむすびは初めて食べました。
この味好き！とろろ昆布って酢の味が苦手だと思っていたけど違うね。
厨房の方に作り方を聞き、お土産にとろろを買って帰りました。

せっかく富山県にいるのだから世界遺産五箇山の相倉合掌造り集落にも寄っていきましょう。
城端から１５㎞２０分　くねくねの山道を走ります。

駐車場脇から5分程度山を登り、集落全景撮影スポットへ
２０棟の合掌造り家屋が現存しています。
のどかですね。

観光バスが3台も来た瞬間、この雰囲気が壊されてしまった…
さあ、今日のお目当て岐阜県白川郷へまいりましょう。

14：30　まずは『荻町城跡 展望台』
世界遺産　荻町合掌造り集落
この景色が見たかった！
以前来た時には展望台まで来られなかったので感慨ひとしおです。

こちらは『城山天守閣 展望台』
カフェ・お土産屋さんの併設展望台です。
HPで確認し五平餅が食べたかったので、こちらに駐車しました。
残念ながら五平餅はなし！　限定品のお土産を買いました。

２つの展望台で少し見える角度が違うので行き来してみました。

15：00　本日の宿泊場所『民宿かんじや』さんへ

この時間、世界遺産内は観光車両は通行禁止です。
でもだいじょ～ぶ！宿泊客は車で入れてくれます。
展望台から「荻町」信号を直進し、JA前で車ストップ。
警備員さんに宿泊の旨を話すと通らせてくれます。

我が物顔で道路の真ん中を歩いている人たちに気をつけながらお宿へ。
ちょっと優越感かな。

『民宿かんじや』さんはきれいにリフォームされた合掌造りのお宿です。
築150年を越える歴史がある建物だそうです。
HPを拝見すると茅葺屋根は葺き替えたようですね。
ゴールデンウィークに公式HPから予約しました。

４部屋のこじんまりした民宿です。
各お部屋に縁台あり。
襖で仕切られただけのお部屋ですが、内かぎがあり安心感があります。
懐かしい田舎の親戚の家に遊びに来た感覚です。

ひのきのお風呂もきれいです。
グループごとに使用します。蛇口は２つ。内かぎ付き。
夜は２１時まで使用できます。
朝は６～９時のシャワー利用可能でした。

集落内のお店はほとんどが16：30に閉店します。
お店がオープンしているうちにお買い物に行きましょう。写真はあとで

やっと五平餅にありつけた～

評判の『白川郷プリン』　こちらも16：30まで
かんじやさんに宿泊しているからと説明し、買ったプリンを16：30まで預かってもらいました。
かんじやさんまで徒歩１分。
保冷剤を入れてもらい、夕食後にいただきました。

白川郷の「村営せせらぎ公園駐車場」は8：00～17：00の営業です。
なので、１７：００を過ぎるとこの通り！
駐車場から庄川を渡り集落に入る『であい橋』には人がいなくなります。
この時間からは住民の方と宿泊客だけの独占タイムになります。

静寂に包まれた出会い橋からの庄川の眺め
この雰囲気を味わいたかったのです。

駐車場脇の『民家園』も静まり返っています。
よい景色です。

17：30でもまだ明るいですね。
明善寺の鐘楼門も他の人が入らずに写真が撮れます。
さてお宿に戻りましょう。

18：00　夕食の時間です。
宿泊客が囲炉裏のある広間に集まって一緒にいただきます。
今日は　リヒテンシュタイン公国　から観光に来た父子とご一緒です。
日本語がお上手でプチ交流を楽しみました。

じゃ～ん　民宿の夕食
このお宿はお母さまがお料理担当で、娘さんが接客担当なのかなって感じ
お料理がおいしいのです！　何を食べてもおいしい！
そしてお宿の隅々までお手入れされ、リフォームされ、お花がいっぱいで過ごしやすいのです。

飛騨牛の朴葉焼き　レアで食べられる飛騨牛は焼きすぎ注意
やわらかくておいしいお肉です。

イワナの塩焼きもホクホクです。
天ぷらも揚げたてサクサク。
お料理上手さんですね。

自家製のお米のご飯がおいしく食が進みます。
今日も完食！　ごちそうさまでした。

食後は街灯のない暗闇の中、夜の散歩に出掛けます。
お宿で懐中電灯を貸してくれるので安心です。

「人の住んでいる"生きた世界遺産”」なので合掌造り家屋からの明かりが道を照らします。
家々から話し声や笑い声が聞こえてきます。

全く人に会うこともなく集落内を散歩できます。
雰囲気があります。
世界遺産に泊まることができ、とても幸せです。

涼しい夜風の中、気持ちのよい散歩ができました。
（が、お部屋に戻るとエアコンのありがたみが身に沁みますがー笑ー）
お部屋に戻ってきても、皆さんとても静かに過ごされています。
テレビもないから静かにお話しすることしかできません。
おいしいプリンと共に夜は更けます。
おやすみなさい。

おはようございます。
３日目の朝6：00です。
こんな素敵な所に泊まっていたら寝ていちゃもったいない。
朝の散歩に出掛けます。

かんじやさんは、白川郷の少し高台に位置しているので、とても眺めが良いのです。
朝は住民の方も散歩されています。皆さん笑顔で挨拶してくれます。

張り切って『三小屋（三連合掌）』まで歩いてみましょう。
中心部から１０分くらい歩きます。
左右対称の大変美しい合掌造りです。
初めて見た時には感動しました。今回も変わらず感動ものです。
住民の方が朝から畑仕事をしています。おじゃましないようにそーっと。

『お宿　のだにや』さん
初めて白川郷を訪れた時に世界遺産に泊まれることを教えてくれました。
念願叶って世界遺産に泊まることができました。

せせらぎ公園駐車場は8時オープンなので日帰り客はまだいません。
日中は道路いっぱいに人が歩いているのがうそのようです。
天守閣展望台まで見渡せます。

稲穂と合掌造りがよく合います。

明善寺も横から見た方が風格がありますね。

1801年建立の鐘楼門と県天然記念物のイチイ
雪の重さにめげない強靭な茅葺屋根がすばらしい。

和田家住宅に続く木の歩道
横には清らかな清流が流れています。とっても冷たい！

和田家住宅
これだけの合掌造りの家屋を維持するのは大変なご苦労でしょう。
お家の方が農機具を持って作業をされていました。
朝ならではの光景ですね。

7：30　朝ごはんです。
ゆっくり散歩を楽しんで、シャワー後の朝ごはんは格別です！
朴葉味噌だけでご飯１膳はいけます！
生卵が苦手な私のために目玉焼きを作ってくれました。感謝です。
煮物がおいしい　全ておいしい

朝食後に、自家製ヨーグルト　自家製山桃のソース掛け
とコーヒーが用意されています。
今日も朝から完食　満腹　ごちそうさまでした。

いろりの間（福寿）

チェックアウトは9：00です。
食後の休憩は縁台で
朝は気温が低いので気持ちがよいです。

世界遺産の集落に宿泊するという長年の夢が叶いました。
かんじやさん　とてもよいお宿でした。ありがとうございました。
（駐車したまま観光していいよ～と声まで掛けてくださいました。）