2023GW　公共交通機関で九州の旅（１）猫さまスポット雲仙

2023/04/30 - 2023/04/30

2023年GWに公共機関で九州の長崎~熊本~宮崎を旅行してきました。宮崎は初めての訪問で、かねてより行きたいと思っていました。

殆どのかたがが車で旅行されていると思われる九州････。地元のかたもほぼ車で移動･･･。バスや（特急以外の）電車など公共交通機関の利用客が、九州では日本国内でも特に少なく存続が厳しい状況にみえます。車利用に比べると一日に行ける箇所はかなり制限されてしまいますが、地元の公共機関存続を勝手に応援します。

そろそろ外国人観光客も戻って来そうだし、GW期間中は一段と混んでいそうで、有名観光都市は敢えて避け、今回はゆったりと観光出来そうなところを選びました。
また、今回から荷物を減らし、キャリーは持たずにリュック1個で出かけることにしました。多少ホテルが駅やバス停から遠くても、キャリーを持たない旅は小回りが利くので地方の観光地へ行くのには快適なのでした。

1日目　4月30日　羽田ー長崎ー雲仙

エリア 雲仙(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

ソラシドエア　羽田7:10発長崎行き

長崎行きだけど、ナッシージェットでした。気分が上がりますね。

コップの絵柄とテーブルにポケモンシールが貼ってあるくらいなんですが…。

コロナ禍で海外へ行けなくなるまで国内旅行にはほとんど行かなかったので、長崎に来るのはかなり久しぶりの2回目。長崎空港へは初めて来ました。

長崎空港 空港

でも、今回は長崎市観光はパス。インバウンドが戻ってきているのと、ＧＷなので混んでそうと日本を代表する観光都市は避けました（かなり前に1度来ているという理由もあり・・・で）。

長崎空港のバス停1番から諫早駅へ向かいます。自販機でバスチケットを購入して乗り込み(島原鉄道のバス)。

空港バス (長崎空港) 乗り物

長崎空港ー諫早駅。
空港から乗ったバスは、普通の仕様でした。

諫早駅到着。綺麗な駅ですね（普通のビルだった）手前のビルではなく向こうに見える方が駅です。。

諫早駅 駅

諫早駅前から、再びバスにのり雲仙へ(島原鉄道のバス)。

途中海岸線を通り風光明美です。長崎県雲仙市千々石町付近

諫早駅ー白雲の池入口

諫早駅から1時間20分バスに乗りバス停「白雲の池入口」下車。雲仙温泉街の入口です。
ホテルは雲仙よか湯さん。

バイキングで朝夕食を提供している旅館ホテルも予約サイトに出ていて迷ったけど、バイキングではＧＷなので食事会場が混雑してそうで食事なしの素泊まりホテルにしました。ＧＷ旅は混雑を避けることしか頭にないｗ

雲仙よか湯 温泉

大浴場と貸し切り風呂があります。
今回は予約サイトに出ていたので、「貸し切り風呂の付いたプラン」で予約しました。
貸し切り風呂は、基本は時間指定の事前予約を受け付けていないそうです。
私は既に予約に入れているプランなので時間指定をお願いし、ラストの回の19時半（20時に貸し切り風呂は終了）にしてもらいました。

源泉かけ流し100パーセントの雲仙温泉特有の強酸性の単純硫黄温泉、楽しみです。

立ち寄り湯もＯＫ（宿泊よりもそっちがメインなのかも）なので、貴重品用ロッカーもあり。

レンタサイクルもあり。

12時頃に着いたのですが、チェックイン時間前になりますが、すぐにお部屋に入れてくださいました。お部屋は新しくはないけれど結構広いです。簡易キッチンもあり、湯治場的な宿ですね。
小さいけど温泉街にはスーパーもあり、湯治もいいかもと思った（でも動き回りたい私にはちょっと退屈かも）。
こちらは某企業の保養所だったとの情報もありますね、なるほど。
お部屋にバスルームもあるのですが、大浴場、貸切風呂があるので使用しないでほしいと書かれていました。

雲仙よか湯 宿・ホテル

ホテルを出て温泉街へ。歴史のある温泉街を想像していましたが、想定外にスッキリと整備された街並み。オープンして間も無さそうなコジャレたカフェがあったり。

お店の数はまだ多くはないけれど。新しそうな建物が並んでる。
こちらはなんと言っても別府、道後、霧島などに引けをとらない名湯の地。もっとインバウンド旅行者が入ってきたら開店するお店も増えそうですね（予想）。

そんな予想を思い浮かべながら進むと雲仙地獄が現れた。イオウの匂いの噴気がすごいこと。

橋の上からしばし眺める。

雲仙地獄 自然・景勝地

別府温泉の坊主地獄みたい。ぼこぼこと湧き上がってる。上手く撮れてません。

そろそろ13時。ランチへ急ぎます。
お店は決めていなかったので、いつものパターンでGoogle mapで★4つ以上レストランがあるかを探す。日本人は味に厳しい（＝点数が辛め）ので★４つを取ってるところはほぼ間違いがない（…と思っている）。
（投票者の）分母が多いラーメン店などは★3.8くらいでも十分美味しい店が多いけと思うけれど。
しかし、これがヨーロッパだと、★４つでもサッパリ・・・のところもたまにあります（だから日本人の方が採点が厳しめだと思っている、つまり間違いがないと･･･）。
ということで★4以上で出ていたこちら「和食処　文ノ字」さんにお邪魔しました。

和食処 文ノ字 グルメ・レストラン

観光地価格ではないです。素晴らしい。

和食処 文ノ字 グルメ・レストラン

すでに先客が数組。雲仙どんぶりを注文。雲仙ポークを使用した天ぷら丼とのこと。
他のお客さんが天ぷらにお醤油を･･･なんて丁度リクエストしていたけど、大将はお塩で召し上がっていただきたいとお話していたり。ちょっと味覚音痴な（感じがしないでもない）そのお客は、不満そうだったけど、、こういう拘りがあるお店って良いなーなんて思いながら・・・・その様子を聞いていたｗ

和食処 文ノ字 グルメ・レストラン

やはり、Google mapの★高得点の通りだった、美味しかったです！

和食処 文ノ字 グルメ・レストラン

文ノ字さんからすぐそばの温泉（うんぜん）神社へ。

温泉神社 寺・神社・教会

どんどん皆さんが上がっていくので何かあるのかなーと付いて行ったのですが。
少し小高くなっている展望台とのことでした。すぐ脇に広がる雲仙地獄が見れるスポットですが、雲仙地獄の工事している箇所が見えただけでした。

展望台（？）らしいところから降りてきて神社へ。
島原半島には18社の温泉神社があったとされ、この総本山なのだそう。

「夫婦柿」と呼ばれるパワースポット。両手で柿の木を抱き、ご利益のためには、二本一緒に下から上に撫で上げつつ願を唱えながら祈願、最後に榊を用いて柿の木の脇にあるご神水を体に浴びる（らしい…誰もやってなかったけど）。

御朱印をいただいた社務所のかたに、雲仙の温泉街からは雲仙岳は見えないのですか~聞いてみた（街から見えるのかなと思っていた･･･）。神社前の表通りの向こうにある展望台スペースから山が見えるけど、雲仙岳はその山の奥にあるので、街からは見えないのだそうです（ちょっとがっかり）。

社務所のかたが教えてくださった神社の前の表通りを反対側へ渡ったところにある展望台。出来てからまだ何年も経っていない様子です。

ここから雲仙地獄が一望です。

雲仙地獄 自然・景勝地

雲仙温泉の歴史など書かれている案内あり。温泉は大きく分けて、古湯、新湯、小地獄の３つに分かれる。泉質は硫黄泉。源泉は目の前の雲仙地獄。宿によって、お湯の色が透明だったり、白濁していたりと様々なのが雲仙温泉の特徴だそうです。

イオウの香りが立ち込める雲仙地獄へ。

様々な伝説がある。

入場料が無料なところがいいでよねー。

雲仙は標高のある場所なので、ミヤマキリシマかしら？

遊歩道が整備されていて30分ほどで一周できる。

江戸時代のキリシタン殉教の地。ここは、アウシュビッツ的な負の歴史の場所でもある。

特に噴気活動が活発な「大叫喚（だいきょうかん）地獄」。高く上がる噴気を間近に。

また、ミヤマキリシマ？（昨年別府で見たので…似てます）

遊歩道の途中にある「雲仙地獄工房」で温泉たまごと温泉（うんぜん）レモネードを。たまごは1個で良かったんだけど、最少で2個売りなのだそうで。頑張って2個食べました。
そう言えば、Youtubeで猫の聖地になっていると観たんだけど…猫を見かけない。

･･･と思ってたら、工房付近にいました！この辺りにいたら、おこぼれをもらえますものね。

サイダーを飲みなが地獄と猫を眺める。

おこぼれを待つ猫

立ち入り禁止区域に猫たちの姿が。こんなところに居て大丈夫なのだろうか？

雲仙地獄から再び温泉街の表通りへ。おやつにガイドブックで見かけていた遠江屋さんの手焼きの湯せんべいを食べました。

遠江屋本舗 グルメ・レストラン

ここにもサイダーが売っていた。

湯せんべいの案内。焼いているところを実演で見れます。せんべいが載っているソフトクリームもあったような。

湯せんべい。なつかしい味だった。

温泉街をさらに散策する。有名な温泉地なのにそんなに広いエリアではない。思っていたよりもずっとこじんまりしてる。

まだインバウンドがこちらまで戻っていない様子だったし、今日は平日なので人がそんなにいなかった（当初からの混んでるところに行きたくないという今回の旅行の狙い通りだった）。

表通りから奥へ行くと原生沼なんてところがあった。

これが沼なのか気付かないで入ってしまいそう。

でも良くみると沼なんですよねー。この付近は今では全く噴気活動が見られず湿原となっていますが、以前は雲仙地獄の「大叫喚地獄」のような活発な噴気活動を起こしていたそう。

この近くに軽井沢的なテニスコートがあったり（誰もいなく、閉まっているようでしたが）。ここは(軽井沢のように)標高も高いし、昔は軽井沢的避暑地だったのか（いえいえ今も夏になるとそうなるのかな）、企業の保養所などが以前は沢山あったのかな･･･と想像しながら。

湯せんべいのお店の並びに小さなスーパーが。こういうお店があるので、宿泊しているような簡易キッチンがあるホテルで湯治が出来るのかな。夕食を調達。

ホテルに戻ったら、昼にチェックインしてくださったフロントのかたが、温泉たまごをどうぞ～って2個くださった。ホテルのかた、とても親切です。

このご厚意には、実はさっき2個食べたばかりで････とはとてもとても言えず。ありがたくもう2個いただきました！！お塩まで付けてくださって…。美味しかったです。（通常は、1日に4個もゆでたまごを食べることがない自分・汗）

ホテルの大浴場の様子をパンフから。貸切風呂の予約時間まで時間がまだあり、まず大浴場のほうに入りました~。

19時半から予約している貸切風呂へ。フロントのかたが、今日は熱いみたいだから水を入れたほうがいいかも…と。天然の温泉なので、その日によって熱かったり、ぬるかったりするのだそうです。今日は明らかに熱めでした（笑）
熱いのが好きなのでそのまま入った。

予約した貸し切り風呂です、使用時間は20時まで。やはり雲仙温泉は、別府や道後や霧島などに引けを取らない名湯でした...お湯がいいです（国内旅行をしたことなかったけど、コロナ以降海外へ行けなくなり、国内あちこちと行き温泉地による違いが分かるようになってきた自分）。

別府にあんなに外国人旅行客が来ているので(後日旅行記書きます)、そのうちに雲仙も別府のようになるのではと予感。それを見越してなのか新しい大型旅館が出来ていたり、改装中だったりしてましたね（国内旅行に行くと、コロナ禍の間、余力のある旅館・ホテルはコロナ明けには反動が来て活況になることを見越して改装したりで備えていたことを知るｗ）。

雲仙よか湯 温泉