2度目の日光金谷ホテル泊　その1－東照宮晃陽苑でスギの気を浴びる

2023/07/12 - 2023/07/14

日光の金谷ホテルに2度目の宿泊。
今回はクラッシックホテルの会のスタンプ集めと言う目的が加わりました。
今年5月の奈良ホテルで初めて購入したクラッシックホテルの会手帖。
4つのホテルでスタンプを押してもらうとペアランチ券がもらえます。
9ホテル制覇すると無料宿泊券をもらえます。
スタンプ4個で特典があるということを知ったのは、奈良ホテル宿泊前。
それまでも金谷ホテルやニューグランド、川奈ホテルには宿泊していたので、最初からスタンプ帳をもっていればすでにランチ券はもらえたのですよね。

さすがに日光への1泊旅行では疲れるだけなので、前回の日光金谷ホテル泊と同様に東照宮晃陽苑をプラスしてみました。
金谷ホテルには家族風呂はあるものの温泉ではありません。いっぽうの東照宮晃陽苑には大浴場と露天風呂が完備しています。
2つの宿が補填しあって良い旅となりました。

エリア 日光(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

日光へは新宿から出ている東武日光行きのスペーシアを利用します。
東武のスペーシアが栗橋駅からJRに乗り入れているのです。
ダイヤは新宿発9時34分、東武日光着11時30分。
普通ならば日光に着いてから昼食といきたいのですが、何しろ今日の宿の日光東照宮晃陽苑はフォレストリゾートの宿。
この旅行記で何度も書いていますが、食事の量が多いのです。
そのためフォレストリゾートの宿に泊まる日は、昼食をケーキなどの軽食にして夕食に備えています。
そして朝食は遅めにということでここにやってきました。
新宿南口にある小田急ホテルセンチュリーサザンタワーです。

小田急ホテルセンチュリーサザンタワー 宿・ホテル

20階のサザンタワーダイニングです。
以前、確かGo To Eatの時にアフタヌーンティーで利用したラウンジサウスコートの隣にあります。
今朝は列車に乗り込む前に、ここで朝食バイキングです。

サザンタワーダイニング グルメ・レストラン

お皿を持って料理を取る前に、どのようなものがあるかをチェック。
まずはフルーツ。
かみさんが好きなライチもありますね。

シュガースポットが出ているバナナ。食べ頃ですね。
表面的にはきれいな黄色だけれども熟れていないバナナではなく、これが出ているバナナを出してくれるというのはなかなかのお店です。
バナナは好きだけれど、これだけでかなりお腹が膨らんでしまうので今日はパス。

何かのHPによると、ここのウリは自家製のバナナジュースとのこと。
何かバナナにこだわりがあるお店なのでしょうか？

チーズとドライフルーツ。
牛丼店ならば600円で済むのに3500円もする朝食ということで、原価が高めのチーズは食べておこう。

パン類はワッフルを含め5種類。

和食系ももちろんあります。
全体的にバイキングとしての品数は少なめです。
バイキング自体がウリではなく、あくまでビジネスホテルの朝食といった感じ。
宿泊者以外にも開放しているのは好感が持てます。

最初にサラダとチーズとパン。
左上はバナナのジュースです。

次は洋食のおかず。

次は和食を少し。
ご飯も味噌汁も少なめに盛っています。

次にヨーグルトとワッフル。
375室もあるホテルのダイニングとしては小さめでしたが、混みすぎると言うことも無くゆっくり過ごすことが出来ました。
この日の客は日本人以外ではヨーロッパ系の人が多かったようです。
子供連れもいたのですが、大声で騒ぐことも無く客層の良さも感じました。

最後にフルーツで締め。

サザンタワーから新宿駅を撮影。
新しくできた東急歌舞伎町タワーがひときわ目立ちます。

JR新宿駅にスペーシアが現れました。
JR乗り入れのスペーシアはとても便利なのですが、JRー東武線直通特急は縮小傾向にあります。前回日光に行った時からダイヤ改正があったようで、本数が少なくなり行きは良い時間帯なのですが、帰りは遅い時間に新宿に到着します。
帰宅通勤時間とバッティングしてしまうので、帰りは直通特急を利用しないことにしました。

乗車位置を示す案内プレート。
最近はキャリーバッグやスーツケースを持つ人が増え,このような表示の上に置かれてしまう場合も多々あります。

スペーシアの室内です。
あまり混んでいません。
スペーシアに乗るのは初めてなので楽しみでした。
30年以上前の車両なので、車内設備には特に目新しさはありません。

乗車券＋特急券です。
ネット経由で購入したので、安く買えています。

栃木市駅を過ぎて少し走ったところ。
だんだん自然が多くなってきました。
日光はもうすぐです。

東武日光駅に到着。
そういえば前回は遠回りですが宇都宮で餃子の昼ご飯を食べて、JR日光線でJR日光駅に到着しましたな。

東武日光駅の駅舎。

東武日光駅 駅

宿のお迎えが来るまで時間が沢山あります。
前回も休んだ明治の館ケーキショップで時間を潰します。

明治の館 ケーキショップ グルメ・レストラン

チーズケーキのニルヴァーナ。
通常ならばケーキショップではモンブラン一択なのですが。かなり美味しいチーズケーキですので、今回もこれにしました。

明治の館 ケーキショップ グルメ・レストラン

東武日光駅から宿の送迎車に乗って日光東照宮晃陽苑に到着。

東照宮晃陽苑 宿・ホテル

値段が変わらないのであれば部屋は広い方が良いよね、ということでこの部屋を予約。

じゃーん。
ゆったり和室17.5畳！
でも広ければよい、というものではありませんでした。

洗面台も二つ。
冷蔵庫は小さいけれど。

バスルームは洗い場付き。
もっとも風呂は大浴場を利用するのでここは使用しません。

トイレは洗浄タイプ。

座卓の上には岡持ち風の茶道具箱。
部屋中央の座卓の上で持参したＰＣ類を広げてもコンセントが遠すぎ。
結局座卓を部屋の隅に移動して使用しました。
布団はこの広い部屋にふたつ敷くだけ。
何か殺風景です。
やはり広すぎる部屋も困りものですな。
次回は普通の部屋にしよう。

葵乃ひかりというお着きのお菓子。
お米のパフでウエハースを挟んだようなお菓子。
サクサクで美味しかったです。

押し入れには布団がたくさん。
この部屋、研修とか合宿など大人数で使うための部屋っぽいです。
今回は直前に予約したのでそのような予約が入っていなかったのでしょうね。
もともとこの宿は東照宮の研修所として利用していたもの。
それを今はフォレストリゾートが管理運営しています。

クロゼット。
下に帯やタオルが置いてあります。

窓からの景色。
1階入口の屋根が半分を占めています。
おそらく団体さん用の部屋なので、それ以上を求めてはいけませんね。

さてお風呂です。1階に降りて廊下を進む。
廊下の至る所にスギの大きな板が使用されています。

ここでスリッパを脱ぎます。

湯上がり処。
かみさんとの待ち合わせはここで。
この宿、あちこちにスギの木が使われています。
このテーブルも椅子もスギの木。
日光にはスギの大木がたくさんあるのでそれを至る所で使用しているみたいです。

杉並木風呂の由来が書かれていました。
スギの木と言っても枯れた木を使っているそうです。

まだ誰もいません。
観光地の日光なので、皆さんまだ観光しているのでしょうか？

成分表によると、ｐH8．9のアルカリ性単純泉です。
お肌がつるつるになる泉質です。

内湯です。
桶はケロリンでした。
シャンプー類はかみさんが好きな馬油もありました。

浴槽の左を通って露天風呂に出ます。

左側にはHPでは夜天風呂と呼んでいる陶器製の壺湯がふたつあります。

風呂に入って部屋でゆったりしていると、そろそろ食事の時間。
食事の時間を選ぶ際は、いつも早めの時間を選んでいます。

テーブルには予め前菜などが用意されています。

メニュー表です。

食堂にはまだあまりお客さんは来ていません。
やはり観光していて宿に入る時間が遅いのでしょうね。

先付けの文月の豆腐。玉子豆腐の上にオクラなどで彩りされています。

前菜の酒肴車盛りです。
中央の円柱形の器が車軸ということですかね。

清涼杉板盛りの左側。
杉の板の上に器が乗っています。　
すだれの下の容器には保冷剤が入っています。

右側には生湯葉。
やはり日光ですね。

野洲焼きという料理。
陶板のうえで焼いた味噌味の肉・野菜料理でしょうか。

鮎の塩焼きです。
はじかみの横は杏。

野洲焼きが焼き上がりました。
とても美味しい焼き肉です。
この味噌がとても良い仕事をしてくれました。

煮物です。
温かい内にということで、食事中に蓋付きで出て来ます。

フォレストリゾート名物？の洋皿です。
どの宿でも洋皿という料理が途中で出て来ます。
夕食は和食系なのですが、途中で箸休め的に趣向の違う料理が出てくるのが面白い。

赤だしの味噌汁です。
ご飯はメニューによると、高根沢という栃木県の町で収穫されたコシヒカリです。

香の物は3種類。
赤いのは福神漬けに入っているナタマメです。

デザートはあんみつ。
これは嬉しい。

入口の横に置いてあるスギの大木。
樹齢700年とのこと。

樹齢700年の樹（気）に触れてみようという説明。
パワーが出るらしい。

翌朝。
朝風呂に入り、食事の前に園内を散歩します。
前回は広い園内の遊歩道を歩いたのですが、今回はそれだけの時間が無く断念。

沢山の庭木がまん丸に刈ってあります。
赤とんぼがたくさん飛んでいました。

朝7時30分から朝食となります。
場所は昨夜と同じ。

予め料理がテーブルにセットされています。
焼き魚はシャケ。
かすかに写っていますが、納豆と味付け海苔が欲しい人は入口付近に置いてあるので自由に取って来ることが出来ます。
湯河原地区のフォレストリゾートに慣れているので、朝食にアジがないと違和感を感じてしまいます。

漆器の中身は刺身こんにゃく、出汁巻き、煮物です。

鍋は湯豆腐。
これはフォレストリゾートの朝食の定番。
フォレストリゾートの朝食はご飯のお供になるおかずが多く、いつもお代わりしてしまいます。

少し早めですがチェックアウト時間の10時を待たず、朝9時の送迎車で東武日光駅へ向かいます。