阪急交通社「行っ得東京・横浜三日間」ツアーで、劇団四季を堪能するの巻

2023/06/29 - 2023/07/01

6/29～7/1、二泊三日で東京、横浜へ行って来ました。
今回阪急交通社の「行っ得　東京・横浜三日間」のツアーを利用しましたが、ほぼフリータイム。しかし初日のスカイツリー、浅草の半日観光（行動はフリー）は参加しなくてはいけないよ、というプランでした。
宿泊は横浜みなとみらいに二泊と、わたしたちの今回の行動範囲には最適な場所だったのと、なんといっても全国旅行支援適用で安価なのが、このパッケージツアーを選んだ理由です。
今回の目的は劇団四季ミュージカルを堪能すること。
今年創立７０周年を迎えた劇団四季へ、私なりに賛辞を送りました。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス JALグループ ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

今回のツアーで一番困ったのは、往復の飛行機の時間が出発１０日前まで判らなかったことです。（航空会社も不明）
申込時、出発時間がおおよそで２～３時間の幅があり、安価のパッケージツアーでは「あるある」のことなのでしょうが、やきもきしましたね。

往路は9:30発のANA便でした。

新千歳空港 空港

羽田と到着後、旭川空港からのツアー客を含め、総勢４０名ほどで、バスに乗り込みました。
これからスカイツリー、浅草と、東京おのぼりさんコースに出発します。
各場所に着いてからはフリーなのだけれど、我らはここではあまり動かずに、この時間は「食べる飲む」と呑気に過ごしました。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

バスの中からの東京の美景です。
縦横無尽に走る高速路にビル群に水辺に、、、
しかし、ごちゃごちゃの無秩序感がないところがさすが首都。
洗練されてます。

車窓に見惚れていたら、墨田川。
東京ソラマチ&スカイツリーは、すぐそこ。

スカイツリーには上ってませんが、なにか。。？（笑）

高所恐怖症なのでね、寿命が縮まりそうなところには行きません。

ソラマチ３０階の「魚力鮨」にてゆっくりランチ。
眺望を愛でるのなら、このぐらいの高さで充分。てか、一番！
（あくまでも個人的な感想です　汗）

魚力鮨 東京ソラマチ店 グルメ・レストラン

江戸前寿司キター！（喜）

１２０分の自由時間、ゆっくり過ごしました。

さて、浅草。
こちらは８０分の自由散策。

まずは浅草寺のお参りを。
旅ができることへの感謝の気持ちで、観音様に手を合わせます。

浅草寺 寺・神社・教会

仲見世はインバウンドの波。
急ぎ足で「浅草きびだんごあづま」さんへ行くも、ちょっとの差で完売なのでした。

凄い人出だし、暑いし、特に観たいところも無しだし、あそこ行く？

新仲見世通りの喫茶店「友路有（トゥモロー）」は、数年前モーニングを食べに伺ったお店。
「昔ながらの」名の通り、カフェじゃないですから～、の安定の昭和感です。

昔ながらの喫茶店 友路有 浅草店 グルメ・レストラン

コーヒーフロートのさくらんぼに、また、お母さん手作りのようなプリンの味に、遠い日の昭和を見た、、と感じるワタシ。

さてさて、バスは東京おのぼりさんコースから一路横浜ベイエリアへ向かいます。
宿泊先のアパホテル&リゾート横浜ベイタワー着は１８時。

ホテルの写真は？　すっかり撮り忘れましたぁ。
地上３５階高さ１３５ｍのビッグなホテルは、赤レンガ倉庫やランドマークタワーが徒歩圏内の好立地です。

夕食に外に出ると、暮れなずむランドマークタワーが美しかったな。

アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー 宿・ホテル

夕食はホテルに着いてから予約をした、横浜ビール「厩（うまや）の食卓」へ。
ホテルから徒歩１０分くらいでした。

ビール工場併設の出来たてビールを楽しめるお店ということで、楽しみです。
店内も広く、ビアホールの雰囲気もあり、大人数のパーティーも入っていたせいか賑やかでした。

横浜ビールテイスティングセットで、味比べ。
ビアホールの定番「フィッシュ＆チップスと、バッファローウィング。
このあと数品オーダーする予定だったけれど、それぞれボリュームがあって、お腹いっぱい。
ごちそうさまでした。

http://www.yokohamabeer.com/index/company_store.html

６月３０日（金）の朝、やって来たのはホテルから徒歩２分ほど、横浜第二合同庁舎です。
旅とは無縁と思われる官庁ですが、、、

横浜第２合同庁舎［旧生糸検査所］ 名所・史跡

庁舎が扉がうやうやしく開く午前８時を待ちかねて、安くて美味しいモーニングが食べられる庁内の喫茶店にやってきました。
お店の円熟味を感じさせる「喫茶」の入り口。
ここ、美味しくないわけないでしょ、聖子ちゃんのようにビビビッとくるワタシ。

横浜第二合同庁舎 喫茶室 グルメ・レストラン

モーニングいただきます。
われらは「トーストセット」をチョイス。
パン好きには嬉しい厚切りのボリューム感で、パンは横浜の老舗「かもめパン」だそうです。

お客は庁舎職員数名、お馴染みと思われる高齢のご夫婦、観光と思しき我らのような組が二組と、朝からお若くないマスターひとりでてんてこ舞いのご様子でしたが、これが日常なのでしょうね。

ごちそうさまでした。

横浜第二合同庁舎は、大正１５年の横浜生糸検査所が前身の建物で、横浜市認定歴史的建造物に認定されています。
平成７年に大改築し、低層赤レンガ部分を残し、後ろ高層棟とドッキングした造りになりました。

合同庁舎で朝食をとった我らは、そのまま桜木町駅方向へテクテク歩きます。
ランドマークタワー、ど～ん！
さすが、みなとみらい地区のシンボル的存在で、高層ビルながら、どこか重厚感もありますよね。

そしてテクテク散歩の目的地、横浜市役所、ど～ん！
合同庁舎、市役所と「官（つかさどる）」場所を訪問してますが、なにか？（笑）

横浜市庁舎3階「市民ラウンジ」から、横浜みなとみらいの景色を一望できると知り、この日午前中はヒマだったので、来てみました。
全面ガラス張りのゆったりとした市民ラウンジ、なかなか見晴らしがいいですね。
２０時まで開放しているようなので、みなとみらいを象徴する夜景群も間近に観られますね。

桜木町駅前と横浜ワールドポーターズ前を結ぶ「ヨコハマ・エア・キャビン」（都市型循環式ロープウェイ」も「みなとみらいビュー」に一役買ってますね。
このあと中華街のほうへ行くので、乗ってみるかね？

エアキャビンは１０時運行開始で、少しの待ち時間の間、桜木町東側駅前広場の動く歩道を往復するという、意味のないことをやってみましたが、ここからの眺めも良かったな。
帆船日本丸とインターコンチネンタルホテル、コスモクロック２１が、絵になる感じで写真が撮れました。

そうこうしてるうちに１０時が過ぎ、エアキャビン始発の桜木町駅前広場には２０名ほどの人が並んでました。（ほとんどが外国人観光客）

エアキャビン、片道券１０００円です。
実はこれに乗ったのは、全国旅行支援地域クーポンの消費のためでもありました。

5分で到着。
移動手段というよりアトラクション？
そんな感じの乗り物でした。

YOKOHAMA AIR CABIN 乗り物

みなとみらい線馬車道駅から二駅の元町・中華街駅下車。
お馴染みの朝陽門です。

ここまで長々と書いてきましたが、本日のメインイベント、劇団四季の「クレイジー・フォー・ユー」は、ここから徒歩数分の「KAAT神奈川芸術劇場」にて公演しています。

元町・中華街駅 駅

13時半開演に合わせて、軽くのつもりが、しっかりとランチいただきました。
横浜中華街の「お粥」といえば「謝甜記」さんです。

謝甜記 グルメ・レストラン

あまり待つことなく入店できましたが、通されたのは2階店舗。
飲食店で「あるある」だけど、2階部分って1階とは違って、味も素っ気もない、ただテーブルとイスを置いただけのところが多いのです。
謝甜記さんもそのくちでした。
一階部分が中国のお粥やさんっぽくて良かったのにな。

まぁ、とにかく味は間違いなく美味しいです。
湿度ムシムシなので（言い訳っぽい）で、トリビー（とりあえずビール）もね。

さぁ、お腹を満たしたあとは、心を満たしに神奈川芸術劇場へ向かいます。

KAAT神奈川芸術劇場 名所・史跡

クレイジー・フォー・ユー、
劇団四季の代表的レパートリーですが、わたしは初めて観る演目です。
年甲斐もなく、ワクワクが止まらないわ。

１階エントランス部分から、上階の各ホールへ繋がるエスカレーターの吹き抜け部分が開放感があり、わぁ～！という感じ。
都会の芸術劇場に相応しい洗練された劇場です。

「観るだけで、幸せになれる。これぞミュージカル・コメディーの決定版！」というキャッチコピーのごとく、夢見心地で劇場を後にしました。

劇場を出ると、けっこうな雨降りで、しかも強風も吹きまくり、折り畳み傘も壊れそう。
雨風にあおられ、道順も間違えたりして、這う這うの体でやっと行き着いた「Meet
Fresh鮮芋仙」は一度来てみたかった台湾スィーツのお店です。
道に迷わなければ徒歩１０分くらいで着いたのに、その倍は時間かかってしまいました。

濡れねずみ二名、入りま~す。

MeetFresh 鮮芋仙 横浜中華街店 グルメ・レストラン

外観は台湾スィーツ店というより、普通のカフェっぽく、店内も控えめに台湾調を醸し出してる感じです。

豆花（トウファ）、タピオカ、芋園をミックスしたスィーツをチョイス。
やさしい甘さが、濡れねずみを癒してくれます。
罪悪感のないヘルシースィーツ、ごちそうさまでした。

「Meet Fresh」にて一時間ほどゆっくりし、外に出ると雨は止んでいました。

食べ歩き北京ダックのお店があるようよ。行ってみよう！
「王朝」の肉付き北京ダック巻は３９０円。
実食！　うーむ、本来の「北京ダック」とは似て非なるものでした。
値段が値段だから仕方なし。

王朝 グルメ・レストラン

再三、いろんなものを食べてますが、本格的夕食は「一楽」さんで。
ネット情報を参考に、「カジュアルなお値段」「本格的な中国料理」「老舗店」を熟慮して、選びました。
なにしろ、横浜中華街には中国料理店が約２００店あるそうですから。。

一楽 グルメ・レストラン

入店を待っている人はいませんが、中はけっこう混んでいました。
満席で待つのは嫌だけど、ガラガラでお客が少ないのもなんか心配なもので、
ちょうどいい塩梅の賑やかさです。

おすすめメニューの炭火焼チャーシューとエビの巻き揚げ、そしてホタテと彩り野菜の炒めもの、季節のトウモロコシのシューマイ、そして青島ビールとハルピンビールの飲み比べ。
蒸し暑いので、とにかくビールを欲した日なのであった。。（←言い訳っぽい）

翌日（7/1)は朝から雨模様。
ホテルをチェックアウトし、みなとみらい線で横浜駅へ。
だんだん雨脚が強くなり、定義で縦に線を描いたように、断続的に降る雨の中での電車待ち。
浜松町駅に着いても断続的に雨、雨、雨。
片手に傘のため、最終日のこの日、写真が少ないです。

この日は浜松町・竹芝のJR東日本四季劇場「秋」で、「ノートルダムの鐘」を鑑賞します。

雨宿りと観劇前の腹ごしらえに、駅近くの汐留ビルディングへ駆け込みました。
駆けこんだ先に１１時オープンの、グッドなお店発見！
「フランツクラブ」は、ドイツ料理と輸入ビールのお店です。

フランツクラブ浜松町 グルメ・レストラン

ミュンヘンの公認醸造所「ホフブロイ」で作られたヴァイスビールは、喉ごしが良くて、とても美味しいビールでした。
叩いて伸ばして、ペラペラになったカツレツは大好物！

さて、1２時開場の四季劇場「秋」へ行きましょう。
雨も小降りになってきました。

この期間、四季劇場「秋」で「ノートルダムの鐘」を、「春」では「アナと雪の女王」を上演していました。
２０２０年にオープンのウォーターズ竹芝には、「JR四季劇場「春」「秋」「自由劇場」と、3つの専用劇場が集まっています。
JR東日本のまちづくりプロジェクトに、劇団四季はがっちりタッグを組んだといったところでしょうか。

四季劇場 ［春］［秋］ 名所・史跡

四季劇場「秋」の入り口です。

「ノートルダムの鐘」は、前から観たいと願っていた演目です。
大掛かりな舞台装置や大道具からして、全国各地でのツアーは、なかなか難しい演目と思います。
であれば、こちらから。。。
メッセージ性の強い感動の作品なので、ロングランしていただきたいわ。

始まりのセットはノートルダム大聖堂祈りの部屋。
一つのセットで鐘突き搭やパリの街や酒場など、巧みに変化します。

13時、開演直前の期待がマックス高まる時。

あらら、いきなり羽田空港です。（汗）

「ノートルダムの鐘」が終了とともに、カーテンコールも見ず（泣）、ダッシュで浜松町、そしてモノレールで羽田へ。
感動の余韻も後を引き、後ろ髪引かれる思いですが、カーテンコールを観ていたら、集合時間に間に合わなくなるかも、のギリギリの時間でした。
一応ツアーなのでね、時間厳守はきっちり守らないと。
行きはANA　帰りはJAL。
JALファンなので、気分的にほっとする感じ。


創立７０周年を迎えた劇団四季、子育て中はいったん離脱しましたが、若い時からのファンで、まだ小さい劇団のころは、地方公演のお手伝いも少しやっていました。
いまや日本を代表する劇団で、恐れ多い感じすらしますが、基礎をしっかりと、そしてスターを作らないという方針は７０年変わっていません。

今回、というか今回もショートトリップでしたが、私なりに充分贅沢にリフレッシュした旅になりました。

お終い

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港