2023/01/28 - 2023/01/28
3位(同エリア12件中)
kiyoさん
【写真】"アパートメント コルビジェ"の最上階にあるコルビジェのアトリエ
パリ北西部ポアジーのサヴォア邸を見学した後、中心部に戻ってきてラ・ロッシュ&ジャンヌレ邸とコルビジェのアパートを訪ねました。スイス学生会館も行くつもりでしたが、その前の建物の見学に時間をかけたのと意外と交通の乗り継ぎなどに時間を要し、スイス学生会館は断念。
その分、少しできた時間でオルセー美術館へ行ってみようと立ち寄ったのですが、午後6時まで開館しているという事前情報に反し、午後5時からは入場出来ない模様。さらにそこから帰りには地下鉄ストライキにも遭遇して、徒歩でパリ・リヨン駅のホテルメルキュールまで帰りました。
そして、翌日のロンシャン行きの列車の発車ホームなどの事前調査をしておきました。
ラロッシュ&ジャンヌレ邸は1925年に完成したものでサヴォア邸よりも少し前の作品です。小さなギャラリーのある住まい、という印象でした。
アパートメント ル・コルビジェは1934年完成で、ル・コルビュジエの生活の拠点で、彼の没後は設計事務所として使われた時期を経て現在コルビジェ財団によって公開されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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-
ラロッシュ&ジャンヌレ邸へ向かう街並み
ラロッシュ&ジャンヌレ邸はパリ中心部にほど近い、高級住宅街にあった。住宅街と言っても、古い低層ビルの集合住宅が通りに沿って並んでおり、ヨーロッパらしい街並みだ。 -
レンガ張りの集合住宅の壁
集合住宅の屋根には、煙突がまとめて出ており、レンガ壁も意味ありげな模様を呈していた。かなり歴史ある建物のようだ。 -
入口門
この門の奥に、ラロッシュ&ジャンヌレ邸があった。1街区の真ん中という感じ。 -
道路面の案内看板
ラロッシュ&ジャンヌレ邸はバスを降りてからも中々難しい路地の奥にあり、自力ではたどり着くのが難しいようなところだ。 -
突き当たりのラロッシュ&ジャンヌレ邸へのアプローチ
路地の奥の敷地に立つ、という感じで通りからは全く見えない。案内されてやっとここがそうか、という感じでたどり着いた。 -
ラロッシュ&ロンシャン邸に到着
世界中から建築の関係者と思われる人々がやってきていた。観光地ではないので混雑をしている感じはしないが、そこそこの人たちが順番にやってくるというくらいの賑わいだ。コルビジェの残したものがいかに医大で会ったかと言うことだろう。 -
建物入り口弊に取り付けられた説明看板
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玄関吹き抜けとアトリエエリア
中は玄関を入ると3Fまでの吹き抜けで、その左右にアトリエや生活空間が配置されている。左が画家のアトリエで、右が食堂などの生活空間。 -
吹き抜け右側の生活エリア
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アトリエとスロープ
2Fアトリエにはスロープがあり、それもRとなっていて、優しい感じがした。アトリエは2,3回の吹き抜けでもともとは絵が壁一杯に飾られた写真があった。 -
アトリエ正面
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壁一面に絵が掛けられている写真
ラロッシュは絵画収集が趣味で、その収集もコルブジェに依頼していた -
スロープ
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アトリエ入口面
アトリへは細長く壁面が広い。天窓から光が降ってくるような感じだ -
3階から見たアトリエ全景
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連窓と間接照明
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アトリエサイドから見た玄関吹抜と生活エリア
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吹抜窓と2Fアトリエと生活エリアを結ぶ回廊
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アトリエから続く吹抜部分ホール
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平面図も展示されていた
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生活エリアのダイニング
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ダイニングの連続窓
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連続窓があるため、オフィスのような印象を受けた
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生活エリアから見た玄関吹抜
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アトリエと生活エリアをつなぐ吹抜部ギャラリー
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生活エリア配膳室
1Fのキッチンで作られた料理はリフトで配膳室まで上げられた -
1Fから見たリフトシャフト
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アトリア部屋上
屋上は立ち入り禁止となっていて、上手く全体を撮影できなかったのが残念 -
屋上庭園
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ラロッシュ邸からジャンヌレ邸部分を見たところ
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ジャンヌレ邸の屋上ペントハウス
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アトリエのスロープを上ると、玄関吹抜部に出る
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1F玄関ホール横のコンシェルジュの部屋
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コンシェルジュ寝室
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キッチン
トップライトのお陰で、建物の奥に配置されているキッチンはとても明るい -
キッチンシンク
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コンシェルジュ・洗面
およそ百年前、すでに使用人が使ったと思われる手洗い器には、給湯設備が整っていた -
玄関ホール吹抜、回廊
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次にアパートメント ル・コルビュジエを目指し、パリ市内を歩いて移動
バス停に向かっています -
バスもタクシーも中々来ない
これも移動が電車+バスだったため、バスをしばらくのあいだ待つことになった。その間、飯塚さんはたまたま同じバスに乗る老婆と談笑していたが、貴重な時間をもっとタクシーとかで移動できないものか、とも考えてしまった。 -
ブローニュの森の南、パリのスポーツ施設エリアにアパートメント ル・コルビュジエはあった
全仏オープンテニスが開かれるグレーテニスコート付近。この辺りはスポーツ施設が集まるエリアで、そこに隣接した通りにアパートメント ル・コルビュジエがある -
アパートメント ル・コルビュジエの目印はスタッド・ジャン=ブーアン
パリ16区のラグビー専用競技場でプロチームのスタッド・フランセ・パリの本拠地 -
スタッド・ジャン=ブーアンと通りを挟んで立つ低層アパルトマン
右側には住宅などが並んでいた -
アパートメント ル・コルビュジエ
アパートはラグビースタジアムと通りを挟んだ賑やかなところにあった。
外壁が一面に並んでいてどれがコルビジェのアパートか、と思う程溶け込んでいたが、連窓の特徴を持つファサードからこれだと確信。何か目立つ案内看板があるわけでもなく、目立たないでひっそりとしかも平然と今でも町並みを作っている。 -
1F玄関
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ル・コルビュジエ財団の看板
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アパートメント ル・コルビュジエのファサード
壁は隣のビルと共用になっており、隙間なくビルが並ぶ -
最上階より下のフロアは一般の住居
最上階がコルビジェのアトリエ兼住居であったという歴史的事実とその証以外は、今でも住人が普通に生活していて、エレベーターでコルビジェのアトリエを訪ねる訪問者を住人は疎ましがっていた。つまり、エレベーターの管理費と電気代は自分たちが支払っているので、見学者は歩いて最上階まで行けというのだ。かなり迷惑なのだろう。ともすれば、最上階以外の部屋まで押し寄せてくる人もいるのかもしれない。 -
最上階アトリエ
コルビジェのアトリエには小さな机が置いてあり、そこが受付のようで料金を支払った。そして、荷物を壁際に置き見学スタート。 -
アトリエに置かれた小物入れ
コルビジェが使っていたもので、書斎に置かれていた家具の一つ -
アトリエに続く書斎
アトリエはよく写真で見る部屋で、それに続いてコルビジェの4畳ほどの書斎がある。ここで色々なことを考えていたのだろうと想像するとワクワクする。 -
書斎とそれに続くアトリエ
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書斎机の左に小物入れ棚が並ぶ
正面のガラスブロックから光が差し込むので、明るい -
最上階は半分が-仕事などのパブリックエリア、半分がぷプライベートのリビングや寝室などの住空間という構成。
コルビジェは午前中、アトリエで絵を描いたりして過ごし、午後から事務所へ出かけていく、というようなライフスタイルだったそう -
入口横に隣接するリビング兼打合せスペース
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飾り棚の置物や壁の色使いなどが気になる
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コルビジェ作、一人掛けソファLC2
世界に大ヒットした -
ル・コルビュジエが愛した椅子
パッと見た感じ、普通の椅子が並べられているのかと思ってしまったが、実はここにある深い意味が。。。 -
LC4シェーズロング
これまであまり気にならなかったが、こちらもコルビジェのヒット作 -
ダイニングルーム
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寝室から見たダイニングの壁
ダイニングの壁は収納兼寝室への扉となっており、これもおもしろい発送だ。しかし、重量感があって開け閉めには苦労したのではないか。寝室の一角にトイレとシャワー室があった。 -
ダイニング
寝室の壁・収納が扉の役割も果たす。ここは常時開けていたのかもしれない -
寝室
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キッチン
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収納棚とキッチン
シンクの前は、ガラスブロックの壁で、自然光が入ってくる -
シンク
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寝室から続く水回り
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化粧台
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トイレ
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洗面所
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浴室バスタブ
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最上階の部屋から塔屋へ上るらせん階段
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ガラス張りの塔屋
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屋上庭園
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塔屋階段室
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塔屋から続く屋根裏部屋
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屋根裏部屋はゲストの宿泊スペースでもあった
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屋根裏に置かれたコルビジェチェアーLC1
この椅子が百年前にデザインされたものとは思えない普遍性を感じる -
オルセー美術館に立寄り
予定ではスイス学生寮なども行ってみたかったが、交通が不便でそれにはさらに日にちをかける必要があるので、次回に回すことにした。そこでガイドと別れて自力でパリ・リヨン駅のホテルまで地下鉄で帰るのだ。
途中、オルセー美術館があるので、ちょっと寄り道してゴッホの絵など見ておきたかったが、閉館時間が6時という情報だったのに5時にはもう入場ができなかった。このような恐れ多い美術館についでというのは失礼なのだろう。 -
パリ、年金ストの影響で帰宅が遅れる
そこから1回の乗り換えでホテルまで帰れる予定だったが、なんとストライキで乗り換えの列車が動いていない。乗換駅で散々迷ったあげく、そこから引き返して徒歩で セーヌ川にかかる橋を渡り、やっとの思いでパリ・リヨン駅の溶け台を目指した。
いよいよ明日はロンシャンへ向かう。
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