メキシコ１５日間の旅①　メキシコシティ編

2023/06/09 - 2023/06/12

2023年6月9日～25日までのメキシコ15日間駆け足旅行

メキシコ広し！日本の5倍の面積ですって。15日間で全てを見て回るのは流石に無理故、行く場所を厳選した上でかなり欲張りな行程に。

州間移動の交通手段には、安全面を重視して夜行バスは使わず飛行機を利用。メキシコ広すぎ＆日中移動＆飛行機遅延等で移動時間のロスがあったのは否めないけれど、無事予定地は全て制覇。州内移動は基本現地発着ツアーを利用。ユカタン半島のみレンタカー。ホテルは旅前半は出発前に予約、後半は現地で予約

雨季（５月～１０月）に突入していたので天気が心配だったけれど、最終日以外は天気に恵まれた。でも地球環境的には全然よくないね。世界的な異常気象でメキシコも雨が降らない日が続いているそうだから

旅程：
6/9 パリ発ーシティ着　エアフランス利用　
6/9 - 6/12 メキシコ・シティ３泊
6/12 - 6/15 オアハカ州：オアハカ３泊
6/15 - 6/19 チアパス州：サンクリストバル・デ・ラス・カサス２泊、パレンケ２泊
6/19 - 6/20 タバスコ州：ヴィラヘルモサ1泊（乗り継ぎのため）
6/20 - 6/24 ユカタン半島：テオティワカン１泊、ウシュマル１泊、ヴァヤドリッド１泊、トゥルム１泊
6/24 - 6/25 機内泊　カンクン発ーパリ着　エアフランス利用

ちなみになぜメキシコ？！興味ある方は↓
ここ数年、身内や友人からメキシコへ行った話を聞くことが多かったため行きたい熱が上がってきたものの、コロナだったり職探しだったりなんだかんだで先延ばしになっていたところ、友人のひとりがシティ勤務となり、今年の秋までいるというので、今行かないでいつ行く？！ってことで初メキシコ、初中米！

仕事の関係で有給時期をずらさざるを得なくなったため、シティ在住の友人の日本一時帰国と重なってしまい、現地で彼女と会うことはできなかったけれど、旅の準備中から現地滞在中に至るまでアドバイスをくれていろいろ助かった。やはり現地在住者の情報量はすごい。

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

イミグレは長蛇の列な上にチェックが厳しく、通過するのに１時間近くかかった。私たちは幸い疑われることなく大して審査に時間掛からず。入国理由と滞在期間を聞かれ＆帰りのチケットの提示を求められ（探すのにもたもたしていたら私の分の提示は免除された）、帰国予定日（２５日）＋２日、つまり２７日までの入国許可スタンプが押された。

まずは到着ロビーでSIMカード購入。カバー範囲が広いというTELCELを購入。場所は到着ロビー2階。位置的には６番ゲート、スタバ（１階）の近く。2階にあることを知らなかったので１階をひたすら歩き、国内線出発ゲートまで行ってしまった（なぜか同じ１階にあってつながっている）。やれやれ。

２ギガ（179ペソ）と3ギガ（２２９ペソ）のSIMを購入。キャッシュカード払い可。後日チャージ可能。案内された２番窓口で申し込み、奥の支払い窓口で会計をし、レシートを持ってまた２番窓口に戻ってSIMカードを受け取る仕組み。セットは自分でしなければならなかったけれど、スタッフの若いお兄さんが手伝ってくれました。５Gでサクサク早くてよかった。

どこのホテルでも無料WIFIが使えるし、レストランによっては無料WIFIがあるので、情報収集やGoogleマップを使用する程度なら２週間３ギガで十分だった。

ホテルまでは空港公式タクシーNUEVA IMAGENを利用。会社はいくつかあるが値段はどこも似たりよったり。専用タクシー乗り場へ行ったら写真左のYELLOW CABを利用している人はほとんどおらず、NUEVA IMAGENだけ地元民の列ができていた。評判悪いのかな。私たちは写真右の窓口で購入。

ZONA ROSA（ソナ・ロッサ）エリアにあるホテル「Galeria Plaza Reforma」まではZone4。280ペソ。所要約３０分。

ホテルは特に特徴のないインテリアだけど、清潔、広々として引き出し等も多く、非常に使い勝手の良い部屋だった。冷蔵庫がなかったのだけが難点。というか、今回のメキシコ旅行を通して部屋に冷蔵庫のあるホテルがほとんどなかった。どこも冷蔵庫を置く場所はあるのに肝心の冷蔵庫がない。何かしら理由がありそう？！

立地も問題なし。繁華街ゆえにうるさいかも？とシティ在住の友人に言われたけれど、メキシコって夜終わるの早い？というくらい、人気のなくなる時間が早くてびっくり。よって音も特に気にならず。

私もオットも心配していた高山病のような症状は全くなくて一安心

独立記念塔はホテルから歩いてすぐ。治安が悪いと言った感じは全くなし

出店がいっぱい出ていて、現地の若者で賑わっている

はい、にゃんこー！

ヘトヘトで疲れていたので、夕食はホテルへ向かうタクシーの中で見つけたローカルタコスの店

これぞB級グルメ！ものすんごいボリューム。これで１人前って。。。。２人前頼んだつもりが１人前しか来なかったのだけれど、それでよかった。あまりのボリュームに食べきれず。メキシコはどこの店でも、食べきれなかったら持ち帰りにするか聞いてくれる。食品ロスが減っていいことだー。
いくらだったかな、かなり安かったことだけは確か。

翌朝土曜日。早起きをしてホテルを出たら道のそこここで屋台が出ていて、地元民で賑わっていた。買ってその場で立ち食いする感じ。にしてもメキシコ人って朝からご飯や鶏肉をもりもり食べてて驚き。チュロスやホットチョコレートなどもあり。
知ってたら前日に朝ごはん買わなかったのに。。。

この日は国立人類学博物館へ。
独立記念塔近くのバス停からメトロバスに乗って行くつもりが、バス停では専用プリペイドカードが買えないことが発覚し、諦めてUberで。３９ペソ。

開館前到着で本気の一番乗り。お昼頃にはかなりの人だったので、静かにゆったり見れてよかった。1人９０ペソ

こんなのとか

こんなの。これはレプリカかな。でも当時はこんなだったのかなってイメトレになるよね

布袋さんの親戚か？！

見応え抜群すぎて、途中疲れて博物館内のカフェで休憩

２階の民族学フロアは一部改装中だった。サーっと流し見。個人的には時間がなければ省いてもいいかな、と思った。

博物館前の公園広場で、ダンサ・デ・ロス・ボラドーレスという逆さ吊りで空を舞うメキシコ東部の先住民に伝わる神聖な儀式（←ググった）のショーをやっていた。

見学後、シティで人気のタコス屋「El Progresso」へ。ここでも結局メトロバスのプリペイドが買えなかったのでUberで移動。108ペソ

英語メニューがあるのでわかりやすい。そして安い

肉以外の具材はセルフサービスなので乗せ放題。トルティーヤは追加料金で好きな枚数オーダー可能。手で食べるのがルールだそう。
私は牛肉、ダンナはソーセージをチョイス。ソーセージが断然美味しかった！

大きな鉄板でお肉焼いてるお兄ちゃんも感じよし！

革命記念塔。お店から徒歩ですぐ

独立記念塔の近くで開かれていたローカル青空市場。
いろんな種類の唐辛子とサボテンにテンション上がる

Revolucion駅でやっとこさプリペイドカードを購入し、メトロに乗って旧市街中央広場Zocalo(ソカロ)へ。
メトロポリタン・カテドラル（写真左）をサクッと見学。テンプル・マヨールは、考古学に興味がある人にとってはおすすめらしい。興味はあるけれどこれから嫌というほど遺跡をめぐるのでパス

歩行者天国になっているフランシスコ１世マテロ通りをラテンアメリカンタワー目指して進む。土曜だったせいか、観光客と地元民でごった返していた。ただ個人的には店も含めて特に見るものなし

ラテンアメリカンタワーからの眺め。緑地帯はアラメダ公園。
1人１８０ペソ。日本円だと１５００円くらい？

上から見たソカロ

ラテンアメリカンタワーから歩いてサンファン市場まで

このあたりってすごい下町ね。ラテンアメリカンタワー周辺はちょっとした電気街みたいになっていて、ここはメキシコの秋葉原か？！と錯覚しそうになった笑

ローカルで人だかりができていた店。
食べたいけどお腹いっぱい

サン・ファン市場（Mercado San Juan）
シティ在住の友人から聞いていた食用蜘蛛やサソリは見当たらず、その他特別目をひくものもなかったので、サーッとまわって終了～

でもクロいのんに出会えたのでよしとする。寄ってきてくれなかったけどね～涙
そんなツレなさもかわいいんだけどっ

市場から少し歩いたところのバス停からメトロバスに乗り

向かった先は、歩き方に建築マニア必見と書かれていたバスコンセロス図書館

中心から少し離れているので行くのに多少時間はかかるけれど、個人的にはすごく気に入った

帰りはメトロで。下車したInsurgentes駅周辺。若い人達が蚤の市を開いていて賑やか。すでに外は真っ暗だったけれど、危険な感じは全然なし

夕食はこれまたシティ在住友人おすすめのファミリーレストラン「La Casa de Tono」。シティのいろんなところに店舗があるらしい。ここはホテルから徒歩圏内の店舗

友人おすすめのPOZOLE。Con vegetales grandeをチョイス。すごいボリューム。小さいのでよかったな。奥はSope Cochinita。飲み物はライムジュース。炭酸あり(Mineral)と炭酸なし(Natural)が選べる。間違えて炭酸なしを頼んでしまったけれどほんのり甘くて美味しかった。
ここで使ったライム絞り（写真の青いやつ）がすごくよかったので、お土産リスト入り

個人的に右のライム入りグリーンサルサが気に入ったので、お土産リスト入り。レストランオリジナルのソースなので同じのが買えなかったのが残念

隣の席のお兄さんが、トルティーヤチップスにこのソースをつけて食べていた。なるほど、そういう食べ方もあるよね

お腹いっぱいだったけど美味しくてぺろっといけたプリン。右はキャラメルミルク味、左はカラメルプリン。どっちも捨て難いけど、個人的にはカラメル推し
合計367ペソ（含・チップ50ペソ）

翌朝６時起き。ホテル近くのセブンイレブンで朝食ゲット

メキシコにセブンあるのサイコー。品揃えは違うけど、おにぎり売ってる

朝７時、北バスターミナルへ。Uberで15分ほど。90ペソ

テオティワカン行きチケット窓口は一番奥の８番ゲート、OVNIBUSチケット売り場の横。テオティワカン行きチケット売り場のガラガラ具合とは対照的にOVNIBUSチケット売り場はすごい人だかり

片道１人６０ペソ。往復購入

時刻表は気にせず来たのだけれど、１５分後の出発ということで待ち時間ほとんどなし

中は狭いけど結構綺麗。背もたれをグッと倒せるのがいい

途中、かなり多くのバス停で止まり、その度に現地の人が乗ってきたので、ガラガラだった車内はほぼ満席

セブンイレブンで買ったドーナツを車内で。結構美味しくてびっくり

１時間ちょっとで到着
遺跡の一番北側にある月のピラミッドから見学をスタートしようと思っていたのでゲート３(Puerta3)のバス停で降りたかったのに、ゲート２(Puerta2)で降ろされた。運転手に聞いたらゲート３(Puerta3)には止まらないって。
最後乗客は私たちしかいなかったしね。ま、しょうがない

遺跡外の道沿いにずらっと並ぶ土産物屋
どこもまだ準備中だったので、あまり声をかけられずに済んだ

８時半頃ゲート２到着

入場料９０ペソ。ビデオ撮影したい場合はプラス５０ペソ
開館時間は消されていたので不明。閉館17時

朝８時４６分の太陽のピラミッド
午前中は逆光なり
人がまばらなのが嬉しい、が、すでに暑い。だから本当はもう少し早く来たかったのだけどね。早起きするための気合いがちょっと足りなかった

死者の道と、遠くに月のピラミッド
９時過ぎでもまだ人少なし

残念ながら太陽のピラミッドも月のピラミッドも、以前のように頂上へ登ることはできず。遺跡の保護保存を考えると仕方ないですね。

代わりと言ってはなんだけれど、ケツアルパパロトルの宮殿（Palacio Quetzlpapalotl）からある程度の全体の景色を眺めることができる
この時点で９時半頃。人、かなり増えてきてるね

ケツアルパパロトルの宮殿と、隣接するジャガーの宮殿(Palacio de los Jaguares)は見応え抜群

疲れたので休憩。テオティワカン、日陰を探すのに一苦労。帽子、サングラス、日焼け止めは必須

遺跡を眺めながらセブンイレブンで買ったおにぎり～。お米も具も日本のものとは比べものにならないレベルだけど、海外在住の私にとっては嬉しい。

サボテンと太陽のピラミッド
このサボテン、食べられるらしい。なぜかいろんな落書きがされていた

TEPANTITILA宮殿（Palacio de Tempantitila）
歩き方には載っていないけれど、ミシュランガイドには載っている遺跡

太陽のピラミッド裏にあるゲート４を出て、駐車場を突っ切って７、８分歩いた左手にあり。チケットを見せれば再入場可能なので問題なし。

一見なんてことなさそうだけれど、実は敷地内建物内で保存されているオリジナルの壁画が素晴らしい
シティの人類博物館ではこれのレプリカを見ることができる。これだったのか！と私はすぐ分かったけれど、旦那は全く覚えていなかった。

少し歩くけれど、行く価値あり。

敷地内に戻って博物館へ。小さいのでサラッと見れてよし。館内涼しいのもグー。館近くにはトイレ、自動販売機や売店あり。暑すぎて持参の水はすぐぬるま湯のようになるので、現地で冷たい水を買うのがおすすめ

なんか鎌倉で買った鳥形の手作り箸置きみたい
私でも作れる？！とか思ったり笑

〆はケツアコアトルの神殿（Templo de Quezalcoatl）
博物館にカラフルなレプリカがあって見応え抜群だったけど、本物はやはり本物の迫力ある

帰りはゲート１(Puerta1)を出てロータリーの真ん中の島のようになっているところがバス停のないバス停（写真真ん中。赤いパラソルのあたり）。

遺跡を出たのが１３時頃だったので、結局４時間ほど滞在。予想していたより時間がかかった

写真はバス停のないバス停から撮ったゲート３駐車場入り口

そこらへんにいたおじさんとおばさんがここで待てばバスが来ると教えてくれたのだけれど、待てど暮らせど来ないので焦った。でも少し離れたところにいる、教えてくれたおじさんたちは何食わぬ顔をしているので信じて待つことに。
30分以上の時間が経ってから、バス停近くで物売りをしていた女性がここにはバスは来ないからゲート２へ行った方がいいというようなことを別のメキシコ人観光客に説明しているのが聞こえる。その後実際彼らがゲート２方面へ立ち去ったのをみて私たちも移動しようしたところ、待ちに待ったバスが来て一安心したのでした。立ち去った彼らも戻ってきて乗れました。めでたしめでたし

１４時半過ぎ、北バスターミナルに無事到着。
後日、個人でバスで遺跡へ行くのは危険なのでやめるべし、という話を聞く。確かにバスターミナル周辺は日中でもあまり治安が良くなさそうな雰囲気が漂っていて長居はしたくないところだったけれど、ターミナル内、バス車内、そして道中も危険な雰囲気は感じられなかったのでびっくり。無知って怖い。何事もなくてよかった。

お腹空きすぎてバスターミナル内で遅めのランチ。結構いろんなチェーンが入っていて便利

タコス３種盛り～
普通においしい

チキン野菜スープ
これも普通に美味しかった

パッションフルーツジュース。アメリカンサイズ。写真ではわかりにくいですね。当然飲みきれず、残りは持ち帰り。276ペソ

バスターミナルからホテルへはUberで。130ペソ。やっぱり早朝はかなり安い。とは言っても全体的に安いので、つい使ってしまうよね。楽だし時間節約にもなるし

夕方、急遽スニーカーを買いに、セントロにあるニューバランスの店へ。実はなんとテオティワカン遺跡で、履いていた靴の底がベローっと剥がれた。ありえん。
uber移動、60ペソ。帰りは80ペソ。ちなみにスニーカーの値段はフランスとほぼ同じ値段。予想外の出費。でも実はメキシコ到着当初からニューバランスの靴履いてくるんだったと後悔していたのでちょうどよかったかも？！

近くにあった日本のイトーヨーカドー的なデパート？で靴下も購入。バーゲン中だったらしく、レジで値引きしてもらえてラッキー
と、その時は思ったけど、このポリエステル製靴下のせいで、足の皮膚がかぶれてそれがまた痒くて痒くて大変なことに。旅の最後、全部捨ててきましたよ。

帰り、ちょっとだけ通り雨に遭う

夜はちょっとオシャレしてこれまた同じ友人おすすめのレストラン『Tetetlán』へ。

かなり離れた場所にあるのでuberで移動。110ペソ。今回時間がなくて行けなかったエリアを車内から垣間見ることができ他のがよかった。結局ローマ＆コンデッサ地区もコヨアカン地区も行けなくて残念。

なんとこのレストランはメキシコで有名な建築家ルイス・バガラン(Luis Barragan)邸の一部。
お隣のバガラン邸は予約して見学できたのだけれど（レストランは電話したら予約不可と言われた）、残念ながら希望時間が合わなかったのと、見学料のあまりの高さに断念。別のバガラン邸は２軒とも予約いっぱいでダメだった。残念。

お洒落な店内

照明も素敵

店内にはショップもあって小物から洋服までオシャレなものがたくさん。見ているだけでも楽しい。

床下がガラス張りで湖の底のようになっていて面白い

お通しにトルティーヤチップスとソース
テキーラベースのカクテルと一緒に

ポークチョップだったかな

大好きな海老のグリル

どちらもすっごく美味しかった。そしてすごいボリュームだった

カクテル、コーヒーを入れて1,415ペソ＋チップで合計1,600ペソ

２階が書斎のようになっていてこれまた素敵で写真撮りまくる
履いているのは前回のタイ旅行で購入したシルクパンツ。買って大正解。

翌日はオアハカへ移動。つづく。