2023/06/09 - 2023/06/24
134位(同エリア269件中)
bettykoさん
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旅の後半はユカタン半島をレンタカーでまわるプラン。
ヴィラヘルモサから飛行機でカンクンへ飛び、レンタカーでチチェン・イッツァ遺跡を皮切りにウシュマル遺跡周辺を巡り、最後にカリブ海沿岸エリアを楽しんだ。チアパス州からのユカタン半島入りであれば地理的にはカンペチェやメリダを起点にするほうが効率がよいのだけれど、帰りの飛行機がカンクン発のため車利用の利便性を優先した形。
旅行プランを立てるにあたり、チチェン・イッツァ遺跡とウシュマル遺跡のどちらを先にするか迷った。結局チチェン・イッツァ遺跡を最初にした理由としては、私が免許を持っていないためカンクンからウシュマル遺跡まで行くには体力的にキツイ(所要約5時間。チチェンだと約3時間)のと、ウシュマル遺跡周辺には小規模の興味深い遺跡がたくさんあるので、後ろにまわして先の予定を考えずにゆっくり見学したかったから。メリダも行きたかったけれど、宿のオーナーのアドバイスで今回は断念。
ユカタン半島はガイドブック等に書かれていたとおり、観光客がレンタカーで観光しても治安的に全く問題なく、バスの時間などを気にすることなく効率良く色々な遺跡を見てまわれた&朝一番の人の少ない時間にゆったり見学できたので正解だった。
旅程:
6/9 パリ発ーシティ着 エアフランス利用
6/9 - 6/12 メキシコ・シティ3泊
6/12 - 6/15 オアハカ州:オアハカ3泊
6/15 - 6/19 チアパス州:サンクリストバル・デ・ラス・カサス2泊、パレンケ2泊 ←今ココ
6/19 - 6/20 タバスコ州:ビヤエルモサ1泊(乗り継ぎのため)
6/20 - 6/24 ユカタン半島:テオティワカン1泊、ウシュマル1泊、ヴァヤドリッド1泊、トゥルム1泊 ←今ココ
6/24 - 6/25 機内泊 カンクン発ーパリ着 エアフランス利用
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ビヤエルモサ(Villahermossa)で1泊した翌朝、前日にお願いしておいた無料シャトル(チップは別)で空港へ。Viva aerobus航空利用でカンクン空港に到着。10時半。
メキシコ内でユカタン半島だけ1時間の時差があるため、実質1時間損したかたち。
ここから今回の旅行出発前に予約しておいたレンタカー会社Touracancun の送迎車で空港から少し離れたレンタカー事務所まで連れて行ってもらって手続き、からのいざ出発。 -
まずはカンクンの公共ビーチへ!晴天!
ここで写真を撮るのに長蛇の列ができていた・汗。私は鼻から諦めて並ばず -
カンクン公共ビーチ
なんという青さ。加工なしでこれですから。
本当はビーチでゆっくりしたいところだけれどそれは最終日にとっておき、この日はこの景色を眺めただけで終了 -
近年問題になっている海藻がカンクンビーチの砂浜にもあったけれど、海の美しさにがすごすぎてあまり気にならなかった。ホテルのプライベートビーチだときっとこれらは綺麗に掃除されているのだろうな。
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この日は翌朝のチチェン・イッツァ観光に備えての移動日。が、その前にお腹が空いていたので、メキシコの庶民派チェーンスーパーChedrauiのフードコートで巨大な牛リブロースステーキを買い、その場で炭火で焼いてもらった。283ペソ(約2350円)。付け合わせはお米20ペソ(約166円)とフライドポテト32ペソ(約270円)。
旅の最終日はあまり時間がないかも、とここで買ったお土産用のチョコは移動中の暑さでドロドロに。チョコは最終日に買うべし。 -
カンクンの街中を車窓から眺めながら通り過ぎたあとは、一気にチチェン・イッツァ近くのX-カラコオプ(X-Kalacoop)という村へ。所要3時間ほど、かな。18時半頃、ぎりぎり真っ暗になる直前に「Mayan Bungalow Near Chichen」に到着。家族経営の宿。他の部屋とは独立した棟の部屋で広い。65ユーロ
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全体的に古さが目立つけれどきちんと掃除がされている。お湯もしっかりでる。
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お昼にたっぷり食べたので、この日の夜はウェルカムホームメイドレモネードと果物やフードコートで買ったパンを軽く食べて済まして就寝。
形はメロンパンそっくりだけど、味は別物 -
翌朝、豪華な朝食。スクランブルエッグも。食べ切れなかった果物は持ち帰りにしてくれた。
オーナーとその家族はとても明るく親切で、旅のアドバイスもたくさんしてくれてとてもよかった。もっとゆっくりしたかった。車がなくてもローカルバスを乗り継げば来れる場所らしい。英語が通じるのもグッド。応相談で日本好きのオーナーが車で遺跡やセノーテの送迎やガイドをしてくれる可能性あり!? -
チェックアウトをして朝一番でチチェン・イッツァ遺跡へ。宿からは車で10分もかからない距離
リヤカーを転がす出店の人たちの出勤風景が見れて面白かった。 -
まだ8時だというのにすでにチケット売り場にはそれなりの数の観光客が。。。
入場料は結構高い。なぜならメキシコ政府と州にそれぞれ払わなければならならいから。というわけで、観光客は1人614ペソ。日本円だと5千円超え・汗。ちなみにメキシコ人は1人272ペソ。 -
夜のライトアップは19時からで、チケットは13時半から販売開始と書かれている。でもこのライトアップ、設備が何十年も前から変わっていないらしい?!
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ロッカーあり
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が、思ったよりロッカーが小さい。大きいバックパックは預けられるのか?!私たちは遺跡前の駐車場に停めたレンタカーのトランクに入れっぱなしだったけれど全く問題なかった。
今回もガイドなしで見学。いざ。 -
入場してまず目の入るのが、神ククルカンに捧げられたエルカスティージョ(ククルカン神殿)。観光客はまだまばら。朝一番に来た甲斐あり。
マヤ遺跡の中でダントツトップの高さ25m、91段という登りがいのありそうな階段は現在登ることはできず、よって内部見学も不可。保存を考えたら致しかなし。内部からは両目も含めて74個の翡翠が埋め込まれた赤いジャガー像と生贄の心臓を置いた貝で作られた目と鼻をもつチャックモール像のほか、サンゴ、黒曜石、トルコ石の入った箱や人骨も発見されている -
この遺跡は同じ敷地内でトルテカ・マヤで知られる9世紀から13世紀にかけての新チチェン区域と紀元7世紀から10世紀にかけてプウク建築様式で建てられた旧チチェン区域に別れている。ツアー客を含め新区域を先に見学する観光客がほとんどなので、新区域にあるエルカスティージョ前でお決まりの写真を撮った後は、混雑する前に先に旧チチェン区域を見学することに。
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赤い家(La Casa Colorada/Chichen Rojo)
ここと隣接する鹿の家(La Casa del Venado)は現在修復中。工事現場は幕で囲まれており、立ち入り禁止。 -
高僧の墳墓(Tumba del Gran Sacerdote/El Osario)
崩壊が激しく、修復前はほとんど原型をとどめていなかったらしい。
このピラミッドは深く広い洞窟の上に建てられていて、その洞窟の入り口には翡翠、クリスタル石、貝殻、銅などが供えられた7つの墓が見つかっている -
当時一番上に建っていたこの建造物の各角にはカギ鼻のフェイスマスクが装飾されていたとのこと。
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浴場跡(Vano de Vapor)
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カラコル(天文台/ El caracol)。カラコル(カタツムリ)という名前はドーム状の建物の中に上部へ行くための螺旋階段があることに由来。残念ながら見学は外観のみなのでこの螺旋階段は見学できず。
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旧区域の目玉、尼僧院(Casa de las Monjas)。小さな部屋が並んでたくさんあるところからスペイン人には尼僧院の作りにみえたところからつけられた名前。実際の当時の役割は未だ不明。
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尼僧院右側部分。上部の神殿へと続く中央階段は崩れかけていて上には登れず
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イチオシ
尼僧院内にある教会(La Iglesia)
マヤ人が古代より崇拝していたカギ鼻の神の像(あるいは祖先)で装飾されている
この建物が本当に素晴らしかった。トルテカ文明の影響を受けていない、純粋なプウク様式の最高傑作の1つというのも納得の美しさ。朝一番で来たので私達以外だれもおらず、静かに独占見学できた。贅沢なり。 -
旧チチェン区域は尼僧院で終わり。というわけで、Uターンをして新チチェン区域に戻ります。写真は旧チチェン区域の修復工事現場
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金星の台座(Plataforma de Venus/La Danza)か(Plateforma des Eagles et jaguars)のどちらか
奥のピラミッドはエルカスティージョ -
ツォンパントリ(頭蓋骨の台座/El Tzompantli)。その名のとおり生贄の骸骨を大衆に晒す場所だったらしい。が、、骸骨の顔がバラエティーに富んでいておもしろい
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ジャガーの神殿
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内部の壁面に彫られた戦争の様子
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球技場。負けた方ではなく勝ったチームのキャプテンが生贄に捧げられるって。。。しかもそうなることは彼らにとっては名誉だったというから驚き。時代や土地が変われば考え方、捉え方も変わってくるんだなあ。
手を叩くと反響がすごい。私も試してみたけれどだめだったのでコツがいるとみた。 -
球技場の内壁基壇部分の装飾
斬首された勝利者の首から血潮が流れ、その血潮が蛇となってほとばしり、その先から植物が目をだそうとする図。シュールだ。 -
聖なる泉セノーテ
ここに生贄が投げ入れられたらしいけれど、実際には私たちが想像するほどの数の骸骨はでてこなかったらしい。いずれにせよ多少はいたってことね。 -
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Templo de las Grandes Mesas (大テーブルの神殿)
90年代に修復されたている。発掘調査で大きな地下神殿が発見され、内側には、青、黄、赤の鮮やかな色と木炭の線で描かれた羽の生えた蛇で装飾された大きな多色刷りの壁が発見されたとのこと。でも残念ながらそれは見学不可 -
戦士の神殿(TEMPLO DE LOS GUERREROS)
てっぺんにチャック・モール像がチラリと見えるけど、上に登れないのが残念。 -
千本柱の間(e Groupe des Mille Colonnes)
実際には200本くらいらしいけれど、おそらくこの柱は平らな屋根を支えていたと考えられている。 -
千本柱の間の前はエルカスティージョ(ククルカン神殿)の東側
ちょうどほとんど人がいなかったのでここぞとばかりに撮影
エルカスティージョは実は3層構造になっていて、地下はセノーテ、1層目は6世紀から9世紀、2層目は11世紀から14世紀に建造。マヤ人はピラミッドを聖なる場所と考えていたため、古いピラミッドを壊すことなく上に被せる形で新しいピラミッドをつくったのだそう -
千本柱の間南側
近づいて柱をよく見ると人物の浮き彫り装飾が施されているのがわかる -
千本柱の間の基壇に施されたジャガーの浮き彫り
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スチームバス(El Bano de Vapor)。入り口からの見学のみ
このスチームバスは身体をきれいに洗うためではなく、聖なるセノーテで生贄に捧げらる人物の魂を清める儀式の一環として使用されたらしい -
かつてはアーチ型の天井があったという市場跡(Mercado)
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トカゲ笑
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そんなこんなで見学終了。見学時間は実質2時間ほど。
日差しが強いので傘をさしている人がいっぱい。けれどここの遺跡はそれなりに日影があるので他の遺跡に比べると見学しやすい。とはいえ人が少ない朝一番がオススメ。 -
しつこく最後にもう一度
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出る頃にはさらにすごい人だかり。観光シーズンはもっとすごいのだろうなあ
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11時ちょっと前。朝はガラガラだった専用駐車場も、この時間になると空いている場所を探すのが難しいくらいいっぱい。
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チチェン・イッツァ遺跡入り口。結構立派。
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チチェン・イッツァを離れ、のんびりした風景を眺めながら向かう先はセノーテ。ほてった身体をセノーテで冷やす魂胆
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宿のオーナーに勧められた3つのセノーテのうちの1つ、Yokdzonot Cenoteへ。
ちなみに他2つはCenote y Restaurante Tsukan Santuario de VodaとCenote Chihuan。前者は広い敷地内に入っていったらグループのバスなどが結構停まっていたので混んでいることを予想してやめにし、後者は洞窟内セノーテだったの今回はパス。 -
多少人はいるけど、芋洗い状態ではない
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ちょっと神秘的
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水がきれいなので小さな魚が泳いでいるのもわかる
セノーテに入る前にシャワーを浴びて日焼け止めクリームなどをきちんと落とすのがお約束 -
水温は冷たすぎずなので長い間入っていても問題なし。ほてった身体をクールダウン
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セノーテ後は、翌日に観光を予定しているウシュマル遺跡方面へ
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お腹が空いたのでどこかで遅めのランチでも、と車を走らせながらグーグルマップで調べて見つけたのがここ
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イチオシ
葉っぱに包んで蒸し焼きしたもの
地元の村人たちも買いにきていて期待高まる -
チキンだったかな?!2人で1つで十分な大きさだった。値段はたしか50だか60ペソくらいだったような。。。すごく安かった記憶。素朴な味。大満足。
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途中、コロニアル都市イサマル(IZAMAL)観光
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町の建物が黄色で統一されているので「黄色い町(La Ciudad Amarilla)」という愛称のある町
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1553年に建てられたサンアントニオ修道院
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見学は回廊と中庭のみ(無料)
内部には修道女たちの手作り雑貨を販売する小さなお土産物屋もあり -
この町で見つけた素敵なインテリア雑貨の店「TALLER MAYA」
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イチオシ
先住民アーティストによる服や雑貨たち。値札には作った人、場所、素材、完成までにかけた時間が記されている。どれもこれも素敵すぎてテンションあがる笑
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戦利品。カゴバックは持ち手が刺繍で一目惚れ。色も個人的にブームな色。長方形のクッションカバー(写真は2つ折りの状態)。
どれもとても丁寧に作られていて質の良いものであることは間違いないので、かけた時間や手間、材料費、技術料に対する対価は払って当然よね?と決して安くはない買い物を正当化・苦笑 -
ちょこっと立ち寄るにはいい町だった
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次の寄り道先はオクトゥン(Hoctun)とう町にある少し変わった墓園
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墓園にしてはカラフルと思ったら
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中はもっとカラフルだった
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このお墓の特徴は、色だけでなく描く墓石に描かれた絵や言葉
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1つ1つがオリジナリティに溢れていた
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オクトゥンの町中。私が勝手にイメージしていたメキシコの町そのものの風景
ここからはメリダ(Melida)の街を通って今夜の宿のあるサンタ・エレーナ(Santa Elena)へ。残念ながらメリダは街中を見ることなく、車で街の端っこをさーっと通り過ぎただけ -
途中、車を一時停車せざるを得ないほどの大スコールに遭遇したものの、無事真っ暗になるギリギリ前にこの日の宿「The Pickled Onion Eco-Boutique B&B」に到着。1泊 75ユーロ(1万1600円くらい)
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天井の高いバンガロータイプでインテリアもかわいい
部屋は広々 -
シャワー、トイレも広々
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清潔でクーラーもあり。たしか冷蔵庫もあった
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プール
この日の宿泊施設は私たちだけだったらしく、プールも落ち葉や虫がプカプカ浮いていたけれど、翌朝はきれいに掃除されていた。たぶんこの日の宿泊者は私たちだけだった感じ。 -
宿の周囲は食べるところはなにもない感じだったので、宿のレストランで軽く
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バナナの葉にくるんで蒸したチアパス州の郷土料理だった気がする。カクテルはおいしかったけれど、食事は見掛け倒しでイマイチ。早朝からアクティブに動いたので、翌日の準備をして早々に就寝
中編につづく
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メキシコ旅行2023
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