【乗るだけ】JR北海道737系新型車両に乗りに行く

2023/06/25 - 2023/06/25

2023年5月20日、JR北海道室蘭本線を走る新型車両737系がデビューしました。所要で札幌に行った際、あいだ時間で、早速乗ってみました。このため午後、札幌発で、夕方には札幌に戻るというかなり強行なスケジュール。室蘭駅では5分の折返しで、観光もグルメも全くない、単に電車（気動車）に乗るだけの旅行記です。

エリア 室蘭(北海道)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 1.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅の始まりは札幌駅。まずは、特急北斗が到着するのを待ちます。
お隣のホームには、特急ライラックが停車中。元津軽海峡線を走っていた特急白鳥に用いられていた車両です。北海道ならではの愛称がついています。

札幌駅 駅

14時38分、特急北斗16号は、ディーゼルの音を唸らせながら、札幌駅を定時発車。アイヌ語で「こんにちは」を意味する「イランカラプテ」で始まるJR北海道の車内放送。元FM東京アナウンサーの大橋俊夫さんの案内放送ですが、聞き心地が良いですね。

北斗 (特急北斗) 乗り物

14時48分、最初の停車駅は新札幌駅。JR北海道では、札幌駅、手稲駅に次いで利用客の多い駅です。1975年に札幌市の副都心計画に基づいて開発した街。若干の乗車がありました。　

新札幌駅 駅

15時12分、南千歳駅に停車。国内初の空港連絡駅として1980年10月に開業。1992年、新千歳空港の共用開始までは、ここが千歳空港駅でした。フライトからの乗り換え客か、ここで自由席はほぼ満席。

南千歳駅 駅

15時29分、苫小牧駅着。苫小牧は北海道を代表する工業都市・港湾都市で、ホッキ貝の漁獲量日本一。下車してホッキカレーを食べたいところですが、今回は時間がないのでパス。ちなみに以前の訪問店は以下です。

港近くのお店　喰い処 弍七
https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14646350

駅構内にもあります　苫小牧いぶりカレー
https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14468473

若干の下車客はあるものの、乗車される方のほうが多い。やはり特急北斗は人気列車。

苫小牧駅 駅

苫小牧はネピアで有名の王子製紙の街でもある。ちなみに駅前にある高級ホテル「ホテルニュー王子」（スモークサーモンが有名）も、王子グループの子会社です。

王子製紙苫小牧工場 名所・史跡

苫小牧を過ぎ、市街地を離れると太平洋が見えてきます。

JR室蘭本線 乗り物

15時42分、白老駅着。「ウアイヌコロコタン ウポポイ オルンパイエ クル アナシ シラオイオッタ ラプ ヤン」（民族共生象徴空間 ウポポイ へおいでの方は白老でお降りください）というアイヌ語での案内放送があります。

白老駅 駅

15時55分、登別駅着。「にっぽんの温泉100選」で毎年上位にランクインする日本有数の温泉地「登別温泉」の最寄駅。温泉へはバスがタクシーの利用となるためか、お客さんの下車はまばらでした。

登別駅 駅

16時6分、札幌から1時間28分で、東室蘭に到着。やはり261系は快適。ここで特急北斗とはさようなら。

東室蘭駅 駅

乗換時間は7分しかないのに優雅に写真撮ってました。

東室蘭駅 駅

長万部行の普通列車が止まっていました。目指す列車はその隣のホーム。

JR室蘭本線 乗り物

737型電車と初対面。JR北海道では本格導入となるアルミ車両。最高速度は120Kmで、苫小牧～東室蘭間の所要時間を9分も短縮。日立笠戸製です。

JR室蘭本線 乗り物

長万部行普通列車発車後、すぐ室蘭行の普通列車も発車。急がなくては。

東室蘭駅 駅

待ちに待った新型車両737型に乗車。室蘭行普通列車。16時13分、静かに発車しました。ちなみに、室蘭本線は、長万部から岩見沢までの本線と東室蘭から室蘭までの支線で構成されるJR北海道の主力路線です。

東室蘭駅 駅

16時17分、東室蘭を出るとすぐにお隣、和西に到着。ちなみにこの和西駅は、北海道炭礦鉄道の室蘭駅として開業。和西製鉄所発祥地でもあります。

輪西駅 駅

和西を出ると大きくカーブ。右には日本製鐵の工場が見えます。

JR室蘭本線 乗り物

支線ではありますが、複線。電化、非電化の違いはありますが、雰囲気がJR九州の若松線（筑豊本線の一部）に似ています。

「DENCHA」と福北ほくほく線に乗って福岡発北九州日帰り
https://4travel.jp/travelogue/11571908

JR室蘭本線 乗り物

16時20分、御崎駅に到着。エトチケレップ岬の最寄駅で、「室蘭線発祥の地記念碑」が建立されているとのこと。

御崎駅 駅

16時23分、母恋駅に到着。住民からの請願によって開業した駅で、昭和10年の開業当時からの駅舎が使われています。

母恋駅 駅

母恋を過ぎると、小さなトンネルをくぐります。

JR室蘭本線 乗り物

室蘭駅が見えてきました。折返し16時30分発の特急すずらん9号が停まっています。頭端式ホーム1面2線の地上駅です。

JR室蘭本線 乗り物

16時26分、予定より1分遅れて室蘭に到着。ここで新型車両ともお別れ。室蘭の街を歩き回りたいところですが、折り返しの特急すずらんは16時30分発を逃すと、18時13分までないので、猛ダッシュで改札口へ。

室蘭駅 駅

改札口を出てすぐの券売機で「すずはんオプション特急券」を購入。往復乗車券との併用が条件で、かつすずらんしか乗れませんが、370円という特急料金は魅力。しかし、焦りすぎて、札幌発の特急券を買ってしまい、車内検札でご指摘が。。。

室蘭駅 駅

室蘭駅は支線の終着駅ですが、駅舎を含めて建て直されているので、「終着駅」という感じはしませんね。

室蘭駅 駅

16時30分、室蘭発札幌行。東室蘭までは普通列車なので、特急券無しで乗ることができます。沿線住民の方には嬉しいサービス。

特急 すずらん 乗り物

普通列車として出発した「特急すずらん」は、室蘭駅を発車して2分、16時32分、お隣の母恋駅に停車。

母恋駅 駅

16時35分、御崎駅に到着。もともとは日本製鋼所への専用線が分岐していた貨物メインの駅だったそうです。

御崎駅 駅

夕方の列車なので、お客さんはまばら。

特急 すずらん 乗り物

16時38分、和西駅到着。駅名標が色褪せているのが気になります。

輪西駅 駅

16時43分、東室蘭駅。ここから本線に戻ります。特急すずらんは、道央・胆振地区の都市間輸送と特急北斗の補完列車なので、停車駅は多めです。

東室蘭駅 駅

東室蘭からは特急すずらん9号になりましたが、16時46分、隣の鷲別駅に停車。これでは普通列車と変わらないなぁと思いましたが、乗車される方は思ったよりも多い。ちなみにこの駅は、室蘭市と登別市の境界線上にあります。

鷲別駅 駅

16時52分、続いて幌別駅に停車。特急なのに各駅停車。しかし、こちらからも多数のお客さんが乗車。小さな駅からもお客を乗せる、ある意味サービスなわけですね。登別市役所の最寄り駅。

幌別駅 駅

さすがに特急なので、富浦は通過し、16時58分、登別駅着。まだ一駅しかか通過していません。

登別駅 駅

17時11分、白老駅に到着。民族共生象徴空間ウポポイの最寄駅。観光客の乗車が多い。因みにこの白老駅の東2kmの地点から苫小牧の一つ先の沼ノ端までの28.7kmは、日本一長い直線区間になります。

白老駅 駅

直線区間をしっかり走り、17時25分、苫小牧着。新型車両737系の投入で、運用から外れたキハ141形か休んでいます。

苫小牧駅 駅

因みにキハ141形は、もともとは50系客車。札沼線（現在の学園都市線）の輸送力増強のため改造された気動車です。

苫小牧駅 駅

17時32分、沼ノ端駅着。優等列車は特急すずらんのみ停車の駅。ここで室等本線とはお別れ、千歳線に入ります。

沼ノ端駅 駅

17時43分、南千歳に到着。ここで新千歳空港方面は乗換。少しお客さんが減りました。

南千歳駅 駅

車窓は千歳空港。

JR千歳線 乗り物

17時46分、南千歳から３分で千歳駅に到着。千歳駅はJR北海道の中で６番目に乗降客の多い駅ですが、特急はこのすずらん以外は停車しません。

千歳駅(北海道) 駅

やっと特急らしくなったと思うと、すぐに札幌市に入り、18時7分、新札幌駅に到着。

新札幌駅 駅

18時16分、札幌駅に到着。単に電車に乗っているだけの旅でした。
このたびは、お読みいただきまして、ありがとうございました。

札幌駅 駅