メデジンのスラム街、コムナ13は温泉街っぽかった。

2023/03/17 - 2023/03/17

メデジンのコムナ13ツアーはとにかく「スラム街ツアー」としてリオデジャネイロのファベーラツアーと並ぶくらい有名。

メデジンに行く前にボゴタでスラム街ツアー参加してスラムと言うよりはあまり裕福ではない地域（治安面での危険性なし）を見てきたから、メデジンはどんだけ凄いんだと思っていたら、別の意味でショッキングなツアーだった！

エリア メデジン(コロンビア)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

僕が参加したツアーの集合場所は公共交通機関の駅から少し離れたところにあったから、安全を考え（今考えると全く必要なし）Uberで移動。

車の中から外の写真撮ってたらポーズを取ってくれたカップル！

そして集合場所で見たのは、観光客の軍団と土産屋！

通りには土産物屋やレストランが並び、ツアー参加者が自分のツアーのガイドを探し、個人で来てる人達に有料ガイドを売り込む人達。

これはバス！
大音量でクラブ音楽流して乗客は踊りながらコムナ13を楽しめる！
この時点で「あぁ、ここは安全だ」って思った。

ガイドと落ち合ってツアー開始。
とにかく観光客が多いからはぐれないように移動してくださいね、ってここスラム街だったんじゃないの？
「車が通りますから少し脇によってくださいね！はぐれないようにね！」って、スラム街ツアーのガイドが発する言葉じゃないって！

まずはスラム街出身の青年たちのダンス鑑賞。
これで一旗上げようって、でもこの日も入れ代わり立ち代わり団体客がやって来てショーを見てくる。一回いくら取ってるのか知らないけど結構な稼ぎになっていると思う。

この写真は彼の踊ってる動きの一瞬じゃなくて、この形で止まってる！
凄い！
ダンスのレベルは結構高かった。

コムナ13全体が壁がアートで彩られてる。

蛍光色を多用したアートギャラリー。

入ると蛍光塗料を使用されたアート画が一杯。

そしてコムナ13と言えばエスカレーター！
香港島じゃないよ。
あっちは金持ち地区のエスカレーターだけどこっちは観光客と貧乏人向けだから。
でもこれで山の上の貧困層の通勤時間が短くなり治安が改善された。
1980年代までは麻薬カルテルが本拠地としていたんだけど、そんな感じは全くしない。

アートギャラリーが一杯。

そしてここでエンパラナス食べ放題！

確かに一つ数十円だけど、その場で作ってくれたエンパラナス美味しい！

そしてコーヒーショップ！

美味しいコロンビア産コーヒーを淹れてくれる＝気に入ったら豆買ってね。
案の定、豆を買う参加者達。
日本の温泉街のお茶の店みたいなもんだね。

でも実際に美味しい！
ここに限らずコロンビアのコーヒーはどこでも美味しかった。

治安が良くなって若手クリエーター達がアート画、ダンス、バー、カフェ等で街を盛り上げてくれた。
2002年にコロンビア政府軍がここの麻薬組織を壊滅させて観光地化させた事がきっかけ。

カフェで休憩。
って、結構休憩してるけど！

展望台！

ここに麻薬王パブロ・エスコバルがいて、ここの若者達を殺し屋として雇っていたとは思えない。

コロンビアのご当地ビール！

蛍光色アート。

ラップのライブ。

何でもいいから言って。って言われてみんなが一言ずつ言ったのをラップにして披露。
しっかりインスタも宣伝。

ここではルイヴィトンもお気軽に購入可能・・・・なのか？

ビールバー。

ここも風光明媚。

ボゴタのスラム街程は家に色分けされてない。

アートが一杯。

サトウキビ。

アイス！
なんかこのツアーずっと食べまくり！

少し高度下がってきた。

麓へ。
それにしても観光客一杯。
ツアー自体は3時間だから朝の人、昼の人、午後の人で大混雑！

とどのつまりは大観光地、大温泉街に来たみたいな感じ。
日本だったらコムナ13饅頭とか売りそうな勢い。
かなり拍子抜けしてと言うか、ここまで大観光地になってしまっていたら笑うしかない。

治安？ギャング？なにそれの世界。
行く価値のある場所だけど、スラム街ツアーと言うよりはアート＆お土産観光。
20代女性が一人参加しても全く危険性無し。

解散後街歩き。

お昼を食べよう！
口コミ評判良かった店。
この店は英語のメニューあった！

シーフードシチュー。
左は付け合わせのご飯。

これがシーフードたっぷりで！
大満足！

因みに店員は一切英語話せなかった。
コロンビアでは普通。

地下鉄路線図。
でも地下走ってないけど。

メデジンでメトロに乗るにはICカード買う必要あり。
無料だから10000ペソを払うとICカードに10000ペソチャージされる。
*ボゴタ、カルタヘナはICカード代金別途かかる。

帰る方向とは違うけど奥に行ってみたくてロープウェイ乗ってみた。

何駅かあってドンドン奥へ。
ロープウェイだから直で進めるけど、道路だとくねくねして市内中心部まではバスだと1時間以上かかる。
このロープウェイで通勤時間がかなり短縮された人が多い。
ロープウェイ内で写真撮ってたら、地元民の英語話せる人が「最後の駅で降りたらホームからメデジンの街を見てみて。凄い綺麗だよ！」って。
これがその写真。ほんと綺麗！
そして随分遠くまで来たな！メデジンは山の向こうの向こう！

ただし一番奥の駅周辺は恐ろしい程何もなくて、単なる郊外の団地街だった。
治安の悪さも感じ無ければ面白い物も無かった。

改札出なかったら1枚の乗車券で良かったけど、改札出たからもう1回チャージされた。
もしここ来る事あったら来る価値はあるけど、改札出る価値は無いからそのまま折り返しましょう！
ワゴンは絶対降りないとだめだけど、降りた後で横に乗り口あるからそっちの列へ。

帰りの風景。

結構下を見る事できて面白い。

なんだこのマンションは。

麓のバスターミナルへ。
ここが終点で、普通の列車に乗り換えてメデジンへ。

下から見たロープウェイ。
面白かった！