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若桜鉄道を巡る旅は5番目に訪れた「隼駅」を紹介します。<br />昭和5年(1930)1月20日開業した駅舎とプラットホームは、開業当時の面影を残し、国の登録有形文化財になっています。<br /><br />そして「8月8日はハヤブサの日」。<br />平成21年(2009)より「8・8隼駅まつり」が始まり、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーたちが「ハヤブサ乗りの聖地」として隼駅に集まるようになりました。<br />ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定。<br /><br />ホーム脇の引き込み線には、なぜか電気機関車ED301に連結された国鉄12系客車。<br />JR四国で活躍していた夜行快速「ムーンライト高知」のグリーン車(カーペット車)が、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」となっています。<br /><br />若桜鉄道には大型バイク「ハヤブサ」のデザインをラッピングした「隼号」が走り、隼駅の駅務室は売店「把委駆(バイク)」となり各種グッズを販売しています。<br />地元「若桜鉄道隼駅を守る会」と若桜鉄道が中心となり、「はやぶさ」を起爆剤に鉄道と町を盛り上げています。<br /><br />なお、旅行記は下記資料を参考にしました。<br />・若桜鉄道のHP:沿線各駅情報、登録有形文化財ご紹介、運行車輌のご紹介<br />・文化遺産オンライン「若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホーム」<br />・計量計測データバンク「産業用はかり、北東衡機工業」pdf<br />・大和製衡「台はかり(Bシリーズ)取扱説明書」pdf<br />・轍のあった道「若桜駅の秤と隼駅の秤」<br />・駅と駅舎の旅写真館「若桜鉄道・隼駅~懐かしい昭和の木造駅舎がある駅はライダーの聖地!?~」:詰所<br />・週末大冒険「 No:080【鳥取県】隼ライダーの聖地「隼駅」!!歴史的価値のある駅舎とその魅力に迫る!」<br />・汽車・電車1971~、保存者のページ、若桜鉄道隼駅「北陸鉄道ED301・オロ12 6」<br />・鉄道ホビダス「若桜鉄道 電気機関車登場」<br />・ウィキペディア「隼駅」「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」「北陸鉄道ED30形電気機関車」「国鉄12系客車」「ムーンライト高知」<br />

「ムーンライトはやぶさ」が出迎える若桜鉄道隼駅2021~昭和の駅舎とハヤブサ乗りの聖地~(鳥取)

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2021/04/01 - 2021/04/01

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かっちん

かっちんさん

若桜鉄道を巡る旅は5番目に訪れた「隼駅」を紹介します。
昭和5年(1930)1月20日開業した駅舎とプラットホームは、開業当時の面影を残し、国の登録有形文化財になっています。

そして「8月8日はハヤブサの日」。
平成21年(2009)より「8・8隼駅まつり」が始まり、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーたちが「ハヤブサ乗りの聖地」として隼駅に集まるようになりました。
ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定。

ホーム脇の引き込み線には、なぜか電気機関車ED301に連結された国鉄12系客車。
JR四国で活躍していた夜行快速「ムーンライト高知」のグリーン車(カーペット車)が、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」となっています。

若桜鉄道には大型バイク「ハヤブサ」のデザインをラッピングした「隼号」が走り、隼駅の駅務室は売店「把委駆(バイク)」となり各種グッズを販売しています。
地元「若桜鉄道隼駅を守る会」と若桜鉄道が中心となり、「はやぶさ」を起爆剤に鉄道と町を盛り上げています。

なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・若桜鉄道のHP:沿線各駅情報、登録有形文化財ご紹介、運行車輌のご紹介
・文化遺産オンライン「若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホーム」
・計量計測データバンク「産業用はかり、北東衡機工業」pdf
・大和製衡「台はかり(Bシリーズ)取扱説明書」pdf
・轍のあった道「若桜駅の秤と隼駅の秤」
・駅と駅舎の旅写真館「若桜鉄道・隼駅~懐かしい昭和の木造駅舎がある駅はライダーの聖地!?~」:詰所
・週末大冒険「 No:080【鳥取県】隼ライダーの聖地「隼駅」!!歴史的価値のある駅舎とその魅力に迫る!」
・汽車・電車1971~、保存者のページ、若桜鉄道隼駅「北陸鉄道ED301・オロ12 6」
・鉄道ホビダス「若桜鉄道 電気機関車登場」
・ウィキペディア「隼駅」「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」「北陸鉄道ED30形電気機関車」「国鉄12系客車」「ムーンライト高知」

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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  • 若桜鉄道の路線図<br /><br />これから訪れる隼駅は、起点の郡家駅(こおげえき)寄りにあります。<br />

    若桜鉄道の路線図

    これから訪れる隼駅は、起点の郡家駅(こおげえき)寄りにあります。

  • 鳥取行きのお見送り(隼駅)<br /><br />徳丸駅から乗ってきた「若桜号」を隼駅で降り、見送ります。<br />

    鳥取行きのお見送り(隼駅)

    徳丸駅から乗ってきた「若桜号」を隼駅で降り、見送ります。

  • 古民家のような駅舎の「隼駅」<br />

    イチオシ

    古民家のような駅舎の「隼駅」

  • 菜の花と桜に囲まれるローカル駅(隼駅)<br />

    菜の花と桜に囲まれるローカル駅(隼駅)

  • 木枠でできた改札口(隼駅)<br /><br />駅舎のホーム側は、腰竪板張の真壁造り。<br />

    木枠でできた改札口(隼駅)

    駅舎のホーム側は、腰竪板張の真壁造り。

  • 昭和の雰囲気を感じる改札口(隼駅)<br /><br />昭和5年(1930)1月20日開業当時のままの駅舎です。<br /><br />手前に小学校の保健室にあったような体重計が置いてあります。<br />

    昭和の雰囲気を感じる改札口(隼駅)

    昭和5年(1930)1月20日開業当時のままの駅舎です。

    手前に小学校の保健室にあったような体重計が置いてあります。

  • 「HOKUTOW(北東衡機工業)」の自動台秤(隼駅)<br /><br />使用範囲は10kg~150kg。<br /><br />かつて、小荷物や貨物の重さを量っていた秤です。<br />

    「HOKUTOW(北東衡機工業)」の自動台秤(隼駅)

    使用範囲は10kg~150kg。

    かつて、小荷物や貨物の重さを量っていた秤です。

  • こちらは手動の台秤(隼駅)<br /><br />「目盛りさお」の送りおもりの位置と、「増おもり台」のおもり値を加算して量ります。<br /><br />但し、「増おもり台」は外されていますが。<br />

    こちらは手動の台秤(隼駅)

    「目盛りさお」の送りおもりの位置と、「増おもり台」のおもり値を加算して量ります。

    但し、「増おもり台」は外されていますが。

  • 台秤の銘板(隼駅)<br /><br />隣の因幡船岡駅に設置されていたものです。<br /><br />銘文を読んでみると、『定量増錘附 | 注意 使用の際ハ 必ズ 〇駄目ヲ 〇〇スベシ』。<br />注意すべきことは何だろう??<br />

    台秤の銘板(隼駅)

    隣の因幡船岡駅に設置されていたものです。

    銘文を読んでみると、『定量増錘附 | 注意 使用の際ハ 必ズ 〇駄目ヲ 〇〇スベシ』。
    注意すべきことは何だろう??

  • 改札口から続くホーム(隼駅)<br />

    改札口から続くホーム(隼駅)

  • きっふ売り場「出札所」(隼駅)<br /><br />白い傘の白熱電球で窓口を照らすことができます。<br /><br />小窓は係員が上げ下げし、きっぷを売ります。<br /><br />現在は簡易委託駅となり、駅前の商店できっぷを販売しています。<br />

    きっふ売り場「出札所」(隼駅)

    白い傘の白熱電球で窓口を照らすことができます。

    小窓は係員が上げ下げし、きっぷを売ります。

    現在は簡易委託駅となり、駅前の商店できっぷを販売しています。

  • 「手小荷物貨物取扱所」(隼駅)<br /><br />隣には荷物を取り扱う大きな窓口があります。<br /><br />荷物扱いは昭和49年(1974)国鉄時代に廃止されました。<br />

    「手小荷物貨物取扱所」(隼駅)

    隣には荷物を取り扱う大きな窓口があります。

    荷物扱いは昭和49年(1974)国鉄時代に廃止されました。

  • 駅務室(隼駅)<br /><br />現在は「若桜鉄道隼駅を守る会」が隼駅売店「把委駆(バイク)」として利用しています。<br /><br />土日営業ですが、訪れた2021年はコロナの影響で休止中。<br />

    駅務室(隼駅)

    現在は「若桜鉄道隼駅を守る会」が隼駅売店「把委駆(バイク)」として利用しています。

    土日営業ですが、訪れた2021年はコロナの影響で休止中。

  • 駅務室の内部(隼駅)<br /><br />隼駅グッズ、鉄道グッズ、スズキ公認のハヤブサグッズ、「聖地巡礼之証」などを販売しています。<br />

    駅務室の内部(隼駅)

    隼駅グッズ、鉄道グッズ、スズキ公認のハヤブサグッズ、「聖地巡礼之証」などを販売しています。

  • 端正な「駅舎正面」(隼駅)<br /><br />若桜鉄道の標準的な駅舎構成で、右側に玄関と待合室、中央に駅務室、左側の突き出たところが休憩室です。<br />

    端正な「駅舎正面」(隼駅)

    若桜鉄道の標準的な駅舎構成で、右側に玄関と待合室、中央に駅務室、左側の突き出たところが休憩室です。

  • 三角屋根の玄関(隼駅)<br />

    三角屋根の玄関(隼駅)

  • 「国の登録有形文化財」の銘板(隼駅)<br /><br />若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホームが登録。<br />

    「国の登録有形文化財」の銘板(隼駅)

    若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホームが登録。

  • 風情のある駅名板(隼駅)<br />

    風情のある駅名板(隼駅)

  • 建物財産標「本屋1号(駅舎)」(隼駅)<br /><br />昭和5年1月20日は開業日です。

    建物財産標「本屋1号(駅舎)」(隼駅)

    昭和5年1月20日は開業日です。

  • 駅舎の隣に佇む木造の建物(隼駅)<br /><br />建物財産標は「詰所1号」、昭和5年1月20日となっています。<br /><br />若桜駅までの全線が開通するまでの間、隼駅が終着駅だったので、乗務員休憩所となっていた建物と思われます。<br /><br />

    駅舎の隣に佇む木造の建物(隼駅)

    建物財産標は「詰所1号」、昭和5年1月20日となっています。

    若桜駅までの全線が開通するまでの間、隼駅が終着駅だったので、乗務員休憩所となっていた建物と思われます。

  • 駅前にとまるスズキ「Vストローム250」(隼駅)<br /><br />たまたま駅の見学に来られたライダーのバイク。<br /><br />平成21年(2009)より「8月8日はハヤブサの日」と銘打ち、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーに「隼駅に集まろう」と呼びかけたバイク専門誌「月刊ミスターバイク」。<br />この時点から「8・8隼駅まつり」が始まり、ハヤブサ乗りの聖地として隼駅にライダーが集まるようになりました。<br /><br />ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定しています。<br />

    イチオシ

    駅前にとまるスズキ「Vストローム250」(隼駅)

    たまたま駅の見学に来られたライダーのバイク。

    平成21年(2009)より「8月8日はハヤブサの日」と銘打ち、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーに「隼駅に集まろう」と呼びかけたバイク専門誌「月刊ミスターバイク」。
    この時点から「8・8隼駅まつり」が始まり、ハヤブサ乗りの聖地として隼駅にライダーが集まるようになりました。

    ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定しています。

  • スズキ「ハヤブサ」と若桜鉄道の「隼号」がコラボレーション(隼駅に展示されている写真)<br /><br />毎年8月に開催される「隼駅まつり」には、北海道から沖縄まで全国から2000台もの大型バイクが集まります。<br /><br />若桜鉄道ではライダー達の熱い想いに応えようと、平成28年(2016)3月にラッピング列車が登場します。<br />

    スズキ「ハヤブサ」と若桜鉄道の「隼号」がコラボレーション(隼駅に展示されている写真)

    毎年8月に開催される「隼駅まつり」には、北海道から沖縄まで全国から2000台もの大型バイクが集まります。

    若桜鉄道ではライダー達の熱い想いに応えようと、平成28年(2016)3月にラッピング列車が登場します。

  • ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」(隼駅)<br /><br />平成22年(2010)にはライダーハウスに使用するため、ホーム脇の引き込み線に北陸鉄道から電気機関車「ED301」を譲受。(昭和28年(1953)東洋工機製造)<br /><br />翌年にはJR四国の夜行臨時快速列車「ムーンライト高知」に使用された「オロ12 6」が機関車と連結され、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」がオープンしました。<br /><br />「ED301」は前面に出入り台のデッキを備え、左右非対称デザインの3枚窓のうち、運転席側に丸い旋回窓、車掌台寄りの1枚が出入り扉です。<br />屋根にちょこんとのった前照灯を含め、全体的にお茶目な顔立ちです。<br />

    イチオシ

    ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」(隼駅)

    平成22年(2010)にはライダーハウスに使用するため、ホーム脇の引き込み線に北陸鉄道から電気機関車「ED301」を譲受。(昭和28年(1953)東洋工機製造)

    翌年にはJR四国の夜行臨時快速列車「ムーンライト高知」に使用された「オロ12 6」が機関車と連結され、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」がオープンしました。

    「ED301」は前面に出入り台のデッキを備え、左右非対称デザインの3枚窓のうち、運転席側に丸い旋回窓、車掌台寄りの1枚が出入り扉です。
    屋根にちょこんとのった前照灯を含め、全体的にお茶目な顔立ちです。

  • 電気機関車「ED301」の側面(隼駅)<br /><br />両端の乗務員室窓の間に2枚の明かり取り窓があり、その下の腰板部に通気孔があります。<br /><br />側面の顔立ちは、でかい目と口が「ガリガリ君」にそっくり・・・<br />

    電気機関車「ED301」の側面(隼駅)

    両端の乗務員室窓の間に2枚の明かり取り窓があり、その下の腰板部に通気孔があります。

    側面の顔立ちは、でかい目と口が「ガリガリ君」にそっくり・・・

  • 国鉄12系客車「オロ12 6」(隼駅)<br /><br />昭和43年(1968)新潟鐵工所で製造された国鉄急行形座席客車「オハ12 6」は、その後JR四国にてカーペット車に改造されてグリーン車「オロ12 6」に改番。<br /><br />平成元年(1989)8月から夜行快速「ムーンライト高知」として、京都~岡山~多度津~高知間に使用されました。<br /><br />平成21年(2009)には運転を終了し、平成23年(2011)に若桜鉄道に譲渡されました。<br />

    国鉄12系客車「オロ12 6」(隼駅)

    昭和43年(1968)新潟鐵工所で製造された国鉄急行形座席客車「オハ12 6」は、その後JR四国にてカーペット車に改造されてグリーン車「オロ12 6」に改番。

    平成元年(1989)8月から夜行快速「ムーンライト高知」として、京都~岡山~多度津~高知間に使用されました。

    平成21年(2009)には運転を終了し、平成23年(2011)に若桜鉄道に譲渡されました。

  • グリーン車だった「オロ12 6」(隼駅)<br /><br />当時の「ムーンライト高知」は快速列車だったので、青春18きっぷにグリーン車指定席券を追加して乗ることができました。<br /><br />今はカーペット敷きのライダーハウスとなり、余生を過ごしています。<br />

    グリーン車だった「オロ12 6」(隼駅)

    当時の「ムーンライト高知」は快速列車だったので、青春18きっぷにグリーン車指定席券を追加して乗ることができました。

    今はカーペット敷きのライダーハウスとなり、余生を過ごしています。

  • これから乗る列車は「隼号」(隼駅)<br /><br />隼駅から偶然「隼号」に乗ることができ光栄です!!<br />

    これから乗る列車は「隼号」(隼駅)

    隼駅から偶然「隼号」に乗ることができ光栄です!!

  • 車内はこんな感じ(隼号)<br />

    車内はこんな感じ(隼号)

  • のどかな風景(隼号の車窓)<br /><br />次の目的地は隣の安部駅(あべえき)です。<br /><br />隼駅はまさに「ハヤブサ乗りの聖地」です。<br />

    のどかな風景(隼号の車窓)

    次の目的地は隣の安部駅(あべえき)です。

    隼駅はまさに「ハヤブサ乗りの聖地」です。

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