2021/04/01 - 2021/04/01
23位(同エリア149件中)
かっちんさん
若桜鉄道を巡る旅は5番目に訪れた「隼駅」を紹介します。
昭和5年(1930)1月20日開業した駅舎とプラットホームは、開業当時の面影を残し、国の登録有形文化財になっています。
そして「8月8日はハヤブサの日」。
平成21年(2009)より「8・8隼駅まつり」が始まり、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーたちが「ハヤブサ乗りの聖地」として隼駅に集まるようになりました。
ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定。
ホーム脇の引き込み線には、なぜか電気機関車ED301に連結された国鉄12系客車。
JR四国で活躍していた夜行快速「ムーンライト高知」のグリーン車(カーペット車)が、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」となっています。
若桜鉄道には大型バイク「ハヤブサ」のデザインをラッピングした「隼号」が走り、隼駅の駅務室は売店「把委駆(バイク)」となり各種グッズを販売しています。
地元「若桜鉄道隼駅を守る会」と若桜鉄道が中心となり、「はやぶさ」を起爆剤に鉄道と町を盛り上げています。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・若桜鉄道のHP:沿線各駅情報、登録有形文化財ご紹介、運行車輌のご紹介
・文化遺産オンライン「若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホーム」
・計量計測データバンク「産業用はかり、北東衡機工業」pdf
・大和製衡「台はかり(Bシリーズ)取扱説明書」pdf
・轍のあった道「若桜駅の秤と隼駅の秤」
・駅と駅舎の旅写真館「若桜鉄道・隼駅~懐かしい昭和の木造駅舎がある駅はライダーの聖地!?~」:詰所
・週末大冒険「 No:080【鳥取県】隼ライダーの聖地「隼駅」!!歴史的価値のある駅舎とその魅力に迫る!」
・汽車・電車1971~、保存者のページ、若桜鉄道隼駅「北陸鉄道ED301・オロ12 6」
・鉄道ホビダス「若桜鉄道 電気機関車登場」
・ウィキペディア「隼駅」「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」「北陸鉄道ED30形電気機関車」「国鉄12系客車」「ムーンライト高知」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
若桜鉄道の路線図
これから訪れる隼駅は、起点の郡家駅(こおげえき)寄りにあります。 -
鳥取行きのお見送り(隼駅)
徳丸駅から乗ってきた「若桜号」を隼駅で降り、見送ります。 -
イチオシ
古民家のような駅舎の「隼駅」
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菜の花と桜に囲まれるローカル駅(隼駅)
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木枠でできた改札口(隼駅)
駅舎のホーム側は、腰竪板張の真壁造り。 -
昭和の雰囲気を感じる改札口(隼駅)
昭和5年(1930)1月20日開業当時のままの駅舎です。
手前に小学校の保健室にあったような体重計が置いてあります。 -
「HOKUTOW(北東衡機工業)」の自動台秤(隼駅)
使用範囲は10kg~150kg。
かつて、小荷物や貨物の重さを量っていた秤です。 -
こちらは手動の台秤(隼駅)
「目盛りさお」の送りおもりの位置と、「増おもり台」のおもり値を加算して量ります。
但し、「増おもり台」は外されていますが。 -
台秤の銘板(隼駅)
隣の因幡船岡駅に設置されていたものです。
銘文を読んでみると、『定量増錘附 | 注意 使用の際ハ 必ズ 〇駄目ヲ 〇〇スベシ』。
注意すべきことは何だろう?? -
改札口から続くホーム(隼駅)
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きっふ売り場「出札所」(隼駅)
白い傘の白熱電球で窓口を照らすことができます。
小窓は係員が上げ下げし、きっぷを売ります。
現在は簡易委託駅となり、駅前の商店できっぷを販売しています。 -
「手小荷物貨物取扱所」(隼駅)
隣には荷物を取り扱う大きな窓口があります。
荷物扱いは昭和49年(1974)国鉄時代に廃止されました。 -
駅務室(隼駅)
現在は「若桜鉄道隼駅を守る会」が隼駅売店「把委駆(バイク)」として利用しています。
土日営業ですが、訪れた2021年はコロナの影響で休止中。 -
駅務室の内部(隼駅)
隼駅グッズ、鉄道グッズ、スズキ公認のハヤブサグッズ、「聖地巡礼之証」などを販売しています。 -
端正な「駅舎正面」(隼駅)
若桜鉄道の標準的な駅舎構成で、右側に玄関と待合室、中央に駅務室、左側の突き出たところが休憩室です。 -
三角屋根の玄関(隼駅)
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「国の登録有形文化財」の銘板(隼駅)
若桜鉄道隼駅本屋及びプラットホームが登録。 -
風情のある駅名板(隼駅)
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建物財産標「本屋1号(駅舎)」(隼駅)
昭和5年1月20日は開業日です。 -
駅舎の隣に佇む木造の建物(隼駅)
建物財産標は「詰所1号」、昭和5年1月20日となっています。
若桜駅までの全線が開通するまでの間、隼駅が終着駅だったので、乗務員休憩所となっていた建物と思われます。 -
イチオシ
駅前にとまるスズキ「Vストローム250」(隼駅)
たまたま駅の見学に来られたライダーのバイク。
平成21年(2009)より「8月8日はハヤブサの日」と銘打ち、スズキ大型バイク「GSX1300Rハヤブサ」オーナーに「隼駅に集まろう」と呼びかけたバイク専門誌「月刊ミスターバイク」。
この時点から「8・8隼駅まつり」が始まり、ハヤブサ乗りの聖地として隼駅にライダーが集まるようになりました。
ちなみに、2023年の「隼駅まつり」開催日は、8月20日(日)に決定しています。 -
スズキ「ハヤブサ」と若桜鉄道の「隼号」がコラボレーション(隼駅に展示されている写真)
毎年8月に開催される「隼駅まつり」には、北海道から沖縄まで全国から2000台もの大型バイクが集まります。
若桜鉄道ではライダー達の熱い想いに応えようと、平成28年(2016)3月にラッピング列車が登場します。 -
イチオシ
ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」(隼駅)
平成22年(2010)にはライダーハウスに使用するため、ホーム脇の引き込み線に北陸鉄道から電気機関車「ED301」を譲受。(昭和28年(1953)東洋工機製造)
翌年にはJR四国の夜行臨時快速列車「ムーンライト高知」に使用された「オロ12 6」が機関車と連結され、ライダーハウス「ムーンライトはやぶさ」がオープンしました。
「ED301」は前面に出入り台のデッキを備え、左右非対称デザインの3枚窓のうち、運転席側に丸い旋回窓、車掌台寄りの1枚が出入り扉です。
屋根にちょこんとのった前照灯を含め、全体的にお茶目な顔立ちです。 -
電気機関車「ED301」の側面(隼駅)
両端の乗務員室窓の間に2枚の明かり取り窓があり、その下の腰板部に通気孔があります。
側面の顔立ちは、でかい目と口が「ガリガリ君」にそっくり・・・ -
国鉄12系客車「オロ12 6」(隼駅)
昭和43年(1968)新潟鐵工所で製造された国鉄急行形座席客車「オハ12 6」は、その後JR四国にてカーペット車に改造されてグリーン車「オロ12 6」に改番。
平成元年(1989)8月から夜行快速「ムーンライト高知」として、京都~岡山~多度津~高知間に使用されました。
平成21年(2009)には運転を終了し、平成23年(2011)に若桜鉄道に譲渡されました。 -
グリーン車だった「オロ12 6」(隼駅)
当時の「ムーンライト高知」は快速列車だったので、青春18きっぷにグリーン車指定席券を追加して乗ることができました。
今はカーペット敷きのライダーハウスとなり、余生を過ごしています。 -
これから乗る列車は「隼号」(隼駅)
隼駅から偶然「隼号」に乗ることができ光栄です!! -
車内はこんな感じ(隼号)
-
のどかな風景(隼号の車窓)
次の目的地は隣の安部駅(あべえき)です。
隼駅はまさに「ハヤブサ乗りの聖地」です。
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