エキゾチックで旧ソ連なウズベキスタン*:.☆.:* Vol.3 世界遺産 雨のシャフリサーブス観光編

2023/05/17 - 2023/05/17

コロナ後初の海外は思いがけずの英国出張。久々の海外はとてもうれしかったけど、やっぱり休暇で行きたい！ということで、以前からちょっと気になっていたウズベキスタンに行って参りました。

この旅行記は、世界遺産（危機遺産）に登録されているシャフリサーブスの歴史地区を観光した様子です。

＜旅程＞
5/15 10:55 KIX OZ111 12:45 ICN
16:35 ICN OZ573 20:20 TAS　（タシケント泊）
5/16 7:30 TAS HY23 8:40 BHK
　　　ブハラ観光　　　　　　　　　　（ブハラ泊）
5/17 シャフリサーブス観光　　　　　（サマルカンド泊）
5/18 サマルカンド観光　　　　　　　（サマルカンド泊）
5/19 タシケント観光　　　　　
　　　22:00 TAS OZ574 （機中泊）
5/20 8:15 ICN
14:05 ICN OZ114 15:50 KIX

エリア シャフリサーブズ(ウズベキスタン)

• 交通手段: 観光バス

＜3日目＞
ブハラのホテルを朝8時に出発、シャフリサーブスに向けてひたすら移動します。その距離約２７０ｋｍ。

通学風景をパシャリ。道路がひび割れてますが、これはまだ序の口で。

「宮古島まもる君」のブハラ版？（笑）

市街地を抜けるとあっという間にこんな風景に。

昨夜こんな光景を見たのが嘘のようです。

ブハラの様子はこちら：
『エキゾチックで旧ソ連なウズベキスタン*:.☆.:* Vol.2 世界遺産 ブハラ歴史地区観光編』
https://4travel.jp/travelogue/11831476

それにしても道が酷くてですね。ガッタガタ道が続いて、揺れもすごくて、常にバウンス状態でした。

料金所だったのかな？

イスラムチックなゲートでした。

ピンボケが残念ですが、とてもきれいな緑色のドームでした。

黄色のパイプラインは天然ガスか石油かな？

なんじゃこれはー？な写真ですが、放牧風景です( *´艸｀)

上手く写真には撮れなかったけど、放牧風景をよく見かけました。

2時間ほど走って、ウズベキスタンっぽくない、新し気なおしゃれなサービスエリアのようなところでお手洗い休憩です。

見た目はきれいだったけど、流れの悪い洋式トイレだった・・・けど、ここは無料だったかな？観光地のお手洗いはチップ（大抵2,000スム＝約24円）が必要なところが多く、イスラム式トイレ（和式みたいなやつね）が多くて、紙のクオリティが最悪だったり、なかったり、扉が壊れていたり・・・まぁそんなに良くない、って感じですね。ツアーはきれいなところを選んで連れて行ってくれたけど、ド田舎だと「穴だけ」とかそんなトイレもあるみたいです(ﾉ)･ω･(ヾ)

ウズベキスタンへ行かれる際にはティッシュ類を多めに持参しましょう。

マーケットでバラマキ土産に良さそうなチョコレートが売っていたので、職場用にお買い上げ。Crafers（クラフェルズ）というウズベキスタンのメーカーのもので、パッケージもオシャレだし、お味も普通に美味しいのでおすすめです。

スタンドをチェックしてみよう。

1リットルが587スム（約7円）？なんだかよくわからないけど、とても安そうな雰囲気です。ガイド氏曰く、ウズベキスタンではガソリン車を改造して安いメタンガスで走れるようにするのが一般的なのだとか。もしかして、これもメタンガスなのかなー？

町に入ってきたようです。

小ぎれいな家が並んでいますね。

シャフリサーブスのバスターミナルかな。新しそうな建物ですね。

シャフリサブズはペルシア語で「緑の町」という意味・・・おお、確かに、シャハル＝町、サブズ＝緑だわ。（友人M、単語覚えてるかなー？）

12時過ぎ、こちらのレストランで昼食をいただきます。本日のランチは「家庭料理」とのこと。

かわいらしい感じにしてありました。

サラダ、フルーツ、お菓子がずらりと。これらは数人で取り分けていただきました。ヨーグルトはかなり変わったお味でした。

ロシア料理のペリメニのようなスープ。やさしい塩味で食べやすかったです。

ウズベキスタン風肉じゃが？じゃがいもが柔らかくて、トマトベースで美味しかったです。

昼食後、世界遺産に登録されているシャフリサーブスの歴史地区を見学します。雨降りでした。

シャフリサブス歴史地区 旧市街・古い町並み

古くは「ケシュ」と呼ばれたシャフリサーブスはティムールの故郷として、かつてはサマルカンドにも引けを取らないほど栄えた町です。

まずやってきたのは、ドルッティロヴァット建築群。おなじみの世界遺産マークをパシャリ。

ファッションチェック( *´艸｀)

コク・グンバス・モスク

ウズベク衣装とモザイクが絵になるわー。ライトアップの光源（たぶん）がちょっとジャマだけど。

コク・グンバス・モスクはティムールの孫・ウルグベクによって15世紀に建てられました。

モスクの向かいにはふたつの廟が並んでいて、ティムールゆかりの人物が葬られています。

ティムールは1336年にこの地に生まれ、広大なティムール帝国を築きました。その後も彼は故郷を忘れず、壮大な建築群を次々と建設しました。

細かい説明は聞き流していたので忘れてしまったけど、靴を脱いで入った廟には棺が置いてあったような。写真は撮りませんでした。

中庭の様子。

コク・グンバス・モスクを見学しましょう。

真正面から。

にじり寄って。

中へ。

めちゃくちゃきれいに修復されています。

棺？？

これはオリジナルに近いのかな？？

スマホで。

水色がきれいです☆

かわいい模様だわ～*:.。.:* ゜( n´∀｀)n゜*:.。.:*

天井もすごいけど、壁もすごい。

ちょいとお邪魔します・・・。

ザ・幾何学模様☆

にじり寄り その1

にじり寄り その２

壁画が美しいモスクでした☆

手を浄めるところ？

プチモスクみたいでかわいい(*^-^*)

シャフリサーブスは世界遺産に登録されていますが、観光方面での過度の開発などが問題視され、2016年に危機遺産リストに加えられました。

こんなの作ってるからじゃないのー？

それにしても残念なお天気。

青空だったらドームの青も映えただろうに。

世界遺産エリアは公園チックに整備されすぎている感じ。ブハラの方が雰囲気ありましたね。

と、ここでウズベクおじさん軍団と遭遇。地元の人がモスクに礼拝に来てたのかな？そして、突然始まるお写真タイム。意味なく一緒に撮ったり。ほんと、ウズベキスタンの人は写真がお好きなようです。なんだか昔行ったインドのようだわ。以前と異なるのは、向こうもスマホを持っていて、自分たちも撮りまくっていることかな。

お次はドルッサオダット建築群。

モザイク部分がほとんど剥がれ落ちています。

ジャハンギール廟
ティムールが、22歳の若さで戦死した長男のために建てた巨大な廟です。

ここには次男の廟もあったけど、修復されていないようです。

昔の権力者って、どうして無駄に大きなお墓を作りたがるんでしょうね？

でもティムールご本人が自分のために用意した墓室はとても簡素だったのです。地下への階段を下ります。

こちらがティムールが葬られるはずだった石棺です。1405年、東方遠征中に病気で亡くなったティムールは故郷のシャフリサーブスではなく、サマルカンドに運ばれて埋葬されました。

ティムールは後に巨大なグーリ・アミール廟に葬られることになります。後日サマルカンドで見学します。

アッラーフ・アクバル（アラビア語で「アッラーは偉大なり」）のウズベク語とロシア語バージョン？

Wikiによると、ティムールの最期の言葉は「神のほかに神は無し」だったそうです。

戦争に明け暮れ、殺戮しまくったティムールさんは天国に行けたのでしょうか。

ティムールの墓室のそばの木の実。

公園内にあったお店で突然のお買い物タイム。刺繍のポーチがUS$1だったので、皆さんお土産用に爆買いされてました。

このミシンで刺繍してるのかしらー？と思って見たらナン縫ってる！？（笑）こんなところに食べかけのナンを置くんじゃなーい！！Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！

最後に訪れたのはアク・サライ宮殿跡。

この時は雨がきつくなってほぼ説明聴いてなかった・・・。

ティムールが残した最大の建造物で、1380年に着工、彼の死後の1405年まで建設が続けられたそうな。

今は入口の門の残骸が残っているだけです。

アク サライ宮殿跡 城・宮殿

ボロボロですねぇ・・・壊れる前は５０ｍ以上の高さがあるアーチだったようです。

シャフリサーブスの建物は16世紀後半にブハラ・ハン国のアブドゥール2世によってほとんど破壊されたらしいです。今でも無駄な侵略行為や争いをしてる国があるけど、ほんまいつの時代やねん、って思います。

宮殿はティムール像のあたりにあったらしいです。

凛々しい感じですが、身長は１６７ｃｍぐらいだったとか。pacorinと同じだわ。

アムール ティムール像 モニュメント・記念碑

なんか、ちょっとマントが漫画チック( *´艸｀)

これにてシャフリサーブスの観光は終了です。ピンポイントの見学で街歩きもなかったので、雨降りの中お墓参りをしました、という感じでした。

サマルカンドに向けて移動します。

ティムールがシャフリサーブスを首都にしなかったのは、立地が悪く冬季の交通の便が悪かったのが理由のようです。

実際、ティムールの遺体も道路を塞いだ雪のせいでシャフリサーブスに運べず、サマルカンドに搬送されたんだとか。

ドライブインのようなところでお手洗い休憩です。

ここのお手洗いはイマイチっぽかったので行きませんでした。妙に立派な滝が造ってありますね。

謎な人形が・・・

ん？遠くでお肉を焼いているようなにおいがするよ？クンクン・・・

これでした～！羊の丸焼き！！
見せてーってジェスチャーしたらポーズしてくれたよ♪

しかし、窯のすぐ横で工事してて、セメントかき回したりしてたけど・・・ホコリがつきまくってる気がするよ・・・(ﾉ)･ω･(ヾ)

看板になってるぐらいだから名物料理なのかな？pacorinは羊さんが苦手だから、ツアーの食事にラムやマトンが出てこなくて良かったーって感じでした。

18時過ぎにサマルカンドで２泊するホテルに到着。見た目はきれいそうだけど、どんなかなー？

サマルカンド観光の様子は次の旅行記で('ω')ノ

この旅行記へのコメント （2）

• ほいみさん 2023/07/09 08:57:10

  ウズベキスタン、凄い！

  英国出張・・・一度、言ってみたいです！
  表紙の写真いいですね！
  
  ウズベキスタンですが、自動車の燃料はメタンガスが多いみたいですね。もちろんガソリンもありますが地方によっては給油所が少ないみたい。私がアラル海の方に行った時は、なぜか何度かに分けて民家から、ポリタンクで買ってました。コロナ直前に行ったバングラディシュでは、ガソリンでもLPガスでも走れる様に改造されたクルマが多かったから、ウズベキスタンもそうなってる？そうなる？かも。
  
  ＞向こうもスマホを持っていて、自分たちも撮りまくっていることかな。
  
  ほんと、スマホとSNSが世界を変えつつあります。写真に喧しかったイスラム圏も、女の子が一緒に撮りましょう・・・なんて「絶対にワナだろー」的なこともありました。インドはもっと凄そうなことになってそうです。昔の旅行記、拝見しました。・・・最新インド情報期待！
  
  ウズバキスタンって、スタン系の国は何となく怖いと思ってる日本人にとっては、観光にはとても良い国だと思いますがいかがでした？　私は特にブハラとヒワが好きになりました・・・もう一度行きたい。ブハラのライトアップの写真も素晴らしいです。
  
  ほいみ
  
  

  pacorinさん からの返信 2023/07/10 01:04:14

  Re: ウズベキスタン、凄い！

  ほいみさん、こんばんは
  
  ウズベキスタン、とても面白い国で行って良かったです！個人旅行の方がもっとディープに楽しめたとは思いますが、ツアーでも現地の人がフレンドリーというか、日本人というだけでなぜかアイドル状態だったので思ったよりも絡みがありました。なので旅行記もいつもに比べて人物写真が多めです。残念ながらヒヴァは行程に含まれていなかったのですが、ほいみさんは茶色い系のイスラム色が強い町がお気に入りなのですね(*^-^*)地方都市の方が人も素朴ですよね。ブハラのライトアップはミナレットだけが照らされていると思って行ったので、ちょっと感動しちゃいました。
  
  素朴な疑問なのですが、メタンガスってどうやって給ガス（？）するんでしょう？液体にしているのかな？？
  
  あ、インドの大したことない旅行記まで見ていただきありがとうございます。行って衝撃を受けて長年眼中にありませんでしたが、最近またちょっと興味を示していたりもします。バングラもハードル高そうな国ですね。
  
  ウズベキスタンは今の大統領になって観光にものすごく力を入れているらしく、ビザは不要だし、めんどくさい手続きもないし、地下鉄の写真撮影もＯＫになったし、物価は安いし、「映え」スポットもいっぱいあるので、これから日本人にますます人気が出そうだなと思いました。今は円安がイタイので、コロナ前にもっと色々な国に行っておけばよかったと思いつつ、行ける範囲でウロウロしたいと思います('ω')ノ
  
  pacorin