下北半島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
突然ですが皆さん、津軽海峡を越えるルートというと、何を思い浮かべますか?<br />かつての青函連絡船や、青森~函館の津軽海峡フェリー、新幹線の青函トンネルあたりがメジャーでしょうか。<br />でも、実はもう1ルート、下北半島の突端・大間から函館に渡る船が出ています。<br /><br />今回はそんな大間航路を利用して、下北半島の霊場と温泉と、函館の夜景を2泊3日で巡ります!<br />初日の今日は、東北一の霊場・恐山と、下北半島北岸の秘湯・下風呂温泉を訪ねます。

潮風の津軽海峡東ルートを行く ~vol.1 恐山とさいはての秘湯~

10いいね!

2023/05/26 - 2023/05/28

427位(同エリア782件中)

あおば

あおばさん

この旅行記のスケジュール

2023/05/26

  • はやぶさ9号 大宮9:05発→八戸11:26着

  • 青い森鉄道 八戸12:10発→野辺地12:55着

  • 大湊線 野辺地13:00発→下北13:56着

  • 下北交通恐山線 下北駅14:10発→恐山14:48着

  • 下北交通恐山線 恐山15:55発→むつ16:20着

  • 下北交通佐井線 むつ17:10発→下風呂温泉18:10着

この旅行記スケジュールを元に

突然ですが皆さん、津軽海峡を越えるルートというと、何を思い浮かべますか?
かつての青函連絡船や、青森~函館の津軽海峡フェリー、新幹線の青函トンネルあたりがメジャーでしょうか。
でも、実はもう1ルート、下北半島の突端・大間から函館に渡る船が出ています。

今回はそんな大間航路を利用して、下北半島の霊場と温泉と、函館の夜景を2泊3日で巡ります!
初日の今日は、東北一の霊場・恐山と、下北半島北岸の秘湯・下風呂温泉を訪ねます。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
5.0
グルメ
4.5
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
個別手配
  • 北へ向かう人で賑わう、朝9時前の大宮駅。<br />9時5分発のはやぶさに乗り、私も東北を目指します。

    北へ向かう人で賑わう、朝9時前の大宮駅。
    9時5分発のはやぶさに乗り、私も東北を目指します。

  • 東北一の商都・仙台を越えて、列車は宮沢賢治の故郷、岩手を駆け抜けます。<br />学生時代に平泉までは来たことがありますが、その先、盛岡や青森は今回が初めて。<br />未知の土地へ、期待が高まります。

    東北一の商都・仙台を越えて、列車は宮沢賢治の故郷、岩手を駆け抜けます。
    学生時代に平泉までは来たことがありますが、その先、盛岡や青森は今回が初めて。
    未知の土地へ、期待が高まります。

  • 2時間半ほどで、八戸駅に到着しました。<br /><br />適当にご飯を済ませて…と思っていたら、新幹線の降り口で、先日岐阜へ転勤した会社の先輩に会いました。<br />偶然、同じタイミングで有給を取得して、同じはやぶさの同じ号車で八戸へ向かっていたようです。<br /><br />お互い、青森が地元な訳でもないのに……。<br />神様のイタズラでしょうか?

    2時間半ほどで、八戸駅に到着しました。

    適当にご飯を済ませて…と思っていたら、新幹線の降り口で、先日岐阜へ転勤した会社の先輩に会いました。
    偶然、同じタイミングで有給を取得して、同じはやぶさの同じ号車で八戸へ向かっていたようです。

    お互い、青森が地元な訳でもないのに……。
    神様のイタズラでしょうか?

  • 先輩も同じ電車に乗り継ぐということで、一緒にお昼を食べることになりました。<br />駅直結のホテルのレストランで、八戸ラーメンとネギトロ丼のセットを頂きます。

    先輩も同じ電車に乗り継ぐということで、一緒にお昼を食べることになりました。
    駅直結のホテルのレストランで、八戸ラーメンとネギトロ丼のセットを頂きます。

  • 昼食が済んだら、12時過ぎの青い森鉄道の普通電車に乗車。<br />途中の上川町で、十和田方面へ向かう先輩と別れて、陸奥湾方面へ進む列車に1人揺られます。

    昼食が済んだら、12時過ぎの青い森鉄道の普通電車に乗車。
    途中の上川町で、十和田方面へ向かう先輩と別れて、陸奥湾方面へ進む列車に1人揺られます。

  • 野辺地駅で大湊線に乗り換え。

    野辺地駅で大湊線に乗り換え。

  • ディーゼルカーの最後尾に乗って、後方へ流れていく線路を眺めます。<br />駅名標のデザインが可愛いですね。

    ディーゼルカーの最後尾に乗って、後方へ流れていく線路を眺めます。
    駅名標のデザインが可愛いですね。

  • 陸奥湾沿いに出ると、遮るものがない大パノラマが広がります。

    陸奥湾沿いに出ると、遮るものがない大パノラマが広がります。

  • 1時間で下北駅に到着。<br />小さな駅舎に緑が鮮やかな、長閑な駅です。

    1時間で下北駅に到着。
    小さな駅舎に緑が鮮やかな、長閑な駅です。

  • 下北交通の恐山行きバスに乗り継ぎます。

    下北交通の恐山行きバスに乗り継ぎます。

  • むつ市の市街地を抜けると、車内に恐山の歴史や沿線の見所の案内放送が流れます。<br />放送のテープ自体年季が入っているのか、少しかすれた音声が、かえって旅情をかき立てます。<br /><br />車がギリギリすれ違えるほどの山道を、バスは巧みなハンドルさばきで登っていきます。

    むつ市の市街地を抜けると、車内に恐山の歴史や沿線の見所の案内放送が流れます。
    放送のテープ自体年季が入っているのか、少しかすれた音声が、かえって旅情をかき立てます。

    車がギリギリすれ違えるほどの山道を、バスは巧みなハンドルさばきで登っていきます。

  • 山道の途中、運転手さんのサービスで清水のところで降ろしてもらえました!

    山道の途中、運転手さんのサービスで清水のところで降ろしてもらえました!

  • 三途の川にかかる太鼓橋を越えたら、恐山菩提寺に到着です。

    三途の川にかかる太鼓橋を越えたら、恐山菩提寺に到着です。

  • 異様な硫黄の匂いが立ち込める中、山門をくぐって境内へ。

    異様な硫黄の匂いが立ち込める中、山門をくぐって境内へ。

  • 参道の脇の排水溝が、硫黄で黄色く染まっています。<br />こんな目に見えるくらい溜まるんですね…

    参道の脇の排水溝が、硫黄で黄色く染まっています。
    こんな目に見えるくらい溜まるんですね…

  • 本堂にお参り。

    本堂にお参り。

  • 続いて、本堂の左に広がる無間地獄へ分け入ります。<br />岩の隙間から噴き出す硫黄分のため、植物の生えない荒地が広がって…「殺風景」という言葉は、この場所のためにあるような気がしてきます。

    続いて、本堂の左に広がる無間地獄へ分け入ります。
    岩の隙間から噴き出す硫黄分のため、植物の生えない荒地が広がって…「殺風景」という言葉は、この場所のためにあるような気がしてきます。

  • 奥の緑と手前の地獄のコントラストが凄まじい。

    奥の緑と手前の地獄のコントラストが凄まじい。

  • 地獄の先に湖が見えてきました!

    地獄の先に湖が見えてきました!

  • こんな厳しい土地でも花は咲きます。

    こんな厳しい土地でも花は咲きます。

  • 参拝者たちが積みあげた石の並ぶ、賽の河原を進みます。<br />所々硫黄混じりの蒸気が吹き出して、強烈な匂いです。

    参拝者たちが積みあげた石の並ぶ、賽の河原を進みます。
    所々硫黄混じりの蒸気が吹き出して、強烈な匂いです。

  • 六角堂に手を合わせて、1番奥へ向かうと…

    六角堂に手を合わせて、1番奥へ向かうと…

  • 宇曽利湖の北岸、極楽浜に出ました。<br />翡翠色の水溜まりが鏡になって、対岸の山を映します。

    宇曽利湖の北岸、極楽浜に出ました。
    翡翠色の水溜まりが鏡になって、対岸の山を映します。

  • 東北の人の魂は、死ぬとこの山に来ると信じられているそうです。<br />穏やかな湖を前に、静かに合掌します。

    東北の人の魂は、死ぬとこの山に来ると信じられているそうです。
    穏やかな湖を前に、静かに合掌します。

  • 極楽浜からもう一度地獄を通って、本堂方面へ。

    極楽浜からもう一度地獄を通って、本堂方面へ。

  • このあたりは「重罪地獄」。<br />石川五右衛門が釜茹でにされていそうな、物凄い量の蒸気が吹き上がっています。

    このあたりは「重罪地獄」。
    石川五右衛門が釜茹でにされていそうな、物凄い量の蒸気が吹き上がっています。

  • 恐山からバスに乗って、むつ市中心街まで帰ってきました。<br />むつバスターミナルは老朽化で取り壊されたものの、写真奥のコンクリの商業施設・松木屋が、実質的にバスターミナルの役割を担っています。<br /><br />下風呂温泉方面のバスまで、乗り継ぎ時間が50分あるので、しばらく街を散策してみましょう。

    恐山からバスに乗って、むつ市中心街まで帰ってきました。
    むつバスターミナルは老朽化で取り壊されたものの、写真奥のコンクリの商業施設・松木屋が、実質的にバスターミナルの役割を担っています。

    下風呂温泉方面のバスまで、乗り継ぎ時間が50分あるので、しばらく街を散策してみましょう。

  • 飲み屋街の中に、白壁の神社がありました。<br />田名部(たなふ)神社、下北半島の総鎮守だそうです。

    飲み屋街の中に、白壁の神社がありました。
    田名部(たなふ)神社、下北半島の総鎮守だそうです。

  • 境内はこじんまりしていますが、なぜか社務所のおみくじのバリエーションが凄まじい。

    境内はこじんまりしていますが、なぜか社務所のおみくじのバリエーションが凄まじい。

  • 田名部神社から東へ歩くと、妙に細長い空き地がありました。<br />かつて下北駅と津軽海峡沿いの大畑を結んでいた、国鉄大畑線の廃線跡です。<br /><br />戦時中に大間を目指して建設された鉄路ですが、過疎化の波には抗えず、下北交通への移管を経て、2001年に廃止されました。<br />これから乗る大畑方面佐井行きのバスは、この鉄道の代替路線も兼ねています。

    田名部神社から東へ歩くと、妙に細長い空き地がありました。
    かつて下北駅と津軽海峡沿いの大畑を結んでいた、国鉄大畑線の廃線跡です。

    戦時中に大間を目指して建設された鉄路ですが、過疎化の波には抗えず、下北交通への移管を経て、2001年に廃止されました。
    これから乗る大畑方面佐井行きのバスは、この鉄道の代替路線も兼ねています。

  • 松木屋で買い物とトイレを済ませて、17時10分発佐井車庫行きのバスに乗り込みます。<br />下風呂温泉まで、ちょうど1時間の道のりです。

    松木屋で買い物とトイレを済ませて、17時10分発佐井車庫行きのバスに乗り込みます。
    下風呂温泉まで、ちょうど1時間の道のりです。

  • 旧国鉄大畑線の終点、大畑駅に到着しました。<br />ここまでは車内が学生やお年寄りで賑わっていたものの、ここで一気に乗客が降りました。<br />この先はバスも1日5~7往復に減り、大間に向けて秘境度が増していきます。

    旧国鉄大畑線の終点、大畑駅に到着しました。
    ここまでは車内が学生やお年寄りで賑わっていたものの、ここで一気に乗客が降りました。
    この先はバスも1日5~7往復に減り、大間に向けて秘境度が増していきます。

  • 乗客4人だけを乗せて、バスは海岸線を西へ。<br /><br />車窓に見える海の色が、想像以上に鮮やかで驚きました。<br />エメラルド色の浅瀬と、青い沖合いのグラデーションに、曲がりくねった海岸沿いの道…宮崎交通のバスで巡った、日南海岸を思い出します。<br />津軽海峡っていうと、演歌にあるような、冷たく厳しいイメージだったのですが、見事に覆されました。

    乗客4人だけを乗せて、バスは海岸線を西へ。

    車窓に見える海の色が、想像以上に鮮やかで驚きました。
    エメラルド色の浅瀬と、青い沖合いのグラデーションに、曲がりくねった海岸沿いの道…宮崎交通のバスで巡った、日南海岸を思い出します。
    津軽海峡っていうと、演歌にあるような、冷たく厳しいイメージだったのですが、見事に覆されました。

  • バスは下風呂温泉に定刻通り到着しました。<br />少し海岸を散歩して、今夜の宿に向かいます。

    バスは下風呂温泉に定刻通り到着しました。
    少し海岸を散歩して、今夜の宿に向かいます。

  • バス通りから少し坂を上って、今晩お世話になる「さが旅館」に到着。<br />人当たりのよさそうな女将さんに案内されて、2階の客間へ向かいます。

    バス通りから少し坂を上って、今晩お世話になる「さが旅館」に到着。
    人当たりのよさそうな女将さんに案内されて、2階の客間へ向かいます。

  • 私に割り当てられたのは、2階奥の角部屋「二見」。<br />8畳ほどの和室に、洗面とトイレがついて、使い捨ての歯ブラシと紙コップも完備しています。<br />ただ、カミソリや化粧系のアメニティはないので、そこは各自持参が必要です。

    私に割り当てられたのは、2階奥の角部屋「二見」。
    8畳ほどの和室に、洗面とトイレがついて、使い捨ての歯ブラシと紙コップも完備しています。
    ただ、カミソリや化粧系のアメニティはないので、そこは各自持参が必要です。

  • 窓の障子を開けると、町の向こうに海が見えました。<br />窓から風を取り入れて、7時の夕食までしばし一服します。

    窓の障子を開けると、町の向こうに海が見えました。
    窓から風を取り入れて、7時の夕食までしばし一服します。

  • 夕食は1階の広間で。<br />海鮮三昧、色とりどりのお食事を頂きます!!

    夕食は1階の広間で。
    海鮮三昧、色とりどりのお食事を頂きます!!

  • 生のカツオが入った、新鮮なお刺身の3種盛り。

    生のカツオが入った、新鮮なお刺身の3種盛り。

  • ウニはとっってもクリーミーで濃厚です。

    ウニはとっってもクリーミーで濃厚です。

  • お盆中央の蓋の下は、鯛の煮付けでした!<br />一番美味しいカマの部分。<br />ふっくら柔らかく、味付けも優しくてご飯が進みます。<br /><br />普段、私は少食なのですが…気がついたらご飯をお茶碗4杯も頂いていました。<br />海鮮が絶品なうえ、付け合せの味が濃いのも手伝って、無意識にお箸が進むんですよね。

    お盆中央の蓋の下は、鯛の煮付けでした!
    一番美味しいカマの部分。
    ふっくら柔らかく、味付けも優しくてご飯が進みます。

    普段、私は少食なのですが…気がついたらご飯をお茶碗4杯も頂いていました。
    海鮮が絶品なうえ、付け合せの味が濃いのも手伝って、無意識にお箸が進むんですよね。

  • デザートにスイカまで付けて頂いて、大満足の夕飯でした♪<br />部屋で少しのんびりして、1階のお風呂へ向かいます。<br /><br />下風呂の温泉は、海岸沿いには珍しい硫黄系の湯です。<br />宿に着いて以来、かすかに硫黄の香りがして、恐山の匂いが服に着いたのかと思いましたが…この宿の温泉の匂いでした。<br /><br />淡い翡翠色の濁り湯は、底が見えないほど濃厚です。<br />かすかにとろみを感じるお湯に全身を浸して、蒸気を胸いっぱいに吸い込むと、硫黄の匂いも心地よく思えて…旅の疲れを忘れられます。

    デザートにスイカまで付けて頂いて、大満足の夕飯でした♪
    部屋で少しのんびりして、1階のお風呂へ向かいます。

    下風呂の温泉は、海岸沿いには珍しい硫黄系の湯です。
    宿に着いて以来、かすかに硫黄の香りがして、恐山の匂いが服に着いたのかと思いましたが…この宿の温泉の匂いでした。

    淡い翡翠色の濁り湯は、底が見えないほど濃厚です。
    かすかにとろみを感じるお湯に全身を浸して、蒸気を胸いっぱいに吸い込むと、硫黄の匂いも心地よく思えて…旅の疲れを忘れられます。

  • 宿泊客が私以外に1組だったこともあり、貸切状態の温泉で長湯してしまいました。<br />お風呂上がりに青森名産のイカ煎餅を頂いて、床につきます。<br />恐山の地獄に、下風呂の温泉と海鮮まで、全身で下北の自然を味わった1日でした。<br /><br />明日は大間から船に乗って、津軽海峡の対岸・函館を目指します。<br />それでは皆さん、おやすみなさい。<br />また明日!

    宿泊客が私以外に1組だったこともあり、貸切状態の温泉で長湯してしまいました。
    お風呂上がりに青森名産のイカ煎餅を頂いて、床につきます。
    恐山の地獄に、下風呂の温泉と海鮮まで、全身で下北の自然を味わった1日でした。

    明日は大間から船に乗って、津軽海峡の対岸・函館を目指します。
    それでは皆さん、おやすみなさい。
    また明日!

10いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP