2023/05/03 - 2023/05/06
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すなふきんさん
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山西省へふらり一人旅。日本史と縁の遠い北魏王朝が栄えた魅惑の土地。山西名物の刀削麺をエネルギーに黄土色の荒野を日本人のオッサンが徘徊する。大同市内を巡り刀削麺で〆る4日目の記録。
大同のハイライトである懸空寺と雲岡石窟はこちらをご覧ください。https://4travel.jp/travelogue/11827788
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おはようございます。マッサージを受けて身体も軽く、清々しい朝。相変わらず天気はどんよりしてる。
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東に位置する和陽門。広場には誰もいない。
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城壁の門は二重構造になっていて、非常に強固な守り。
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西安ほどではないが城壁な内は広大。至る所で工事をしている。ひと気が少なく何か寂しい大同市内。
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子供向けのカートが放置されている。労働節はそれなりに観光客で賑わったのでしょうかね。
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立派な楼閣だが西安のそれと変わらないように見える。短い期間に立て続けに同じようなものを見るのはダメやね。
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まずは九龍壁へ。大同の九龍壁は中国三大九龍壁の一つと言われ、現存する龍壁の中でももっとも大きい。
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壁は長さが45.5m、高さが8mある。さまざまな瑠璃瓦で装飾されており美しく凛々しい。
九龍壁 史跡・遺跡
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明代の藩王の居宅であった代王府は開放されていなかった。
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金代に創建された純陽宮。大同市内に現存する道教寺院の一つ。
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道教式もお参りの仕方を紹介している。こういうのがあると分かりやすい。
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よく分からないが全真派の道教の教えに忠実に則った造りとなっており、コンパクトながら中軸に3つの大殿、鼓楼と鐘楼を擁している。
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大同市内はどこもかしこも刀削麺のお店ばっかり。やっぱり名物なのね。
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この提灯は夜見たかったな。きっと下品に煌々と光るのだろう。
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大同の名刹、華厳寺へ。同じ場所に上下2つの華厳寺が建てられているがそれぞれ独立した寺院。それぞれ遼、金代の中国における華厳宗の重要寺院の一つ。
華厳寺 寺院・教会
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華厳寺は遼・金代の華厳宗の重要な寺院の一つで、元代に焼失したものの、明代に再建された。山門をくぐると普光明殿が目に飛び込んで来る。
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殿内には華厳三崇と呼ばれる仏像が安置されている。向かって右が普賢菩薩、真ん中が盧舎那仏、左が文殊菩薩とのこと。
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上華厳寺の大雄宝殿はとにかく立派で一見の価値有り!中国でも有数の伽藍のひとつといわれ、遼、金代の建物としては現存する最大規模のものといわれている。
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古の歴史を感じさせる木の板に書かれた力強い文字。
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遼代1062年建立、金代1140年再建の大雄宝殿だが、5つの仏像は全て明代に作られたもの。
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軒高9.5メートルの寄棟造りの屋根におかれた琉璃製の瓦の上には2体の鴟尾。金代に作られたという。
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高さ43.5mの華厳宝塔。地下には100tの銅で作られた100体もの仏像と仏殿がある。
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塔の上から眺める華厳寺の伽藍。しかし観光客も少なく街はガラン(伽藍)としているわ。
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下華厳寺。遼代に建てられた菩伽教蔵殿には中国仏教芸術を代表するという塑像が31体安置されている。
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少し歯を見せて柔らかに微笑む脇侍菩薩は東洋のヴィーナスと呼ばれる。父をかばって自殺した娘の微笑みを若い職人が彫り上げたという伝説がある。
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誰もいないメインストリート。労働節明けとは言えこれは酷すぎる。
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続いてやってきたのは唐代に建てられた善化寺。明の時代に今の名前になった。当時の官吏はこの寺で立ち振る舞いや作法を学んだという、今でいうところの研修センターか。
善化寺 寺院・教会
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三聖殿は金代の建物。
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華厳宗の寺院なのでこちらに安置されているのも華厳三聖。
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そして大雄宝殿は遼代の建物。33体の塑像が安置されている。また清代の壁画も見もの。
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その中でも本尊である正面の五体は五智如来と呼ばれている。塑像はさらに両側にそれぞれ12体。
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塑像の足元が崩れ出してきている。保存のためにそろそろガラス張りになりそうな予感。
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善化寺を後にして昼食を食べに行く。途中見かけた子供たち御用達の駄果子と文具屋。
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電動スクーターのバッテリーを交換してくれる業者の三輪タクシー。
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路上将棋をしばいているオッサン。警察官も仕事そっちのけで観戦している。
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こういうモノはどこの国でも無人で売りがち。プライバシー大事ですから。
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出荷を待つ鳥さんたち。いい肉になれよ。ガーガー言ってんじゃねーよ。
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昨日のガイドさんがオススメしていた刀捎面のお店。東方削面にやってきた。
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山西風おでんか。ただ日本のおでんのようにダシが染み込んでいる感じはしない。もちろんピリ辛。
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これでたった20元そこら。やっぱ上海界隈の物価と比べるとびっくりするくらい安い。
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店の軒先で沙棘(サジー)のジュースを売っていた。やっぱり有名なんだ。
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コロナ後初めての外国人だと話すタクシーの運ちゃんに連れられて大同市博物館へ。建物が立派な割に入口は片面扉の従業員入口みたいなところから入る。
大同市博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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大同市博物館はもともと華厳寺の近くにあったものが移転された。新しくて快適な空間である。
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司馬金龍墓俑群は1965年に発掘された陶俑陣。テラコッタの数は210体にも上る。プチ兵馬俑的な感じ。
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石彫武士像。北魏時代のもの。
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北魏時代の壁画。狩猟図壁画という名の通り、狩猟民族の王朝の特徴が表れている。
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華厳寺の上にあった鴟尾の一つが展示されている。
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遼代の墓室内に描かれていた壁画。保存状態は完全で15平米もあるという。そろそろタイムアップなので空港へ向かう。
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博物館からタクシーで約20分。空港に到着。
大同雲崗空港 (DAT) 空港
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いかにも田舎の空港って感じ。造りは麗江の空港に似てる。
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めちゃくちゃ寂しいフライトボード。欠航している便もある。
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さよなら山西の大地。また会う日があるのでしょうか。
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東方航空からオヤツいただきました。夕方のフライトなんだから食事にしてほしかったな。
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今回の旅行で初めて見た青い空。幾多の仏教芸術に触れる良い旅でした。谢谢!
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