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高校生の時に世界史の資料集で見た中国の石窟寺院。いつか見てみたいなぁと思っていたら、中国在住となったので、コツコツと中国の三大石窟寺院を訪れてきました。<br />2020年は洛陽の龍門石窟、2021年は敦煌の莫高窟、そしてついに最後の雲崗石窟を見るために山西省にやってきました!

中国三大石窟コンプリート!山西省大同の旅③

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2023/06/21 - 2023/06/23

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Chinotto

Chinottoさん

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高校生の時に世界史の資料集で見た中国の石窟寺院。いつか見てみたいなぁと思っていたら、中国在住となったので、コツコツと中国の三大石窟寺院を訪れてきました。
2020年は洛陽の龍門石窟、2021年は敦煌の莫高窟、そしてついに最後の雲崗石窟を見るために山西省にやってきました!

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  • 三日目は、昨日のガイドさんに引き続きお世話になり、この旅行のハイライト「雲崗石窟」へ。<br />大同市内から車で30分強かかりました。<br />

    三日目は、昨日のガイドさんに引き続きお世話になり、この旅行のハイライト「雲崗石窟」へ。
    大同市内から車で30分強かかりました。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 観光用に雲崗石窟までの道が整備されていますが、どれも近年造られたものです。昔は直接石窟の目の前から観光できたようです。(後で元々の門の写真が出てきます)

    観光用に雲崗石窟までの道が整備されていますが、どれも近年造られたものです。昔は直接石窟の目の前から観光できたようです。(後で元々の門の写真が出てきます)

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 石窟群に到着しました。現存する石窟は53もあり、第一~第四窟の東部石窟群は個人管理。第五窟からの中部石窟群は国家管理。<br />最も初期(北魏460年~)に作られ始めたのが第16窟から第20窟の曇曜五窟で、曇曜とはこれらを掘削した和尚様の名前です。<br /><br /><br />

    石窟群に到着しました。現存する石窟は53もあり、第一~第四窟の東部石窟群は個人管理。第五窟からの中部石窟群は国家管理。
    最も初期(北魏460年~)に作られ始めたのが第16窟から第20窟の曇曜五窟で、曇曜とはこれらを掘削した和尚様の名前です。


    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 第三窟。洞窟の大きさが最大と言われている。<br />ポツポツとした穴は、彫った後に粘土で衣服を着せるために打ったくさびの跡だそう。

    第三窟。洞窟の大きさが最大と言われている。
    ポツポツとした穴は、彫った後に粘土で衣服を着せるために打ったくさびの跡だそう。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 第五窟の右側。

    第五窟の右側。

  • この辺りが最も見応えのあると言われる第5窟と第6窟。<br />第五窟は最大、第六窟は最も美しいと言われており、中の写真撮影は禁止。<br />第五窟は最大というだけあって大仏様を視界に入れるのが大変なくらいの大迫力。<br />第六窟は、360度どこを見ても精緻に彫られたお釈迦様の一生を語る彫刻で埋め尽くされており、色も美しく圧倒されました。

    この辺りが最も見応えのあると言われる第5窟と第6窟。
    第五窟は最大、第六窟は最も美しいと言われており、中の写真撮影は禁止。
    第五窟は最大というだけあって大仏様を視界に入れるのが大変なくらいの大迫力。
    第六窟は、360度どこを見ても精緻に彫られたお釈迦様の一生を語る彫刻で埋め尽くされており、色も美しく圧倒されました。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • これはどこだったかしら。確か第8窟、シヴァ神とビシュヌ神がいるところ。牛に乗っているのでこちらがシヴァ神でしょう。<br />ヒンドゥー教と仏教がリンクしているの面白いですね。

    これはどこだったかしら。確か第8窟、シヴァ神とビシュヌ神がいるところ。牛に乗っているのでこちらがシヴァ神でしょう。
    ヒンドゥー教と仏教がリンクしているの面白いですね。

  • これが雲崗石窟の元々の正面玄関だったところですね。

    これが雲崗石窟の元々の正面玄関だったところですね。

  • 修復中の石窟も所々にあります。

    修復中の石窟も所々にあります。

  • びっしり彫られた仏様

    びっしり彫られた仏様

  • 第17窟 弥勒三尊<br /><br />

    第17窟 弥勒三尊

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 第18窟 立三仏<br />こちらの大仏は北魏の太武帝と言われている。珍しく立っている大仏様。在位中に仏教を廃止し道教に改宗したところ病に倒れたため、左手を胸に当て反省しているらしい。<br />曇曜五窟(16-20窟)の時代は仏様を皇帝の顔に似せて作り資金調達をしたとか。

    第18窟 立三仏
    こちらの大仏は北魏の太武帝と言われている。珍しく立っている大仏様。在位中に仏教を廃止し道教に改宗したところ病に倒れたため、左手を胸に当て反省しているらしい。
    曇曜五窟(16-20窟)の時代は仏様を皇帝の顔に似せて作り資金調達をしたとか。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 第19窟。<br />曇曜五窟の特徴として、前世・現世・来世の三体の仏様が彫られている事が挙げられる。<br />こちらは同じ洞窟内に彫る事ができなかったようで外側に作られました。

    第19窟。
    曇曜五窟の特徴として、前世・現世・来世の三体の仏様が彫られている事が挙げられる。
    こちらは同じ洞窟内に彫る事ができなかったようで外側に作られました。

  • 第20窟。<br />雲崗石窟と言えば、この大仏様が有名(洞窟内は写真撮影不可のものが多い。)ですね。地震により洞窟が崩壊し、露出してしまいました。

    第20窟。
    雲崗石窟と言えば、この大仏様が有名(洞窟内は写真撮影不可のものが多い。)ですね。地震により洞窟が崩壊し、露出してしまいました。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • 第20窟以降も見学できますが、損傷が激しいです。

    第20窟以降も見学できますが、損傷が激しいです。

  • 最近中国各地で流行っている観光地の形をしたアイスと共に。<br />初めて観光地アイスにありつくことができました。メロン味でさっぱり美味しい。

    最近中国各地で流行っている観光地の形をしたアイスと共に。
    初めて観光地アイスにありつくことができました。メロン味でさっぱり美味しい。

    雲岡石窟寺院群 寺院・教会

  • さて、雲崗石窟を後にして、ランチタイムです。山西省の麺と言えば刀削麺です。

    さて、雲崗石窟を後にして、ランチタイムです。山西省の麺と言えば刀削麺です。

  • 山西省は事前に聞いていた通り塩気が強い。この麺も例に漏れず。美味しいけど、ちょっと飽きてくるのでお酢を入れて味変!

    山西省は事前に聞いていた通り塩気が強い。この麺も例に漏れず。美味しいけど、ちょっと飽きてくるのでお酢を入れて味変!

  • 大同の中心部に戻りまして、華厳寺へ。<br />元々は遼の時代(1038年)に建てられた華厳宗のお寺ですが、元時代に焼失し、明代に再建されました。元々は一つのお寺だったが分裂し、同じ敷地内に上華厳寺と下華厳寺があります。<br />暑さにやられて写真が全然無い(^^;;

    大同の中心部に戻りまして、華厳寺へ。
    元々は遼の時代(1038年)に建てられた華厳宗のお寺ですが、元時代に焼失し、明代に再建されました。元々は一つのお寺だったが分裂し、同じ敷地内に上華厳寺と下華厳寺があります。
    暑さにやられて写真が全然無い(^^;;

    華厳寺 寺院・教会

  • 躍動感のある仁王様

    躍動感のある仁王様

  • 昔は色鮮やかだったのでしょう。

    昔は色鮮やかだったのでしょう。

  • 上華厳寺の主殿、「大雄宝殿」。思いがけず大規模な伽藍でした。

    上華厳寺の主殿、「大雄宝殿」。思いがけず大規模な伽藍でした。

    華厳寺 寺院・教会

  • 大雄宝殿の説明。中国のお寺の一番奥にはいつも大雄宝殿がある印象。

    大雄宝殿の説明。中国のお寺の一番奥にはいつも大雄宝殿がある印象。

  • こちらは下華厳寺の主殿である「薄伽教蔵殿」。菩薩がたくさん並んでおり、その中に東洋のヴィーナスと呼ばれる菩薩像がある。写真不可だったので残念。

    こちらは下華厳寺の主殿である「薄伽教蔵殿」。菩薩がたくさん並んでおり、その中に東洋のヴィーナスと呼ばれる菩薩像がある。写真不可だったので残念。

    華厳寺 寺院・教会

  • 華厳寺の観光を終えたら、最後の観光スポット大同九龍壁へ。<br />中国に3つしかない九龍壁のうち一つがここ大同にあるんです。後の二つは北京の故宮、同じく北京の北海公園にありますが、規模的に一番大きなのが大同のものです。<br />

    華厳寺の観光を終えたら、最後の観光スポット大同九龍壁へ。
    中国に3つしかない九龍壁のうち一つがここ大同にあるんです。後の二つは北京の故宮、同じく北京の北海公園にありますが、規模的に一番大きなのが大同のものです。

  • 全体を写真に収めるのが大変なほど立派な壁です。高さ8メートル、幅50メートル近くあり、幅は北京の1.5倍にも及びます。<br />九は中国語では「久(長く続く)」と発音が同じだから縁起の良い数字とされており、皇帝の象徴である龍との組み合わせは高貴さを感じさせます。

    全体を写真に収めるのが大変なほど立派な壁です。高さ8メートル、幅50メートル近くあり、幅は北京の1.5倍にも及びます。
    九は中国語では「久(長く続く)」と発音が同じだから縁起の良い数字とされており、皇帝の象徴である龍との組み合わせは高貴さを感じさせます。

  • 逆光で暗いですが、なんとか正面から全体像を撮ることができました。

    逆光で暗いですが、なんとか正面から全体像を撮ることができました。

  • 九龍壁の観光を終えたら、最後に山西名物の黒酢を買いにお酢屋さんに寄って、ローカル屋さんでビール休憩をして、空港に送ってもらったのでした。<br /><br />駆け足で終えた大同の旅。<br />中国三大石窟訪問を達成した記念すべき旅となりました。<br />

    九龍壁の観光を終えたら、最後に山西名物の黒酢を買いにお酢屋さんに寄って、ローカル屋さんでビール休憩をして、空港に送ってもらったのでした。

    駆け足で終えた大同の旅。
    中国三大石窟訪問を達成した記念すべき旅となりました。

    大同雲崗空港 (DAT) 空港

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