人々の笑顔に癒されるシェムリアップの旅～3日目

2023/04/29 - 2023/05/03

中国・上海在住の私たちがコロナ発生以降、3年ぶりに中国を初脱出して向かったのはカンボジアはシェムリアップ。
久々の海外旅行にテンションが上がりまくりです。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

三日目の朝。
昨日はホテルに用意してもらったお弁当が朝食だったので、初めてホテルで朝食を。朝食は泊まっているホテル「ゴールデン・テンプル・ブティック」の向かいにある系列ホテル「ゴールデン・テンプル・レジデンス」にていただきます。

中国みたいにうるさくないのでそれだけで最高。。。

朝食ブッフェは有名外資ブランドホテルほど豊富というわけではないけど、最低限のものはあり、私はヌードルとオムレツがあれば満足なので十分でした。
やさしいお味のフォー。スープの塩加減もバッチリ。

ホテルブッフェでいつも楽しみなのはオムレツ。

この日は、郊外にある遺跡、「バンテアイ・スレイ」と「ベンメリア」に行くべくガイドさんと車を手配してもらいました。8時に出発です！

１時間ほどのドライブの中、ガイドのジョイさんにココナッツとヤシの違いは分かるか？と問われ、答えられなかった私たち。確かに混同していた。
途中で車を降りて説明を受けた。

この木はココナッツの木で全ての木に実が成る。

ヤシの木（パームツリー）。こっちはオス・メスの区別あり。

ヤシの木から採取される樹液を煮詰めたパームシュガー。帰って調べてみると血糖値を上げにくい低GI食品でダイエットに良さそうである。

井戸

車窓から見た風景。車道の両脇にはお店が連なっているエリアが所々出てくる。高床式の住居も結構見かけました。

こういう景色に出会うのは本当に久々。

この日最初の目的地、バンテアイ・スレイ寺院に到着。シェムリアップから40キロほど離れたところにあります。
アンコールワットよりも前の時代10世紀に建てられた寺院です。
バンテアイは砦、スレイは女性の意味。女性の砦。

バンテアイ スレイ 史跡・遺跡

アンコールの遺跡群が建築された年と世界の有名な建造物が建築された年の対比図。日本の例としては姫路城が載っていました。

この寺院はこれまで見てきた遺跡とは異なりとても小規模です。
そして、赤い砂岩がメインの建材として使われているので暖かみを感じる色合い。

アンコール様式の寺院の参道はどこもこんな感じですね。この左右の像はリンガと言って、シヴァ神を表しているそう。

カメラに全体を収めることのできるコンパクトサイズの寺院です。

彫刻が他の寺院よりも深いのが特徴。

牛かな？

現在は中央祠堂は立ち入り禁止となっているので近くで見られないのが残念ですが、中央に見えるのが東洋のモナリザと呼ばれるやさしい微笑みを浮かべたデバターです。
昔、フランス人に盗まれかけたこともあるのですが、無事盗まれずに済みました。

中へ入れば入るほど間口と高さが狭くなっているのは遠近法が広く見せるためだとか。

柱のレリーフも美しいですね。

遠くから見るだけでも彫刻がくっきりとしているのがわかります。
この寺院の壁面もラーマーヤナやヒンドゥー教神話を元にしたレリーフで埋め尽くされています。

世界遺産の記念碑。別の面は日本語で書かれていました。

お次は森の中にある「ベンメリア」です。
ベンメリアとは蓮の池という意味で、アンコールワットを建てたスーリヤヴァルマン2世がアンコールワットよりも前に建てたと言われています。

入った瞬間、これはラピュタっぽいなと感じました。
苔が蒸しており、木の根が建物に絡みつく様子がまさにそんな感じでしょう？
きっと雨季はもっともっと幻想的な雰囲気になるのではと想像できます。

ベンメリア 森林・ジャングル

崩壊、損傷が激しいですが、それをそのままにしてあるのが、他と違っていて独特の趣があります。

全容は明らかになっていませんが、元の姿はアンコールワットと同じくらいの規模だったとも言われています。

15年ほど前は観光客用の通路が整備されていなかったため、塀に登ったり、回廊の中に入ったり自由に遺跡内を動き回れたそうです。

確かに今はどこが崩れるか分からないし危険ですよね。

昔は、こんなとこも自由に登って行けたそうですよ。

自然の侵食も進みますし、いつかは入れなくなってしまうかもしれませんね。

こういうのを見ると植物の強い生命力を感じさせられます。

この遺跡の中で唯一中の様子を見学できる部分です。

回廊の中はレリーフはありませんでした。

帰りに寄ったクメール料理屋さん。
急にお客さんが増えて、全然回ってなかった（笑）前日に引き続きまたアモック（ココナッツカレー）をいただきました。他は注文を間違えられまくった。まぁ仕方なし。

この日のツアーはガイドさんと車で165ドルでした。

ホテルに戻って、宿泊特典のマッサージを受けました。
毎日マッサージ三昧で幸せだわ。

この日は７時半からホテルにて開催されるアプサラダンスショー&ディナーを予約したので、それまでパブストリートに繰り出して一杯飲むことに。

アンジェリーナ・ジョリーが『トゥーム・レイダ』撮影中に通ったと言われるレッドピアノです。

レッド ピアノ 創作料理

『トゥームレイダー』の名を冠したカクテル。これも３ドルいかないのですよ！

ホテルに戻り、アプサラダンス会場へ。朝食と同じ場所です。
普段はカクテルなんて飲まないのですが、旅行中はこういうものが飲みたくなります。

前菜。パイナップルを器にしたサラダ。

魚を捕まえる様子を表したダンス。演目がいくつもあって楽しませてくれました。

孔雀のダンス

アプサラダンスは、ホテルスタッフによると手の滑らかな動きは幼少時からやっていないと修得できないのだとか。確かに私はフラを長くやっているけど、あんなに可動域がないしくねくね曲がらないもんなぁ。

メインディッシュ

最後に私たちもステージに上がり記念撮影してもらっちゃいました。

毎日毎日充実しまくりの旅もついにあと1日。
明日は深夜フライトまでどう過ごそうかな。
おやすみなさーい。