アシアナ航空利用、中央アジア・バックパッカー旅行2　イシク・クル湖

2023/04/06 - 2023/04/07

キルギスの首都・ビシュケクから約4時間、「中央アジアの真珠」とも称される琵琶湖の9倍の大きさを誇るイシク・クル湖に行ってきました。

滞在中、日本人はおろか、ロシア人以外の外国人旅行者を見かけませんでしたし、天山山脈に近いだけあり4月でもかなり寒くて、天気も快晴というわけではありませんでしたが、とても美しい自然に癒やされました。

夏のハイシーズン前ということで、静かでゆっくりできました。

エリア イシククル湖周辺(キルギス)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビシュケクからはマルシュルートカという乗り合い約8人乗りのバンで、湖北岸の街チョルポン・アタまで約4時間です。途中標高1526ｍのところでトイレ休憩が一度ありました。ここにはモンゴルではゲルと呼ばれる、テント式住居のユルトがカフェとして利用されていました。

避暑地のイシク・クル湖ではほとんどのホテルやゲストハウスがクローズしていたため、数少ない営業中でかつ予約可能な”Kalinka”というゲストハウスに宿泊しました。ロシア語かキルギス語しか通じませんでしたが、親切で1泊1500円程度でしたが快適に過ごすことができました。

荷物を置いたあと、何はともあれ湖に行ってみました。シーズンオフなので誰もいませんでしたが、透き通った湖に心が洗われました。

イシク クル湖 滝・河川・湖

内陸国のため海はありませんが、湖水浴もできるのがイシク・クル湖です。日中でも一桁の気温だったため当然誰も泳いでいませんでしたが、夏には大勢の人が訪れるのでしょう。

イシク クル湖 滝・河川・湖

天山山脈は湖の南岸ですが、湖の北岸にも山脈が見えます。旧ソ連時代は外国人は立入禁止だったそうですが、本当に自然の美しいところでした。

イシク クル湖 滝・河川・湖

湖からメインストリートまで戻ります。ゴラツコイ公園もハイシーズンであれば大変な賑わいでしょうが、この時期は地元の人たちだけでした。

チョルポン・アタにも見どころはそんなにないのですが、そのひとつ岩絵野外博物館に向かう途中のモスクは緑のドームがかわいかったです。
そういえば今回の旅行はがっつりラマダーンの時期にかぶっていましたが、他のイスラム教の国ほど厳しくはありませんでした。

街の中心から徒歩40分ほどで岩絵野外博物館にやってきました。ここもやはりこの時期は閑散としていてロシア人旅行者しかいませんでした。

ここの入場料は80ソム（1ソム約1.5円）というかなり良心的な価格設定です。ウズベキスタンとは大違いでした。

岩に描かれた絵以外にも人の形に彫られた岩もあります。ここの野外博物館は少し高台にあり、もう少し天気が良ければ湖まで見ることができます。

湖だけでなく北の山脈も眺望できます。
なおロシア語で書かれているのは、帝政ロシア時代に書かれた落書きだそうです。

宿だけでなく、食事場所もオープンしているところが限られていたのですが、なんとか夕食にありつくことができました。この日は中央アジアの麺料理・ラグマンを頂きました。食事をしたのは日没前でしたし、ここはロシア人も少なくないので、やはりラマダーンは関係なかったようです。

ビシュケクよりは東に位置していますが、やはりこの日も日没は遅かったです。
Cholpon Fountainは初見ではわかりずらいですが、イシク・クル湖を鳥で形どる少女の像の噴水です。

翌日はチョルポン・アタからカラコルまで日帰りで行ってきました。マルシュルートカで約2時間です。仏教寺院のようにも見えるドゥンガン・モスクはカラフルな建物と、ユルトがありました。

ドゥンガンモスク 寺院・教会

聖三位一体大聖堂もカラコルの観光スポットのひとつです。19世紀後半に建てられた木造教会は内部の撮影はできませんでしたが、とても壮麗でした。ロシア系の方がお祈りにいらっしゃっていました。

ホーリートリニティ大聖堂 寺院・教会

こちらも元々1887年に建てられたロシア様式の建物を利用した歴史博物館です。
チョルポン・アタより南東にあるカラコルでは天山山脈もまちなかから見ることができます。

カラコルのアニマル・マーケットは中央アジアでも有数の動物市場だそうですが、日曜日だけしか開かれないそうです。

チョルポン・アタに戻ってきました。前日に行かなかったルフ・オルドは宗教や文化をテーマにした湖畔の公園です。入場料500ソムは高い気もしますが、なかなか興味深かったです。

このルフ・オルドは仏教、ユダヤ教、イスラム教とふたつのキリスト教（カトリックと正教会）が紹介されていました。

あらためて宗教を見比べると、イスラム教とユダヤ教は偶像を崇拝してはいけないということを思い知らされました。

天気が良ければ本当に綺麗だったのでしょうが、曇っていたのと寒かったのとでかなり残念でした。

チョルポン・アタではどこに行っても英語がほとんど通じず、食事の注文も一苦労でした。魚料理はなさそうだったのでハンバーグになってしまったのですが、これも美味しかったです。

チョルポン・アタのバスターミナルからまたマルシュルートカでビシュケクに向かいます。30分くらい人が集まりませんでしたが。
途中のトイレ休憩は前回のところのすぐそばでした。移動日のこの日が一番天気が良かったのが残念です。。。