コロナ明けで3年ぶり！ANA特典旅行で行くドイツ＆フランスの旅　その6　マイナウ島とライヒェナウ

2023/03/31 - 2023/04/01

2020年ふたつの海外旅行がキャンセルとなり、「もう一生行けないかも～」と弱気になったこともありましたが、2022年春、ヨーロッパは元に戻りつつあるのを見て思い切って1年先の予約をポチリ。近年争奪戦が激しくなってきたマイルの特典旅行も、この頃はまだ余裕があったので決断しました。当時はまだ帰国前隔離など制限があった中での見切り発車だったけど、結果無事に行けてよかった！

後半はメーアスブルクのアパートメントを拠点に、フェリーでコンスタンツへ渡り、マイナウ島とライヒェナウへ行きました。

エリア コンスタンツ(ドイツ)

アパートメントでの朝ごはん。

パンは、前日にカイゼルベルクまでわざわざ買いに戻ったパン屋さんのバゲット。めっちゃ美味しい～。

このアパート、テラスもあるんですけどね。お天気が良ければ遠くの山も見えてきれいなのよ！ってオーナーが言ってましたが、あいにく今日はパッとしないお天気。

雨まで降ってきた（泣）。

車に乗って、前日に下見しておいたフェリーの乗り場へ。列に並んでそのまま車で乗船すると、入り口にスタッフがいて窓越しにチケットを買うシステム。コンスタンツまで往復で31.9ユーロ（運転士を含む車一台と、人間一人）。

確か9時20分発のに乗ったはずだけど、5分ぐらい前にはもう、静かに出発～。

船の上はこんなです。ほとんどの人は通勤客なのか、車に乗ったままでした。

私たちは物珍しい観光客なので、車から降りて船内をふらふら。

観光シーズンはこういう席にも人がいっぱいいるのかしら。室内のテーブル席もあるけれど、利用してる人はほとんどいない。

9:40頃、コンスタンツに到着。

この日、最初の目的地はマイナウ島。駐車場に車を止めて、この端を渡って島に入ったのが10時頃。

入場チケットは、事前にネットで購入済み。ふたりで51ユーロ。直接買うより少し安いらしいです。

お花のテーマパークっぽい。

ただ、この時期、あっちもこっちもお花がいっぱい！とはいかなくて。あと1ヶ月ぐらい経つともっときれいなのかな。朝一番に入ったこともあり、観光客もまばらで、あ、人がいた！と思ったら、お花の手入れをしているスタッフばかり(笑)。

スイセンは今が見頃ですね。

「花と水の階段」。真ん中を水が流れています。

今年はお花見の時期に日本にいられなかったなぁと思ったけど、まさかこんなところで満開の桜に出会うとは。

Tokio-Kirscheって、直訳すると東京桜？　Prunus x yedoesis　はソメイヨシノの額名だそうです。ヨーロッパのあちこちで、桜だけどソメイヨシノとは違う？っていうのをたくさん見たけれど、これは本物ね。

カフェもあったけど、誰もいない～。

こちらもフェリー乗り場。夏はメーアスブルクから直接この島に来るフェリーもあるみたいです。

晴れてくると、湖の青がとてもきれい。

島の中心にあるマイナウ宮殿。島の所有者であるベルナドッテ伯爵家が今も住んでいるんだとか。

温室では、オーキッドファエアをやっていました。

中はいろんな種類の蘭がたくさん展示されていて。

一口に蘭をといっても、いろいろあるんですね。なかなか見応えがありました。

買って帰ることもできるのかな？

カフェみたいなスペースもあり。

出口に会った無人販売のりんご。買ってドライブのお供に食べたけど、フレッシュで美味しかったです。

歩いてるうちに雨がひどくなってきて、カフェで雨宿りと思って入ったところはお土産もの屋さん。

と思ったら、その奥はまた温室になっていて、珍しい種類のちょうちょがたくさんいました。

バナナにおびきよせられてくる。

ズラリと並んだこれは、さなぎ？　結局ここで1時間ぐらいいました。

入園するときにもらったマップをよく見たら、「Spring Avenue」というエリアを発見。ここに行けば春のお花がいっぱい咲いてる？と来てみると。

確かに、たくさん咲いてました！

蝶の温室にいたときは、しばらくひどい雨だったけど、この頃にはやんでくれて。

雨上がりの花はいきいきとしてとてもきれいでした。

行けども行けどもチュリーップ。

春だね～。なんだかんだ、マイナウ島の滞在時間は3時間半ぐらいでした。

最後の最後でお花を堪能できてよかった！　さて、精算機で駐車場代を払って帰りましょう。料金は一律なので入ったときでも出るときでもいつでもOK。ナンバーをカメラが見ているので、出庫するときに精算済みであればいいみたい。精算機の横にいたスタッフのオジサマが親切にやり方を教えてくれました。

島では何も食べなかったので、車の中で、朝作ったサンドイッチとさっき買ったりんごで腹ごしらえ。

途中、ガソリンスタンドで車も腹ごしらえ(笑)。

次は世界遺産のライヒェナウ島。島といっても人口の道でつながっているので、いつ渡ったのか分からないぐらい簡単に車で来られます。マイナウ島から20分から30分ぐらいかな。

もちろんお目当てはゲオルク修道院。島に入ってすぐのところにあります。車はそばにあった小さな博物館脇の駐車場に（有料）。

予約しなくてはダメとか、時間制で人数制限があるとかの口コミも見たけれど、公式HPなどの情報がなく、ダメ元できました。でも、入り口には誰もいない？　世界遺産なのにチケットもいらないの？

結局、あっさりと入れました。っていうか、スタッフも観光客も誰もいない(笑)。シーズンオフだから？

外観はなんてことのない建物だったけど、一歩中に入ると、1000年前のものといわれるフレスコ画など、さすが噂通りの美しさ。

天井は、よくみる宗教画のフレスコ画ではなく、独特の装飾が見事です。

島の他の教会も見に行きます。島の一番突端にある聖ペトロ・パウロ修道院。

ここもすぐ近くに駐車場がありました（有料）。

こじんまりとした、かわいいお墓。

広くないけど、なかなかきれいな教会。

全体が白塗りで明るく、天井の壁画もすてきです。

えっと、どなたとどなたでしょう？聖ペテロと聖パウロ？んなことないか？

鳥さんが入ってきちゃうからドア閉めてねって。

最後は、聖マリア・マルクス教会。

どこもちゃんと看板があるのは、世界遺産の島だから？

ここもそばに駐車場がありました。1時間以内なら無料（たぶん）。

先に見た２つの教会と比べて、今現在地元の人が通っている教会という感じ。

中は一番広かったかな。

ずらりと並んだレリーフは、聖書の場面を表しているのでしょうね。

古そうな壁画も一部残ってました。

かわいらしい、最後の晩餐。

すぐ横にワインショップもありました。

ライヒェナウ島オリジナルワイン。

建物は普通だけど、ロゴがオシャレなRATHAUS。

さて。ライヒェナウ島を出てやってきたのはコンスタンツ。

この不思議なオブジェの噴水の前にある屋内型の駐車場に止めました。

例によって、とりあえず大聖堂を目指しましょう。

すっごい彫刻の扉。

ステンドグラス、素朴だけどかわいい

中は結構広かった記憶。

立派な祭壇。

4/16に何があるのかしら。Erstkommunion、翻訳ソフトにかけたら「初聖体」で、更に調べると「カトリック教会で、その人が初めて聖体（パンと葡萄酒の形をとって現存するとするキリストの体）を受ける儀式。 」だそうです。

エレガントできれいな教会です。

何も知らずに来たけど、見応えがありました。

おしゃれで都会的な街。

適当にGoogleマップを見てやってきたのは、聖ステファン教会。

さっきの大聖堂より、華やかな感じ。

装飾が豊かでとてもきれい。

さっきの教会で見たのと同じやつが。そういえば、よく見るとぶどうのところには子どもの顔写真が貼ってあります。この子たちが祝福を受けるのかな。

壁面には、ちょっと暗めの宗教画がたくさん。

これも聖書の物語のシーンなのでしょうね。

通りで見かけたおもしろい噴水。帰国後、Googleの画像検索と翻訳にかけたところ出てきた説明は「この噴水は、コンスタンツのカーニバルのパフォーマーであるカール シュタイアー (1909; †1962) をユーモラスに表現しています。」

ぶらぶらと港のほうまで歩いてきました。

みなさんのブログでよく見かける銅像。二人の男性を両手に持っている謎の女性が、360度見渡すように、くるくると自動でゆっくり回ります。

さて、そろそろ戻ります。コンスタンツ駅のガードをくぐって。

ここにもユニークな噴水が。四方に配置されているのは４人のドイツ皇帝だそうです。左のトロイの木馬みたいな馬には、実際に子どもたちが乗ったりしてもいいみたい。

駐車場で車に乗って、フェリー乗り場に戻ってきました。夕方のラッシュアワーなのか結構な待ち行列。便の時間の少し前にきたけれど、ぎりぎりですぐの便には乗れなくて、次の便を待つことに。この時間帯（17時台）は15分間隔ぐらいです。

でも、おかげで今度は一番前で乗れました。車に乗ったまま景色が見られてラッキー。これはメーアスブルクについたところ。晴れたり、大雨が降ったり、不安定なお天気の一日でした。明日は晴れるといいなぁ。