中井町松本の風景（中井町松本）

2023/04/01 - 2023/04/01

　JR東海道線二宮駅からバスで中井町役場入口（終点）までは1時間に2本もあり、予想外にバス便がある。小田急小田原線秦野駅からもバスがあるとのことではあるが、JR二宮駅前に停車しているバスの運転手に聞くと1日に1本で今日はもう終わっているということだ。
　では、中井町役場入口バス停から松本まではどのくらいの距離があるのか、乗車時にバスの運転手に聞くが、分からず、乗客が「昔は松本入口というバス停があったが、今はバス路線は廃止されている。しかし、距離は近い。」、「1kmくらいですか2kmくらいですか？」、「1kmを超える程度だったと思う。」ということだ。
　バスは国道1号線を西に向かい、坂を下って箱根駅伝の固定カメラが設置される場所を過ぎて右折し、中井町に入る。
　中井町役場前を過ぎて中井町役場入口が終点であり、バスの折り返し出来る駐車場に待合所とトイレが設置されている。
　そこから50mもすると松本橋を渡る。道路に出て爺さんが蜷田ぼっこしていたので道を尋ねた。500m行ったところだという。まつもと滝桜お花見会の会場方面へと向かうのはバスから下りた乗客の中には私ともう一人（おばさんだけであった。
　丘の上のソメイヨシノに囲まれた鎮守や大きな家屋敷の端にすっかり散ってしまった枝垂れ桜があり、その先にも散った枝垂れ桜がある家がある。ここは何か桜に対して、しかも枝垂れ桜に対して異常に強い感情があるようにも思えた。
　枝垂れ桜好きの人がいて、自分の広い家屋敷に三春滝桜の子孫木を植え、畑にも10本ほどの三春滝桜の子木を植えてまつもと滝桜お花見会を始めたのだという。なるほど。
（表紙写真は松本集落の家屋敷の端に植えられた枝垂れ桜）

エリア 秦野・松田・足柄(神奈川)

牛舎と裏手に禿山。この右側は峠になり、そこの谷間に富士山が顔を出すのだという。しかし、今日は富士山は雲の中だ。

「さくらまつり」の幟。

丘の上の鎮守にはソメイヨシノ。

大きな枝垂れ桜。すっかり散ってしまっている。散る前に来たかった。

大きな枝垂れ桜。

このお宅。立派な母屋だ。ここのご主人が若い頃から枝垂れ桜を移植してきているのだという。

向こうにも枝垂れ桜。これもすっかり散ってしまっている。

散ってしまった枝垂れ桜。少し小振りか。

横穴。防空壕？横穴古墳？

土蔵のある家屋敷。
昨年、二宮町には土蔵がないとなげいたが、隣町では普通に土蔵がある。
しかし、帰りのバスでJR二宮駅のバスターミナルに入る前にそのT字路に土蔵が目に入った。JR二宮駅前にも土蔵は残っていたのだ。

「鬱金の櫻（右近の桜）」。
右近の橘、左近の桜というから「、鬱金桜（ウコンザクラ）」が正しいのだろう。

鬱金桜。
【ウコンザクラとは】
・オオシマザクラ系のサトザクラであり、江戸中期以前に人の手によって作られた品種と考えられている。花弁が香辛料で知られるウコン（鬱金）に似た萌黄色になることからウコンザクラと名付けられた。
・黄色い花を咲かせる唯一のサクラであり、清酒「黄桜」はこの花にちなむ。