2023/03/25 - 2023/03/25
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j3matuさん
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行きたいとは思っていたものの、雨で川が増水すると登山靴では行けなくなると聞いて、躊躇していた場所がいくつかあります。アクアシューズを持って行けばいいだけの話なのですが、川のところでだけ登山靴や靴下を脱いで、渡り終えたら足を拭いてまた履き直すなんて、考えただけでも面倒くさい!それが寒い時期なら余計に嫌!!
そんなときに、ネットでいいものを見つけました。靴の上から履ける防水のシューズカバーというものです。ソールから上の部分は薄いビニール製なので、ぺしゃんと潰れて、軽くて、携帯しやすそう。何よりこれなら登山靴を脱がずに川を渡ることができそうです。早速、購入してみました。楽天で送料込みの1200円。届いた商品はちょっと安っぽい感じで耐久性は期待できないかもしれませんが、そう何回も使うわけではないし、これで十分です。早く使ってみたくて、ウズウズ。新しいレインウェアも買ったことだし、週末雨予報だし、初めての雨ハイクに行ってみますか。
本日の行程です。あきる野市にある小峰公園ビジターセンターの駐車場に車を停めさせていただき、小峰公園の桜尾根を経由して、金剛の滝に向かいます。その後今熊山に登り、そこから今熊神社下社側に下山し、再び小峰公園の中を通って、駐車場に戻りました。
本日の歩行距離 7.1km、アップ 661m、ダウン 663m
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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9:00、小雨が降る中、あきる野市の小峰公園ビジターセンターの駐車場にやって来ました。ビジターセンターの開館が9:00からで、駐車場もそれに合わせて開放されるとのことなので、時間ぴったり合わせて来ました。無料で、結構広い駐車場です。
都立小峰公園 公園・植物園
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今日の山歩きは駐車場裏のここからスタートです。
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昨日から雨が降り続いているので、道はこんな感じに。でも、端の方を歩けば問題なし!
いつも一人で日帰りの山歩きをするときは良いお天気の日を厳選して行くので、実は雨の日の山歩きは初めてです。新しく購入したレインウェアや防水シューズカバーを試してみたくて、今日はわざわざ雨の日を選んで計画を立ててみました。
いつもと違うことをするというだけで、すでにワクワクしています。ちょっとした冒険気分。 -
わ、桜が見えてきました。ちょうど見頃な感じですね。向こう側の山が靄っているのもイイ感じです。
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こんなきれいな桜を独り占めできるとは!
桜の見頃に人が誰もおらず、雨の音と鳥の声しか聞こえません。最高ですね。 -
小峰公園の、その名も美しい「桜尾根」。階段沿いに桜が続いています。
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雨に濡れた桜も風情があります。
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桜尾根を過ぎると普通の山道に。真ん中の溝には水がたまっていますが、脇の方は案外平気。
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分岐点。金剛の滝方面に向かいます。
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大きな椿が落ちていました。私の手と比較。
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小峰公園の最高地点に到着。眺望はなし。
ここ最近、花粉対策のためにゴーグルとマスクをつけて山歩きしていましたが、今日は雨だから何もつけずに清々しく歩けています。来年から花粉の時期は雨ハイクにしようかな。 -
ミヤマシキミでしょうか?雨が写りこんでしまいましたね。
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遊歩道が鉄塔の下を通っています。
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真下から見上げて撮影してみました。ちょっとブレちゃいましたね。雨の日の撮影は難しい…。
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全ての花がうつむいている可憐な花を発見。葉がモミジに似ているからその名がついたというモミジイチゴの花でしょうか。
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恥ずかしがり屋さんには申し訳ないけど、お顔が見たくて下から撮らせていただきました。不思議なことに下から見ると、白い花が雨に濡れて透き通って見えました。たくさん写真を撮ったのに、ピンぼけばかりでまともに写ったのはこれ1枚だけだったのですが、左の花が透き通って見えるの、分かりますか?これが綺麗で、あちこちで何回も下から覗きこんで見ていたら、お花から反撃されました。可憐な見た目に反して、トゲが生えているんです。うっかり触れてしまって、痛っ!
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モミジイチゴに夢中になっているうちに、いつのまにか杉林を抜け、灌木の茂みの中を行く道になっていました。
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モミジイチゴ、たくさん咲いています。
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また杉林が現れました。ここから急な下りに入ります。
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雨の日は滑りやすそうな木道。
ここまではなだらかな道がほとんどだったので、片手に傘をさして歩いていたのですが、ここからは傘を閉まって、両手を自由にしとかないと危なそうですね。慎重に下っていきます。 -
あ、この木の階段、絶対ヤバイやつだ…絶対、滑る!しかも恐る恐る足を乗せると、すっごく揺れる…怖すぎっ!…というわけで、脇を歩くことにしました。せっかくの階段を使わずにごめんなさい。
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なんか不思議な植物が…。あれは花?キブシですかね?
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10:11、開けた場所に出ました。
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アオキの実でしょうか。あちこちにいっぱいありました。
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川が見えてきました。前方にそれなりに幅広な川。
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その手前。何故か川はここで消えている。あの水量はどこに行くの?
あとで分かったのですが、別のところに再び川が現れていました。不思議! -
前に進んで行くと、滝が見えてきました。金剛の滝です。
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滝に行くにはこの川を渡らなくてはいけないのですが、雨で増水していて登山靴では渡れそうにありません。普通だったら絶望するところですが、私はホクホク。
実はこういう時に使えるようにと購入したグッズを試してみたくて、わざわざ雨の日を狙ってここに来たのです。 -
これがそのグッズ。靴の上から履ける防水シューズカバーです。ソール以外は薄いビニールでできているので、ぺしゃんこに潰れて、軽いので携帯しやすいです。楽天で送料込み1200円でした。(本当は咄嗟の雨や雪の日に靴を汚さないように履くためのもので、川を渡るためのものではありません)
山歩きをしていてちょっとした沢渡りがあるとき、いちいち登山靴や靴下を脱いで、アクアシューズに履き替えて、濡れた足を拭いてまた履き替えるというのが面倒で、ついつい沢渡りがあるコースを避けていたのですが、これさえあれば大丈夫。ちゃんと登山靴の上から簡単に装着することができました。 -
無事に川を渡ることができました。深さはくるぶしの少し上くらいの深さでした。まだまだ水の中を歩くところがありそうなので、このままシューズカバーを履いたまま進みます。思ったよりも歩きやすいので助かります。
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ここも水浸し。絶対に登山靴だとアウトでしたね。
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金剛の滝近くに来れました。迫力!
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あ、近くに来たら、上にも滝があるのが見えました。2段の滝だったんですね。
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金剛の滝の右隣にある洞窟の中に入って行きます。
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洞窟入口。
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中はこんな感じ。雨のせいか、階段からは結構水が流れてきます。滑らないように慎重に登ります。短い洞窟ですが、非常に冒険心をくすぐられます。ワクワク。
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洞窟を抜けると、更に大迫力の滝が!誰もいないし、なんかすっごく秘境に来た気分!
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洞窟を抜けてすぐのところに階段があったので、行ってみます。
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階段途中で行き止まりになっていますね。
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でも行き止まりの手前のところで、先ほどの滝の上部が見えました。
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洞窟手前の滝の上部も。
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二つの滝が見えるスポットも。
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階段を下りて、洞窟のところまで戻ってきました。
洞窟から先は滝壺と川の境が分からないほど水びたし。でも向こう側に行ってみたいので、行ってみます。深さはたいしたことはないけど、先ほど渡った川より流れが強いので、慎重に渡ります。 -
向こう側に何かあると気になっていたのは石像でした。どこかから落ちてしまったのでしょうか?なんか敬虔な気持ちになる眺めです。
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金剛の滝を後にし、先ほどの開けた場所に戻ってきました。灌木の下、一面に小さな白い花が咲いているのを見つけました。
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アップで。ハナノコノメです。
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かわいい!
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シューズカバーを外すのがちょっと早かったかもしれません。先ほど消えたように見えていた川が再び現れて、これから行く今熊山への登山道を塞いでいました。もう片付けてしまったものをまた出すのは面倒なので、なんとか浅いところを見つけて渡りました。
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今熊山への登山道は狭くて、急な坂道です。尾根道なので、両側は崖。傘をしまって、慎重に登ります。
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ここも狭いなぁ。登りで良かったです。この道は下りだったら、かなり怖かったかも。
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お?山桜かな?
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向こうの山には霧がかかって、幽玄な景色。
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大きな登山道に出ました。そして、登り切ってから知る。今の道は「通行注意」の道だった…。
そして、なんとスタートしてから初めて、ここで人に出会いました。記念すべき第一遭遇者はトレランの男性。この雨の中トレラン…どんだけストイックなんですか。もうリスペクトしまくりです。 -
ホッとするほど歩きやすい道になりました。傘をさして歩けます。新しいレインウェアは問題なく防水できているようですが、やっぱり傘をさしている方が写真とかも撮りやすいです。
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葉脈しっかりとした葉っぱ。
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きれいなハート型ですね。
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ヤマルリソウ?
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橋がありました。
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位置的に先ほどの滝に続く川なのかな?と思いましたが、それにしては流れがチョロチョロ。
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ぎょっ!大量の毛虫かと思って、一瞬ビビりましたが、植物のようです。キモイ。
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道は段々ワイルドになってきました。再び傘をしまいます。雨の日はリュックカバーをつけているので、こういう荷物の出し入れがちょっと不便です。
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更にワイルドさを増す。そして、またここでトレランの人に出会う。こちらは滑らないように超慎重に歩いているのに、駆け降りて行くんか~い!?
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ミヤマシキミの雌花ですかね。
この辺りから雨が激しくなってきました。 -
山頂が見えてきました。
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11:28、今熊山山頂に到着。
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山頂には今熊神社上社がありますが、雨がすごいのでお参りはスルーさせていただきたい。今度ゆっくりと来ます。山頂の広場、水びたしだし。
今熊神社 寺・神社・教会
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山頂からの眺めは真っ白です。
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慌ただしく下山。今度は今熊神社下社方面へと向かいます。向こうの方、水びたしですね。
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普段だと眺望がいいスポットなんだろうなぁ、ここ。
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今熊神社の上社と下社を結ぶ道だから舗装された道なのかと思ったら、全然だった!なかなかにワイルド。
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木にあぶくが溜まっている。なんだろう?粘性のありそうな樹液みたいなものが流れていて、ここにあぶくが溜まっていました。
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厳かな気配。
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ここも眺望良さそうなスポットだと思われるが、ほぼ真っ白。
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岩ゴツゴツの道が続きますが、この辺からかわいいお花がいっぱいお目見えします。ピンぼけだらけでほとんど写真撮れていませんでしたが…。雨がすごかったんで…(言い訳です。腕が悪いんです、はい)
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比較的マシな写真。
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まぁ、なんとか(?)な写真。
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わ、きれい!ミツバツツジですね。4月上旬が見頃と聞いていたので、今日は期待してなかったのですが、見られて嬉しい。
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幻想的な霧の中、一層美しく見えます。
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12:02、今熊神社下社に到着です。桜とミツバツツジが咲いています。
今熊神社 寺・神社・教会
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夢のような世界を独り占め。
とは言っても、私の他にもう一人いらしたのですが、お互いに違うところをまわっていたので、ほぼ独占状態で写真撮りまくりでした。
あとで顔を合わせたときに、二人で「すっごくきれいですね。」「桃源郷みたいですね。」「あっちもきれいでしたよ。」なんて、お話できたのもよかったです。 -
ミツバツツジをアップで。
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更にアップで。
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沈丁花。雨が似合いますね。葉が煌めいてきれいです。
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赤い鳥居沿いにミツバツツジ。
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その向こうに一面の桜。
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境内の外側にもミツバツツジが。
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見頃はまだ先かなと思いますが、十分きれいです。
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天国かな?
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屋根付きの休憩所があったので、ここでお昼ごはんにします。持参したサンドイッチ。
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これが私のお花見ですね。静かです。
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お昼をいただいた後、境内のまだ見ていないところをまわります。
梅も咲いています。 -
梅をアップで。
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アセビ。
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アップで。
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裏から入ってきたので、本当はこちらが神社の正面。
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本当の入り口。私はここから出て行きますが。本当に美しい神社でした。
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今熊神社から先は少し一般道を歩きます。
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梅かな?
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アップで。
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椿も咲いています。
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分岐点にやってきました。右(今熊山登山口バス停方面)に行けばこのまま一般道を通ってスタート地点に戻ることもできますが、せっかくなので、また小峰公園の中を通って行こうと思います。左、看板が裏側で見えていないですが、「小峰・金剛の滝」と書かれている方へ向かいます。
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近くに東電の変電所があるので、電線、鉄塔がすごいです。
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東電のところまで来たら、外周に沿うように続いている道を行きます。
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この道。
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ギョっ!マムシ注意と言われても…どう注意すればいいんでしょうね?
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少し登ると、東電の敷地内がよく見えます。
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道の突き当たり手前にこんな階段がありました。
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階段を登って左折します。
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朝、通って来た道に出ました。
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12:47、再び小峰公園の最高地点に戻ってきました。地図確認。朝は桜尾根から来たので、帰りは別の道を通りたいと思います。地図に「急な階段」と書かれている道です。
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急な階段…確かに。
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急なだけではなく、エンドレスかと思うほど長い。これは登りだと大変でしたね。登りは桜尾根をおすすめします。
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やっと階段を降りると、なだらかな道に。
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分岐点。「ふれあい広場」方面に下ります。
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明るい雑木林の道です。
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カタクリがいっぱい。まだつぼみですね。
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ふれあい広場前の小川。
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ふれあい広場です。雨で芝が青々としています。大きな桜が咲いていますね。
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美しい公園です。
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これは椿?こんな椿もあるんですね。
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ビジターセンターまでの道が華やかでした。
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13:16、ビジターセンターに到着。
結構な雨のなか歩きましたが、新しいレインウェアはきちんと防水してくれたし、蒸れるようなこともありませんでした。満足。都立小峰公園 公園・植物園
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ビジターセンターの周りもきれいなので、帰る前にちょっと撮影。こちらは駐車場前の道路。
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道路を挟んだ向かい側。こちらも公園のように整備されています。
撮影後、帰路につきます。
初めての雨ハイク、雨ならではの苦労もありましたが、それ以上にいろいろな発見があって楽しかったです。ワクワクして、ちょっとした冒険気分を味わえた1日でした。
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