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《2023.March》あみんちゅぶらり東海歩く旅そのⅣ静岡~西伊豆観光後編~<br /><br />昨日のことを思い出した根合駐車場を後にして、国道を南下して行く。途中ダイソーのあるマックスバリュ松崎店を見つけ、立ち寄ることにした。今更であるが折り畳みの傘ではカメラのセッティングが難しいために、ジャンプ傘を購入した。自宅に帰れば旅先で購入した同じ物が数本あるが同様の理由から購入せざるを得なかったものである。それを持って来れば良いのだが、わざわざ荷物になるものを持って来る訳もない。結局仕方がないのである。そんな蘊蓄を垂れていても仕方がないので手短に買い物を済ませて出発する。<br /><br />マックスバリュー松崎店を後にして暗くなりつつある道をひた走る。そして行き着いた先は〝道の駅花の三聖苑伊豆松崎〟。エリア内では中核をなす規模の道の駅だが、商業施設としての伸びはあまり良いとは言えないようだ。名前の由来となっている〝三聖〟とは、江戸末期より明治にかけて活躍した地元松崎出身の偉人達のことを指している。幕末の漢学者土屋三余、明治の実業家依田佐ニ平、佐二平の弟で十勝平野の開拓者依田勉三の業績や松崎の歴史を駅内のアンティークな雰囲気の中で紹介している場所である〝三聖会堂〟。明治6(1873)年に三聖人の一人である依田佐二平が私財を投じて開校した公立学校である大沢学舎は、平成5(1993)年にこの場所に移され開校当時の姿に復元された。いにしえの素朴なロマンを感じさせる館内には、郷土の資料を含めた展示されており、さながら資料館の役割を担っている。その他にも入口には直径11メートルのユニークな花時計があり、時報ごとに違う曲が流れ、訪れる人々を楽しませている以外にも、お土産や食事処としての〝天城山房〟が併設されている。以前は日帰り入浴施設である〝かじかの湯〟があったが、令和2(2020)年3月31日を以って営業を終了している。実際にかじかの湯の閉鎖理由は不明だが、集客が思った程伸びなかった上に施設の老朽化といった現実的な理由が加わり、近くの町営温泉施設である〝大沢温泉依田之庄〟を改修して統合し、再利用するといった方針が固まったと言われている。実際のところ道の駅付近の旅館等で立ち寄り湯のサービスを行っているところが多いこと。加えて〝宿泊〟旅行が主となるロケーションを考えると、立ち寄り湯の施設にそれ程の需要は無いと思えてしまう。<br /><br />平成一桁の時代には地方交付金を利用して色々な施設が作られたが、後世に渡って運営出来るか否かが考慮されていなかった部分があった。結果としてコロナ禍で観光客が減少したことが引き金となり、施設の廃業や統合に繋がったことは紛れもない事実である。かじかの湯も閉鎖後3年が過ぎたにもかかわらず建物はそのまま残されている。再利用する予定がなければ更地にして駐車場にすれば利用率も変わるのではと素人目には映ってしまう。敷地内施設はイマイチではあるが、この道の駅花の三聖苑伊豆松崎は大沢砦山公園が隣にあり、敷地内の大沢山神社は奥伊豆のパワースポットとして有名だが、それに加えてあのドラマ〝世界の中心で、愛をさけぶ〟の第8話にて中川・大木・智世が亜紀の白血病が治るように願をかけた神社としてロケが行われた場所でもある。傍に流れる那珂川は桜の名所として知られている場所なので、少しマニアックにはなるが、道の駅を拠点として情報発信すれば、かなり有名処にはなり得る場所だと私には思えてならない。四半世紀近く前のドラマだが、セカチューファンの聖地巡りは今なお続いていると聞いている。平成28(2016)には松崎町もセカチュー松崎ロケマップを公表している。せっかく掘り起こしたのであれば、それを最大に活用すべきではないかと私には思えてならなかった。<br /><br />ついついセカチューで熱がこもってしまったが、現実には時間が過ぎて行ってしまう。当初は伊豆半島一周を考えてはいたのだが、このまま下田迄走った後に伊東を目指せば、イルミネーション会場にイベント終了後にしか到着できないことがわかった。イルミネーション巡りの旅は3回目であるが、毎回タイムオーバーを繰り返しているために今回はできるだけ実績を積み上げたいと考えている。昨晩間に合わなかった西伊豆堂ヶ島サンクスイルミに加え、偶々今日がイベント開催日だと知った土肥金山のソメイヨシノライトアップのふたつは時間的にも回ることは可能だと判断し、伊豆半島周遊はここ松崎で終了し、一路堂ヶ島を目指すことにする。8.6kmの道のりは所要時間11分で到着し、昨日に続いて〝伊豆のイルミネーション〟イベント巡りにシフトチェンジをすることにした。<br /><br /><br />道の駅花の三聖苑伊豆松崎まで南下したが、その後のイベント巡りの絡みもあり、伊豆半島〝観光旅〟は松崎町で終わりにし、先ほど来た道を戻って行く。やって来たのは堂ヶ島公園。西伊豆の春の風物詩〝西伊豆堂ヶ島サンセットイルミ〟が令和5(2023)年2月10日~ 4月10日まで行われている。確か今年で8回目だったと思うのだが、イルミネーションが〝春の風物詩〟を称されることに違和感を感じる方もいるかと思う。本来イルミネーションと言えば〝冬の風物詩〟として、多くはクリスマス辺りか若しくは年始迄という期間が多いのだが、堂ヶ島サンセットイルミの場合開始日が2月10日となっていることが、一般的なイルミネーションイベントとはズレて開催されるため、敢えて〝春の風物詩〟と称しているのである。<br /><br />昨晩も訪れているので場所は何となくわかっている。国道に面した駐車場にもイルミネーションが飾られており、10万球クラスのイルミネーションとしては規模が大きく見えるようだ。メイン会場の公園には中心部に丘があり、その周周辺に電飾を這わせるという感じで立体感を出している。昨年の情報を持っていないので違いは分からないのだが、多くのwebサイトでは〝昨年よりもパワーアップ〟と記されたものが多かったので、規模も大きくなったのだろうと推測する。イベントそのものは西伊豆町観光協会が主催となってはいるが、西伊豆最大規模のイルミネーションと謳うだけあって、近隣の宿泊施設や観光業者のサイトにも取り上げられており、正しく地元を挙げてのイベントとなっていることは間違いない。<br /><br />駐車場から公園に下りる階段にもイルミネーションが飾られており、〝Welcome〟の気持ちが伝わって来る。イルミネーションエリア入口には〝DOGASHIMA〟の電飾が飾られ、その前には〝自撮り〟用のカメラ台が設けられている。今回の伊豆旅で考えているなぁと思えることのひとつがこのカメラ台であり、人にカメラを託さなくても自分が写る写真を撮ることが出来るのは良いと私は思う。勿論私自身は三脚を持参しており、利用することはなかったものの、地元の方々や近くに宿を取った方が散歩がてらスマホだけを持って来場した時などには本当に便利だろうと思う。そんな心配りが溢れているイベントではあるが、場所柄〝テーマ〟として〝海〟が挙げられることは良くわかる。ただ令和2(2020)年だったと記憶しているが、コロナ禍に於いて最先端で頑張る医療従事者の方々への〝感謝〟の意を込めて〝ブルーライトアップ〟が全国的に行われたことがあった。勿論その頃は〝意図的〟に〝青〟を基調としたイルミネーションイベントであることは周知の事実だったこともあり、世相を反映したものという解釈がされていた。しかし〝海〟を題材とすれば〝青色〟が基調となることは当たり前であり、この堂ヶ島サンセットイルミネーションもその色合いは凄く濃いものとなっていた。過去の写真を見る限りバランス良く配色が考えられていたように感じたのだが、今年の物は〝青と黄色(電球色)〟で飾り立てられている印象を持ってしまう。写真を見直しても腕やカメラの性能によることはあるにしても、もう少し色合いを考えて貰えれば、もっと良いものに仕上がるのでは…と思ってしまう。勿論地元の方々の手による〝ハンドメイド〟であることから、贅沢は言えないことは重々承知しているつもりである。もう少しメリハリをつければ素晴らしいものになるだろう…。そう思えたのがひとつ残念なことではあった。<br /><br />色々と考えながら歩いていたが、規模がそれほど大きくはないので1時間ほどの滞在で出発する。目指すは昼間も訪れた土肥金山である。何故1日に改めて再訪するのかと言えば、事前に把握できなかったイベント情報を現地にて知ったために急遽周遊コースに組み込んだのであった。イベント名は〝桜ソメイヨシノライトアップ〟というらしく、例年3月末と4月初めの金土日に行われるイベントである。土肥金山では別に土肥桜の時期に行われる〝土肥桜まつり〟について書かれているものは多いのだが、この〝桜ソメイヨシノライトアップ〟に関しては、今年令和5(2023)年の場合土肥金山のサイトで〝詳細は後日〟と記されたまま更新されなかったようだ。偶々昼間に訪れた際に資料集めをしていた際にこのパンフレットを発見し、時間的な都合で行先を変更し訪れた次第である。開催は17:00~20:30となっているが、イベント内容の中にも〝未定〟とされているものもあり、急遽仕上げたパンフレットのようだった。<br /><br />堂ヶ島公園から土肥金山迄は約20km、この辺りが位置関係を確認しないまま出発したために何度も通ることになってしまっている。車を停めて歩いて行くが入口等良くわからない。入場無料ということもあり、本館から順路を逆走し中庭へと入る。土肥金山は観光地として知られる場所だけあり、外観のつくりは風景に溶け込む様にされている。そのため写真で切り取ると腕やカメラの機能関係なしに風情のある写真が撮れる場所となっている。勿論昼間にその写真を撮影しているためわかっているのだが、やはり坑道入口上部にあるライトアップされたソメイヨシノが、古めかしい坑道入口と良くマッチしている。そして通路を照らす足元灯や竹灯り、そしてイルミネーションが、ライトアップされた桜と喧嘩せずにとど良くマッチングしている姿が楽しめる。昼間は天気が悪かったこともあり、桜の花の色が曇天に同化してしまい、それ程インパクトはなかったのであるが、夜になって黒い背景に対し絶妙のライティングが施されているので、思った以上にきれいに見えるのが不思議である。先述したようにこの〝桜ソメイヨシノライトアップ〟は漠然とした日程では、遠方からの観光客にとって訪れることは至難の業かも知れない。私の場合も4月2日からの3連休を利用して伊豆を訪れていれば、虹の郷修善寺のイルミネーションの滞在時間を加味すると訪れることは不可能であった。そんなことを考えると、〝この日に決めてよかった~〟と心から思えた瞬間だった。<br /><br />会場である土肥金山中庭を20分程で一周し、入って来たルートで会場を後にする。既に扉の鍵を閉めておられたものを私のために開けて頂き退出した。どうやら私が最後のお客であったようだ。因みに後日資料整理をしていたところ、なぜ入口がわからなかった理由が分かった。閉園は20:30で間違いないのであるが、入場は20:00迄となっているらしい。私が駐車場に到着したのは20:04、本来ならば入場できなかったことを後から知る。多分本館から入り込んだ時間でもお土産を見ていたお客はいなかったはずなので、私が入口がわからないために入り込んでいることも分かっていたのだろうと思う。寛大に対応して頂いたスタッフさんのおかげで〝桜ソメイヨシノライトアップ〟を堪能することが出来た。時間や時期の都合で今期は訪れることが出来なかった場所もいくつか残っている。来年に計画するかどうかはわからないが、また伊豆周辺を訪れるときには〝桜まつり〟や〝桜のライトアップ〟の情報には耳を傾け、是非とも再訪したいと考えながら車に戻った私であった。<br /><br />これで今回の旅路に於ける訪問地はすべて回り尽くした。後は夕食とホテルに向かうだけである。土肥金山のを出てすぐ近くの松原公園に立ち寄った。ギネス登録の〝世界一の花時計〟があるなど土肥温泉の憩いの場となっている場所ではあるが、時間の時間故尚且つ暗いので早々に用を済ませると出発する。<br /><br />西伊豆から中伊豆へと移動に使うルートは国道136号線。伊豆半島の縦断ルートはかなり整備されては来たが、横断ルートに関しては一部バイパス化された部分はあれど、多くは従来の国道等を利用せねばならない。船原峠を境に中伊豆に入るが、国道の山道そのもののルートである。修善寺まで来ると市道でショートカットした後再び国道136号線を走って行く。小一時間程走り吉野家136号伊豆長岡店に立ち寄る。グルメでない私の御用達のお食事処であるが、この店は若干他の吉野家とメニューが違うようだ。メニューを見て心を掴まれた〝タルタル南蛮唐揚げ丼大盛〟、それに味噌汁を付けて夕食とする。ただ…悲しいことに私は〝超〟がつく猫舌である。揚げたての唐揚げは勿論〝熱い〟ので、食べ方を考えなければならない・牛丼だとふ~ふ~が出来るが、唐揚げはそうはいかない。悪戦苦闘しながら程良く冷まし、ガッつりかき込むのに要した時間約1時間…。美味しく頂いたのは良いのだが、ちょっと時間がかかり過ぎた…。<br /><br />車に戻り出発する。やはり国道136号線を北上し、函南から三島に入ったところで左折して県道を走って行く。暫く走って見えてきたコスモのスタンドが立ち寄り地である。コスモ石油セルフステーション長伏SSというガソリンスタンドであるが、実はこのガソリンスタンドは、静岡県での常に上位に入る〝格安ガソリンスタンド〟なのである。利用した時で153円/L、だいたい近隣のガソリンスタンドが165円/L程度だったので約10円/L違うこととなる。実際に1リッター10円違うからどれだけ変わるのかは大した金額にはならないのも知れない。しかし旅行支援が受けられるからとて、特に旅行代金を圧迫する物がレンタカー代である。以前は1泊2日程度であれば1万円かかることはなかったのだが、現在では15,000園程の出費は覚悟せねばならないのが普通になっている。かといってレンタル時にかかる保険の類を割愛すると後が怖い。必要なければ高億道路や有料道路を利用しないといったコース設定はできるものの、消費するガソリン代は絶対にかかる経費のひとつである。せこいかも知れないが、最近レンタカーを利用する際に、近隣の〝格安ガソリンスタンド〟を必ず探しておくようにしている。勿論給油後返車までに距離を走るならば考える余地はあるのだが、それでもやすい所で満タンに近い量を給油し、指定スタンドでは最小限の給油にするといったことが習慣となって来た。こういった場合マイカーを持っていて普段から利用しているスタンドがある方の場合、ブランドを合わせば安くなることもあるのでそういった選択もあるが、私はマイカーを持っていないため決まったスタンドを利用することもない。そういった理由で選んだのがこのスタンドであった。取り敢えずは明日給油することも踏まえて1,000円分を給油する。この時は地域振興券を給油に回すことを考えていたための判断であった。<br /><br />給油を済ませホテルへと向かう。途中セブン-イレブン 長泉納米里店に立ち寄って、喉を潤しながら一服する。再び出発したと思ったら5分で到着。今宵の宿のホテルルートイン長泉沼津インター第2に到着した。私は旅行支援を適用した際の宿泊は基本初日ではなく、2・3日目のホテルを選ぶ。というのも向かう最初の目的地に都合の良い宿がまずないことが理由である。長崎・広島・伊豆と3回の旅で旅行支援の適用を受けたが、1泊目はそれぞれ嬉野温泉・三次・西伊豆地区でダイナミックパッケージに組み込める宿は一軒もなかった。しかし旅行支援適用の条件で〝交通機関と宿泊〟とある以上どうしても決まった宿泊先リストから選ばなければいけないこととなる。一部のツアーでは〝初泊限定〟と書かれているものもあるが、探せば行程内=初泊でなくても良いものもあるので、そのツアーを選びホテルを手配しているのだ。今回もJTBのダイナミックパッケージの利用し、2泊目の宿泊先としてホテルルートイン長泉沼津インター第2を選ぶことにした。今までツアーの切込みに適用した宿でトラブルがなかったこともあり、今回も全く気にしていなかったのだが、車の台数から考えてもかなりの宿泊客がいることはわかった。しかしホテルの規模もあるので…とチェックインをしようとすると、どうやらオーバーブッキングの様子。というか0:00過ぎてこんなことあるのか~と憤慨していたところ、空いていた(らしい)デラックスツインにアップグレードされ、無事一夜を過ごすことが可能となった。部屋は広くベットもふたつと落ち着かない広さではあるが、まあこんなこともあるさと気分を切り替え、シャワーを浴びて早々にベットに入って眠りについた私であった。<br /><br />  《続く》

《2023.March》あみんちゅぶらり東海歩く旅そのⅣ静岡~西伊豆観光後編~

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2023/03/25 - 2023/03/25

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

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2023/03/25

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《2023.March》あみんちゅぶらり東海歩く旅そのⅣ静岡~西伊豆観光後編~

昨日のことを思い出した根合駐車場を後にして、国道を南下して行く。途中ダイソーのあるマックスバリュ松崎店を見つけ、立ち寄ることにした。今更であるが折り畳みの傘ではカメラのセッティングが難しいために、ジャンプ傘を購入した。自宅に帰れば旅先で購入した同じ物が数本あるが同様の理由から購入せざるを得なかったものである。それを持って来れば良いのだが、わざわざ荷物になるものを持って来る訳もない。結局仕方がないのである。そんな蘊蓄を垂れていても仕方がないので手短に買い物を済ませて出発する。

マックスバリュー松崎店を後にして暗くなりつつある道をひた走る。そして行き着いた先は〝道の駅花の三聖苑伊豆松崎〟。エリア内では中核をなす規模の道の駅だが、商業施設としての伸びはあまり良いとは言えないようだ。名前の由来となっている〝三聖〟とは、江戸末期より明治にかけて活躍した地元松崎出身の偉人達のことを指している。幕末の漢学者土屋三余、明治の実業家依田佐ニ平、佐二平の弟で十勝平野の開拓者依田勉三の業績や松崎の歴史を駅内のアンティークな雰囲気の中で紹介している場所である〝三聖会堂〟。明治6(1873)年に三聖人の一人である依田佐二平が私財を投じて開校した公立学校である大沢学舎は、平成5(1993)年にこの場所に移され開校当時の姿に復元された。いにしえの素朴なロマンを感じさせる館内には、郷土の資料を含めた展示されており、さながら資料館の役割を担っている。その他にも入口には直径11メートルのユニークな花時計があり、時報ごとに違う曲が流れ、訪れる人々を楽しませている以外にも、お土産や食事処としての〝天城山房〟が併設されている。以前は日帰り入浴施設である〝かじかの湯〟があったが、令和2(2020)年3月31日を以って営業を終了している。実際にかじかの湯の閉鎖理由は不明だが、集客が思った程伸びなかった上に施設の老朽化といった現実的な理由が加わり、近くの町営温泉施設である〝大沢温泉依田之庄〟を改修して統合し、再利用するといった方針が固まったと言われている。実際のところ道の駅付近の旅館等で立ち寄り湯のサービスを行っているところが多いこと。加えて〝宿泊〟旅行が主となるロケーションを考えると、立ち寄り湯の施設にそれ程の需要は無いと思えてしまう。

平成一桁の時代には地方交付金を利用して色々な施設が作られたが、後世に渡って運営出来るか否かが考慮されていなかった部分があった。結果としてコロナ禍で観光客が減少したことが引き金となり、施設の廃業や統合に繋がったことは紛れもない事実である。かじかの湯も閉鎖後3年が過ぎたにもかかわらず建物はそのまま残されている。再利用する予定がなければ更地にして駐車場にすれば利用率も変わるのではと素人目には映ってしまう。敷地内施設はイマイチではあるが、この道の駅花の三聖苑伊豆松崎は大沢砦山公園が隣にあり、敷地内の大沢山神社は奥伊豆のパワースポットとして有名だが、それに加えてあのドラマ〝世界の中心で、愛をさけぶ〟の第8話にて中川・大木・智世が亜紀の白血病が治るように願をかけた神社としてロケが行われた場所でもある。傍に流れる那珂川は桜の名所として知られている場所なので、少しマニアックにはなるが、道の駅を拠点として情報発信すれば、かなり有名処にはなり得る場所だと私には思えてならない。四半世紀近く前のドラマだが、セカチューファンの聖地巡りは今なお続いていると聞いている。平成28(2016)には松崎町もセカチュー松崎ロケマップを公表している。せっかく掘り起こしたのであれば、それを最大に活用すべきではないかと私には思えてならなかった。

ついついセカチューで熱がこもってしまったが、現実には時間が過ぎて行ってしまう。当初は伊豆半島一周を考えてはいたのだが、このまま下田迄走った後に伊東を目指せば、イルミネーション会場にイベント終了後にしか到着できないことがわかった。イルミネーション巡りの旅は3回目であるが、毎回タイムオーバーを繰り返しているために今回はできるだけ実績を積み上げたいと考えている。昨晩間に合わなかった西伊豆堂ヶ島サンクスイルミに加え、偶々今日がイベント開催日だと知った土肥金山のソメイヨシノライトアップのふたつは時間的にも回ることは可能だと判断し、伊豆半島周遊はここ松崎で終了し、一路堂ヶ島を目指すことにする。8.6kmの道のりは所要時間11分で到着し、昨日に続いて〝伊豆のイルミネーション〟イベント巡りにシフトチェンジをすることにした。


道の駅花の三聖苑伊豆松崎まで南下したが、その後のイベント巡りの絡みもあり、伊豆半島〝観光旅〟は松崎町で終わりにし、先ほど来た道を戻って行く。やって来たのは堂ヶ島公園。西伊豆の春の風物詩〝西伊豆堂ヶ島サンセットイルミ〟が令和5(2023)年2月10日~ 4月10日まで行われている。確か今年で8回目だったと思うのだが、イルミネーションが〝春の風物詩〟を称されることに違和感を感じる方もいるかと思う。本来イルミネーションと言えば〝冬の風物詩〟として、多くはクリスマス辺りか若しくは年始迄という期間が多いのだが、堂ヶ島サンセットイルミの場合開始日が2月10日となっていることが、一般的なイルミネーションイベントとはズレて開催されるため、敢えて〝春の風物詩〟と称しているのである。

昨晩も訪れているので場所は何となくわかっている。国道に面した駐車場にもイルミネーションが飾られており、10万球クラスのイルミネーションとしては規模が大きく見えるようだ。メイン会場の公園には中心部に丘があり、その周周辺に電飾を這わせるという感じで立体感を出している。昨年の情報を持っていないので違いは分からないのだが、多くのwebサイトでは〝昨年よりもパワーアップ〟と記されたものが多かったので、規模も大きくなったのだろうと推測する。イベントそのものは西伊豆町観光協会が主催となってはいるが、西伊豆最大規模のイルミネーションと謳うだけあって、近隣の宿泊施設や観光業者のサイトにも取り上げられており、正しく地元を挙げてのイベントとなっていることは間違いない。

駐車場から公園に下りる階段にもイルミネーションが飾られており、〝Welcome〟の気持ちが伝わって来る。イルミネーションエリア入口には〝DOGASHIMA〟の電飾が飾られ、その前には〝自撮り〟用のカメラ台が設けられている。今回の伊豆旅で考えているなぁと思えることのひとつがこのカメラ台であり、人にカメラを託さなくても自分が写る写真を撮ることが出来るのは良いと私は思う。勿論私自身は三脚を持参しており、利用することはなかったものの、地元の方々や近くに宿を取った方が散歩がてらスマホだけを持って来場した時などには本当に便利だろうと思う。そんな心配りが溢れているイベントではあるが、場所柄〝テーマ〟として〝海〟が挙げられることは良くわかる。ただ令和2(2020)年だったと記憶しているが、コロナ禍に於いて最先端で頑張る医療従事者の方々への〝感謝〟の意を込めて〝ブルーライトアップ〟が全国的に行われたことがあった。勿論その頃は〝意図的〟に〝青〟を基調としたイルミネーションイベントであることは周知の事実だったこともあり、世相を反映したものという解釈がされていた。しかし〝海〟を題材とすれば〝青色〟が基調となることは当たり前であり、この堂ヶ島サンセットイルミネーションもその色合いは凄く濃いものとなっていた。過去の写真を見る限りバランス良く配色が考えられていたように感じたのだが、今年の物は〝青と黄色(電球色)〟で飾り立てられている印象を持ってしまう。写真を見直しても腕やカメラの性能によることはあるにしても、もう少し色合いを考えて貰えれば、もっと良いものに仕上がるのでは…と思ってしまう。勿論地元の方々の手による〝ハンドメイド〟であることから、贅沢は言えないことは重々承知しているつもりである。もう少しメリハリをつければ素晴らしいものになるだろう…。そう思えたのがひとつ残念なことではあった。

色々と考えながら歩いていたが、規模がそれほど大きくはないので1時間ほどの滞在で出発する。目指すは昼間も訪れた土肥金山である。何故1日に改めて再訪するのかと言えば、事前に把握できなかったイベント情報を現地にて知ったために急遽周遊コースに組み込んだのであった。イベント名は〝桜ソメイヨシノライトアップ〟というらしく、例年3月末と4月初めの金土日に行われるイベントである。土肥金山では別に土肥桜の時期に行われる〝土肥桜まつり〟について書かれているものは多いのだが、この〝桜ソメイヨシノライトアップ〟に関しては、今年令和5(2023)年の場合土肥金山のサイトで〝詳細は後日〟と記されたまま更新されなかったようだ。偶々昼間に訪れた際に資料集めをしていた際にこのパンフレットを発見し、時間的な都合で行先を変更し訪れた次第である。開催は17:00~20:30となっているが、イベント内容の中にも〝未定〟とされているものもあり、急遽仕上げたパンフレットのようだった。

堂ヶ島公園から土肥金山迄は約20km、この辺りが位置関係を確認しないまま出発したために何度も通ることになってしまっている。車を停めて歩いて行くが入口等良くわからない。入場無料ということもあり、本館から順路を逆走し中庭へと入る。土肥金山は観光地として知られる場所だけあり、外観のつくりは風景に溶け込む様にされている。そのため写真で切り取ると腕やカメラの機能関係なしに風情のある写真が撮れる場所となっている。勿論昼間にその写真を撮影しているためわかっているのだが、やはり坑道入口上部にあるライトアップされたソメイヨシノが、古めかしい坑道入口と良くマッチしている。そして通路を照らす足元灯や竹灯り、そしてイルミネーションが、ライトアップされた桜と喧嘩せずにとど良くマッチングしている姿が楽しめる。昼間は天気が悪かったこともあり、桜の花の色が曇天に同化してしまい、それ程インパクトはなかったのであるが、夜になって黒い背景に対し絶妙のライティングが施されているので、思った以上にきれいに見えるのが不思議である。先述したようにこの〝桜ソメイヨシノライトアップ〟は漠然とした日程では、遠方からの観光客にとって訪れることは至難の業かも知れない。私の場合も4月2日からの3連休を利用して伊豆を訪れていれば、虹の郷修善寺のイルミネーションの滞在時間を加味すると訪れることは不可能であった。そんなことを考えると、〝この日に決めてよかった~〟と心から思えた瞬間だった。

会場である土肥金山中庭を20分程で一周し、入って来たルートで会場を後にする。既に扉の鍵を閉めておられたものを私のために開けて頂き退出した。どうやら私が最後のお客であったようだ。因みに後日資料整理をしていたところ、なぜ入口がわからなかった理由が分かった。閉園は20:30で間違いないのであるが、入場は20:00迄となっているらしい。私が駐車場に到着したのは20:04、本来ならば入場できなかったことを後から知る。多分本館から入り込んだ時間でもお土産を見ていたお客はいなかったはずなので、私が入口がわからないために入り込んでいることも分かっていたのだろうと思う。寛大に対応して頂いたスタッフさんのおかげで〝桜ソメイヨシノライトアップ〟を堪能することが出来た。時間や時期の都合で今期は訪れることが出来なかった場所もいくつか残っている。来年に計画するかどうかはわからないが、また伊豆周辺を訪れるときには〝桜まつり〟や〝桜のライトアップ〟の情報には耳を傾け、是非とも再訪したいと考えながら車に戻った私であった。

これで今回の旅路に於ける訪問地はすべて回り尽くした。後は夕食とホテルに向かうだけである。土肥金山のを出てすぐ近くの松原公園に立ち寄った。ギネス登録の〝世界一の花時計〟があるなど土肥温泉の憩いの場となっている場所ではあるが、時間の時間故尚且つ暗いので早々に用を済ませると出発する。

西伊豆から中伊豆へと移動に使うルートは国道136号線。伊豆半島の縦断ルートはかなり整備されては来たが、横断ルートに関しては一部バイパス化された部分はあれど、多くは従来の国道等を利用せねばならない。船原峠を境に中伊豆に入るが、国道の山道そのもののルートである。修善寺まで来ると市道でショートカットした後再び国道136号線を走って行く。小一時間程走り吉野家136号伊豆長岡店に立ち寄る。グルメでない私の御用達のお食事処であるが、この店は若干他の吉野家とメニューが違うようだ。メニューを見て心を掴まれた〝タルタル南蛮唐揚げ丼大盛〟、それに味噌汁を付けて夕食とする。ただ…悲しいことに私は〝超〟がつく猫舌である。揚げたての唐揚げは勿論〝熱い〟ので、食べ方を考えなければならない・牛丼だとふ~ふ~が出来るが、唐揚げはそうはいかない。悪戦苦闘しながら程良く冷まし、ガッつりかき込むのに要した時間約1時間…。美味しく頂いたのは良いのだが、ちょっと時間がかかり過ぎた…。

車に戻り出発する。やはり国道136号線を北上し、函南から三島に入ったところで左折して県道を走って行く。暫く走って見えてきたコスモのスタンドが立ち寄り地である。コスモ石油セルフステーション長伏SSというガソリンスタンドであるが、実はこのガソリンスタンドは、静岡県での常に上位に入る〝格安ガソリンスタンド〟なのである。利用した時で153円/L、だいたい近隣のガソリンスタンドが165円/L程度だったので約10円/L違うこととなる。実際に1リッター10円違うからどれだけ変わるのかは大した金額にはならないのも知れない。しかし旅行支援が受けられるからとて、特に旅行代金を圧迫する物がレンタカー代である。以前は1泊2日程度であれば1万円かかることはなかったのだが、現在では15,000園程の出費は覚悟せねばならないのが普通になっている。かといってレンタル時にかかる保険の類を割愛すると後が怖い。必要なければ高億道路や有料道路を利用しないといったコース設定はできるものの、消費するガソリン代は絶対にかかる経費のひとつである。せこいかも知れないが、最近レンタカーを利用する際に、近隣の〝格安ガソリンスタンド〟を必ず探しておくようにしている。勿論給油後返車までに距離を走るならば考える余地はあるのだが、それでもやすい所で満タンに近い量を給油し、指定スタンドでは最小限の給油にするといったことが習慣となって来た。こういった場合マイカーを持っていて普段から利用しているスタンドがある方の場合、ブランドを合わせば安くなることもあるのでそういった選択もあるが、私はマイカーを持っていないため決まったスタンドを利用することもない。そういった理由で選んだのがこのスタンドであった。取り敢えずは明日給油することも踏まえて1,000円分を給油する。この時は地域振興券を給油に回すことを考えていたための判断であった。

給油を済ませホテルへと向かう。途中セブン-イレブン 長泉納米里店に立ち寄って、喉を潤しながら一服する。再び出発したと思ったら5分で到着。今宵の宿のホテルルートイン長泉沼津インター第2に到着した。私は旅行支援を適用した際の宿泊は基本初日ではなく、2・3日目のホテルを選ぶ。というのも向かう最初の目的地に都合の良い宿がまずないことが理由である。長崎・広島・伊豆と3回の旅で旅行支援の適用を受けたが、1泊目はそれぞれ嬉野温泉・三次・西伊豆地区でダイナミックパッケージに組み込める宿は一軒もなかった。しかし旅行支援適用の条件で〝交通機関と宿泊〟とある以上どうしても決まった宿泊先リストから選ばなければいけないこととなる。一部のツアーでは〝初泊限定〟と書かれているものもあるが、探せば行程内=初泊でなくても良いものもあるので、そのツアーを選びホテルを手配しているのだ。今回もJTBのダイナミックパッケージの利用し、2泊目の宿泊先としてホテルルートイン長泉沼津インター第2を選ぶことにした。今までツアーの切込みに適用した宿でトラブルがなかったこともあり、今回も全く気にしていなかったのだが、車の台数から考えてもかなりの宿泊客がいることはわかった。しかしホテルの規模もあるので…とチェックインをしようとすると、どうやらオーバーブッキングの様子。というか0:00過ぎてこんなことあるのか~と憤慨していたところ、空いていた(らしい)デラックスツインにアップグレードされ、無事一夜を過ごすことが可能となった。部屋は広くベットもふたつと落ち着かない広さではあるが、まあこんなこともあるさと気分を切り替え、シャワーを浴びて早々にベットに入って眠りについた私であった。

  《続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー JRローカル 自家用車 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
JTB
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