2021年東北遠征2日目(2021/11/21) 太平洋フェリーいしかりと奥羽本線で東日本北上の旅

2021/11/20 - 2021/11/23

飛び石4連休は太平洋フェリーで東北地方へ。
初日は名古屋で熱田神宮とリニア鉄道館、名古屋港を満喫して太平洋フェリーに乗り込み太平洋クルーズ。
2日目も太平洋クルーズを楽しみ仙台からは一路高速バスと奥羽本線に乗り込んで大曲へ。
3日目は北上へ向かいカーシェアでダムと郵便局巡りと神アリスこと上有住へ。
東北新幹線で一路東京へ向かう。
最終日は江戸城本丸跡の皇居東御苑へ向かいそこから横浜へ。
氷川丸と日本郵船歴史博物館を満喫して大阪へ帰る見どころだらけの4日間。
今回利用した列車は以下の通り。
1日目
新大阪724→のぞみ284号→813名古屋
名鉄名古屋831→特急豊橋行→837神宮前
神宮西919→名城線左回り→923堀田
堀田933→名城線左回り→947八事日赤
八事日赤957→名城線左回り→1002本山
本山1008→高畑行→1010覚王山
池下→高畑行→今池
今池→中村区役所行→高岳
高岳→中村区役所行→名古屋
名古屋1100→金城ふ頭行→1110中島
中島1125→金城ふ頭行→1139金城ふ頭
金城ふ頭1344→名古屋行→1350稲永
稲永駅1357→名古屋市営バス→1409築地口
築地口1421→名古屋港行→1422名古屋港
名古屋港→大曽根行→1615六番町
六番町→大曽根行→金山
金山1650→名古屋港行→1657東海通
東海通→名古屋市営バス港区役所行→港区役所
港区役所1741→名古屋港行→1742築地口
築地口1757→名古屋市営バスフェリーふ頭行→1815頃フェリーふ頭
名古屋港1900→太平洋フェリーいしかり→1620頃(定刻1640)仙台港
2日目
多賀城1655→普通あおば通行→1720あおば通
仙台駅前1740→1845頃山形駅前
山形1858→普通新庄行→2010新庄
新庄2018→普通秋田行→2205大曲
3日目
大曲710→普通湯沢行→727横手
横手743→普通北上行→905北上
北上1730→はやぶさ112号→1931大宮
大宮1947→普通磯子行→1950さいたま新都心
与野2017→普通大船行→2022浦和
浦和→赤羽
赤羽→普通新木場行→池袋
池袋→急行→小竹向原
小竹向原→普通清瀬行→練馬
練馬2126→普通豊島園行→2129豊島園
豊島園2139→清澄白河行→2158新宿
4日目
麹町611→普通川越市行→631小竹向原
小竹向原632→快速急行小川町行→708坂戸
坂戸712→普通越生行→735越生
越生750→普通高麗川行→803高麗川
高麗川815→普通八王子行→821東飯能
飯能836→特急ちちぶ72号→915池袋
池袋→山手線内回り→高田馬場
高田馬場945→普通西船橋行→956竹橋
大手町1047→普通日吉行→1050日比谷
有楽町1054→普通和光市行→1057永田町
永田町1104→普通押上行→1106半蔵門
麹町1144→普通石神井公園行→1146飯田橋
飯田橋1149→普通千葉行→1158秋葉原
秋葉原1228→普通千葉行→1234錦糸町
錦糸町1243→普通逗子行→1323横浜
横浜1332→快速大宮行→1335東神奈川
京急東神奈川1345→普通浦賀行→1348横浜
横浜1353→特急元町・中華街行→1401元町・中華街
元町・中華街1510→急行和光市行→1513馬車道
関内1611→普通湘南台行→1622上大岡
上大岡1628→エアポート急行羽田空港行→1630弘明寺
弘明寺→普通品川行→南太田
南太田→普通浦賀行→井土ヶ谷
井土ヶ谷→エアポート急行羽田空港行→日ノ出町
日ノ出町1727→普通品川行→1729戸部
戸部1737→普通品川行→1743京急東神奈川
東神奈川1747→普通八王子行→1750大口
大口1803→普通八王子行→1809新横浜
新横浜1858→のぞみ251号新大阪行→2106新大阪

エリア 仙台(宮城)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー JRローカル 徒歩

2日目の朝は5時半に鴨川沖20kmで起きる。
少し時間があるので朝風呂…24時間いつでも入浴可能というのが太平洋フェリーのいいところ。

風呂上がりにデッキへ出るとそろそろ夜が明けそうだ。

一方西を向くとまだ月が見える。

これが暁の水平線…勝利を刻んでいけw

RORO船が航行している。おそらくトヨフジ海運系か栗林商船系だと思う…

時間が経ってくるとファンネルを朝日が照らすようになってきた。
ここで船内に戻り朝風呂へ。

7時半におはよう放送…というかレストランオープンの放送。
朝8時になると遠くに犬吠埼が鮮明に見えるようになる。

犬吠埼のホテルをバックに貨物船を追い越していく。

犬吠埼沖ではるか沖合を見ると長方形の物体が…
長方形の船といえばコンテナ船か自動車運搬船。
形がいびつなので自動車運搬船ではなくどうやらコンテナ船。
調べてみるとEVERURANUSで約20km沖合、すなわち銚子沖30kmを航行している。

はるか遠くの海上に風車が見える。
海上風車といえば五島沖が有名だが銚子沖にもあった。

犬吠埼灯台も近くに見える。
ただしこれでも10km近くある。

はるか向こうに見えるのは鹿島工業地帯か?
9時すぎ鹿島沖にて大型船入港に伴う仙台港20分早着予告が出た。
旅程を組み直しに入る…

早朝に見たRORO船だがまだかなり先にいるようだ。

鹿島沖では次々と貨物船がやってくる。どうやら内航貨物船のようだ。

大洗沖45kmでJOYO2のすぐ近くを追い越す。
船名が変わっていて今はAL NOURという船名である。

韓国船籍のKARAが航行している。
この時、JOYO2がKARAの追い越しをかけようとしていたがそれをさらに沖からいしかりが追い越すという面白い展開になっていた。

この辺りになると電波が来ないタイミングもあり、案内所横のリーフレット類を見てみるとその中に一時上陸者向けの案内があった。
仙台一時上陸者向け案内には仙台駅まではおすすめできませんとのこと…確かに仙台駅までは少し遠いし渋滞も多いのでやはりおすすめはできない。

日立沖40km 天気が良く、波も穏やかで理想的な航海が続く…

第一大英丸を追い抜くところだった。

かなり遠いが陸の方を見るとさんふらわあとすれ違うところだった。
太陽マークはかなり遠くてもよく分かる。
デジカメのズーム的におそらく15～20km離れていると思われる。

聖耀が航行している。
船籍地は大崎上島だが割と全国どこでも見ることができる働き者。

停泊していたBONANZAを追い越した。
携帯でも撮れるほどの近距離だがこれはデジカメ。

はるか遠くに陸地が見える。
福島県勿来辺りだろうか。

20kmほど沖合にコンテナ船が見える。
調べてみるとどうやらARIESのようだ。
この後、昼風呂に入ろうという時に「海と生きる 気仙沼魚市場」というTシャツの人を見かける。
気仙沼といえば津波の被害を受けている場所だがそれでも海と生きることを決めた人達か…と覚悟と決意を目撃したような気がした。

第七浪速丸が進む。
その後ろに見えるのが…

目視できた…福島第一原発だ。
距離そのものは太平洋フェリーの航路から約10～20kmなのだが目視する条件は結構厳しく、きちんと目視できたのは今回で2回目。
2019年関東遠征5日目(2019/3/18) 太平洋フェリーいしかりで行く21時間クルーズ旅
(https://4travel.jp/travelogue/11673090)
1回目はこの旅行記の時だが、この時はまだデジカメを持っておらず(正確には初代が故障して長い空白期間)きちんと撮影することができなかった。
余談ながらこの旅行記の時もいしかりである。しかも初乗船だったので船内の写真は多めに撮っているのでそちらもあわせて参照いただきたい。
今回は船内はほぼ写真を撮っていない。

ここまでズームできた…このデジカメの性能から考えておそらく10～15km程度の距離だ。
福島第一原発を目視するなら海の上からが一番だ…

福島県相馬沖まで来るときそとのすれ違いが楽しめる。
すれ違いに出てきたのはざっと30人ほど。
筆者はわざわざ左側の客室を取ったので自室から見てもいいのだがまあそこは生で見たいとデッキへ。

いよいよきそが接近してきた。

きそのデッキからもすれ違いを一目見ようと人が出てきているのが分かる。
向こうも結構人が多い…

太陽に照らされながらきそは一路名古屋へと向かう…この船旅も終わりが近い。

部屋に戻るついでに未使用の寝台を撮影…

まだ15時半にもかかわらずもうこんな感じで夕方の空に近くなっている。
そろそろ仙台港も近い。

SUNNY CLOVERとすれ違い。いよいよ仙台港が目視できる距離に…
21時間20分の旅はあっという間だった。

撮影した時は人のいなかったロビーも下船待ちで大混雑。
目の前の客は福島県からツアーで来たようである。
この手のツアー会社は大体の場合阪急交通社かクラブツーリズムである。
今回はその両方だった。徒歩客ほとんどツアー客じゃねーか…
いわき方面から来たという人はアエルに寄りたいとのことw

仙台港に到着。
早着したので仙台港から中野栄へタクシー…のつもりが来ないorz
予約車の運転手から番号は聞くが出ないorz
そうこうしていると同じくタクシー勢が途方に暮れ始める。
おそらくこれでやっても埒が明かないと判断した筆者、同じくタクシー待ちの人にまとめて声をかけてみた。
意外にもタクシー会社をまとめたサイトがあるのを知らない人も多いのである。
ということでそのサイトを見ながら仙台市内、特に宮城野区のタクシー会社を中心にあたるがどれもいっぱいか仙台駅周辺にしかいないとのこと。
中野栄駅と多賀城駅勢がいたがここで筆者、多賀城のタクシー会社なら仙台市内よりつながるのでは?と判断して多賀城市のタクシー会社に電話。
これが功を奏して一発で2台呼ぶことができた。
中野栄組だった夫婦には事情を説明して(多賀城と仙台ではタクシーの営業区域が異なるらしい)多賀城へと向かうことになった。
ちなみに筆者は元々多賀城でも中野栄でもどちらでもいい。
どこから来たのか聞かれたので大阪と言うと大阪のどこと聞かれる。
そこで住んでいる市を言うと実は西宮出身であるという。
到着したタクシーで多賀城駅へ。運賃は夫婦がお礼にということで払ってくれた。
夫婦は盛岡へと帰るところとのこと。

そんなわけで多賀城駅に到着。予定より1駅遠いがここからまた東北の旅が始まる。

仙石線といえば半自動ドア…と思ったらドアは自動で開くとのこと。半自動ドアの文化はコロナ戦争で廃れていくのか…とふと思ったり…
仙台を過ぎてあおば通まで乗ってしまう。
山形行きの高速バスの乗り場があおば通駅の方が近いからだ。
相変わらず高速バス乗り場は混んでるし仙台で遊んできた、もしくは買い物してきたという山形の若者が多数並ぶ。老若男女というか大人世代は車というイメージが強いのかもしれない。
…その中に大阪から来て大曲へ向かう若者が一人w
先発の高速バスが出て3分後には20人並んでいるという…10分間隔は伊達じゃないのである仙台だけにw
ところが仙台市内は(半分予想はしていたが)大混雑。特に広瀬通り交差点は左折するのに3回も信号待ち。
広瀬通一番町は8分遅れ。この遅れは山形市内まで回復することはなかった。

山形駅に到着。
当初はさくらんぼ東根まで高速バスからの乗り継ぎにしようと思っていたのだが乗り継ぎ時間5分は危険かと思って山形経由のバスに変更したわけで…仙台市街地の渋滞を考えたらこの判断は見事に正解だったといえる。
もっとも、単線の仙山線で1分でも遅れたらアウトという理由で避けた仙山線の列車は定刻通り羽前千歳駅に着いたので乗り換え可能だったわけで…まあこれは結果論。
天童南ではイオンの紙袋を持って乗ってきた人がいる辺り駅前イオンモールの効果…
しかしその客も次々と減って大石田を過ぎた頃には7名のみ。
舟形で最終つばさと離合…ほぼ空気輸送だった。

そうして新庄に到着。ここからは…

奥羽本線か陸羽西線か陸羽東線のどれか…

奥羽本線で引き続き秋田行きに乗り換え。まだまだ北上する。
山形県最後の駅及位(のぞきですよ、のぞきw)を発車しても一切筆者の乗った後部車両は客の動き無し。6名の客は全員新庄からそのまま乗り通して県境越え。
湯沢で3名下車。離合の院内行きは空気輸送…

横手では停車時間があったので途中下車。
近くのコンビニへと向かい急いで買い物をして戻って来れた。
車内のポスターには山形のローカルタレント(?)が「換気はJRに任せて君たちは奥へ」という学生向けの啓発ポスターがあったw換気はJRに任せてとかw
学生は本当に車内に詰めない…あとクロスシートの相席も嫌う傾向にあるようでメインの客層を考えれば701系のロングも理解できる。

横手からもしばらくひた走り大曲に到着。この日は大曲で降りる。

大曲といえば電車でGO!で京都駅と並んで車止めに衝突させたがる駅として有名だがもうひとつはこの三線軌条区間。残念ながら今回の旅では登場しないが…
この後駅前のホテルで宿泊してこの日の旅は終わり。