2023/01/16 - 2023/01/17
157位(同エリア345件中)
風待ちさん
長崎トリセツの旅後半。潜伏キリシタンから大陸との交易に視点を変え、平戸を訪ねました。
(一日目)上五島島から佐世保に渡り、平戸を目指します。途中、車で20分の絶景ポイント☆「展海峰」に立ち寄りました。九十九島の大展望が目の前にひらけ、しっかり目に焼き付けたい景色に出会えました。
そして、いざ平戸大橋を通って平戸へ。同行の仲間は「平戸が島だったとは知らなかった。」と言います。申し訳ない。
☆鄭成功記念館 大橋から10分。平戸に生まれ、後に中国・台湾の英雄として高名な「鄭成功」の生家を復元。台湾との交流はいまも続いているようです。
(二日目)☆平戸市街 街歩き。町の空気にも、歴史が静かに溶け込んでいるような平戸を楽しみました。「平戸オランダ商 館」「松浦資料館」「死因と教会のみえる風景」など。
☆生月大橋 生月島と平戸島を繋ぐ大橋の景色を楽しんで佐世保に戻りました。福岡空港からのフライトで旅は終了。駆け足の旅でしたが充実したいい旅でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1日目
佐世保港の13:40分到着。レンタカーでまず「展海峰」へ。 -
展望台には案内板が設置されています。
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定型的な「多島海」。忘れられない景色になりました。
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15:50分。平戸大橋を渡ります。18:00には宿に着くにはあと2時間ほど。早速、車で10分ほどの鄭成功記念館へ向かいます。それでも、長崎の日没時間は千葉より45分ほども遅いので助かります。ちょっと驚き。日本も広いのだなあと感じました。
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〇「鄭成功(ていせいこう)記念館」
海辺の小さな町・川内町にあり、駐車場のスペースは2,3台しかないようでした。中国人海商で平戸を根拠地として活動した鄭芝龍(ていしりゅう)を父に、日本人田川マツを母に誕生。7歳で海を渡り、明朝の復興のために戦い、その後台湾に渡り、台湾を占拠していたオランダ人を追放、その後政府をつくり、台湾の父とも呼ばれる人物のようです。全く知りませんでした。 -
記念館のすぐ下のアプローチに掲示板がありました。
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1648年には江戸にも来ているようです。
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記念館。小さな記念館ですが、紹介のビデオや当時の地図など、興味深い内容でした。
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映画も見てみたいです。
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中国福建省や台湾で信仰が盛んだという「まそ」像。航海、漁業の守護神として信仰を集める道教の女神。?右下にあるのは「成功」のビール?
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イチオシ
まだ日本がよく知られていない時代にもhiradouは知られていた。
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もう一つ、春日集落かたりなに寄ろうと、電話番号でナビを入れたら、何と平戸市街地にある役所に案内されてしまい、時間が無くて諦めました。よくあるミスでしたが、皆さん、気を付けましょう。
そして、一路宿へ。
魚がおいしかった民宿、銀鱗荘。 -
2日目
①三浦按針の墓を訪ねました。丘の上の公園の中。石碑のたつこの場所で発掘により骨壺が見つかり、中にあった人骨は西洋人と思われ、ウィリアムアダムズ・按針のものとしてほぼ確実と思われるようです。 -
碑ではなく、墓が改めて建てられていました。按針の「てへん」が、ちょっと愛嬌。
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②平戸の町並み しっとりと落ち着いたいい町です。
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平戸の街歩き
「地元ガイドのさるくツアー」を予約したつもりが、何とそのツアーは終了していたものでした。ネットで予約し、自動で応答の予約確認メールも入っていたのです。サイトだけ消さずに残っていたのです。見ていたパンフレットが古いものだったようです。これも、よくある(?)ミス。皆さん、気を付けましょう。
気を取り直し、自力で街歩きに出発。
③ オランダ井戸
つくりが日本のものとは違うとか。 -
イチオシ
④復元された平戸オランダ商館
平戸オランダ商館が建設されたのは1609年ですが、貿易額が増加し石造りの倉庫を作ることになったのです。その最大のものが1639年築造のもので、それを復元したのが、この現在のオランダ商館museumです。キリスト教が禁制となったとき、キリスト関連のものがすべて取り壊されたのですが、石造りのこの倉庫に、何と1639年と西暦年号が使用されていることを理由に破壊を命じられらのでした。何と愚かなことか。 -
当時のオランダ商館の絵図
1669年に刊行された「東インド会社遣日使節紀行」に挿入されていた絵図。 -
⑤松浦資料館
松浦氏は江戸時代、平戸藩6万石余りを治めた藩主。その出自は「海の武士団」の一氏から始まり、壇ノ浦合戦では水軍を率いて平家方として参戦。鎌倉時代の蒙古襲来では防戦に参戦。海外交易にも通じた大名家でした。その歴史を語る資料がでんじされていました。 -
歴史資料の一つ、水軍時代の「関船」の模型。万葉集に、この船の櫓の音がうるさかったことが歌われいるとか。興味深いです。他にもキリシタン殉教、迫害の絵や松浦家の家宝、四季の景色や行事を人形で表したもの、古地図など。
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⑥六角井戸
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⑦大ソテツ 街歩きの地図に沿って歩いていきます。
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⑧平戸ザビエル記念教会
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平戸殉教者顕彰慰霊の碑
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イチオシ
⑨寺院と教会が見える風景 平戸ならではの独特の風景です。
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⑩生月大橋。
街歩きのあと、残り少ない時間でしたが、橋の風景だけでもと車を走らせました。
平戸島側は絶壁です。夕日を眺める絶景ポイントになっています。
今回は、写真を撮って、これで平戸にはお別れです。
佐世保に戻り、高速バスで福岡空港へ。どこに行って、何をみるのかそして誰と行くのか、そんな旅の楽しみを十分に味わうことができました。
またいつか、どこかへ、誰かと。
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この旅行で行ったホテル
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網元の宿 銀鱗荘
3.29
平戸・生月島(長崎) の旅行記
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