博物館・資料館探し【北海道（網走監獄・Abashiri Prison Museum）編】

2022/07/01 - 2022/07/01

釧網線でお昼に網走駅に着き，最初はバスで網走監獄に向かう予定でしたが，お天気が良かったので，急遽自転車を借りることにしました．自転車は網走駅の中にある観光案内所で貸してくれます．午後５時の閉店時間まで借りて，料金は2,000円（3時間以上なので，一日借りても同じ値段だと思います？）と，観光地の貸し自転車としては格安でした．自転車はママチャリスタイルですが，電動アシストが付いているので，とても便利でした．網走監獄は山の中腹のような場所にあるので，普通の自転車だと健脚の方でない限り押して歩く必要がありますが，電動アシストであれば，私でも乗ったままで行くことが出来ました．また，オホーツク流氷館は，網走監獄のさらに上にある天都山という場所にあるので，流氷館まで行こうとしたら，電動アシスト自転車は必須だと思います．都会と違って道路はほぼ一本道なので，観光案内所で地図を貰って行けば，いちいちスマホのナビを使う必要も無いと思います．ただ，基本的に北海道は「車」のために道路が整備されているので，網走湖周辺など，網走の郊外に出てしまうと，自転車で走るのは結構スリリングでした．実は網走監獄も天都山も以前訪れたことがあるのですが，前回は友人たちとレンタカーで来てさっと帰ってしまうというような旅行で，網走監獄は通り過ぎただけで，天都山は展望台には行きましたが，有料施設の流氷館には入館しませんでした．今回は一人旅ということもあり，「監獄嫌い」な友人の意向を汲む必要は無かったので，両方の施設ともゆっくりと見て回ることが出来ました．私自身，「網走監獄」と聞いても，思い出すのは高倉健の任侠映画か，せいぜいゴールデンカムイくらいくらいで，どちらも「見学したい」という動機を起こさせるにはイマイチ．1,500円という，結構高額な入館料もネックでしたが，結果としては見学してとても良かったと思います．施設は思っていたよりずっと広く，また，見学する場所も沢山あり，周囲は山に囲まれて自然も沢山あるので，散策するだけでも十分な価値があると思いました．また，流氷館の方は，こちらも入館料770円とやや高めでしたが，クリオネの水槽や，実物の流氷の展示など，それなりに見所は満載でした．

エリア 網走(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

網走駅構内にある観光案内所．こちらで自転車を借りました．

網走駅 駅

借りた自転車．ママチャリですが，電動アシスト自転車で，料金は3時間以上で2,000円でした．

網走監獄へ行くには，網走川に沿って，暫く走る必要があります．

網走川 自然・景勝地

途中に「網走刑務所」というバス停があり，

網走川に架かるこの橋を渡った先に，

網走刑務所がありますが，ここは今でも「現役」で使われている刑務所で，博物館ではありません．間違える人も多いようで，橋の入り口に「ここは博物館ではない」旨の看板がありました．

網走刑務所 名所・史跡

最初に網走湖に行ってみました．網走川に沿って走ると網走湖に着きますが，網走監獄へ向かう坂道の入り口からは少し先に進む必要があります．

網走湖 自然・景勝地

網走湖は夕陽の名所のようで，キャンプ場なども整備されていました．

湖自体はとても大きく，自転車ではチョット周回は無理そうなので，途中で引き返して網走監獄に向かいました．

網走湖周辺の道路はこんな感じ．車道は車が猛スピードで走るので怖かったです．基本的に歩いている人や自転車に乗っている人はいませんでした．

途中まで戻って，ここから左折して山道に向かいます．

踏切りを渡るとだらだらとした傾斜が続きます．

山道を登って疲れた頃に網走監獄に到着．

入り口を過ぎると広い駐車場があり，

そこから階段を登って，

小さな川を渡ると，網走監獄の受付になります．

入館料は1,500円でした．

博物館網走監獄 名所・史跡

これは人形です．

網走監獄内の建物．

受付で地図を貰って順番通りに回ります．20以上見る場所があるので，ゆっくり回っているとかなり時間を使います．団体旅行などで見学時間が決まっている場合は，主な施設だけを見て帰ってしまうことが多いようでした．

裁判所の跡．

網走監獄内の施設は，元あった場所からそっくり移設された物と網走監獄以外の監獄から移設された物，それに新しく建てられた施設から成っていました．

裁判の様子．ですので，時代も，必ずしも同じ物ではありません．

こちらは受刑者の作業小屋だったそうで，当時でも結構最先端の物が入っていたそうです．

受刑者が監獄の外で作業する際に使っていた作業小屋．「飯場」というのは網走監獄が発祥だそうです．

作業の様子．

こんな手錠もありました．

人形ですが，結構リアルな感じがありました．

こちらが受刑者が収容されていた建物．放射状になっていて，特徴的な建物です．

一つの通路の両側に部屋が並んでいます．

こちらが普段？収容されていた所．独房でしょうか？

そんな監獄でも脱獄した人がいたそうですから，スゴイですね．

看守が持っていたサーベル．

お風呂．一度に入る人数や時間が決まっていたそうです．

網走監獄を後に，天都山へ向かいます．

坂道を上がって，やっと到着しました．

こちらが天都山にあるオホーツク流氷館の建物．

天都山展望台 名所・史跡

屋上に上がってみました．

オホーツクの海と，

網走市街が一望出来ました．

流氷館にも入ってみました．入館料は770円．

階段を下りて行くと，その下に流氷館があります．

可愛いクリオネが展示されていました．

こちらが実際の流氷が展示されている場所．マイナス15度とあります．

流氷の上に，狐の剥製がありました．この後，坂を下って北方民族博物館へ向かいました．つづく・・・

オホーツク流氷館 美術館・博物館