2022/09/16 - 2022/09/20
10567位(同エリア11742件中)
れむさん
台風の近づく3日目、行動できるうちに行動すべく、早朝から散策開始。龍馬像の立つ風頭公園展望台目指して散策。その後は軍艦島ミュージアムへ。
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この日は元々レンタカーを予約しており島原あたりに行こうと思っていたのだが、午後から台風直撃で影響確実であり、災害とかに巻き込まれては困るので、レンタカーはキャンセルした。台風影響とのことで無料でキャンセルに応じてもらえた。次回来た時は改めて利用させてもらいます。
午後からは動けなくなりそうなので、動ける朝に行動する。午前6時半から朝の散策開始。雨は降っていないが空は厚い雲に覆われている。
ホテルから山際を歩いていくと、東山手洋風住宅群という看板が出ている。 -
数軒の洋風建築の建物が並ぶ。グラバー園の建物と同じ時期、開国後、明治時代の建物群のようだ。
早朝なので入れないだろうなあと思ったら、ここの敷地は常時開放されているようで、建物内部には入れなかったものの、敷地内に入って見ることができた。
こうしたエメラルドグリーン色の建物が並ぶ。マカオとか、シンガポールのプラナカンのような色合いである。ただし皆、このエメラルドグリーン一色である。 -
洋風住宅群が並ぶ付近には、オランダ坂という坂道が。海岸通り付近からお店なども並ぶ道が続くが、坂の上の方に行くに従って落ち着いた雰囲気となり、最後は活水女子大学に至る。
早朝なので閉まっていたが、こちらにもいくつか歴史的建造物が並んでいた。 -
唐人屋敷跡という、中華街の門みたいな大きな門が建つ。でも街並みは普通な感じなので、この時はそのまま通過。
翌日に改めて訪れて見学してみた。 -
この日の朝に目指したのは、風頭公園という展望台。坂本龍馬の像が立つ展望公園とのことでガイドブックにも大きく出ている。
Googleマップのナビに従ったところ、眼鏡橋から東に行ったあたり、この彦馬通りというところから行きなさい、というルートを指示される。 -
入口に風頭山までのルートが記されていた。たしかにこのルートを行けば問題なく風頭公園や龍馬の像に着けそうである。
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途中お寺があり、早朝からお坊さんが落ち葉を掃いていた。お坊さんにおはようございますとご挨拶をし、お寺を抜けると、その先は墓地が広がる。
墓地の途中にこちらのひときわ立派なお墓があり、説明文が付されている。
シーボルトの妻とその娘、それに娘の養育者のお墓という。なるほどシーボルトも長崎にゆかりのある人物だ。なお追放されたシーボルトだが、開国後30年の時を経て再来日し、再び家族との再会を果たしているようだ。 -
お墓の間の坂道は徐々に階段も多く急坂になっていく。そのぶん市街地の眺めも良くなっていくが、彦馬通りに入ってからはずっと登りだ。
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やがてお墓も荒れ果ててきて、無縁仏みたいな、お墓なのか遺跡なのかよくわからない感じになってくる。
それと同時に道も荒れてきて、どこが道なのか迷うようになる。道と思って登ったら大きな墓標で行き止まり、みたいなこともある。
周囲もやや薄暗く、ちょっと不気味な感じでもあり、本当に大丈夫なのか、そろそろ着いてほしい、と徐々に思うようになってくる。 -
ようやく空が開け、明るくなってきて心理的にも安心する。目的地の風頭公園は近そうだ。
道端には彼岸花が咲いていた。 -
ようやく到着。公園とある場所はだだっ広い野原で、特に何があるわけでもない。
台風が近づく早朝で誰もおらず、少し寂しい感じである。 -
広場から少し下ったところに龍馬の像がある。龍馬に詳しいわけではないので長崎とどのような関係があったのか知らなかったが、長崎に日本初めての商社を設立したのが坂本龍馬だったそうだ。
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龍馬像付近からは市街地と長崎港を一望。
長崎の一番の展望台は港の反対側にありロープウェイでいく稲佐山(夜景を見たかったが今回は台風で行けなかった)だが、昨日の鍋冠山展望台にせよここにせよ、それ以外にも展望台が多い。街が山に張り付いているのがよくわかる。 -
龍馬像から下る道は「龍馬通り」と名付けられていて、風情のある散歩道風になっている。
来た時のお墓の中を通る大変な道とは大違いだ。Googleマップに従うとそうなってしまうが、多少遠回りでもこちらから訪れたほうが絶対良さそうだ。 -
龍馬通りを下っていくと現れる、若宮稲荷神社。龍馬通りというだけあり、風頭公園の龍馬像だけでなく、いくつかの龍馬にも絡む史跡が点在する。
ここも、幕末に龍馬や幕末の志士か多く参拝した、明治維新につながる神社であるようだ。 -
坂本龍馬がブーツを履いていた(風頭頭公園の龍馬像もブーツを履いている)ことをモチーフとした、龍馬のぶーつ像。
実際にブーツに足を入れて記念撮影というのが定番のようで、側から案内板にも実際に足を入れて舵を握ってみてくださいとあり、やってみるも、ひとりでやるとちょっと恥ずかしい、
と言っても早朝のこの時間帯ら周囲に誰かいるわけではないのだが。
ブーツ像の大きさは60cmもあり、靴を履いたまま足を入れることができる。 -
こちらが龍馬が設立したという商社の跡で、今は資料館になっている。何でもグラバー商会と取引して鉄砲などの武器を仕入れて幕末の戦いに用いたようだ。ここでもグラバーとつながるのか。
当然早朝なので開館していないが、台風の影響で今日明日は休みとのことで、今回は見学できず。残念。 -
坂を降りて、もと来た彦馬通りの近くに戻る。この付近はお寺が並ぶ。通り名も、寺町通り。その中でも一際大きな門構えで印象的な、興福寺の門。
鎖国=オランダを想像するが、清国も鎖国時代続いた貿易国だ。中華街や先ほどの唐人屋敷跡もそうだが、中国文化も色濃く残るのが長崎の特徴なのだろう。 -
もう少し散策してみるか、ということで、駅の名前にも惹かれて、市電の始発/終点の、蛍茶屋まで歩いてみた。
山に分け入るふもと、というか坂の途中の終着駅。特に何があるわけでもない、普通は観光で来るところではないが、少しひなびた感じもある、山の辺の郊外的な地区である。
ここから市電に乗ってホテルに戻る。 -
午前9時半、ホテルに戻って朝食。朝からたくさん歩いたのでしっかりといただく。
台風に備えて避難された周辺の方々が多かったようでらホテルは盛況、チェックインはかなり混雑している。
当初予定では翌日までの旅程で飛行機も翌日夜の便を取っているが、台風で欠航の可能性大なので
ホテルはキャンセルも可能な前提で翌日夜まで予約した。あとは飛行機がどうなるかである。
特に意図があったわけではなく単純に安かったという理由で、翌日の復路便は福岡空港発である。そのため長崎から福岡まで陸路移動が必要だ。仮に飛行機が飛んでも福岡まで移動できなければどうしようもない。
こういう状況だとさっさと欠航になって振り替えたほうが割り切れて良い。安いチケットを取ったのでこちら都合での飛行機変更はできないため、さっさと欠航&振替できないかと思いつつ、状況をみる。 -
朝食後、昨日スキップした大浦天主堂を見学しようとしたら、台風の影響で今日明日は終日休館とのこと。
一方で昨日見学したグラバー園は、今日の午前中まで営業とのこと。それなら昨日、大浦天主堂を見て、今日グラバー園を見ればよかったのだが、それを言っても始まらないので、仕方なくあきらめる。
大浦天主堂&グラバー園に至る坂道も、一部店舗は営業するも客足も少なく、台風に備えてテントをたたむなどの対応をしていた。 -
再び雨も降ってきて、午後からは市電も運休するとのことなので、遠出もできない。ホテルのそばに建つ堂々とした建物は、香港上海銀行、いわゆるHSBCの長崎支店が入っていたという記念館。これも明治時代の建築。
行ってみたが、ここも台風により本日は終日休館。残念、、、。 -
どこか開いているところはあるかと探したところ、ホテルのすぐそば、徒歩30秒くらいのところにある、軍艦島デジタルミュージアムが午前中は開館中。
昨日そのものを見てきて感慨もまだ冷めやらぬ中、これは行くしかないと、早速訪れる。
建物自体は普通のビルで、ホテルの目の前にありながら認識していなかった。 -
軍艦島の映像や模型を中心に、軍艦島での生活を再現した展示や、バーチャルリアリティでの軍艦島探訪など、幅広く軍艦島の歴史に触れることができる。
昨日見たあの建物は往時はこういうものだったのかと、過去と現在を重ね合わせることができ、昨日の軍艦島クルーズと合わせることで益々理解と印象が深まった。この前後に軍艦島クルーズを組み合わせることで魅力が倍増する感じだ。学生の団体なども来ていて、館内はかなりの盛況だった。
見学を終えたのが昼過ぎ。この後は風雨も強まり、この日の活動はここまで。午後以降はホテル内で静かに過ごす。
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2022年9月 長崎ひとり旅
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