1泊2日弾丸鳥取旅行　（２）倉吉の白壁土蔵群となしっこ館

2022/11/15 - 2022/11/16

介護生活の気分転換に毎月1回夫と旅をすることに決めたのですが・・・夫とはどうしても仕事の都合上週末の旅になってしまいます。でも今は全国旅行支援で平日旅がとってもお得。ということで、1泊2日の弾丸ひとり旅のお許しをもらって、まだ行ったことのなかった鳥取に行ってきました。

2日目は電車で少し足をのばし、倉吉の古い町並みと鳥取を代表する果物、梨のミュージアムへ。半日しかないタイトスケジュールでしたが、楽しい時間が過ごせました。

エリア 倉吉(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

小雨模様の2日目
夕方の便で東京へ戻るのであまり遠くには行かれない。

鳥取駅 駅

ということで、観光に選んだ場所は倉吉
8:04 鳥取駅から米子行の山陰本線に乗り込みました。

JR山陰本線 乗り物

9時半少し前、倉吉駅に到着
通ってきた途中駅とは比べ物にならない位、大きくて近代的な駅でびっくり！

倉吉駅 駅

ここでも廻り方やバスダイヤを聞くため観光案内所へ。和服姿の若いスタッフさんが、お勧めのスポットや見どころをこれまた親身にあれこれ教えてくれて感激! 人の温かみを感じられる一人旅も良いものですね。

エキパル倉吉観光案内所 名所・史跡

教えてもらったバスで白壁土蔵群へ
バス停近くの大イチョウが見事で思わずパチリ

バス停近くに建っていた琴桜の銅像
倉吉の出身だったのですね。

琴桜銅像 名所・史跡

このあたりからが白壁土蔵群

元帥酒造 専門店

いかにも歴史がありそうな街並みです。

こちらは本町通りに面した元帥酒造さん

こちらのレトロな建物は「ギフトやぶき」 さん。 古い窓ガラスに映り込みも歪みます。

白い倉は桑田醤油醸造場

桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン

弁天参道は細い路地に赤い灯籠が立ち並びます。

参道の先には・・・

大蓮寺
安土桃山時代開山の古寺です。残念ながら今は参拝を受け付けていないそう。こんな所にもコロナの影響？

大蓮寺 寺・神社・教会

大蓮寺前の通り
人気の散策路になっています。

観光マップにフォトスポットと記された場所でパチリ

倉吉白壁土蔵群 名所・史跡

マップに記載された散策モデルコースは2つあり、短い方を歩いたら思ったより短時間で廻れそうだったので、もう一周、少し遠くまで歩いてみました。
その時見つけた倉吉ワイナリー

隣は高田酒造
この日は定休日でしたが、歴史ある建物は県指定の保護文化財です。

高田酒造 名所・史跡

おっ、柿がいっぱい!

石橋に落ちた柿
なんか風情がありますね～

この道はさっき歩いた大蓮寺前の道に続いています。

流れるのは玉川
この川沿いに立ち並ぶ白壁の土蔵と川にかかる石橋、赤褐色の石州瓦が倉吉特有の町並み

このフォトスポットがザ・倉吉なんですね。

蔵や町家、今はショップやカフェなどに利用されているものも多いようで、こちらもその1つ

赤瓦一号館～十八号館 市場・商店街

赤瓦１号館
大正時代に建てられた醤油の仕込み蔵を改装したものだそうです。天井の梁と柱が見事！

館内には土産物や工芸品を扱うお店とフィギュアの展示スペースがありました。

倉吉には人気アニメキャラクターのフィギュアやおもちゃの企画製造を行う「株式会社グッドスマイルカンパニー」のフィギュア工場があるんですって。白壁土蔵の町並みとは少々アンマッチのような気もしますが、倉吉を舞台にしたアニメも作られており、昨今は聖地巡礼をする観光客も増えているそうですよ～

カフェやゲストハウスが見られるのもその影響があるのかな?

赤褐色の石州瓦

町並みに彩りを添えています。

彩りといえばこのツタ

あまりに見事な紅葉で、思わず近くまで行って写真を撮ってしまいました。

もう1枚

町家と蔵が続く道

この先が観光案内所のスタッフさんお勧めのフォトスポット

橋のあたりで振り返ると、目に飛び込んできたのはこの風景！

白壁土蔵と打吹山が重なる美しい景観は、映画「男はつらいよ」でも使われたそうです。

再度振り返ると、今度は軒下の吊るし柿が目に止まりました。

田舎をもたないクッシーですが、どこか懐かしい風景

町家の町並みもそろそろ終盤
どこからか良い匂いがしてきたと思ったら、時間があったらランチをしようと思っていた「町屋 清水庵」さんでした。

明治時代に建てられた町家で、十二単をイメージしたカラフルなお餅のしゃぶしゃぶがいただけるお店です。良い匂いは餅しゃぶのカツオだしだったようです。
う～、食べたかった（涙）

町屋 清水庵 グルメ・レストラン

ランチの時間を削って観光続行
徒歩で鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館へ

鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館 美術館・博物館

鳥取を代表する果物「梨」をテーマとしたミュージアムです。

館の中央にはシンボルでもある二十世紀梨の巨木
これ、オブジェではなく本物の梨の木です。
国内最大級の二十世紀梨で木の直径は２０メートルあり、枝は天井を覆うように広がっています。

ガラスケースの中は地下５メートルまで伸びた根っこ

１９９９年当時、この巨木は樹齢７４年でありながら１年間に４千個の見事な果実を収穫出来ました。通常の木は１年間に８００個程度なので５倍の玉数です。

※なしっこ館HPより
http://1174.sanin.jp/

巨木に圧倒されたあとは、こちらも観光案内所で強くオススメされた「梨の食べ比べ」
梨のキッチンギャラリーでは一年中三種類の梨を食べ比べできるんです。この日食べたのは「新興」「王秋」「愛宕」。キッチンギャラリーでは1年中食べられるように冷凍しているそうですが、王秋や愛宕は11月中旬に収穫できる品種だそうで、まさに旬。

中でも王秋はみずみずしくて少し酸味もあり、とても気に入りました。全国旅行支援でクーポン券をもらっていたので館内のショップで５つほど購入、家に送ってもらいました。大きな梨は食べ応えも十分、「鳥取では冷たく冷やして冬の温かい部屋でたべたりしますよ」とショップの方に教えてもらい、ジューシーな梨を堪能しました。

品種や歴史、食べ方や保存方法など、キッチンギャラリーの方にいろいろ教えていただき、梨の奥深さを知った楽しいひと時♪

館内の展示は大人も子供も楽しめるものでした。

最後に屋外の梨ガーデンへ

梨＝秋の果物というイメージを持っていたクッシーにとっては、まだ梨がなっていることもビックリでしたが

ジョイント栽培では1本の木で異なる品種を育てることができると知り驚きました。

そして梨の木の色付いた葉っぱが可愛いこと！　

発見だらけだった「なしっこ館」
めちゃ、楽しかった～

ランチ時間を削って行った甲斐がありました（笑）
ちなみにこの近くではアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」購入が賛否を呼んだ県立鳥取美術館が建設工事中でした。美術館が完成したら、なしっこ館の来場者も増えるかも。

なしっこ館から倉吉駅に戻り、空港連絡バスで空港へ

鳥取空港 鳥取砂丘コナン空港 空港

前日着いたばかりの空港ですが、なんかずいぶん時間が経ったような・・・

空港内のお洒落なアジアンカフェで遅めのランチ

アジアンリゾートラウンジ 陶庵 グルメ・レストラン

コンビニで購入した梨のドリンクがデザート（笑）

15：25 弾丸旅を終え東京へ

16:40 羽田に戻り夢から覚めたよう・・・
でもしっかりパワーチャージできたし、また明日から頑張るか！

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港