ソンクラーは古くからの港町で、マレー半島の東海岸にある南シナ海航路の玄関口でした。<br /><br />ハジャイから車で40分程度の距離なので、日帰りで行ってきました。<br /><br />昔読んだ『深夜特急』に主人公がマレー半島を南下中に立ち寄った美しいビーチの件を思い出して、もう一度読み返したら、小説に描写されたイメージにぴったりのホテルがあったので立ち寄ってみました。

ソンクラー　サミラビーチ

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2023/01/03 - 2023/01/03

27位(同エリア32件中)

エリア

ソンクラー(タイ)

旅行の満足度: 3.0

観光: 3.0

交通: 3.5

夜のハジャイ駅周辺は、駅前の商店も閉まり人通りも少なく閑散としていました。

ハジャイ駅駅
駅から少し離れた所には、ポツンポツンと夜の営業をしている店もありました。
ハジャイを行き来するシンガポールやマレーシア華人達の目的は何なんだろう。
泰南海南会館
恐らくマレーシアから来たであろう印僑の商売人も夜のハジャイを徘徊していた。一緒に来た別のインド人は別室へ。

この町に白人の姿は、余り見かけなかった。
ハジャイの中華系寺院
中華系寺院の壁に描かれているのは中国から渡って来た高僧であろうか。モンスーンの風を受けた船はタイランド湾を横断しソンクラーかチャイヤー辺りに着いたであろう。
寺院を出た所でシーローのドライバーが、親しげに話しかけてきた。
ソンクラーへ行きたいと言ったら、往復1500バーツと返してきた。
ソンクラーへ行く前に、こちらの寺院に寄ってもらいました。

ワットハートヤイナイ寺院・教会
ソンクラーへは、ハジャイ市内中心部から30km
ソンクラーへ
ソンクラーへは一本道。昔はハジャイから鉄道も敷かれていたようですが現在は廃線に。
ハジャイから約40分ほどで、ソンクラーに着きました。
ソンクラー　サミラビーチ

サミラビーチビーチ

サミラビーチ
数日前まで、マレー半島の西海岸（アンダマン海側）のビーチで感じていたそよ風と、ここの東海岸（タイランド湾側）で受ける風の強さが全然違いました。
これが北東モンスーンなのか。帆船の時代、この風に乗ればマレー半島を一気に南下できたのでしょう。
沖に浮かぶ島は、ヌー島。
地元の人魚伝説を再現した銅像
人魚伝説
『星降る夜に人魚が美しい浜辺に座り髪を梳かしていたのを若い漁師が目撃、気付いた人魚はすぐさま海に投入った。若い漁師はもう一度会いたくてずっと待っていたが、人魚は永遠に現れなかった。』
地元の人達がひっきりなしに人魚と記念撮影をしていました
ビーチから見える白亜のホテル
サミラービーチホテル

BP サミナビーチホテル & リゾートホテル
『海岸で最もいい位置に一軒だけ建っている白い瀟洒な外観をもつ建物』
「深夜特急」で主人公が一晩だけ泊まったホテルのイメージにぴったりのホテル
ロビーは閑散としていました。
ホテルはかなり大きい
プールに降りる螺旋階段
ソンクラーは、ハジャイより遥かに歴史のある町で、ソンクラーにある国立博物館にも寄りたかったのですが、残念ながら休館日でした。
ハジャイ市博物館で撮影したマレー半島の古地図

マレー半島を東西に横切っている点線は、帆船の時代マラッカ海峡の通過を嫌った荷主が、半島の東岸と西岸で荷を船から下ろしインド洋と南シナ海間の交易を行っていた時の横断陸路。ソンクラーは東岸の船積み港で栄えていました。