草津温泉　特急草津号で一泊旅行

2022/12/13 - 2022/12/14

草津温泉に全国旅行支援キャンペーンを活用して、特急草津号で行ってきました。
往復の特急草津号の指定券付き乗車券と朝夕食付きのホテル代で一人￥23,500。さらにクーポン￥3,000が付いているので、とってもコスパよく行ってこれました。
上野10時発の列車に乗って、長野原草津口駅まで行き、そこで待っていてくれるバスに乗り込み、草津バスターミナル駅に13時ごろ到着。
まずは草津湯畑まで歩いて、そこからのんびり西の河原温泉に行きました。露天風呂を楽しんだ後は、湯畑の方に戻りながら、途中で白根神社に寄りました。
湯畑の前の大東館に宿泊。
翌日は雪がちらつく中、光泉寺の参拝と、草津温泉の源泉巡りをしてきました。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

草津温泉に行くのに上野駅の14番ホームに行くと、目の前に豪華な観光列車 四季島が停まってました。
私たちが乗る特急草津号は対照的に年期の入った列車です。

上野駅 駅

10時発 特急草津1号は時間より早くホームに入ってきたので、早速乗り込みました。
3号車の指定席、リクライニングできるからゆったり行けました。
グリーン車ではありませんが、一人席も2つありました。

上野駅の構内で駅弁 深川めしを購入。
早めのお昼ごはん用です。
あさりがたくさん入っていて、なかなか美味しかったです。

長野原草津口駅からは草津温泉駅まで連絡バスで行きます。
特急草津号としっかり連絡しているので、手間なく乗り込むことができました。

長野原草津口駅 駅

草津温泉バスターミナルの建物はなかなか立派です。
中にはお土産売り場やレストランなどもあり、時間調整しやすくなっていました。

草津温泉バスターミナル 乗り物

草津温泉駅からは徒歩で湯畑に向かいました。
その後は今回どうしても行きたかった、西の河原露天風呂をめざしました。
湯畑に面したところに西の河原通りと案内表示があったので、散策しながら、まずは西の河原公園に向かいました。

途中、草津ガラス蔵というお店があって、1号館、2号館、3号館と隣り合わせで並んでいました。
2号館の前に三色の可愛いポストが並んでいました。
これは単なるオブジェ⁈なのかな。

草津ガラス蔵 専門店

片岡鶴太郎美術館がありました。
立ち寄りませんでしたが、草津の建物の中では、珍しく現代風の洋風でお洒落な建物でした。

草津 片岡鶴太郎美術館 カフェコーナー グルメ・レストラン

道中、温泉饅頭を配っていたり、煮込んだ椎茸をもらったりしまして、手がベタついてしまったのですが、ちょうどいい所に手洗の湯があったのでさっそく利用させてもらいました。

西の河原公園 公園・植物園

お店が途切れたあたりから、温泉の川が流れるのが見え始めました。

西の河原公園 公園・植物園

道がきちんと整備されていて、とても散策しやすくなっています。
西の河原は、さいのかわら又はにしのかわら と読むそうです。
温泉が強い酸性であることから草木が育たないので、ここの風景は仏教でいう賽の河原を思い浮かべてしまいます。
やはり「さいのかわら」という方が合っているように思いました。

西の河原公園 公園・植物園

西の河原の温泉は独特な透き通った緑色をしています。
これはどうやらイデユコゴメという藻の一種らしいです。
強酸泉で育つなんて大変珍しいそうです。
とても綺麗なエメラルド色です。

西の河原公園 公園・植物園

お地蔵さまが並んでいました。
雪をかぶっているので日本昔話を思い出しました。

こちらは草津穴守稲荷神社(くさつあなもりいなりじんじゃ)
ご祭神は豊受姫命(とようけひめみこと)で食物の神さまです。
イザナミの孫にあたる神様のようです。

草津穴守稲荷神社 寺・神社・教会

西の河原温泉は万代鉱源泉(ばんだいこうげんせん)で強酸性の温泉。
知らずにお湯を顔につけたら、目がとても痛かったので気をつけたほうがいいです。
お湯は透明ですが、露天風呂の湯も透き通った緑色でとても綺麗でした。

西の河原露天風呂 温泉

温泉の滝がありました。
熱いお湯の滝は今まで見たことがなかったので、その湯けむりと滝の流れる音の迫力に圧倒されました。

露天風呂から湯畑に戻る途中に、白根神社の案内があったので、頑張ってこの階段を登ってみることにしました。
白根神社のご祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)です。

白根神社 (草津温泉) 寺・神社・教会

上に登ると雪が積もっていて、人も少なくて神聖な感じがしました。
参拝を済ませてから、ホテルに向かいます。

白根神社 (草津温泉) 寺・神社・教会

今回のお宿は大東館です。
ここの温泉は湯畑源泉だそうです。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

無料で浴衣と帯が選べるようになっていて、これを着て湯畑を歩くといい感じですね。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

部屋は８階の古都という和洋室です。
とても見晴らしの良いお部屋で、これはそこから見た景色ですが、初日はお天気が良くて、山がとても綺麗に見えました。
とても広い部屋でしたが、洋室の方のエアコンの効きが悪かったのが残念でした。
一応ファンヒーターが置いてありました。
このホテルを選択した理由、湯畑が目の前にあり、見晴らしが良さそうだったからです。
ここは洋室が少なく、洋室を選んだら最上階のとても広い部屋に案内されました。
ホテル自体はかなり古いですが、その分お値打ちに泊まれました。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

ホテルに荷物を置いてから、湯畑を散策。
御座之湯は残念ながら休館中でした。
江戸時代からの建物を再現していると聞いたので、行きたかったのですが、入れなくてとても残念でした。

御座之湯 温泉

ここは熱乃湯です。
16:00からの湯もみショーを観てきました。
平日でも何人も並んで待っていました。
人気があるんですね。
お姉さんたちが激しく湯もみをする姿が迫力がありました。

熱乃湯 名所・史跡

湯畑の周りはとても建物がお洒落で風情があります。

左の奥に見えるのが、今回泊まった大東館です。

湯畑 自然・景勝地

草津に歩みし百人。
有名人の名前がたくさんありました。
大好きな落語家の桂歌丸さんの名前もありました。
順番に見て回るのも楽しいです。
日本武尊や源頼朝など、本当に古くから愛されている温泉なのですね。

湯畑 自然・景勝地

クリスマスツリーが素敵な湯畑のイルミネーションです。
大東館の部屋からの夜景です。期待通りの素晴らしい景色です。

草津温泉 湯畑イルミネーション イルミネーション

今回夕食は９階の個室でした。
個室からは外の景色は見えませんでした。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

夕食は食べきれないほどたくさんの量でした。
夫の大好きなすき焼き。お刺身も付いていました。
お肉は上州牛です。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

可愛い柿が乗ったデザート。
モナカに挟まれています。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

翌朝起きてみると、一面 銀世界。
雪がちらちら舞っていました。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

御座乃湯が休館中だったことから、草津温泉を色々調べてみたら、朝早くから入れる無料の共同浴場があると知り、行ってみることにしました。
行ったのは白旗の湯、千代の湯、地蔵の湯で、それぞれ源泉が違うとのことです。
この写真は白旗の湯の外観です。白旗源泉は源頼朝も入ったお湯みたいです。
草津温泉の中は珍しく白濁のお湯で、とても熱いと言われています。
中に入ると二箇所の温度の違う湯船が並んでいました。
低い温度の方は何とか肩まで浸かることができましたが、身体を動かすととても熱いので、じーっとしていました。
せっかくなので熱い方にもトライ。
肩まで勢いよく入ってはみたものの、1秒ももたなかったです。
思わず、アチッ！って叫んじゃった。
お湯は白濁と言われていたので、乳白色みたいな感じを想像したいましたが、身体が透けて見える程度の色でした。

あと千代の湯は朝5時から入れるとなっていたので、7時に立ち寄ってみたのですが、その時は湯船にお湯が少ししか入っていなくて、お湯に浸かることが出来ませんでした。
やむなく足だけ入れてみました。ここは透き通ったお湯でそんなに熱くはありませんでした。

白旗の湯 温泉

二箇所の共同浴場に入ったあと、朝食を済ませて9時30分にチェックアウトしました。

草津温泉 大東館 宿・ホテル

湯けむり亭
江戸時代の共同浴場 松乃湯を再現した東屋
雪のちらつく中、足湯に浸かる人もいます。

湯畑 自然・景勝地

ここは頼朝という漬物のお店。

頼朝 グルメ・レストラン

雪景色の湯畑はとても風情がありますね。
調べていくうちにわかったのですが、草津温泉は何種類も源泉があるようです。
実は私は恥ずかしながら、このことを今まで知りませんでした。
代表的なものは 万代鉱、湯畑、白旗、西の河原、煮川、地蔵　の源泉のようです。
今回の旅行では、出来るだけたくさんの源泉を試してみることにしました。
私が今回行ったのは
万代鉱源泉　西の河原露天風呂　一人700円
湯畑源泉　大東館　宿泊
白旗源泉　白旗の湯　無料
西の河原源泉　西の河原公園足湯　無料
煮川源泉　大滝の湯　一人980円
地蔵源泉　地蔵の湯　無料
正直、温泉通ではないので、私には違いがあまりよくわかりませんでしたが、どこも肌がスベスベになる感じがしました。

湯畑 自然・景勝地

これらの景観は草津温泉を訪れる多くの人を魅了させているのでしょうね。
酸性度を薄めないために、お湯を冷ましているみたいで、湯の花もとれるらしいです。

湯畑 自然・景勝地

湯もみショーを見た熱乃湯の建物は、改めてみるととても素敵な外観でした。

熱乃湯 名所・史跡

こちらは白旗源泉です。

頼朝宮 名所・史跡

白旗源泉の中に鎮座している頼朝宮です。
強酸で錆びてしまったお金がたくさん入っていました。

頼朝宮 名所・史跡

湯畑に面した所に光泉寺に行く階段があります。
光泉寺は日本三大温泉薬師の一つで、創建は721年です。
雪のため階段は怖かったのですが、階段の右側は鉄格子で雪が落ちるようになっていたので、何とか滑らず登ることができました。

光泉寺 寺・神社・教会

山門まで来ると両サイドに仁王像があります。

光泉寺 寺・神社・教会

山門の横に温泉を祀った湯善堂があります。

光泉寺 寺・神社・教会

湯泉観音さまが出迎えてくれます。

光泉寺 寺・神社・教会

こちらが本堂です。左側にあるのは弘法大師の像。

光泉寺 寺・神社・教会

建設中の五重塔が姿を見せてくれました。
どうやら生まれたてホヤホヤのようです。
完成までまだ少しかかるようです。
このほかにも光泉寺にはいろいろ見所のある建物がありました。

光泉寺 寺・神社・教会

光泉寺参拝が終わって湯畑まで降りてきたら、雪の中、湯もみショーのために大行列ができていました。
午前中の方が混むのかな⁈

さて今度は共同浴場の地蔵の湯に来ました。

地蔵の湯 温泉

地蔵源泉がありました。
この周辺は大変綺麗に整備されています。
顔湯もありましたが、あまり湯気は出ていなかったです。、

地蔵の湯 温泉

こちらが地蔵の湯で、目にもいいらしいです。
共同浴場は鍵付ロッカーは無いため、荷物を夫に預けて早速入浴してみました。
浴室内は温泉らしい佇まいで、とても風情がありました。
こちらのお湯も結構熱いので、お湯の中では静かにじーっとしていました。
印象としては、白旗の湯の温度の低い方と同じような温度に感じました。
お湯も少し濁りがあるように感じしましたが、温泉のことはあまり詳しくないので効能についてはよくわわかりません。
温泉通には特に人気があるみたいです。

地蔵の湯 温泉

最後に日帰り温泉、大滝の湯に来ました。
ここでは旅行支援でいただいたクーポンを入場料とランチ代に活用させていただきました。
大滝の湯の温泉には、温度の違う湯船が階段のようになっていて、温度の低い方から順番に入っていくことが出来ます。
ここのお湯は煮川源泉だそうです。
無色透明なお湯でした。

大滝乃湯 温泉

大滝の湯の中にあるレストランで、笹うどんと舞茸の天ぷらをいただきました。
お店の人に「笹うどんは血液がサラサラになるよ」って言われたので、思わず注文しちゃいました。

大滝乃湯 温泉

帰りにバスターミナルのお土産売り場で、残ったクーポンを使ってお土産を購入しました。

草津温泉バスターミナル 乗り物

長野原草津口駅に着きました。

長野原草津口駅 駅

時間はありましたが、さほど待つことなく特急草津4号に乗り込むことが出来ました。
気温が低かったので、早く乗れたのは嬉しかったです。
今回の旅は1日目はお天気が良く、青空を見ながら露天風呂に入り、2日目は雪のちらつく風情のある草津温泉で、温泉巡りができたので、とても満足できる旅行となりました。

長野原草津口駅 駅