一畑電車でGo！～黄昏謎解列車(ﾀｿｶﾞﾚﾅｿﾞﾄｷﾚｯｼｬ)～

2022/11/27 - 2022/11/27

出雲市と松江市を結ぶローカル線『 一畑電車 (ｲﾁﾊﾞﾀﾃﾞﾝｼｬ)』創立110周年を記念して、令和4年11月26日～令和5年1月29日の期間に沿線で謎解きイベントが開催されると聞きつけ、消毒用アルコールを携えて、密を避けて出かけてきました！
令和4年１~2月に開催された前回の謎解きイベントもとても楽しかったので、期待大です((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ
前回の旅行記はコチラ　　https://4travel.jp/travelogue/11738505


※旅行記投稿時点ではイベント開催中なので、一部の駅名等は伏せています。

エリア 出雲市(島根)

今回の謎解きイベントは、スタート地点が出雲大社前駅と指定されています。近くに車を置いて向かいます。出雲大社前駅を含む９駅でパーク＆ライドを利用することができます。

出雲大社前駅 駅

駅舎に入って振り返ると、カラーグラスを通して美しい光が差し込んでいます(*´艸｀*)

昭和5年に開設された駅で、平成８年には国の登録有形文化財に指定されました。

特設コーナーから謎解きブックをひとり一冊いただいたら、イベントの始まりです♪

※前回と違って、謎解きブックはこの駅にしか設置されていませんでした。

謎解きイベント自体の参加費は無料です！
何度か電車を乗り降りするので、お得な一日乗車券を購入します。大人1,600円、小人800円で一日楽しめますヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬｯ

いったん駅舎を出て、真っ赤に色づいた紅葉の横を通って向かった先には。。。

日本最古級の電車「デハニ50形 52号車」が展示されています。同じオレンジ色ですが、隣に停まっているのはこの後乗る予定の1000系の車両です。

一畑電気鉄道 デハニ50形 52号車 名所・史跡

「デハニ50形 52号車」は、車内に入って見学することができますよ。

運転席に座ることもできます(*´艸｀*)

この車両は動きませんが、雲州平田駅では「デハニ50形」の体験運転もできるそうです(要予約)。

高級感あふれる内装ですね～ｽﾃ(・∀・)ｷ♪

出雲大社前駅に戻って謎解きをしたら、次に向かうべき駅が分かります((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ

意外と問題数があって、予定の電車に乗れるか焦りながら謎を解きました(;^_^A 謎解きをする時間が必要なので、乗る予定の電車の発車時刻に余裕をもって到着されることをオススメします。

出雲大社前駅 駅

もちろん自動改札なんてありません。
発車時刻が近づくと駅員さんが出てきて改札口に立ちます。

09：08
オレンジ色の電車で出発進行ーーー！

電車はのどかな田園風景を進みます。
田んぼの向こうに、木造の出雲ドームが見えてきました。

指示された駅で降ります。

ここで残念な光景を目撃…(´Д｀)ｱｾﾞﾝ
同じ駅で降りた、立派な一眼レフを持ったおじさんが、ホームを降りるなり撮影スポットに向かって線路に立ち入っていきました。運行本数の少ないローカル線ではありますが、鉄道会社に多大な迷惑をかける、電車が好きな人なら考えられない行為です(怒)

近くの保育園の隣の線路わきには現役を引退した車両が設置されていて、子どもたちの遊び場になっているようです。

引退した車両のすぐ隣を、現役の1000系車両が走り抜けていきます。

次に乗る電車の出発まで小一時間あったので、少し歩いて向かったのは車窓から見えていた「粟津稲荷神社(ｱﾜﾂﾞｲﾅﾘｼﾞﾝｼﾞｬ)」。

神社の参道を線路が横切っている珍しい場所です。

参道の入り口からは真っ赤な鳥居が続いていて、とってもフォトジェニック(*´艸｀*) ここを電車が横切るので、撮り鉄の皆さんにも人気のスポットです。

赤い鳥居は今年の６月に建て直されたばかりで鮮やかです。

神社側から見るとこんな感じ。
石の鳥居と赤い鳥居の間に、遮断機の無い踏切があります。

少し待っていると、しまねっこ号Ⅱがやってきました！

ガタンゴト～ン ♪

ガタンゴト～ン ♪

再び電車に乗って、一畑口駅へ。

一畑口駅は、平地でスイッチバックする珍しい駅です。
ここで折り返すので、駅名標の隣の駅が片方にふたつ書かれています。

一畑口駅 駅

元々は、この先にも一畑薬師の近くまで線路が続いていました。ところが、戦時中の金属不足により不要不急の路線としてレールの供出を命じられたため、結果的にスイッチバックの形になり、この駅で電車の進行方向が変わることになったそうです。

目のお薬師さまとして知られる一畑薬師の最寄り駅というご縁からか、ホームには目玉おやじ様が(笑)

おやじ様はほかの場所にも設置されていて、かつて水木しげる少年とのんのんばぁが一畑薬師を参詣した際の道筋を指さしているんだとか。気になりますが、片道６キロの上り坂と階段なので断念…(;^ω^)

駅にはレトロなベンチが設置されています 　 ｶﾜ(・∀・)ｲｲ♪

新潟の弥彦線ほどではありませんが、ほぼ１時間に１本の涼しいダイヤなので、ススキが茂る風景を眺めて待ちました。お天気が良くて気持ちいいです(*´ω｀)

ようやく乗りたい方面の5000系の電車がやってきました。

スイッチバックで進行方向が変わります。
運転士さんの方が移動します(笑)

到着～！

東の終点、松江しんじ湖温泉駅です。

松江しんじ湖温泉駅 駅

駅前には足湯もありますよ。
今日は手ぬぐい持ってこなかったな(´ω`；)

宍道湖岸を散策したり、謎を解いたり。

お昼ご飯を食べに「中国山地蕎麦 ふなつ」へ。
13時頃に到着しても10人くらい並んでいる人気店です。私が行列に並んだ途端、お店の方が出てきて暖簾をしまわれました。営業時間は15時までですが、千客万来で蕎麦粉の製粉が追い付かないため、今並んでいる人で閉店ですって。ギリギリセーフ Σ(ﾟдﾟlll)

中国山地蕎麦工房 ふなつ グルメ・レストラン

お店に入ってすぐのレジの後ろで、製粉機がフル稼働中でした。

周りの皆さんはほとんどの方が割子蕎麦を召し上がっていましたが、お天気のわりに寒くて温かいおつゆの蕎麦が食べたかったので、鴨汁ざる蕎麦を注文。
割子蕎麦は蕎麦殻を一緒に挽いた出雲蕎麦ですが、こちらは蕎麦殻を挽かない白っぽいお蕎麦。鴨肉も脂がのっていて美味しかったです (ﾟдﾟ)ｳﾏｰ

松江しんじ湖温泉駅に戻ったら、謎解きの指示どおりに電車に乗ります。

松江しんじ湖温泉駅 駅

電車は再び一畑口駅でスイッチバックし、進行方向が変わります。

スイッチバックの様子を見に来ている人は結構いたのですが、実際に電車に乗ったのは数名…。運行本数も少ないので車で来たい気持ちは分かりますが、あなたの大好きなローカル線は『乗って守らないと無くなっちゃう』んだよ～ ε-(´Д｀)

一畑口駅 駅

一畑電車の本社がある雲州平田駅には、個性豊かないろいろな車両が並んでいます。
1000系のしまねっこ号Ⅱと、奥のオレンジのは2100系かな？

蔵造りの街並みを散策しつつ、日暮れが近づいてきて焦りながら謎を解きました。

沿線のお店などもイベントに協力してくださっています。

電車の待ち時間がかなりあったので一日がかりでしたが、無事にすべての謎を解いて、ゴールの駅にある宝箱を開けてお宝を手に入れることができました(∩´∀｀)∩ﾜｰｲ

出雲大社前駅に戻ってきた頃にはすっかり暗くなり、駅舎のカラーグラスが美しく輝いていました。

たまには電車の旅もいいものですね～　　　(*´艸｀*)♪

出雲大社前駅 駅