2022年　簡易車椅子を押して、石垣島２　竹富島

2022/11/15 - 2022/11/16

コロナ感染者が激減した昨年の１１月末に、足の悪い母（元叔母）と行った石垣島。
　簡易車椅子を押して、石垣島 前編　https://4travel.jp/travelogue/11728728
　簡易車椅子を押して、石垣島 後編　https://4travel.jp/travelogue/11729166

その時に食べた「マグロが美味しかった！また是非行きたい」と９２歳の母が言うので再度訪れることに。
私の妹と暮らす実母（以後ママ表記。母にとっては兄嫁）は今年の春に体調を崩し死にかけたものの、だいぶ元気になり、妹を慰労するためにも一緒にどうかと旅行に誘ってみた。
年が明ければ９３歳になるママが「もうこれが最後の遠出になると思う」と意を決してくれたので、４泊５日の石垣島・竹富島旅行を車椅子２台押して４人で行ってまいりました！

今回の旅行記
2022年　簡易車椅子を押して、石垣島１
　https://4travel.jp/travelogue/11793616
2022年　簡易車椅子を押して、石垣島３
　https://4travel.jp/travelogue/11793711

エリア 竹富島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

石垣島のユーグレナ離島ターミナルからこのフェリーに乗って１０数分で竹富島です。
船内から高那旅館に電話して、車で迎えに来ていただきました。

昨年、日帰りで竹富島に来た時、「一晩でいいから竹富に泊ってみてください」と観光ツアーのドライバーさんに言われ、満天の星を見たくて１泊することに。
ただ、残念ながら雲が厚くて星は数えるほどしか見られませんでした。

高那旅館本館の道を挟んで向かい側が今回泊った別館です。
足の悪い母たちなので、１階であること、ベッドがあること、４人が一緒に泊れることが条件で選びました。
一泊２食付きで一人１４４７５円。

チェックインの１５時まで食事をしたり水牛車に乗ったりして過ごそうと思っていたら、まだ１２時なのに「もう準備が出来ていますからお部屋にどうぞ」と通してもらえてありがたかった！

高那旅館 宿・ホテル

別館１階平屋部分が今夜のお部屋。
軒が伸びていて雨が降っても車椅子にかかりません。
池には金魚がいます。

レトロな寝室。このシングルサイズのベッドは母たちの。

私と妹は隣の和室で布団です。

テレビのある居間。
田舎の親戚の家に来たような懐かしい感じです。
母たちは「落ち着くわ」と和んでいました。
椅子の座面が回転するのも足の悪い年寄りにはGOOD。

もちろん洗面は一つです。化粧品等を置くスペースはほぼありません。

お風呂場は広めで、介護が必要な人にもOK。

トイレはウォシュレット。
水回りはリフォームされていて快適です。

まだお腹が空いてなかったので、母たちを宿に残して私と妹は【レンタサイクル竹ちゃん】へ。
宿泊客は１５００円で２４時間借りられます。

自転車に乗るのは十数年ぶりだという妹。
ところどころ砂にタイヤが取られる場所もあったけど、ほぼ平坦な道なので適度な運動になりました。

まずは西桟橋方向に走り出したものの、夕日の時間に来ようよと（←結局行かなかった）、方向転換してコンドイビーチへ。
雲が多かったので日焼けしないで済んだけど、海の色がイマイチで残念！

コンドイビーチ ビーチ

カイジ浜に到着。
老眼の目じゃ星砂はわからないからと端から諦めてましたが、チェックアウトの際に宿からお土産で星の砂と紅型のコースターを頂きました。

ちょっとだけ海の水に触って宿へ戻りました。

カイジ浜(竹富島) ビーチ

１３時ちょっと過ぎに、高那旅館のすぐそばにある、昨年も母と食べた【かにふ】へ。
ここはランチタイムが１５時までで、店内も広くゆっくりできるし何より重要な点が！

かにふ グルメ・レストラン

八重山そばの『小』があるのです。
少食の私達にはありがたいポイントです。
しかも５００円。

オリオンビールの私以外はみなシークワーサージュース。
とても美味しいと気に入ってました。

八重山そばの小は私達にぴったりサイズ。
それでも母は少し残しちゃったけど。
ほんと、八重山そばはお出汁の味が優しくて、ここのサイコロ状の豚肉とかまぼこの具も美味しく、みんな大満足でした。

水牛車は大盛況で、１５時半まで空きが無いというのでいったん宿に戻り、その時間に戻って乗せてもらいました。
一人２０００円。
昨年母と乗った時はたった２人だったけど、旅割が始まったからか満席でした。
５歳のニーラン君は重くて不満だったのか、時々立ち止まってストライキ（苦笑）。
昨年のマブヤー君はスイスイ歩いて２０分ちょっとだったけど、おかげで３０分以上ゆっくり回ってくれて景色をたっぷり堪能できました。
オニイサンの沖縄民謡もいっぱい聞けたような。

お疲れさまでした、ニーラン君。
重くてごめんね。

少しだけ周りを散策。
『西塘御嶽』ですと。
帰ってから調べたら、竹富島出身で首里城壁などを設計した西塘（にしとう）さんという偉人を祀った御嶽（うたき）だそうな。
砂地は車椅子を押すのが難しいので、早々に散策終了。

西塘御嶽 寺・神社・教会

高那旅館はお料理がおいしいと評判。
ただ量もかなりあるという口コミだったので、チェックイン時に減らしてほしい旨をお願いしたのだけど、減らし方が足りません（苦笑）。

実はこれ、右上のお刺身は少し食べちゃってから写したもの。
ステーキが歯の悪い年寄りには少し硬めだったけど、あとはどれも大変美味しくて残すのがもったいなくて頑張り過ぎた私。
右下のミミガーも「ちょっと苦手なんだけど」と思って食べたら美味しくてビックリ。
中央の煮ものは豚バラの上がパパイヤでした。ややカブに似た食感。
一皿ずつ片付けていったら小鉢３個が入りませんでした。悔しい～

これは朝食です。
前夜の夕食が多すぎてお腹が空いてなかったので、初めから無理な分は横のテーブルに退け、約１人前を母とシェアして食べました。
肉厚な鮭も山盛りゆし豆腐のお味噌汁も、ジーマーミ豆腐も牛蒡の煮物も茄子の天ぷらも青菜も玉子焼きもパイナップルもどれも美味しい。
ただ、私達の朝食には多すぎました orz

チェックアウトが１０時なので、自転車を返しがてら『なごみの塔』へ行ってみようと、妹と二人でお出かけ。
台風に備えた建て方の家。

なごみの塔は今は上れないとのことで、展望台のあるこちらに来たのだけど、やってません。

途中まででもいいや、となごみの塔にやって来ました。
石段を上がったところまでは登れます。

なごみの塔 名所・史跡

少しだけ高台からの眺め。
竹富島らしい景色を目に焼きつけて、自転車を返し、宿に戻りました。

また旅館の車で港に送ってもらい、１０：３０竹富島発のフェリーに乗りました。
またいつか来られる日があるかなぁ。