簡易車椅子を押して、石垣島 　後編

2021/12/01 - 2021/12/03

少食だけど美味しい物が大好きで「先が短いんだから美味しくないものを食べている暇は無いの」という９１歳の今母（元叔母。以後、母と表記）が切望していた石垣島。

私と母との共通の知人が石垣島の人と結婚して住んでいることがわかった３年前から一緒に行こうと約束していたのに、コロナのせいで延び延びになっていました。
感染者数が激減してようやく緊急事態宣言も解除となったため、第６波が来る前にと決行。

繁華街近くのホテルミヤヒラに２泊、部屋から海が見えるフサキビーチリゾートに２泊し、少食二人組が太田胃散を毎食後服用して、食べたかったものをだいたい制覇した４泊５日の旅。

後編は川平湾経由でフサキビーチリゾートへ向かい、２泊した記録です。

エリア 石垣島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

足の悪い母なので、川平湾で砂浜に降りたりグラスボートに乗るのは無理そうだけど、川平湾だけは見せてあげたい、と、前もって、かびら観光タクシーを予約していました。
観光タクシーは唐人墓やバンナ岳なども周って約３時間１１４００円ですが、普通のタクシーなら川平湾経由でホテルミヤヒラからフサキビーチリゾートまでは２０～３０分程度の待ち時間を入れて７０００～８０００円だというのでそれでお願いしてました。

到着した時ちょうど日が差し、まさに観光ＰＲのポスターに使われているままの川平湾の美しさに会えました。
もう、感動！

運転手さんが車を置いてから駆けつけてくれ、いろいろ説明してくれました。

グラスボートは沖縄でも乗ったからいいのよ、と言う母。
たぶん、あの時よりもっと綺麗な海が見えたはずだけど、しょうがないよね。

川平湾の砂浜までは階段と坂を下りなくてはならないので、展望台からの眺めだけでヨシとしよう。

展望台の近くにある『川平真珠養殖場直売店』。
運転手さんからお薦めな気配を感じたため（笑）、丁寧な説明のお礼がてら寄ってみました。
繁華街のお店にあった数千円の真珠のアクセサリーよりはだいぶお高い商品が揃っています。
でも一つとても気に入ったピアスがあり、１２０００円という価格に迷っていたら、母が「旅行の記念だから」とさっさと買ってプレゼントしてくれました。
感謝と共に大切にします！

タクシー代は７０７０円だったので７５００円渡しました。

１５時チェックインのすこし前にホテルに到着。
この広いロビーがリゾートホテル感満点！

フサキビーチリゾート ホテル＆ヴィラズ 宿・ホテル

agoda で格安に取ったフサキビーチリゾート。
平屋のヴィラ棟が多いので、部屋から海が見えるのはビーチフロントの一部と、このガーデンテラスのオーシャンビュールームくらいのはず。
４２㎡で、朝食ビュッフェ（別料金だと一人２７５０円）付きで、２人１泊３２１００円。
１人１泊約１６０００円でこの部屋を取った私エライｗ

フサキビーチリゾート ホテル＆ヴィラズ 宿・ホテル

ネスプレッソもあるけど、胃が弱くてコーヒーが苦手な私は一度も使わず。
上の棚に電気ポットやアイスペールがありました。

洗面所にはアメニティーが揃っています。

泡のハンドソープに、ブラシ・歯ブラシ・シャワーキャップ・髭剃り・コットン・ボディータオル等。

PANPURIの、レモングラスとマンダリンのボディローション・ボディウォッシュ・シャンプー・コンディショナー。
でも、大浴場があったのでこれらは使わず。

広々したバスタブ。

トイレもゆったり。

一休みしてから、ガーデンテラスから海に向かって左手方向にあるウェルネスセンターに向かいます。

私も母も大好きな大浴場。
私達以外誰もいなかったので、ごめんなさいしてコッソリ撮っちゃいました。
だって、どのくらい段差などがあるか、ネットでの画像がどれもわかりにくかったんだもの。

内湯の左側にはジャグジーがあります。

ジャグジーは母でも足が楽に上がる程度の段差。
私の好きなぬるさで、後に母と３０分ほどおしゃべりしながら入っちゃいました。

左手にはサウナもあり。

外の露天風呂もほぼ段差無し。
床も滑りにくいタイプで文句無し。

母も大喜びで翌日もゆっくり入りました。

お風呂から出て一休みして、ディナーは予約していた『琉球新天地』でアラカルト。
コース料理だとメインが出てくる前にお腹がいっぱいになっちゃう少食２人組なので、アラカルトかビュッフェが基本です。

私は紹興酒と、島唐辛子と島ラー油の石垣担々麵１８００円で、辛さが選べるというから一番辛い激辛をオーダー。胃が弱いわりに辛い物が大好きなのです。

ところが、これがもう容赦ない辛さでしたｗ
地元のインド料理屋のカレーで、５番激辛の上のメニューにない６番を頼む私が、一口すすったらむせてむせて、顔中から一気に汗が噴き出した～（笑）。
でも美味しい！美味しい！
もちろん完食して、母がそんなに辛いの飲んで大丈夫なの？と心配するくらいスープもほとんど飲み干しました。

母は小籠包とマンゴージュースを頼み、エビチリを２人でシェア。
税サ込みで計８０００円くらいだったかな。

部屋着というか館内着はこんなの。
これはホテルミヤヒラの方が良かったな。

早々に寝てしまった母を横目に、毎週見ているドラマを観て２４時前に就寝。
ただチャンネルが全然違うので慣れるまで迷ってしまった。

石垣島４日目。
朝は曇ってます。

目覚ましをかけずに目が覚めたら起きるという贅沢。
でも朝食ビュッフェに間に合うようには起きる私ｗ

朝食会場のイシガキボールドキッチンはキラッキラッ輝いて見えました。
あまりに種類が多く、諦めちゃって写真はほぼ撮っていません。

他では見たことのない、右のフランスパンにサーモンとクリームチーズを挟んだサンドが気に入りました。
左のシーフードグラタンも美味しかったな。

さすが高級ホテルは野菜の種類が豊富。

時計回りに１２時から、サーモンとクリームチーズのサンド、海老とイカの炒めもの、生ハム、ズッキーニとキノコ、海鮮グラタン、ハムみたいなのと島豚ソーセージ、ミニクロワッサンに中央が海老餃子。
あとはサラダと、フルーツはドラゴンフルーツにキウイとパイナップル。

紅芋ソフトクリームも盛り放題です。
このレストランのスタッフさんに教えてもらって、昔グアムで食べたウベと紅芋が同じだと知りました。
色が同じだったんで訊いてみた私。

朝食後は広いホテルの敷地を散策です。
どんどん晴れて暑くなってきました。

海側から見たこのフロント棟の左側にボールドキッチンがあります。

海側から見たプール越しのガーデンテラス棟。
３階の左から２番目が私たちの泊った部屋。

夏は子供たちの歓声が凄いだろうと推測できるプールの施設。
上の大きなバケツからバシャーッと水が落ちてくるんでしょうね。

MAPでウエルネスセンターの上方に延びる桟橋がエンジェルピア。

ここで砂地になってしまい、車椅子を押すのに難儀しました。
十数メートルは歩ける母に立ってもらい、一緒に車椅子を押しながら桟橋へ。

透明度の高い海。
１０月中なら入れるのかな。
次に来る時があるなら、台風シーズンの終わった頃に来て、シュノーケリングしたいなぁ。

エンジェルピアの端には二人で鳴らすとずっと一緒に幸せでいられる？というベルが。
母も私も、一応一人ずつ鳴らしてみましたｗ

部屋に戻ってまったり。
ベランダに椅子もあるんだけど、なんせ風が強くって、髪の毛がぐちゃぐちゃになるので室内から眺めます。

売店があると覗かずにはいられない母。

なかなか品揃えが良いショップです。

しかも、おみやげ市場など繁華街のと同価格。

オリオンWATTA２３０円～２５０円、ちゅらWATTA各２７０円など。
ウコンの力やヘパリーゼもあります。

さて、お昼です。
琉球新天地がテイクアウトをやっているというので、出向いてみるとテイクアウトは夜だけですと。はああ？

じゃあ売店でカップ麺でも買うか、とガーデンテラス棟を出たら目の前のアクアガーデンカフェが目に留まった。
たしか石垣牛ハンバーガーがあるはずだ。

外にいたスタッフに「ここ、やってますか？」と訊いて、テイクアウトを頼むことに。

ガーリックシュリンプ＆ライス２０４０円にもそそられたけど、石垣牛クラシックチーズバーガー２０５０円をチョイス。

石垣牛のバーガーはガッツリ系の肉々しさで美味しかったけど、２人でシェアしてもポテトが大量で完食でき～ず。
美味しいのに入らない悔しさともったいなさで・・・・・・（泣）。

その後、また大浴場でなんと２時間も過ごしました。
誰にでも話しかける母につかまった女性とジャグジーで長話したからです（笑）。

フサキビーチ２晩目のディナーはイシガキボールドキッチンのビュッフェを予約してました。

しかし・・・・・・朝食とそれほど大きな差がなく、一人５５００円では全然元が取れない少食２人組。
もし次があるとしたら、夜は２晩とも琉球新天地でアラカルトだな。

でも通された席が朝と違っていて、紅芋ソフトクリームのミックスがある機械を発見。
バニラと紅芋のミックス、マジ美味しい！
朝も絶対食べるぞぉ～

部屋に戻り、売店で買ったチューハイを母にもちびっと分けて乾杯。
「あ～あ、もう終わっちゃう。帰りたくない。ずっとここにいたい」と母。
帰る前夜の恒例なので、旅行前に毎回数か月後の次の旅行をブッキングしておく私。
「次は富士山を見ながら露天風呂に入るんだからね。帰らなかったら次の旅行も無いんだよ」という無茶な理屈でねじ伏せますｗ

石垣島５日目。
帰る日は今までよりも朝から天気。
まるで夏のような空だわ。

またイシガキボールドキッチンで朝食ビュッフェ。
ホテルのスクランブルエッグは大好きなので欠かせません。
サーモンとクリームチーズのサンドも。
ゆし豆腐があったので取ってみたけど、う～ん、特に、別に、って感じかな。

とにかく、ここの朝食ビュッフェは素晴らしい！
あ～あ、もっと胃が大きかったらなぁ。
でもコロナ太りが戻らないから、これ以上食べちゃダメってこともわかってます。

１１時チェックアウトなので、１１時１０分発のシャトルバスで空港まで送ってもらいました。

１１時４０分ごろ空港に到着。
１５時５０分発の便だから時間が有り余り、『琉球マッサージ』の文字を見つけて３０分コース３４５０円を頼みました。

まあまあ上手い施術でした。
母は自分がマッサージを受ける時には必ず私を道連れにしますｗ

またもやまだお腹が空いてなかったけど、搭乗する１時間半くらい前に何か食べておかないと、と。
いしなぎ屋で石垣牛を食べる予定だったけど無理そうなので、八重山そばに変更。

『やいま村』で、やいまそばのレギュラーサイズ６５０円を「少な目で」とお願い。

石垣島最後の食事です。
私は少な目をなんとか完食。母はもちろん完食できず。
最後まで美味しゅうございました。

いしなぎ屋のメニューもアップ。
石垣牛ステーキ丼１８００円、食べる気満々だったんだけどなぁ（苦笑）。

とっても楽しくて美味しい石垣島旅行でした。
ほぼ毎食後、太田胃散を飲んでいたけど、それでも美味しい物が食べたい９１歳と私。

今のところ元気な母は、来年１０月の台風シーズンが終わる頃に再訪を望んでいます。
私ももちろん再訪したいから、ずっと元気でいてね。

羽田に着いたのは１８時半を過ぎた頃。

最寄り駅までの直行バスが１９：５０分にあるのを知ったので、それまで空港で過ごし南国酒家で最後の晩餐。
２１時頃、無事帰宅出来ました。

最後は私が買ったお土産です。
パイナップルケーキも塩ちんすこうも美味しいけど、黒糖があまり好みじゃない私が嵌った『くるみ黒糖』。
そしてバラマキにも使った『石垣の塩ナッツ』が特に気に入りました。
写真に撮り忘れたけど同じタイプの『石垣牛ナッツ　スパイシー風味』も、石垣牛は感じられないもののピリ辛で美味しい。
調味料に関してはこれからチビチビ使う予定。
右端下は竹富島で母が買ったミニタオル。水牛イラストがいかにもで良い記念です。

ここまでお読みくださった皆様、誠にありがとうございました。
来年こそはまたクラビ旅行記を書きたいよ～！