
2020/03/24 - 2020/03/31
714位(同エリア1289件中)
napaさん
今年の春休みは半年前から準備を進め、当初航空券が相当に安く手配できたのでサイパン旅行の予定でした。ところが中国から発した新型コロナウイルス感染症が徐々に全世界に拡散しつつあった時期、感染拡大が早かった韓国での乗り換え便がまず運休に。出発予定2週間前にしてスカイマーク便を取り直し、それはそれで到着時刻が深夜から昼になって少々割高でも楽になったな~と喜んでいましたが、さらにお隣のグアムで感染者が出たことから北マリアナ政府は入国、行動制限を発令。わずか5日前に石垣島に旅先を変更、慌てて日程を練る事態になりました。
現地での天気予報もめまぐるしく変わる不安定な天候で、直前になって翌日のツアーや航空券を予約するという、我が家の家族旅行ではあまり前例のないどたばたで、現地集合の三男が寝坊して飛行機に乗り遅れるというおまけつき。それでも離島の旅を楽しむことができました。
その後全国で感染者が急増、緊急事態発令となり、結果的にぎりぎりのタイミングでした。5月の連休に予定していた屋久島は自粛して取りやめ、早く安心して旅ができる日常が戻ってきて欲しいものですね・・・
3/24 最終便で東京へ、羽田泊
3/25 石垣島一周ドライブ
3/26 マンタシュノーケリング、竹富島
3/27 黒島でサイクリング
3/28 青の洞窟シュノーケリング
3/29 西表島カヌーとピナイサーラの滝
3/30 ガラス体験、与那国島
3/31 帰宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日はソライロmarineさんのツアーで午前はシュノーケリング、昼からは竹富島観光です。まずはどんよりとした曇り空のなか、幻の島といわれる浜島へ。
浜島 ビーチ
-
潮があまり引いていない時間帯なので、砂浜のかなりの部分はまだ海の中ですが、その分上陸している船も少ないようです。海の中も覗いてみましたが、さんご礁ではなく砂と海草の海底で魚も少なく、あまりきれいではありません。
-
厚い雲が切れ、時々薄日が差すようになってきました。海の中に続く砂の道。潮の満ち引きとともに表情を変えていく様子が浮かんできます。
-
15分ほどの滞在のあと、シュノーケルポイントへ。結構揺れます。
-
海上のところどころに灯標が立っていました。浅いさんご礁の海で、航路が決められているようです。
-
海に入った瞬間は寒いですが、ウエットスーツを着ているのですぐに慣れました。年間通してツアーは催行されているので、寒い時期は無料でウェットスーツを貸してくれる催行会社が多いようです。
-
ニジハギ、さんご礁の穏やかな海には色とりどりの魚たちがいました。
-
セナスジベラ、どうしてこんな模様になっちゃったの?
-
ふかふかのイソギンチャクとカクレクマノミ。
-
ブダイのなかま、体に何色持っているのでしょうか。どうしたらこんな色が出るのかほんとうに不思議です。
-
マンタがえさを摂りにくるという、さんご礁が急に深く落ち込んでいるポイントに来ました。日によってウミガメにも会えたり、どちらにも会えなかったり、運次第です。しばらく探しながらシュノーケリングしていましたが見つからず、ガイドさんにも焦りの色が。その時3枚のマンタが姿を見せてくれました!
-
しばらくの間、連なってゆったりと回遊したあと、またどこかへと行ってしまいました。ほんの数分の出来事でしたが、大満足。ガイドさんによると遭遇率は30-40%とのことでした。
-
いつの間にか快晴になった竹富港に到着。ここでようやく一日遅れで三男が合流です。ま、何はともあれひと安心。
-
ブーゲンビリアとさんご礁の石垣。
ツアーには昼食も含まれているので、シャワーを浴びて着替えたあとは指定の食堂へ向かいます。 -
西塘御嶽、数年前に訪れた沖縄本島では御嶽を「うたき」と呼んでいましたが、こちらでは「おん」と言うんですね。直線距離で本島から400km、東京から大阪に匹敵する距離です。同じ沖縄とはいってもかなり文化が違うのを感じました。
-
古い井戸もありました。中をのぞき込んでみると3-4mの深さに水面が見えましたが、真水なのでしょうか。今は海底に水道管が通っているので心配はないそうですが、かつては水の確保は大変だったことと想像されます。
-
昼食会場は席に着くのも順番待ちで時間がかかりました。この時期で激込みなら5月の連休や夏休みはどうなるのでしょう。
水牛車の発着所まで来てみると、水牛たちも昼休みでのんびりしていました。竹富観光センター 名所・史跡
-
合図をすると自分から立ち上がってお仕事です。
-
たくさんのお客さんを乗せて力持ち。石垣に囲まれた路地は内輪をひっかけないように大回りして、上手に曲がっていきます。
-
人口400人に満たない小さな島ですが、伝統を守り年間20を越えるお祭りが執り行われていること、休日や買い出しに船で石垣島に出かけることなど、御者のお姉さんの語る島の暮らしに耳を傾けながら集落をゆっくり進みます。
-
涙そうそうを聞きながら。水牛のゆっくりとした歩みと心地よい三線の音色。
-
私たちを乗せてくれた唯(ゆい)くんは北海道出身。
-
角が横にほぼまっすぐ伸びるアジアタイプと頭の上で丸く曲がって伸びるヨーロッパタイプがいて、唯くんはハーフなのでその中間。今いる水牛たちは北海道生まれかオーストラリ生まれだそうです。
-
水牛はそれぞれに性格が違っているそうですが、さらに個体間の相性もあるようです。
-
水牛車の次は自転車で島を回ります。二階建ての民家の屋上のような、というか屋上そのもの、あかやま展望台より。
あかやま展望台 名所・史跡
-
となりにはいまは上ることのできないなごみの塔
-
強い日差しと民家
-
喜宝院蒐集館、日本最南端の寺院に併設された資料館。誰もいないので、農作物の無人スタンドのように自分で受付に入館料を置いて中へ。
喜宝院蒐集館 美術館・博物館
-
島の暮らしや歴史に関する幅広い展示は見ごたえがあり、たっぷり時間をかけて拝観しました。とくに珍しかったのは藁の結び方で数の記録に使った藁算、昭和10年頃まで古老は使っていたとあります。インカ帝国のキープを思い出しました。
-
西桟橋、夕日の名所として有名な観光地ですが、驚くべきことに本土復帰まではここから長い時間をかけて西表島まで渡り水田を耕作していたそうです。また風土病(マラリアでしょうか)のない隣接する由布島に小屋を建てて寝泊まりしたとあります。
西桟橋 自然・景勝地
-
桟橋から海をのぞくとすぐそばに小さなルリスズメダイが泳いでいました。名前通りのうつくしいさかな。
-
カイジ浜、探してみると結構簡単に星砂が見つかりますが、小さすぎてより分けるのが大変です。露店が出ていて小瓶に詰めて売られていました。
カイジ浜(竹富島) ビーチ
-
住宅裏のやぶに水牛が繋牧されていました。水牛にも非番の日があるとのことだったのでお休みなのかもしれません。
水牛のお世話をし、お客さんを乗せ水牛車を操る人と一頭一頭の水牛は相手が固定されているのかもしれないと思いました。だとすると相棒も今日はお休み。 -
母屋の正面にヒンプンと呼ばれる石垣のある民家。赤い瓦屋根の上のシーサーは大工さんの手作りだそうで、一軒ごとに姿が異なります。
-
自転車の前をよぎったカメどん。午前のシュノーケリングではウミガメに会えませんでしたが、こんなところで遭遇。体長20-30cm、思ったより足が速くどんどん行ってしまいました。
-
自転車を返却して港へ、送迎バスも待っていましたが大した距離もないので歩いていきます。
民家の軒先には貝や星砂がならべられていました。どれでも100円、お代は賽銭箱のような小さな箱に。 -
島のあちらこちらにあった御嶽
-
鳥居の向こうは聖域で入ってはいけないということなのでしょう
-
火番盛、琉球王朝時代に海上の監視をし、のろしを上げて石垣島まで伝える役目を果たしていたそうです。
小城盛 名所・史跡
-
上に登って眺めると道が海まで続いています。
-
石垣の高さはせいぜい5mほどといったところでしょうか、決して高くはありませんが、それでも人力でこの石垣を積むのは大変な労力だったことでしょう。
-
牛の放牧場とデイゴの並木道
-
水牛車のお姉さんはデイゴの花が多い年は台風もたくさん来るという言い伝えがあると言っていました。今年はたくさんの花を咲かせているようですが、果たしてどうなるのでしょう。
-
石垣市街に戻って通りがかった宝飾店の看板猫、店先に座っているのを何回も見かけました。
宿泊しているホテルのすぐそば、海鮮料理・サバニ船で夕食。失礼ながら魚介類は北の海のほうがおいしいものが多い気がします。食後はバンナ公園までホタルを見に行きました。まだ時期的に早いようでそれほど多くのホタルは出ていませんでしたが、ヤエヤマホタルの点滅の早い光を観察できました。
つづく・・・
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
二転三転ぎりぎりの八重山諸島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、快晴の石垣島(1、2日目)
2020/03/24~
石垣島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、マンタと竹富島(3日目)
2020/03/24~現在の旅行記
竹富島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、牛の島・黒島(4日目)
2020/03/24~
西表島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、青の洞窟(5日目)
2020/03/24~
石垣島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、マングローブカヌーとピナイサーラの滝(6日目)
2020/03/24~
西表島
-
二転三転ぎりぎりの八重山諸島、最果ての与那国島へ(7、8日目)
2020/03/24~
与那国島
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
竹富島(沖縄) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 二転三転ぎりぎりの八重山諸島
0
44