2022/11/19 - 2022/11/19
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morino296さん
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8年ぶりに晩秋の称名寺を訪ね、短時間でしたが黄金色に輝く浄土庭園を楽しませてもらいました。
また、県立金沢文庫で開催中の運慶展も鑑賞することが出来ました。
(運慶展は11月27日までです。)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 私鉄
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称名寺 惣門(赤門)
明和8年(1771)再建の朱塗りの四脚門。
京浜急行金沢文庫駅から徒歩15分ほどで称名寺へ到着。 -
称名寺 塔頭光明院の表門
赤門から参道を歩き左手にある門で寛文5年(1665)造営。
光明院は五つの塔頭の一位で、この表門は、小規模な四脚ですが、
造営年代が分かる横浜市内で最も古い建造物だそうです。(解説より)称名寺塔頭光明院表門 名所・史跡
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称名寺 仁王門
文政元年(1818)再建。
高さ4mの木像金剛力士像は元亨3年に造られた県重要文化財。 -
称名寺 阿字ヶ池に写りこむ大イチョウの黄葉
仁王門の横の入り口から境内に入ると、目の前に広がる阿字ヶ池が広がり、
池の周りには、樹齢800年を越える大イチョウの古木が並びます。 -
称名寺 阿字ヶ池に架かる反橋と金堂(浄土庭園)
称名寺は、北条氏の一族である金沢北条氏の祖、北条実時(1224-76)の開基。
創建時期は定かでないが、正嘉2年(1258)実時が六浦荘金沢の居館内に建てた持仏堂(阿弥陀堂)がその起源とされます。
浄土庭園は、元応2年(1320)金沢氏3代貞顕の代に整備され、昭和62年(1987)に復元されました。 -
称名寺庭園の解説
庭園は、金沢貞顕の時代の文保3年(1319)から
翌年の元応2年にかけて造られた浄土庭園。
苑池は金堂の前池として、浄土思想の荘厳のために設けられたもので、
南の仁王門を入り、池を東西に二分するように中島に架かる反橋と平橋を渡り金堂に達するようになっています。
このような配置は、平安時代中期以降盛んになった、浄土曼荼羅の構図に基づき造られた浄土庭園の系列にあたるもので、称名寺の庭園は、時代的に浄土庭園の基本的な形態を残す最後のものとして、庭園史上高い評価を得ています。 -
称名寺 阿字ヶ池に架かる反橋
昭和53(1978)年度から昭和62年度までの10年間にわたり
史跡の中心に位置する庭園苑池の保存整備事業が実施されました。
その後、平橋・反橋は、腐食が進んだため
平成19(2007)年度から翌年度にかけて架け替えられました。 -
称名寺 反橋の上から眺めるイチョウ
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称名寺 反橋の上から見る阿字ヶ池の右側
アオサギが魚をとっていました。 -
称名寺 反橋の上から見る阿字ヶ池の右側
この池では野鳥も楽しむことが出来ます。 -
称名寺 反橋の上から見る阿字ヶ池の右側
池の奥、木の枝にカワセミがいました。 -
称名寺 反橋の上から眺める大イチョウ
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称名寺 反橋の上から見る平橋と金堂
山号は金沢山(きんたくさん)、
真言律宗、金沢北条氏一門の菩提寺。
実時の孫・貞顕の時代には三重の塔を含む七堂伽藍を完備した
大寺院だったそうです。 -
称名寺 金堂
国指定史跡 称名寺境内の解説より
金沢山称名寺と号し、真言律宗の別格本山として西大寺末の律院で、本尊には木造弥勒菩薩立像(鎌倉時代)が安置されています。
金沢北条氏一門の菩提寺で正嘉2年(1258)、金沢氏の祖と称されている北条実時(
1224-1276)が六浦荘金沢の居館内に営んだ持仏堂から発したと推定されています。
その後、称名寺の基礎が定まるとともに伽藍の整備が着手され、実時の子、顕時(1248-1301)の時代には、弥勒堂、護摩堂、三重塔などが建立され、さらに顕時の子、貞顕(1278-1333)は伽藍の再造営を行い、元亨3年(1323)には、苑池を中心としてに荘厳された金堂をはじめ講堂、仁王門など、七堂伽藍を備えた壮麗な浄土曼荼羅をに基づく伽藍を完成させました。
しかし、元弘3年(1333)、北条氏の滅亡により鎌倉幕府の滅亡を契機として伽藍の維持が困難となり、江戸時代に入ると創建当時の伽藍の姿を失いました。
大正11年、称名寺の内界である中心区域が国指定を受け、更に昭和47年、境内背後の丘陵を含めた範囲が指定されるとともに、昭和62年、庭園苑池の保存整備事業が行われました。
金堂:天和元年(1681)再建、本尊は弥勒菩薩(重要文化財)。称名寺 寺・神社・教会
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称名寺 釈迦堂
文久2年(1862)建立。称名寺 寺・神社・教会
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称名寺 金堂の前にある鐘楼
この鐘楼は、歌川広重が描いた金沢八景のひとつ「称名の晩鐘」です。称名寺 寺・神社・教会
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称名寺 阿字ヶ池の脇の大イチョウ
足元には銀杏が沢山落ちていました。 -
称名寺 阿字ヶ池の脇の大イチョウと反橋
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称名寺 阿字ヶ池の脇の大イチョウと平橋・反橋
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称名寺 阿字ヶ池の脇の大イチョウ
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史跡 称名寺 阿字ヶ池の全景 14:45頃
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金沢文庫へのトンネル
このトンネルを潜ると、神奈川県立金沢文庫があります。 -
県立金沢文庫 運慶展
800年遠忌特別展
金沢文庫は、我が国で現存する最古の武家文庫で、
金沢北条氏の歴代が蓄積した文書・記録・和漢の典籍が保管されていました。
現在の県立金沢文庫は、平成2年に完成、
数々の国宝・文化財の絵画・古文書等が展示されています。神奈川県立金沢文庫 美術館・博物館
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県立金沢文庫で開催されている運慶展のパンフレット(表面)
没後800年を迎える運慶について
最新の研究成果から大仏師運慶と鎌倉殿・三浦一族の関係を読み解く -
県立金沢文庫で開催されている運慶展のパンフレット(裏面)
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称名寺のイチョウ 15:25頃
運慶展を鑑賞し終わると、日は西に傾いていました。 -
称名寺 阿字ヶ池と反橋
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称名寺 大イチョウと阿字ヶ池に架かる反橋
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称名寺 夕日を浴びて金色に輝く反橋 15:30頃
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晩秋の称名寺 阿字ヶ池越しの反橋と金堂
久しぶり(8年ぶり)に晩秋の称名寺を訪ね、
短時間でしたが浄土庭園を楽しませてもらいました。
(おしまい)称名寺 寺・神社・教会
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