2022/11/04 - 2022/11/04
194位(同エリア1215件中)
CITさん
11月初頭の紅葉シーズン後半にワシントンD.C.を訪れてきました。
秋のワシントンD.C.は思っていた以上に紅葉が美しい上に、観光客も少なく落ち着いて観光をする事が出来ました。
また、円安の為にアメリカ旅行はなかなか厳しい時期ですが、ワシントンD.C.の観光名所のほとんどは無料で観光可能な為、旅費をかなり抑える事が出来ました。
航空券は、10月にエコノミーで購入したクアラルンプール⇒東京⇒ワシントンD.C.往復の内、東京とワシントンD.C.部分を使用しています。
■旅程(この旅行記は★のついた日程について)
0日目 羽田(前泊)
1日目 羽田⇒ワシントンD.C.
NH102 HND10:50 ⇒ IAD10:20
★2日目 ワシントンD.C.
3、4日目 ワシントンD.C.⇒羽田
NH101 IAD 18:30 ⇒ HND21:45(+1)
■宿泊先
・京急EXイン羽田
・Residence Inn by Marriott Arlington Rosslyn
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
翌朝。
時差の関係で朝3時ごろに目が覚めました。
6時半に朝食会場へ。Residence Inn Arlington Rosslyn ホテル
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典型的なアメリカンブレックファーストです。
正直あまり美味しくはありませんが、食費節約の為に出来るだけ食べておきます。 -
部屋に戻ると、7時過ぎから明るくなってきました。
想定外に霧が凄いです。 -
7時半頃にホテルを出発。
今日は、ナショナル・モールの東側にある、ワシントン記念塔、国立航空宇宙博物館、連邦議事堂、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、国立自然史博物館を回ります。 -
それにしても結構な霧です。
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遠くの車も霞んでいます。
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徒歩数分で最寄りのRosslyn駅へ向かい、そこからメトロで10分ほどでSmithsonian駅へ。
駅の構造が他の駅と全く一緒です。スミソニアン駅 駅
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外の出ると、ナショナルモールも霧に包まれていて、全容が分かりません。
ただ、これはこれで幻想的で美しいです。 -
ワシントン記念塔も霧の中にかすかに見えます。
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ワシントン記念塔とワシントン・モニュメント・ロッジ。
ワシントン記念塔はエレベーターで展望台に登る事が出来ますが、予約が必要です。ただし、Webでの事前予約は既に暫く先まで埋まっており予約出来ず。
ただし、ワシントン・モニュメント・ロッジでは、当日の8時45分から早い者勝ちで整理券の配布がある為、8時15分にやってきました。 -
既に10人近くが並んでいます。
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15分ほど待つと、私の後ろにも結構な数の人が並んでいました。
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が、いよいよ8時45分になっても窓口が開きません。
すると、8時50分ごろにレンジャーがやってきて、「皆集まってくれ」と言い出し、嫌な予感がすると、「今日は技術的な問題で展望台へのチケットは配布されない。恐らく明日は配布されるだろう」と…。
並んでいた人たちからは「Wow...」といかにもアメリカらしい感嘆の声が漏れました。 -
よくよく見ると窓口にも「The Washington Monument is closed for repairs today.」と小さな張り紙がしてありました...。
行列が出来ていたので流石にそれは確認せずに列に並んでしまいました。 -
翌朝再チャレンジする事も可能ですが、他にも行きたい場所があるので、諦めることにして、せめてワシントン記念塔に近づいてみます。
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入り口。
かなり立派なオベリスク形状の建物でした。ワシントン記念塔 建造物
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10時に国立航空宇宙博物館の予約がしてある為、東に向かって進みます。
(大半のスミソニアン博物館は予約無しで入れますが、国立航空宇宙博物館のみは無料の事前予約が必要でした)
大学っぽい構造のスミソニアン協会本部の横を通過。 -
近代美術館のハーシュホーン博物館。
改修中のようですが、随分と攻めたデザインの幕で覆われていました。 -
モールの先にはアメリカ合衆国議会議事堂。
前回の大統領選挙時に襲撃された建物です。 -
続いて国立航空宇宙博物館。
本当に開館しているのか不安になる程に大規模な改修が行われています。
開館まで30分ほどあるので議会議事堂の方へ向かってみます。 -
議会議事堂の前の芝生に、赤白緑色の国旗と人物の写真が大量に並べられていたので何かと思ったら、イラン政府の弾圧に対する非難と、犠牲者の追悼のモニュメントでした。
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アメリカ側のプロパガンダも含まれているとは思いますが、老若男女問わず、大量の犠牲者の写真が並んでいると心苦しいものを感じます。
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更に議会議事堂方面へ進みます。
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正面のリフレクティング・プール沿いの議会議事堂。
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リンカーン記念堂の前のリフレクティング・プールと同様、鴨が沢山いました。
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国立航空宇宙博物館の開館時間が近いので、そちらへ向かいます。
途中に見えたのは、国立アメリカ・インディアン博物館。
「ネイティブ・アメリカン」表記ではなく、「インディアン」表記なんですね。国立アメリカ インディアン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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周囲にはネイティブ・アメリカンの文化を想起させる展示がされていました。
今回は訪れませんでしたが、次の機会に訪れてみたいものです。 -
国立航空宇宙博物館に到着。反対側も大規模改修中。
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開館前にかなりの大行列が出来ていましたが、開館と同時にどんどん吸い込まれていき、スムーズに入館できました。
入り口で予約の有無をしっかりと確認されました。国立航空宇宙博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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エントランス。
ワクワクさせるディスプレイです。 -
いきなり航空機の展示があります。
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かなり大きな展示スペースです。
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ところが、全館マップを見ると大半のスペース改修中で、今見られる場所は半分もなさそうでした。
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最初に、"AMERICA BY AIR"エリアへ。
入り口に展示されている機首は、何故か欧州のエアバス機です。 -
様々な歴史ある航空機が吊り下げられて展示されています。
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ダグラスDC-7。
ダグラス・エアクラフト社が開発した大型レシプロ旅客機で1953年に運用開始されたものです。 -
現在の旅客機と比べても遜色ありません。
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内側にも入る事ができます。
コクピットの計器類には若干歴史を感じますが、基本的な構造は変わっていないように思います。 -
客席。
カーテン付きで向かい合わせになっており、昔の特急列車に似ています。 -
続いて、"EARLY FLIGHT"エリアへ。
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ライト兄弟が製作した航空機が展示されています。
これが世界で初めて飛んだ飛行機かと暫く感動して見とれていましたが、よくよく説明文を見ると、初飛行から6年後に作られた軍用目的の飛行機でした...。 -
続いて、”DESTINATION MOON”エリアへ。
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いきなり、アポロ11号の実物が展示されていました!
コントローラなので月面に着陸した訳ではありませんが、月を周回し、地球に戻って来た機体です。これも感動して暫く見とれていました。
こんな小さな機体で月まで行ったとは本当に驚きです。 -
アポロ11号打ち上げ機のエンジン。
かなり巨大です。 -
修学旅行or校外学習っぽい高校生ぐらいの学生も多くいました。
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宇宙食のサンプル。
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ニール・アームストロングが月面に第一歩を記した際の模型。
注目度が高いようでかなりの人が写真を撮っていました。 -
ニール・アームストロングが月面に降り立った際の靴。
とんでもなく貴重な歴史上の物がいたるところにさりげなく展示されています。 -
隣のフロアへ。
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ここでは主に太陽系の惑星についての展示がされています。
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エッチングされたガラス プレートで星を再現した作品。
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ボイジャーに搭載した宇宙人向けのメッセージを記載したレコード。
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つづいて"NATION OF SPEED"へ。
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"CHEVROLET CORVETTE"などのスポーツカーが展示されていました。
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続いて、有名なジャンボ機B747へ。
機首部分のみが展示されています。 -
コクピット。
旧式の機体なので計器類もかなり歴史を感じます。 -
B747を出て左に向かうと、アルベルト・アインシュタイン・プラネタリウムがあり、その上にはスター・ウォーズのXウイングの大きな模型が展示されていました。
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休憩がてら、アルベルト・アインシュタイン・プラネタリウムへ。
ここは有料で9USD支払いました。 -
プラネタリム内部。
太陽系に関する興味深い内容のプログラムでした。9USDの価値は十分にあると思います。 -
続いて”Wright Brothers”エリアへ。
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1903年に世界で初めて飛行に成功した航空機Wright Flyer号の実物!
なかなか感慨深いものがあります。
尚、最初の飛行は僅かに59秒間で260mぐらいしか飛ばなかったらしいですが、航空史上における人類の貴重な第一歩ですね。
一方、布が最近張り替えられている為、新しく見えてしまいます。先程勘違いをした1909年製造の飛行機は張り替えられていおらず、色あせていた為、そちらの方が「らしさ」を感じます。 -
一周したので最後にギフトショップへ。
ジョー・バイデン大統領と、アジア人初の副大統領のカマラ・ハリスのポストカードが販売されていました。
日本にはなかなかない考えですね。 -
何故か第二次世界大戦時のプロパガンダポスター、"We Can Do It!"のグッズが沢山売られていました。
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3時間強滞在して外に出ると未だに長蛇の列。
無料とは思えないほど圧倒的な展示内容でした。 -
続いて、14時にツアーの予約をしている議会議事堂に向かいます。
尚、予約必須のツアーは大人気のようで、公式の予約サイトを見ると数週間先まで予約で埋まっており、たまたまキャンセルが出た瞬間になんとか予約できました。
ただ、その後何度か予約HPを見ていると、たまに開放される事もあったので、ツアーに参加したい人は頻繁にHPをチェックするば予約出来る可能性は十分にあると思います。私もより都合の良い時間へ変更する事が出来ました。 -
朝とは打って変わって快晴に。
リフレクティング・プールに映る議事堂も映えます。 -
ツアーの入り口である背面へ。
アメリカ合衆国議会議事堂 現代・近代建築
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ここで厳重な荷物チェックがありました。
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内部へ入ります。
中央には、議会議事堂の上部に置かれているものと同じ、自由の像が。
カウンターで予約した内容をプリントアウトしたものを見せると、チケットと引き換えてもらいました。ツアーの開始時間をプリントしたシールを胸に貼る方式です。 -
ツアーの開始時間まで少々余裕があるので、周辺を散策。
各州の偉人の像が並んでいますが、流石はアメリカ、バラエティが豊かです。
これはコロラド州代表のジャック・スワイガート。月に飛行した24人の内の一人です。
彩色されており、金属も使っているので、もはや銅像の域を超えたリアルさですが(笑) -
こちらはワイオミング州のワシャキー。
ネイティブアメリカンの指導者です。 -
ハワイ州のカメハメハ大王。
この並びの中では、おそらく日本人が一番見慣れている人物ですね。 -
アラバマ州からはヘレン・ケラー。
なかなかの多様性でした。 -
自由の像。
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ツアーの開始直前にシアターの前で待ちます。
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シアターへ。
アメリカの歴史に関する短いムービを全員で鑑賞しました。
最後に拍手が起きるのは流石はアメリカと言った感じです。 -
ムービー鑑賞後はガイドに付いて議事堂内部を回ります。
先ずは円形大広間のロタンダへ。
議事堂のドームの真下に当たる場所で、合衆国に貢献した人が亡くなった際に棺が置かれる場所でもあります(歴代の大統領や、最近では20年に亡くなったギンズバーグ判事など)。 -
ロタンダの上部。
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ロタンダにも各州の著名人の銅像が置かれていました。
ミズーリ州からはハリー・トルーマン大統領。原爆投下の最終判断を下した人物なので、日本人からすると複雑な思いです。 -
グラント将軍とリンカーン。
こちらは功績が高いのか、州代表枠としてではなく展示されていました。 -
カンザス州のドワイト・D・アイゼンハワー大統領は軍服姿。
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続いて、旧上院議場へ。
議会議事堂の中で最も古い部分の 1つです。ここでは立ち止まる事は出来ず、歩きながら見学。想像以上に狭い場所でした。 -
反対側。
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銅像が多すぎて、すべての名前は確認できませんでした。
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アメリカの多様性を意図的に強調しているように感じました。
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再びロタンダを抜けてツアーは終了。
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最後はギフトショップへ。
全体的に値段は高めですが、小さな星条旗が1USDだったのでそれを買ってみました。 -
食堂も併設されています。
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議会議事堂の外へ。
これだけのツアーが無料というのも凄いです。50USDぐらい要求されても文句はない内容でした。 -
反対側にはアメリカ議会図書館。
近くには最高裁判所もありました。 -
続いてワシントン・ナショナル・ギャラリーへ向かいます。
ただし、現時点で16時前ですが、ワシントン・ナショナル・ギャラリーは17時に閉館する為、見られるのは1時間程度です。
この辺りはリスが多いです。 -
リフレクティング・プールでは鴨が潜って餌を探していました。
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議事堂の前のイランの弾圧に対する抗議のモニュメントの前を再び通過。。
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イラン国旗とアメリカ合衆国議事堂が並ぶというのも、なかなかレアな光景に感じます。
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ワシントン・ナショナル・ギャラリーに到着。
ナショナルギャラリー オブ アート 博物館・美術館・ギャラリー
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裏手から中へ入ります。
簡単な荷物チェックが有りました。 -
美術館の鑑賞方法としては適切ではありませんが、時間がないので駆け足で回ります。
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ラ・トゥールの代表作、『改悛するマグダラのマリア』。
暗がりの中の光の描き方が秀逸に思います。 -
狼の乳を吸うロムルスとレムスの像。
ローマの建国神話の図ですね。ローマでも同じものを見た記憶があります。 -
続いてヨハネス・フェルメールの展示エリアへ。
世界に35点前後しか作品が残っていませんが、ここには4作品もあります。 -
先ずは『手紙を書く女』。
典型的なフェルメールの構図です。 -
『天秤を持つ女』。
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『フルートを持つ女』と『赤い帽子の娘』。
フェルメールの絵は基本的にかなり小さいですが、これらは特に小さかったです。 -
この2枚はフェルメールの手によるものではなく、模倣されたものらしいです。
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ジャック・ルイ・ダヴィッドの『書斎のナポレオン』。
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クロード・モネの『散歩、日傘をさす女』。
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フィンセント・ファン・ゴッホの『自画像』。
ゴッホの自画像は多く書かれていますが、これは最晩年の物でF626にあたります。 -
1時間では駆け足でこれぐらいしか見られませんでしたが、主要な作品は見られたので概ね満足です。
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ワシントン・ナショナル・ギャラリーを後にして、隣の国立自然史博物館へ向かいます。
ただし、国立自然史博物館も17時30分に閉館する為、見られるのはたったの30分程度。 -
映画『ナイト ミュージアム2』の舞台にもなった博物館です。
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入り口から西側を見ると、ワシントン記念塔の横に虹が出ていました。
そしてその横にはロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港に離着陸する航空機。 -
中へ入ります。
シンボルにもなっているアフリカ象の剥製、ヘンリー。
1959年に公開されたものです。粘土を14tも使っているのだとか。 -
先ずは恐竜エリアへ。
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動きを再現したリアルな展示です。
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首長竜。
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これだけの巨大な化石が一同に会しているの場所はそうないのではないでしょうか。
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巨大な亀の化石。
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短時間でしたが十分に堪能できました。
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続いて人間の起源エリアへ。
およそ600万年前に人類は歩き始めたそうです。 -
かなりリアルな原人の再現模型。
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続いて剥製エリアへ。
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ここも実際の動きを再現したリアルな展示がなされていました。
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40分程度滞在して国立自然史博物館を後にします。
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近くのベンチで暫し休憩。
ランニングをしている人が非常に多いです。 -
ワシントン記念塔の向こうに日が沈んでいきました。
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日が暮れるとライトアップが始まりました。
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近づいてみます。
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アメリカ国旗とワシントン記念塔。
ワシントン記念塔 建造物
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この時間でも人が多かったです。
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遠くにはライトアップされた議会議事堂。
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周辺には軽食を販売する車が多くおり、それぞれ軽快なオルゴールのメロディーを流していましたが、何故か日本の曲が多く、サザエさんのテーマも含まれていました。何故?
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地下鉄でホテル近くのRosslyn駅に戻ります。
夕食は、割と評判の良い&pizzaへ。 -
注文するとその場で生地を伸ばし焼いてくれました。
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テイクアウトしてホテルで頂きました。
なかなか美味しく、これで13.52USDなのでコストパフォマンスは高かったです。
昨日に続いて、今日も10km以上歩き、かなり疲れました。
風呂に入ってからすぐに就寝。
③アーリントン国立墓地、ウドバー・ハジー・センター(航空宇宙博物館別館)へ続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11790987Residence Inn Arlington Rosslyn ホテル
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