2022/11/05 - 2022/11/06
3位(同エリア17件中)
CITさん
11月初頭の紅葉シーズン後半にワシントンD.C.を訪れてきました。
秋のワシントンD.C.は思っていた以上に紅葉が美しい上に、観光客も少なく落ち着いて観光をする事が出来ました。
また、円安の為にアメリカ旅行はなかなか厳しい時期ですが、ワシントンD.C.の観光名所のほとんどは無料で観光可能な為、旅費をかなり抑える事が出来ました。
航空券は、10月にエコノミーで購入したクアラルンプール⇒東京⇒ワシントンD.C.往復の内、東京とワシントンD.C.部分を使用しています。
■旅程(この旅行記は★のついた日程について)
0日目 羽田(前泊)
1日目 羽田⇒ワシントンD.C.
NH102 HND10:50 ⇒ IAD10:20
2日目 ワシントンD.C.
★3、4日目 ワシントンD.C.⇒羽田
NH101 IAD 18:30 ⇒ HND21:45(+1)
■宿泊先
・京急EXイン羽田
・Residence Inn by Marriott Arlington Rosslyn
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日目。
前日と同じ6時半に朝食会場に行ったら誰もおらず...。
不思議に思っていると、Weekendの土日は7時からだったようです。
7時に出直し、軽く朝食を頂きます。Residence Inn Arlington Rosslyn ホテル
-
7時半ごろにホテルを出発。
今日はアーリントン国立墓地と国立航空宇宙博物館の別館であるスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターへ行き、その後で夜便で帰国します。
先ずはアーリントン国立墓地へ。ホテルから歩いて10分程度の距離です。 -
昨日の霧模様とは打って変わって晴れており、朝焼けが美しいです。
-
南方面へ暫く歩くと、合衆国海兵隊記念碑が見えてきました。
-
また、ワシントン記念塔も見えます。
-
更に近づくと、大きな黒い車が複数台停車しており、体格のいい黒服の男性が数人いました。
最初は、墓地を訪問する政治家とボディーガードかと思いましたが、もしかしたらアーリントン国立墓地への遺体埋葬待ちで開園を待つ、霊柩車と葬儀関係者だったのかも知れません。 -
合衆国海兵隊記念碑へ到着。
第二次世界大戦中の1945年2月23日にジョー・ローゼンタールによって硫黄島で撮影された報道写真「硫黄島の星条旗」をモチーフにした海兵隊の記念碑です。
かなり巨大です。海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑) モニュメント・記念碑
-
「硫黄島の星条旗」の構図では、こちらが正面にあたります。
この像のモチーフになっている6人の内、戦後まで生き残ったのは3人だけだったらしく、硫黄島の戦いが如何に激しかったかが伺い知れます。 -
周辺の芝生からは靄が発生していました。
-
Netherlands Carillon。
1945年のナチスドイツからのオランダの解放と経済援助に対するアメリカの貢献に感謝し、1950年代に、オランダからアメリカへ贈呈されたカリヨンです。 -
アーリントン国立墓地は8時30分開園なので、周辺で少し待ちます。
遠くに、リンカーン記念堂、ワシントン記念塔、議会議事堂が綺麗に見えました。
三脚を使って熱心に撮影している女性がいました。 -
日が登って来たので再度、合衆国海兵隊記念碑へ。
海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑) モニュメント・記念碑
-
8時30分に北側の門に行きますが、開く気配がありません。
-
仕方なく、ハイウェイとアーリントン国立墓地の間の道を南に歩いて正面入口に向かいます。
-
紅葉の向こうに等間隔に並んだ墓地が見えました。
-
10分ほど歩いてアーリントン国立墓地の正面入口へ。
-
荷物検査を経て内部へ。
北側の入り口は一般客はそもそも通れず、この正面口からしか入場出来ないようでした。
エントランスにはギフトショップもあり、完全に観光地です。アーリントン国立墓地 史跡・遺跡
-
内部へ。
退役軍人らしき老人が軍服を来て杖をついて歩いていました。 -
先ずはランドマークであるアーリントンハウスへ向かいます。
-
全て同じ墓石で統一され、等間隔に並ぶ様子は美しさを感じますが、この墓石の一つ一つの下には主に戦士した人が眠っていると思うと、その数の膨大さに驚きを感じます。
-
ここも校外学習の定番スポットのようで、学生らしき集団とガイドをよく見かけました。
-
南北戦争時のリー将軍の邸宅である、アーリントンハウスが見えてきました。
-
アーリントンハウスが建つ丘の麓には、ジョン・F・ケネディとその妻、ジャクリーン・ケネディの墓がありました。またその左右には流産してしまった子供と、生まれて2日で亡くなった子供の墓も並んでいます。
墓の奥には、炎が灯っていますが、これは半世紀以上に渡って灯され続けているそうです。 -
そのすぐ近くには、JFK同様に若くして政治家として暗殺された、弟のロバート・F・ケネディの墓。
-
更には末弟のエドワード・ケネディの墓。
上院議員を務めましたが、この方は天寿を全うされています。 -
更に、その隣には第二次世界大戦中に戦士した、長兄のジョセフ・P・ケネディ・ジュニアの墓。
-
紅葉の奥に、白い墓石が延々と続きます。
-
Major General Phil Kearny statueという銅像。
-
丘をぐるっと回って上り、アーリントンハウスへ。
-
時間によっては、レンジャーのトークが聞けるようです。
-
アーリントンハウスに到着。
-
ここからは少し逆光ではありますが絶景を望めました。
-
紅葉が美しいです。
-
中へ入ってみます。
入り口にいたレンジャーにいきなり「なにか質問はあるか?」と聞かれましたが、まだ中に入ってないので特に何も思いつきませんでした。 -
当時の調度品がそのまま展示されています。
かなりの大豪邸である事が分かります。 -
外へ。
逆光で分かりづらいですが、国防総省の建物、ペンタゴンが見えました。 -
続いて無名戦士の墓方面へ向かいます。
-
紅葉が美しく、ハイキングコースのようにも見えます。
-
しかし、どこまでも続く墓石を見るとここが墓地である事を否応なしに実感します。
この辺りは第二次世界大戦中に亡くなった方の墓石が多かったです。 -
暫く進むと、2回のスペースシャトルの墜落事故で亡くなった宇宙飛行士と、1980年にイランで起きたアメリカ人人質事件の救助の際に命を落とした軍人の慰霊碑が並んでします。
-
左は1986年の起きたチャレンジャー号爆発事故の慰霊碑記念碑。
見つかった遺体の一部はこの記念碑に埋葬されているそうです。
亡くなった飛行士の顔が刻印されていますが、一番左は日系人のエリソン・ショージ・オニヅカ大佐のものです。 -
こちらは、2003年に起きた、コロンビア号空中分解事故の慰霊碑。
-
快晴の空と紅葉した木、整然と並ぶ墓地。
-
次にすぐ隣の無名戦士の墓へ向かいます。
-
無名戦士の墓へ到着。
-
こちらが無名戦士の墓。
身元の分からない遺体の代表3体が埋葬されています。
各国の首脳が献花に訪れる様子がよく報道されていますね。 -
この墓は特別に訓練された衛兵が70年以上24時間365日護衛しているそうです。
衛兵は墓の前を一定の動きで動き続けています。 -
1時間毎に交代のセレモニーがあり、観客は全員起立でそれを見守りました。
-
退役軍人らしき人たちも衛兵を見守っています。
-
無名戦士の墓を後にして入り口へ戻ります。
-
軍人の姿もよく見かけました。
-
アーリントン墓地を後にしてホテルへ。
-
Arlington Cemetery駅へ。
遅延が生じていましたが、10分ほど待ってホテル最寄り駅のRosslyn駅に行き、荷物を回収してチェックアウト。 -
再びRosslyn駅へ。
ワシントン・ダレス国際空港へ向かうバスを待ちます。ロズリン駅 駅
-
すぐ近くにロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港がある為、航空機が頻繁に近くを飛んでいました。
-
ほぼ時間通りにワシントン・ダレス国際空港行きのバスが到着。
料金は7.5USDですが、10USD札を自動精算機に入れたらお釣りが出てこず。
運転手の黒人女性から冷たく「お釣りは出ないからさっさと後ろに行け」と言われました...。
確認不足でしたが、2.5USDは400円近いので少々痛いです。 -
バスには数人しか乗っていませんでした。
-
30分程度でワシントン・ダレス国際空港のバスステーションに到着。
同じ場所から国立航空宇宙博物館の別館であるスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターへ向かうバスに乗り換えます。ワシントン ダレス国際空港 (IAD) 空港
-
バスはすぐに来た為、スムーズに乗り換えられました。
運賃は先払いで2USD。 -
乗客は私のみ。
-
スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターに到着。
尚、国立航空宇宙博物館の別館を名乗っていますが、市内にある本館とは全然違う場所にあるので注意が必要です(州も異なります)。スティーブン F ウドバー ハジー センター 博物館・美術館・ギャラリー
-
荷物検査を経て内部へ。
ここも無料です。
尚、ワシントンD.C.周辺のミュージアムの係員はアフリカ系の人が多かったですが、ここはインド系の人が多く、何故か皆フレンドリーなでした。 -
入口近くには無料のロッカーも設置されています。
-
ただし、サイズは小さく、機内持ち込み用スーツケースがギリギリ入る程度です。
-
正面には、ロッキード社が開発した偵察機のブラックバードが。
更にその奥にはスペースシャトルのディスカバリー号が見えます! -
博物館は巨大なかまぼこ状のドームと、直角に突き出た小型のドームでT字型に形成されています。
入り口から左を見るとかなりの数の航空機が展示されています。 -
先ずは直進して突き出た小型ドームにあるスペースシャトルのディスカバリー号へ。
-
ニューヨークで以前にスペースシャトルのエンタープライズ号を見ていますが、これは試験機で宇宙には行っていない為、実際に宇宙に行った機体を見るのは初めてです。
流石に何度も大気圏突入を実施しているだけあり、耐熱パネルがエンタープライズより遥かに劣化しており、宇宙と地球を行き来する事の過酷さを実感出来ました。
(以前はここにエンタープライズ号が展示されていたそうです) -
後方部。
よく目にするUnited Stateのプリント。 -
後方から。
ブースタも迫力があります。 -
最後に後方の2階から全景を眺めて見ました。
是非一度中に入ってみたいものです。 -
2階の通路を通過すると、古い航空機を修理しているエリアが見られました。
-
続いて、広島に原爆を投下したB-29のエノラ・ゲイ。
日本人としては極めて複雑な感情を抱く展示です。 -
正面側から。
機体は思っていた以上に小さく、たったの70年ちょっと前に、この機体で何十万人もの人を虐殺する爆弾を運搬し、実際に投下したという歴史にはなかなか実感を持てません。 -
続いて、ボーイング367-80。
1954年に初飛行させた、アメリカ初のジェット輸送機試作機です。 -
そして、超音速旅客機コンコルド。
定期国際航空路線に就航した唯一の超音速旅客機ですが、収益性が悪く、墜落事故や911テロの影響で2003年までに全機退役してしまいました。
尚、コンコルドは全部で20機製造されており、世界各地に展示されています。
(ニューヨークで展示されている機体では中に入ることが出来ました) -
ロッキード社製の1049F"コンステレーション"。
-
ボーイング307。
世界初の与圧キャビンを持つ商業用旅客機です。 -
続いて日本の戦闘機エリアへ。
日本海軍の夜間戦闘機、中島夜間戦闘機23型"月光"。 -
空技廠"桜花"。
特攻兵器として開発され、実戦に投入されました。 -
九州18式局地戦闘機"震電"の胴体。
第二次世界大戦末期に日本海軍が試作した局地戦闘機で、最高速度は約740km/h以上の高速戦闘機の計画で、1945年に完成しましたが、実戦投入される前に終戦を向えました。 -
川崎キ45改"屠龍"の胴体。
-
愛知M6A1"晴嵐"特殊任務攻撃機。
-
川西N1K2-Ja"紫電21型"。
通称"紫電改"。 -
続いてドイツ空軍機のエリアへ。
-
現在と同じLufthansaのロゴとマークが刻印されています。
-
第二次世界大戦中の戦闘機。
上から見たので名称は分からず。 -
最後にエノラ・ゲイを正面から。
-
威圧感のある機体です。
-
飲食コーナーに向かってみると、以前はMcDonaldしかなかったようですが、Shake Shackに変わって随分と綺麗になっていました。
-
ついでにおみやげコーナーへ。
B-29のプラモデルが販売されています...。 -
ソ連のMiG-15bisもありました。
鹵獲したものでしょうか。 -
アメリカ海軍のマグダネルF4-S"ファントムII"。
-
機銃の展示。
こんなもので空から掃射されたらと考えると恐ろしいですね...。 -
最後にスペースシャトルを見納めます。
-
スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターを後にします。
かなりのボリュームがあり、飛行機好きにはたまらないスポットだと思います。これだけの展示で無料というのは本当にすごいです。 -
再びバスで空港へ。
料金は2USDですが、SmarTripに1.5USDしかチャージしておらず、焦っていたら運転手が「いいよ、乗りな!」と言ってくれました。
先程、市内から空港に向かうバスでは2.5USD損しましたが、ここで2USD得したのでほぼトントンに(笑)。 -
数分でワシントン・ダレス国際空港に到着。
ワシントン ダレス国際空港 (IAD) 空港
-
ANAのカウンターでチェックイン。
-
きれいな空港です。
-
エアロトレインでゲートへ移動。
-
指定されたトルコ航空ラウンジへ。
-
かなり混んでいて空席を探すのに苦労する程でした。
-
食事は種類が豊富で、ラウンジにしては中々美味しかったです。
-
アルコールはバー形式。種類は豊富ですが、混雑していて注文してもなかなか出て来ませんし、チップの問題もあるのでセルフ方式の方が個人的にはありがたいです。
-
食事とビール。
昼食を食べておらず、空腹だったので多めに食べてしまいました。 -
ラウンジからは、今から搭乗するANA機を目の前に見る事が出来ます。
-
貨物やギャレーカートを積み込む所をじっくりと見学できました。
-
定刻に搭乗ゲートへ。
搭乗開始時間より数分早く搭乗が始まりました。 -
帰りもアップグレードしたビジネスクラスのスタッガード。
2泊して同じ便で戻る為、クルーは往路と同じ方々で、チーフパーサーからは「お帰りなさいませ」のご挨拶が(笑) -
ウェルカムドリンクのシャンパン。
-
シーバスリーガルのソーダ割り。
-
アミューズ。
-
洋食を選択した上で、パンをご飯に変えてもらいました。
またしてもワインとウィスキーを飲みすぎて食後は就寝。 -
7時間ほど眠って目覚めると、カムチャッカ半島に近づいていました。
-
映画はブラッド・ピット主演で、伊坂幸太郎が原作で日本が舞台の「ブレット・トレイン」を。
原作は知りませんでしたが、よくある欧米人の間違った日本感が全面に出ていて逆に面白かったです。 -
朝食は和食を頂きました。
-
食後は、最近気に入っていつも見ている「世界の摩訶不思議な家」という、アメリカの建築家と女優が世界各国の型破りな高級住宅を紹介する番組を見ていました。
-
定刻より少し早く羽田空港に到着。
ワシントンD.C.は、ニューヨークやロサンゼルスのような派手さはありませんが、アメリカ、ひいては世界の近代史に直接触れる事が出来るおもしろい都市でした。
また、ほぼすべての施設が無料だった為、かなり費用を抑える事が出来ました。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
【アメリカ】紅葉シーズンのワシントンD.C.
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 【アメリカ】紅葉シーズンのワシントンD.C.
0
119