東北の秘湯と山と夏祭り（５ー８日目）

2022/08/02 - 2022/08/09

数年前に立佞武多の館を訪問して以来の念願だった、お祭り当日に合わせて旅行の日程を組みました。３年ぶりの開催は誰もがうれしそう。
今回は温泉と山登りとお祭りに焦点を当てた旅になりました。

８/　２　夜行船で秋田へ
８/　３　黒湯温泉泊
８/　４　秋田駒ケ岳、蒸ノ湯温泉泊
８/　５　八幡平散策、国見温泉泊
８/　６　弘前ねぷたまつり
８/　７　岩木山、五所川原立佞武多祭り
８/　８　函館観光
８/　９　帰宅

エリア 五所川原(青森)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

国見温泉を発って花巻空港で長女と合流、北上して弘前まで来ました。なんか行ったり来たりですね。

とりあえず今夜お世話になる石場旅館に荷物を降ろして一休み。

石場旅館 宿・ホテル

歴史のある宿で、増築を繰り返した古い日本家屋によくみられる複雑な作りになっています

すりガラスには石の字を図案化した屋号紋

旧弘前図書館、お祭りまで時間があるので散策しながら日が傾くのを待ちます。

弘前城のお堀の前をショベルに牽かれてねぷたが移動していきました。

いよいよ始まりました。感染症対策のためか以前見た時よりも「ヤーヤードー」の掛け声が少ないように感じますが、とにもかくにも３年ぶりの開催です。

弘前ねぷたまつり 祭り・イベント

勇壮な鏡絵と

どこかはかなさを感じる見送り絵。

勢いをつけて急旋回したり電線をよけるために昇降させたり、見ていて飽きません。このあとぶつけて信号機が曲がってしまいました。そういうこともあるんですね。

扇形が基本の弘前ねぷたですが、立体的なものも。

最終日だったためか、骨組みから牡丹の絵を切り取り観覧客に配っていました。我が家も１枚いただいてきましたよ。

翌日、お祭りをはしごして夜の立佞武多祭りまでの時間で岩木山に行ってみました。８合目までは登山道路で、そこからリフトで９合目へ。

晴れていたふもとから見上げると山頂付近だけ雲の中だったのですが、やはり展望がききません。

岩木山山頂、９合目からなので楽勝と思っていましたが、30分とは言えごつごつした岩場の急登でけっこう疲れました。山をなめてはいけません。

タンバリンやリコーダーを運び上げて「Happy Birthday to You～」と誰かのお誕生日を祝っているグループもいました。誕生日登山というのもいいですね。

岩木山(津軽富士) 自然・景勝地

下山途中一瞬雲が切れて日本海が覗きました。お天気が良ければどれほど絶景だったことでしょう。

帰りのリフトでは半分くらい下りたところで雨が降りはじめ少し濡れてしまいましたが、車に乗り込むころには土砂降りになったのでラッキーでした。

さてさて、五所川原立佞武多の館周辺では大勢の人々がお祭りの開始をにぎやかに待っています。BGMとして流れている地元出身の吉幾三さんの「ヤッテマレヤッテマレ」の歌声がお祭り気分を盛り上げます。

五所川原立佞武多 祭り・イベント

合図とともに高さ23m、重さ19tの立佞武多が薄暗くなった街をゆっくりと運行しはじめました。

３基の立佞武多以外にも次々に中型ねぶたが巡回してきます。

時折掛け声とともにねぶたを大きくゆすったりします。

いちばん迫力があった「暫」

「かぐや」、３基の立佞武多のうちいちばん古いものは解体し、毎年作り変えるそうです。これだけ大型だとどんな場所で製作するのでしょうか。

早朝のフェリーで津軽海峡を渡り北海道へ。五稜郭は高いところから見ないと星型になっているのがわかりませんね・・・

再建された箱館奉行所、広い座敷の部屋が続いているのが印象的です。冬は相当寒かったのではないでしょうか。

箱館奉行所 名所・史跡

宿泊した一棟貸の雪月花。旧函館区公会堂にも徒歩圏内で、周辺には和洋折衷の趣ある建物が多く残り、散策にも楽しい立地でした。

元町の宿 雪月花 宿・ホテル

夜になってすさまじい豪雨が降り、一部では警報や避難指示も出たようです。幸いにして朝には天候も回復しつつあったので、早めに帰路に着きました。

おわり。