2022/09/22 - 2022/10/04
114位(同エリア1599件中)
Noraさん
9月末から10月初め アテネ、サントリーニ島、ミロス島への個人旅行の記録と写真です。
ギリシャはずっと昔から私の旅行リストのトップにあった国です。ずいぶん前、ルーブル美術館でミロのビーナス像やサモトラケのニケ像に出会った瞬間や大英博物館にあるパルテノン神殿の彫刻を見たインパクトが心の中にあって、いつかこれらの作品が生まれた場所を実際に自分の目でみたいと思いながらも、いろいろな事情で、なかなかそのチャンスがありませんでした。
やっとの思いで2年半前に計画したギリシャ旅行がコロナ過でダメになり、今回、万難を排して実行に移しましたが、そもそもこれまで旅行記というものを書いたことがないので、ある意味、チャレンジングでした。
コメント欄の情報はできる限り様々なサイトを参照して正確を期すようにしましたが、完璧ではないかもしれません。また手作りの旅なので、自分の個人的体験や感想も織り込んでいますし、役に立つかどうか分からない情報もあえて入れました。それは受け止める読者によってとらえ方が違うと思うからです。私自身、この4トラベルのサイトにアップされた旅行記から、一見何でもないことのように見えて実はとても貴重な情報を頂いたことがありました。言わずもがなのことですが、一応ここにある情報についてはご自分で取捨選択してご覧頂ければ幸いです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エーゲ航空 アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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アメリカ入国前にしなければならないこと。e-mailで送られてきたコンタクト・トレーシング(接触歴追跡)のための情報提出。オンラインで送られてくるので必要事項を記入して提出するだけ。
出発の72時間前までに利用するエアライン経由で送られてくる。
これはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)がコロナ感染者を迅速且つ効率的に管理するために、海外からの入国者、帰国者の連絡先(電話番号・メールアドレスなど)の情報提供を求めるもの。 -
一昨日、予約しておいたWelcome Pickupsのドライバー(もとお姉さんだった人)が時間通りにホテルにきてくれた。両側路駐の道なので乗車する際 横の車に接触しないように細めにドアを開けて乗らないといけない。ドアを閉めると彼女は曲がりくねった狭い道を魔法使いのように走り抜ける。ところが高速に乗る前がボトルネックになっていて20分くらい身動きできない。彼女は、’心配しなくて大丈夫。ここを過ぎたら早いからね。’と言ってくれる。’私はね、タクシードライバーをもう25年やってんだから。その前はトラックドライバー20年やってたんだよ。’ ’アテネの街で?すごい!’ ’でしょ?普通アテネの街、ドライブできないという人けっこう多いんだから!′ ’でしょうね。私だってできないわ!’と話しているうちに高速に出た。彼女は130~140キロですっ飛ばす。’大丈夫、私スピードカメラがあるとこ知ってるから。そこはスピード落とすの!’おかげで空港には10:00amに到着。オンタイムだ。先にクレジットカードで支払いは済んでるけど、すごく頑張ってくれたので10ユーロチップを渡すとにっこり笑って、’ありがとう!またギリシャにおいでね!と言ってくれた。私も、’もちろん!’と笑って手を振った。Αντίο!!
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AA161便 10/4 アテネ空港12:20pm発~3:30pmシカゴオヘア空港着。アメリカンエアラインのチェックインカウンターに進む。オンラインブッキングで座席は決定しているのでボーディングパスをプリントアウトするだけ。AAはエーゲ航空みたいに手荷物に対してExcess Baggage Chargeなんてかけない。
アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港) (ATH) 空港
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セキュリティーを過ぎてパスポートコントロール。
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免税店が並ぶ通路をゲートに向かう。近所の人が先日、自家製のハチミツをくれたので、なにかお土産でもと探していたら、ちょうどラッキーなことにハニービーの巣が混ぜてある(?)石鹸があった。お店の人が’クレジットカードの機械が故障しているのでキャッシュで’と前の客に言っている。よかった、ユーロを少し残しておいて。
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これがそのアテネ空港で買ったハニービー石鹸。ブルーストライプのパウチはサントリーニで買ったもの。両方とも近所の人へのお土産。
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機上の人となる。来た時と違ってトラベルマップが見れる。というのはシートポケットに入っているはずのIFE(インフライトエンターテインメント)の説明書や機内食/スナックの案内がまったく入っていなかったのだ(行きも帰りも)。(3年前に乗ったスイス航空にはちゃんと入っていた)。来たときは周りの乗客はIFEのモニターをみていなかったのでそんなものかなと思って気にしていなかった。
でもこの帰りのフライトで数人の乗客がモニターをみてる。’あ、使えないわけじゃないんだ’と思ってリモートやタッチパネルをちょっとさわったら、ライアムニーソンのアクション映画が出てきた。でついでにまたちょっとさわったら、このフライトマップが出てきた!
でも映画を見るにはイヤホンが必要なのでCAにリクエストしたら、’4個しかなくて全部出払ってる’と! しょうがないので無声映画(?)の画面を見てるとしばらくして当のCAがイヤホンを’一つあったから’と言って持ってきてくれた。これでちょっとくぐもったライアムニーソンの声が聞こえる。
感想:アメリカン航空の往復便(AA160、AA161)ともに機内アメニティーまたは客席備品整備がイマイチの印象を受けた。(ただし毛布、ピロウ等は座席にあったが)AAのフライトチームはこれらの点検をきちんとやっていないのではないか?
後日AAウェブサイトのContact Usを通して上記のことを報告した。顧客担当者からは謝罪と共に型どおりの言い訳(万全のサービスを提供すべく努力しているが、顧客の期待に添えなかった。報告を受けた内容はフライトチームにフィードバックする。)が返ってきた。解答が無いよりましだが。。。まあ、最低限の情報(機内アメニティーはエコノミーであろうと配布されるべきもの)を確認できたことでよしとしよう。 -
機は地中海を超えて大西洋を横切り、アメリカ大陸に向かう。私の日常生活が待っている。今度はいつギリシャに行こうかな?
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おわりに:
初めてのギリシャ、それもエーゲ海に浮かぶ魅力的な2つの島とアテネを駆け足でまわったのですが、かけがえのない貴重な旅であったと思います。サントリーニやミロスの美しさはさておき、写真、インターネットでしかみたことのなかった素晴らしい古代ギリシャの遺跡や彫刻の数々に出会えました。最も感動したのは何といっても古代建築の最高傑作であり、ユネスコ世界遺産のマークに採用されているパルテノン神殿でした。2000年以上も前にこのような建築美と機能性を併せ持つ神殿が古代の人の手で作られたていたとは。。。加えて、ギリシャの古典建築や造形が後々の人々に与えた影響の大きさについても再認識させられました。例えば、大英博物館や米国の最高裁の建物がパルテノン神殿を模したデザイン(Greek Revival)であること。生命力あふれる古代ギリシャ彫刻がミケランジェロをはじめとするルネサンス期の天才彫刻家たちに多大な影響を与えたこと等々。時間と空間を超えて、はるか昔にルーブル美術館で見たミロのビーナス、大英博物館で見たパルテノン神殿の一部(メトープや破風の彫刻群)、フィレンチェで見たミケランジェロの彫刻の数々、そして今度の旅で訪れたミロのビーナスの発見場所やパルテノン神殿、アテネの考古学博物館で見た古代の作品、それらの点の一つ一つが意味をもった線となって自分のなかで繋がっていきます。
ギリシャの面積は日本の1/3。決して大きいとは言えない国なのに、人類の歴史上、最も多大な影響を与えたすごい国であることに間違いありません。
余談ながら、今度の旅で道を聞いたり、不明なことを確認したりで、行く先々でギリシャの人々と話す機会がありました。ギリシャ語が話せなくて英語で質問した私に、ちゃんと英語で答えてくれたのです。私が多少の失敗を経験しながらも何とかこの旅を無事に終えることが出来たのは、またいい旅だったと思えるのは巡り合ったギリシャの人々の寛大さ(と同時にちょっとズボラでもある)に負うところが大きかったように思います。近い将来、私はまたギリシャを訪れるような気がします。その時までに難解と言われるギリシャ語を少しは話せるようになっていたいものです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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