京都府の城跡巡り：勝龍寺城跡、明智光秀・ガラシャ夫人ゆかりの城

2022/09/24 - 2022/09/24

西国街道沿いにある勝龍寺城本丸跡が勝竜寺公園として整備されている。
JR長岡京駅から徒歩10分程、阪急長岡天満駅から徒歩20分程。

1339年（歴応2年）細川頼春が築城したといわれている。
1571年（元亀2年）織田信長の命により、細川藤孝が勝龍寺城の大規模な改修を行った。
1578年（天正6年）明智光秀の三女玉（のちの細川ガラシャ）は、織田信長のすすめにより、勝龍寺城主細川藤孝の嫡男忠興のもとに輿入れする。
1582年（天正10年）山崎合戦で羽柴秀吉に敗れた明智光秀が最期の夜を過ごした城。
1649年（慶安2年）廃城となる。

公園内には勝龍寺城に関する資料館がある。

入園料：無料
開園時間：4月～10月 9:00～18:00
　　 11月～3月 9:00～17:00
休園日：12月28日～1月4日

北東にある神足神社には、土塁と空堀跡の遺構がある。

エリア 長岡京・向日(京都)

勝竜寺公園解説板。

勝竜寺公園外周。
模擬隅櫓と模擬塀と堀跡。

勝竜寺公園外周。

勝竜寺公園外周。

勝竜寺公園入口。
入口に建つ櫓を模した管理棟・資料館。

勝竜寺公園入口。

勝竜寺公園入口に立つ勝龍寺城跡解説板。

勝竜寺公園入口の「明智光秀公三女玉お輿入れの城」碑。細川忠興に輿入れした玉は、ガラシャ夫人と呼ばれる女性。

勝竜寺公園入口に立つ本丸跡解説板。
東西約120m・南北80mの長方形で、周囲は土塁で囲まれ堀を巡らせていた。

勝龍寺公園内（本丸跡）資料館展示物。
資料館では勝竜寺城の発掘内容などが紹介されている。入館料は無料。

勝龍寺公園内（本丸跡）。
細川忠興と玉ガラシャ夫人像。

1578年（天正6年）明智光秀の三女玉（のちの細川ガラシャ）は、織田信長のすすめにより、勝龍寺城主細川藤孝の嫡男忠興のもとに輿入れする。婚礼は勝龍寺城で挙げられた。

勝龍寺公園内（本丸跡）：井戸跡。

勝龍寺公園内（本丸跡）：東辺土塁跡。

勝龍寺公園内（本丸跡）：西辺土塁跡。

北門跡解説板。

北門跡に残る石垣の遺構。
枡形虎口になっている。山崎合戦に敗れた明智光秀は北門から亀山城に向かい脱出した。

北門跡。

西辺土塁跡上より、北門跡の眺め。

西辺土塁跡より、天下分け目の戦い山崎合戦時羽柴秀吉が本陣を置いた天王山（山崎城跡）の眺め。

西辺土塁跡より、勝竜寺公園入口方向の眺め。

沼田丸跡解説板。
本丸の南西に接する沼田丸は、東西約50m・南北約65mの台形で、周囲は土塁で囲まれ堀を巡らせていた。

沼田丸跡より西辺土塁跡を望む。

沼田丸跡。

沼田丸の井戸跡。

沼田丸の堀跡。

神足神社境内にある土塁・空堀跡へ向かう。

神足神社。
神足は「こうたり」と呼ぶ難読名。
勝龍寺城跡の北東に位置する神足神社内には勝龍寺城の土塁と空堀跡が残っている。

土塁・空堀跡解説板。

土塁・空堀跡。横矢掛かりの虎口。

土塁・空堀跡。

土塁・空堀跡の土橋が架かっていた虎口跡。
土塁には虎口の凹みが残っている。

土塁・空堀跡。
土橋跡より神足神社を望む。

土塁・空堀跡。
土橋跡より横矢掛けの土塁を望む。