2022/09/22 - 2022/10/04
265位(同エリア1206件中)
Noraさん
9月末から10月初め アテネ、サントリーニ島、ミロス島への個人旅行の記録と写真です。
ギリシャはずっと昔から私の旅行リストのトップにあった国です。ずいぶん前、ルーブル美術館でミロのビーナス像やサモトラケのニケ像に出会った瞬間や大英博物館にあるパルテノン神殿の彫刻を見たインパクトが心の中にあって、いつかこれらの作品が生まれた場所を実際に自分の目でみたいと思いながらも、いろいろな事情で、なかなかそのチャンスがありませんでした。
やっとの思いで2年半前に計画したギリシャ旅行がコロナ過でダメになり、今回、万難を排して実行に移しましたが、そもそもこれまで旅行記というものを書いたことがないので、ある意味、チャレンジングでした。
コメント欄の情報はできる限り様々なサイトを参照して正確を期すようにしましたが、完璧ではないかもしれません。また手作りの旅なので、自分の個人的体験や感想も織り込んでいますし、役に立つかどうか分からない情報もあえて入れました。それは受け止める読者によってとらえ方が違うと思うからです。私自身、この4トラベルのサイトにアップされた旅行記から、一見何でもないことのように見えて実はとても貴重な情報を頂いたことがありました。言わずもがなのことですが、一応ここにある情報についてはご自分で取捨選択してご覧頂ければ幸いです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 船 レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- エーゲ航空 アメリカン航空
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朝の散歩。カルデラのほうに歩いていくとアギオスミナス教会(Saint Minas Holy Orthodox Church)が出てくる。小さいながら清らかで荘厳な雰囲気をもった教会だ。モノクロで撮っても面白いかもしれない。
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小径を歩けばブーゲンビリヤが木陰を作ってくれる。
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サントリーニらしいアレンジメント
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カルデラに降りる道。クルーズ船が見える。
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フィラの街のスポーツ用品のお店?’ボクシングをする少年’をお店の意匠にしているのを見つけた。Cool!! 本物のフレスコ画はあとでアテネの国立考古学博物館で見ることになるのだけど。
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この後、カマリツアーで昨日申し込んだメサゴニア、ピルゴス村、イアのサンセットツーに出発予定。
13:40分より10分早く指定の場所に集合と言われたのでパンフレットの略図を見るも不明確。County Hallの横がピックアップポイントと書かれてあるが、County Hall自体の所在地がわからない。グーグルでも出てこないし、その近くに行って’County Hallってどこ?’ と歩いている人に聞いても知らないという。!!!仕方なくカマリツアーのオフィスに再確認にいくと、出てきた担当者はまず料金のレシートを見せろという。昨日対応した女性もそばにいたのに覚えていないのだろうか?とにかくレシートを見せて、’County Hallなんてないわよ。’ というと彼女は怒ったように自分のスマホの写真を見せて、この印のあるところだという。見るとFamily Tavern と書いた赤文字の下にnotostravel meeting pointとあるではないか。’これじゃわかりませんよ!ちゃんとKamari Tour Meeting Pointと立札でも立てとけばいいんじゃないの?パンフレットの地図ももうちょっとまともなものにアップデートしないと顧客に対して不親切でしょ?’と言いたいところ、ぐっと言葉を飲み込んだ。いやはや、これがギリシャ的というのかなと思ったり!’忍耐’の文字が私の目の前に浮かんだ。 -
これが問題のKamari Tourのパンフレットにある不親切な地図。方位記号がなく、通りの名前もちゃんとでていない。おまけにただ単にイアとカマリ方向の矢印があって, County Hallの横がピックアップポイントと書かれてある。County Hallなんてどこにもないぞ!!
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とにもかくにもその集合場所で待っていたら、定刻近くにバスがきたので同じように待っていた英国訛りの英語をしゃべるおばさまたちと乗り込む。?!!次の集合場所にむかって出発。そこでほかのグループと合流して美しきゴーストビレッ、メサゴニアへ向かうのだ。メサゴニア村は1956年の地震で大部分の家屋が破壊されたらしい。住んでいた人々はカマリのほうに降りて行ってそこで新しい村を作ったということだ。最近になって少しずつ戻ってくる人々がいるものの、まだまだ壊れた家並みや通路がそこかしこに残っていて、よく言えば昔日の面影を今でも残しているらしい。これはその村での最初の訪問スポット、サントリーニ島で最も古い(11世紀建立)と言われるビザンチン様式のパナギア・エピスコピ教会。外装は最近修復されたもののようだ。
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歴史を感じさせる教会内部。
https://en.wikipedia.org/wiki/Panagia_Episkopi
この教会はギリシャ正教とカトリックの争いを長きにわたって経験してきた。多くのフレスコやイコンは1956年の地震で破壊されたり、後の時代に盗難にあったりして喪失しているが、貴重な数点は今も祭壇に現存する。その中には12世紀に描かれた最も古いイコンも含まれる。
12世紀に描かれた最も古いイコン:
https://www.wikiwand.com/en/Panagia_Episkopi#Media/File:Icon_of_Panagia_glykofiloussa_from_Panagia_Episcope_church_at_Santorini-2.jpg -
次はこれもメサゴニアに残る古い教会、Agias Triados Church(聖三位一体教会)
*これは私自身の和訳。間違っているかも?
現在この教会は使われていない。 -
ガイドさんの説明では崖にある洞窟はAgias Triados 教会で働く人およびその家族の住居として使用されていたとのこと。
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教会の前の坂道を登っていくとドームが手に取るように見えるからぜひ上れとガイドさんは言う。坂道の先には崩れた崖や岩の裂け目なんかもあったりして、’え、どうしよう’と思う。でも若い人もそんなに若くない人も平気で登ってる。仕方ない、カメラをしっかり首から下げて両手が使えるようにして、行くか!数分後、何とか高台に到達!!そして撮ったのがこのワンショット!!ツアーの中にはエクササイズの項目も入れてあるのだとこの時知った。
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教会の裏側をズームで。
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先にも書いたようにメサゴニアの村は1956年の地震後、修復の手が及ばす放置されていたらしい。このため、昔の古い家並みや道路が寂れた感じで残っている貴重な場所なのだそうだ。ブーゲンビリヤが青い空と崩れた白壁によくマッチしている。
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時が止まったかようなメサゴニアの村。しかし僅かな降雨でも野草はたくましく成長し、ブーゲンビリヤは鮮やかに花をつけている。ゴーストビレッジにもちゃんと自然のサイクルが訪れている。
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次の訪問地、ピルゴス村に着いた。ここはかつてサントリーニ島の首都だったという。サントリーニのなかでは標高の高い場所なので(ピルゴスはギリシャ語で塔という意味)上りの道の勾配がきつい。また、中世の頃、侵略者であるベネチア人によって要塞化されたため、外敵の侵入を防ぐための厚い壁に囲まれ、細い道が(一人か二人がやっと通れるくらい)迷路のように入り組んだ構造になっている。
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午後の日差しに輝く鐘楼。Holy Church of the Transfiguration of the Savior(救い主の聖変化教会)*これは私自身の和訳。間違っているかも?
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Church of Agios Nikolaos Theotokaki
下の教会(Church of Agios Nikolaos Pyrgos Kallistis,聖ニコラウス教会)と名前が極似しているが別の教会。聖ニコラウス教会に登る途中に見える。
ペイントの塗り替え時かも。 -
Church of Agios Nikolaos Pyrgos Kallistis(聖ニコラウス教会)
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城に登る階段の登り口にいたセキュリティ―ガード(?)の猫ちゃん。ガイドさんとは顔なじみらしく、’この子はいつもここにいるのよ。’と言っていた。
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この階段を登りきると高台に城の遺跡があるらしいが、きつい坂道を歩き続けて足がガクガク。帰りの余力も残しておかなくては。なのでこれ以上登らないことにした。
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もと来た道をどんどん降りていくと我々のバスが待っていた。ガイドさんはちゃんと人数を数えてこぼれ(?)がないか確認している。ご苦労さま!!これから一路イアに向かって走り、最後のスケジュール、イアでのサンセットショットをこなすのだ。1時間+ほどドライブしてイアに到着。降ろされたところは、KTELのバスターミナルを20mほど下ったところにある、ぺんぺん草が生えてる未舗装の空き地。ここがツアーバスのたまり場なのかもしれない。ほかにもそれらしきバスが沢山止まっていた。で、ガイドさんが、フィラに帰る人は7番のバス、カマリに帰る人は12番のバスですよ。で7:45分に必ずここに戻ってきてね、的なことを言って下さる。そして我々を引率してイアの中心、パナギア教会前にくると今現在6時半。日没は7時半くらいだからそれまで自由行動。ここら辺をウロウロするか食事するかは皆さんのご自由。サンセットの写真撮ったらさっきのところにちゃんと戻ってくるんですよ!!とのお達し。はい、わかりました。行ってきます。では後程!!
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前の日にイアに下見に来てたので何となくどこに行けば夕日が見えるかわかる。サンセットを見るベストスポットはイアの城塞だけど、帰りの集合時間を考えるとこれから行くのはちょっと無理。昨日、ブルードームの写真を撮ったあたりでサンセットを待つことにしよう。そしてしばし待つと7時20分ごろ空が幻想的なオレンジ色に染まってきた。ほんとうはもう少し待った方がいいのだけれど仕方がない、ここで妥協のワンショット。
サントリーニの後半の滞在はイアのホテルにしているので、その時ゆっくりサンセットショットに取り組もう。
ということで、この後、もと来た道をテクテク。例のツアーバスのたまり場(?)についた時にはかなり暗くなっていた。ガイドさんの丸っぽい輪郭が見えたので、無事に戻れたわよ!!なんてハグしてしまった。彼女はちゃんと乗客リストを片手に戻ってくるメンバーをチェックしていた。プロフェッショナルだ!!でも彼女とはここでお別れ。お世話になりましたと、心ばかりのチップをお渡しした!またいつかお会いしましょう。 -
サンセットの写真を撮る時、三脚のバッグと水のボトルを置いていた窪み。後でよく見るとどこかの家の窓のようだった。
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そしてやや遅れて出発した7番のバスに乗ってやっとフィラの出発地点に戻ってきたときにはすっかり夜(9時頃)。でもお店もレストランもまだ賑わっていて通りも明るいので一人歩きも大丈夫。行きも帰りも同じバスドライバーの方だったので、’どうもありがとう’と少しばかりのチップを。お世話になりました。でも長い1日だったなあ。さあ、早くお部屋に帰ってシャワーをあびよう!!
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