2022/09/20 - 2022/09/20
84位(同エリア1037件中)
迷い猫同好会さん
- 迷い猫同好会さんTOP
- 旅行記92冊
- クチコミ38件
- Q&A回答1件
- 72,428アクセス
- フォロワー30人
ようやく海外を旅しやすくなりました。
自分が選んだ行先は、タイとラオス。
ラオスでは中国ラオス鉄道(中老鉄路)に乗ってきました。
乗車したのは、ルアンパバーン→ヴィエンチャン間。
ツアー等は利用せず、切符の手配からすべて自力で行いました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
こちらから続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11784962
ルアンパバーン1616発の便に乗車します。
もっと早い便がよかったのですが満席だったというのは昨日も書いたとおり。
1445頃、駅に向けて出発。
宿にトゥクトゥクを頼みました。
100Kキープ。
駅とルアンパバーン市街を結ぶバンを利用すれば、もっと安く移動できます。
ただ、バンの予約方法が分からなかったんですね。
聞けばいいんでしょうけど、めんどくささの方が上回りました。 -
駅までは12km。
昨日切符の入手のために走った道を行きます。 -
駅までの道
-
牛さん
-
1506、駅に着きました。
-
切符売り場と列車の待合室がわかれています。
待合室に入るには荷物等のチェックが必要です。
このあたりも中国式です。
僧侶優先というのはラオス式かな。
まだ時間があるので駅前をうろうろしましょう。 -
さて、駅前広場と駅舎の間には高低差があり、エレベーターが設置されています。
扉が開き、乗り込んでボタンを押しましたが……
箱が動きません。
自分の他にもう一人中華系の人がいましたが、その人がやっても……
動きません。
扉は開閉するんですよ。ランプも付くんですよ。
でも箱は上下しません。
二人とも笑いながら降りるしかありませんでした。
このあたりはラオス式です。(笑) -
駅舎内には今のところ飲食店や売店はありません。
敷地の隅っこにぽつんとATMがあるのは見えました。
その代わり、駅の広場を出たところににこんな感じの東南アジアちっくな売店兼食堂がありました。
人の動きがあればこいうのも自然発生する……少し安心します。
水を買っておきました。 -
市街地へのアクセスの案内があります。
-
そろそろ駅の中に入りましょう。
切符と荷物のチェック。
パスポートも確認されましたが、中身までじっくり見てはいませんでした。
それと利用者にマスクをつけるよう促していました。
そう言えば、ラオスの町中ではマスクの装着率は高くありませんでした。
一部の公的な場所では装着する感じ。
タイの方が装着率は高かったです。 -
さあ、この切符の出番となります。
切符の入手方法や時刻を調べる苦労については、昨日の旅行記をご覧ください。 -
ここであらためてこれから乗る列車を紹介します。
右のK11に乗車します。
首都のヴィエンチャン行きの列車番号が奇数…日本流に言えば「下り」列車です。
将来中国から直通列車が走ることになってもこれを貫くのでしょう。
そんなこと気にするのは鉄ヲタだけかもしれませんが。
日本の感覚だと午前中に首都に着く列車が欲しいところ。
ルアンパバーンーヴィエンチャン間238km
東京から掛川や郡山くらいの距離です。
そこを2時間54分。
C81なら1時間52分。
Cが速い列車で、Kが遅い列車というのはまさに中国そのもの。
座席もCは新幹線風で、Kは詰め込みボックスシートです。
運賃はKの硬座で172Kキープ。1500円弱。
ラオスキープは、円よりも安くなっている通貨です。
時刻表と地図は↓のサイトから
https://hobomaps.com/
なかなかのサイトです。 -
地図
-
待合室。
素直にすごい。 -
改札口。
その向こうがホーム。 -
ガラス越しにホームを覗いてみます。
貨物列車が停車中。 -
発車の十数分前に改札が始まります。
一応列は出来ていたのですが、動き始めるとぐしゃって感じに。何故か立ち止まったままの人もいたり。
ラオスの人々、まだ慣れてないご様子。
さて、写真ではホームがガラ空きに見えるでしょう。
でも実際には人がいます。
それはホームの駅舎側に乗客を固めているから。
線路に近付いて撮り鉄などしようものなら、駅員に「戻れ」という仕草をされます。←結構な人がされてた。 -
列車が入線してきました。
電気機関車に牽引された緑の客車。
ガラガラの状態で入線。
おそらくルアンパバーン以北なら切符を取りやすいと思われます。
ルアンパバーンから大量に乗車。
自分は窓側でした。
6分停車ですが、6分の間に全員が座席に落ち着かず。
皆さんやはり慣れてない。
飛行機や列車に整然と乗り込むというのは、実はトレーニングされた結果なのかとか余計なことを考えちゃう。 -
いつの間にか動き出してました。
ショックのない発車でした。
貨車には中国鉄路の文字。
ラオスは山中の悪路をトラックがえっちらおっちら進むような国です。故障して道端で止まってたり。
海もないので、大型船が来ることもありません。
となると、大量に安定した貨物輸送となると、鉄道に期待するということになるのでしょう。 -
ほぼ満席になったようです。
車内放送は、ラオス語中国語英語。
車内は4人と6人のボックスで構成されてます。
まさに中国の下のクラスの列車です。
自分のボックスは、地元の人らしき4人+若い白人女性+そして日本人の自分。
白人女性は他のボックスの白人女性とグループのよう。
単線です。
そしてトンネルだらけ。
わずかにトンネルの隙間から絶景が望めます。
トンネルの中で停車しました。
信号場のようです。
反対方向の列車が駆け抜けていきました。
C84ルアンパバーン行きでしょう。
結構長時間停まりました。
ダイヤはゆとりを持たせてあるようです。 -
カーシー駅
面白いのは、改札口と直結したホームのある駅が多いということ。
待合室からすーっと平面で列車に乗れます。
日本でも地方の駅はそんな作りですね。
下手に高架化とかするとつまらない駅になっちゃう。 -
スマホで速度を測ると120km/hくらい出ています。
列車番号Cの列車ならもっと速いのでしょう。
新幹線ほど速くはありませんが、貨物列車も走ります。
日本にはないタイプの準高速鉄道とでも呼ぶ存在でしょうか。 -
車窓
-
バンビエン着。
乗客が入れ替わります。
白人女性グループも降りていきました。
代わりに高齢の白人男性が乗ってきました。
ちょいと神経質なご様子。
窓のカーテンを開け(これは自分も同意)、写真を撮りたいのにご自分のスマホが立ち上がらないことにいらだっているご様子。
どうもマニア気質入ってます。(笑) -
バンビエン名物の気球が見えます。
南下するに従ってトンネルが減ります。 -
客室乗務員さん(と言っていいかは分かりませんが)は、男女で構成されてます。
人数多いです。 -
トイレ使用中は漢字で「有人」の表示。
線路脇の鉄道員向けの掲示も「高圧危険」とか「一旦停止」とか漢字が書かれていました。(もちろん簡体字) -
そろそろ日没。
少しでも早い時間の便にしてよかったです。
不思議な風景が見えました。
太陽の光を何かしらが遮ってのでしょうか。
遮っているのものが何かは分かりません。 -
ヴィエンチャンに近づきました。
もう少し進むと電光の看板を付けた建物を見かけました。
ちょっとハッとします。
そう言えばラオスではそういう建物や看板がまだ少ないなあ。 -
ヴィエンチャン着。
ほぼ定刻だったと思います。
日本では明治時代に鉄道網が整備されたことで国民に時間の概念が広まったという説があります。
長距離バスがお客を乗せたまま道端で荷物をのんびり積み下ろしするこの国に、鉄道はどんな影響を与えるのでしょう。 -
車両
-
連結部
-
改札口に向かう途中にあった広告。
おお、人民元パワー。 -
改札口では切符をバーコード読み取り装置でチェックされました。
しかし、集札はされず。切符は手元に残りました。 -
駅舎
-
バスで中心部に向かいます。
-
20Kキープ。約180円。
-
位置関係はこんな感じ。
バスは南バスターミナルを経由しました。その先は最短ルートではない道を走ってた気がします。
そんな感じで50分以上かかりました。
16kmってのは、東京駅から京浜東北線で多摩川や荒川に達する距離なんですね。
私は鉄ちゃんなので楽しみましたが、サービス面も考えると、まだまだ試行実施中という感じの鉄道です。
切符の販売については、ネット予約を考えているとの情報を耳にしました。
いや、その前に、時刻表や駅の位置くらいオフィシャルのサイトで分かるようにしなさいよ、と。
次は昆明から観光しながら南下したいな。
その先はタイ経由でマレーシアいやシンガポールまで行っちゃう?
そんなことを思いました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (9)
-
- arfaさん 2023/09/09 12:40:56
- 迷い猫さん、こんにちは
- ラオスも変わりましたね。鉄道なんてビエンチャンからどこかにあったっけ?なんて思ってしまいました。
私が行った1999年はルアンプラバンもビエンチャンも何もなくて退屈してバンコク経由プノンペン、そしてマニラに行って8日間でした。
タイ航空でバンコク経由でビエンチャン、そのままラオ・アビエーションでルアンプラバンに行きましたが国内線空港には現地の人が荷物をそのまま置いて誰もいない国で治安とモラルの高さには驚きました。当時のラオスは水力発電の電気とビアラオをタイに売って細々と存在していましたが電柱が黒檀など資源の豊かな国でした。
鉄道は雲南省の勐海か勐昆辺りに行った時、工事をしてた高速道路と並行して作られたんでしょうね。
しかし首都のビエンチャン行きが下りならもはや属国ですね。当時からボーテン辺りは奥ゆかしいラオ人も中国の土木労働者達が押し寄せて
既に中国化していると聞きました。
https://4travel.jp/travelogue/10044524
経済発展や利便性はずっとこのまま残って欲しいという私の勝手な思いとかはどこかに吹き飛ばしてしまいますね。
- 迷い猫同好会さん からの返信 2023/09/09 23:17:07
- Re: 迷い猫さん、こんにちは
- arfaさん、こんにちは。
昔のラオスをご存じなんですね。
ヴィエンチャンの市場のエスカレーターが止まっていたり、ライセンス的に「???」な商品があったりする一方で、高速道路も高速鉄道も出来、スタバも出店した聞きます。
ただ、建設中の建物に簡体字の漢字がでっかくある一方で、ラオ文字が追いやられてたりすると、複雑な気持ちになることも確かなんですね。
ラオスの人を取り残さない形での発展を願います。
-
- kasekunさん 2023/01/21 02:30:00
- ラオス鉄道、、いいですね!
- ラオスには今から30年程前、初めて行きました。その頃はビザが必要で、たしか東京の旅行社で2万5000円程。中国昆明からバスで乗り継ぎ南下し、国境越え。当時ラオスに行く旅行者なんてほぼいなく、情報もほぼなし。とりあえずトラックの荷台に乗っかってルアンナムターという村まで行き宿泊。そこからルアンパパーンまでの行程が凄かった!バスターミナルにいた地元のラオス人とご一緒にルアンパパーンへ。まずウドムサイという町までバスで行き、そして、、、スピードボートでルアンパパーンまで爆走。6人乗りの細長く、馬力のある船外機を2つつけたボートが当時の交通機関でした。川が高速道路だったんです。ヘルメットをかぶり、救命胴着を着て船は本当に爆走、、。
それからは数回ラオスを訪れています。タイのフェイサイからルアンパパーンまで、ルアンパパーンからビエンチャンまでスローボートでの船旅も懐かしいです。人々もそれはそれは純朴で、ディスコがあるから行ってみなと誘われ、行ってみると日本でいう盆踊りのような踊りで、村の女性たちにお願いして一緒に、、。
今はラオスも変わりましたね。鉄道の時代ですか!船旅は今はどうなってるんでしょうね。旅行記を見て懐かしく色々思い出してしまいました。ラオス鉄道、参考にさせてもらいます。ありがとうございます、
- 迷い猫同好会さん からの返信 2023/01/22 13:04:04
- RE: ラオス鉄道、、いいですね!
- kasekunさんこんにちは。
30年前のラオスへの旅…すごいですね!
ラオスもずいぶん現代化したようですが、まだまだのんびり出来る、そして楽しめる国だと思っています。
中国との国境が再開すれば、もっと楽しい旅が出来そうな気がしまています。
-
- noboruさん 2022/12/10 11:24:06
- ご覧いただき有り難うございました
- ラオスはまだ行ったことないですが、少数民族もいて面白そうですね、
食べ物も大変美味しそうですね。
鉄道の旅 楽しいそうで大変結構です。
情報有り難うございました、機会があればぜひ乗ってみたいです。カンボジアから行くことになりそうですが。
また写真を見ると猫も犬もnaturally relax and enjoyしている気がします。
御礼まで
-
- カイタローさん 2022/11/11 14:51:18
- 12月上旬に
- 初めまして。
私12月上旬にルアンパバーンからラオス中国鉄道に乗ってみようかと、ネットで検索してこちらにたどりつきました。
ホテルにチケットで問い合わせしたら、予想以上の手数料にびっくりしました。
自分で買いに駅行くか、町の中で買うか考え中ですが、こちらの旅行気を読ませていた大とても参考になりました。
- 迷い猫同好会さん からの返信 2022/11/12 00:35:19
- RE: 12月上旬に
- カイタローさんこんにちは。
私の旅行記が少しでも役にたってくれたのなら幸いです。
駅への往復で見た何気ない風景や人々の暮らしも良かったですよ。
楽しい旅になるといいですね。
-
- なめくじさん 2022/10/20 22:06:09
- 乗ってみたいなラオス鉄道
- Oh,うらやましです。ルアンパバーン~ヴィエンチャン間が2-3時間で行けるとは!
それにしてもチケットを手に入れるのが一苦労のようでした。2008年に一度チェンマイからルアンパバーンを訪ねたことが有りますが、貴殿の本旅行記を拝観し再訪したくなりました。
- 迷い猫同好会さん からの返信 2022/10/21 08:28:08
- Re: 乗ってみたいなラオス鉄道
- こんにちは。
チケット入手は苦労も楽しんだようなところもあります。
それでもこれまでの山道のおんぼろバス移動を思えば雲泥の差です。
少しずつ今風になりつつあるラオスですが、魅力のある国であることは変わりありませんでした。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
9
38