道東旅行①～夕陽ノロッコ号に乗って釧路湿原～

2022/09/22 - 2022/09/24

遅めの夏休み、家族で道東を旅しました。
二泊三日で2歳児連れ、となるとあまり移動ばかりの行程にはできず、
釧路から北上し、阿寒湖を経由して女満別へ。

一日目←こちらの旅行記
7:40羽田→9:20釧路(ANA/AIR DO)
釧路空港～釧路市動物園～釧路和商市場～釧路駅と釧路湿原駅往復（夕陽ノロッコ号乗車）～フィッシャーマンズワーフ前の炉端焼き
釧路センチュリーキャッスルホテル泊

二日目
釧路～弟子屈～摩周湖～屈斜路湖～阿寒湖
カムイの湯ラビスタ阿寒川泊
旅行記はこちら↓
～道東旅行②雨にも負けず摩周湖と迫力の硫黄山～
https://4travel.jp/travelogue/11782604

三日目
阿寒湖～津別～美幌(通過)～メルヘンの丘～女満別空港
13:40女満別～15:40羽田(ANA/AIR DO)

旅のハイライトは夕陽ノロッコ号と釧路湿原からみた夕焼け。
美味しかったグルメは釧路の炉端焼き、阿寒湖でのジンギスカンと豚丼。

【旅のザックリお財布記録】
○ホテル　
釧路センチュリーキャッスルホテル　26,000円/泊
カムイの湯ラビスタ阿寒川　50,000円/泊

○交通費
飛行機往復　ANAマイルをスカイコインで支払い0円
株主優待券　復路便のみ　1,850円×大人2枚
羽田空港駐車場　２泊３日4,500円
レンタカー　２泊３日26,000円のところ楽天ポイント使用で燃料込み9,000円
ノロッコ号　釧路～釧路湿原往復3名指定席4,600円

○食事
釧路和商市場ランチ　3,500円
釧路炉端焼き　5,000円
摩周湖ランチ　2,000円
阿寒湖ディナー　3,000円
女満別空港　1,100円
その他おやつ　3,000円

エリア 釧路(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

出産とコロナ禍が重なり、実に3年半ぶりに飛行機に乗ります。
久しぶり、第二ターミナル。
数年前は仕事で毎週のように通っていたのに。

空港まではマイカーで。
噂通り、空港駐車場は本当にすぐに満車になる。
6:45頃に到着して、最上階しか空いていなかった。

この３年というもの、無駄に年会費を払い続けていたスターフライヤー会員の権利を久しぶりに行使。
と言ってもダイヤじゃないから普通のラウンジの方。

7：40発のフライトなので、ラウンジで朝ごはん。
ＡＮＡラウンジ、ドリンクだけじゃなくて軽食もおいてくれると尚いいんだけど。ホットミールとは言わないから、パンと果物とか希望。

前日の時点で51ゲートから出発だったけど、当日朝になりサテライトからの出発に変更。
だよね～沖止めっすよね～釧路行だもんね。
搭乗までのバスの車中で、他の故障機材の輸送やらの関係で15分ほど停まったままに。娘がぐずり出さないかハラハラ。

無事に着席できて一息。
15分ほどDelay。

翼の先端にはAIR DOのくまちゃん、ベア・ドゥ。

今回のフライトは
往路　株主優待枠で約24,000円/人
復路 早割約18,000円/人
マイルをスカイコインにして購入したので持ち出し株主優待券1,850円×2で3,700円のみ。
コロナ禍だし、熱が出やすい小さい子連れだからできる限り変更可のチケットに。
でも復路は早割の2万円を切る価格帯に目がくらみ、リスクを取って変更不可の早割にしちゃった。

上空1万メートルのベア・ドゥ。

あっという間に北海道の大地へ。

こなしてしまえばあっという間と言えるんだけど、
2歳の娘氏の初フライトでもあったので、機内で騒がないかと内心ドキドキ。

シールブック、マグフォーマー、ジュース、おやつ、huluのアンパンマンチャンネル(オフラインで見れるようにダウンロード済み)。で乗り切りました。

ちょっと曇っているように見える釧路だけど、この後は晴天に。

レンタカーの受付を済ませ、呼び出し待ち。空港のオブジェはでっかいシカさん。
リアルすぎて一瞬本物かとw

本物は道中、一回だけ路肩で草食べてるのを見られました。

旅の相棒は黒のpasso。

あわよくば紅葉をと期待してたけど、まだ早かったな。
２日目の阿寒湖周辺では見られるかなぁ。

まずはフライトで貯まった娘の体力を発散すべく釧路市動物園に。
朝は9:00から開いてて、入場料は大人580円、未就学児は無料。

駐車場から直行すると正門ではなく西門の方が近いですが、西門から入ると動物園に行く前に昭和レトロな遊園地というか、乗り物群の前を通ることに。
当然、子供は「乗りたい！乗りたい！乗りたい！乗り（以下エンドレス）」となり、足止めの危険性あり。

仕方なくレトロなはやぶさ風新幹線に乗り（200円で2周）、あとは娘を追い立ててなんとか動物園ゾーンに。

広っ！平日なのもあってか、あまり人がいない。

目玉のシロクマのミルクちゃん。ひたすら、同じ場所をぐるぐる回ってた。
目回らないのか‥？
手前にあるプールにザブーンとダイブしないかなんて期待したけど、
ひたすらぐるぐる‥ぐるぐる‥

お、タンチョウ！道東ぽい！

野生の方も道中2回ほど見かけました。
湿原ではなくて普通の野原にいるのがビックリ。

トラ、王者の風格。

キリン。

片目が不自由なのでしょうか、ミミズクの左目が白くなってました。
しかし、翼を広げた姿はとても荘厳。

園内で娘だけランチ。
大人はこのあと海鮮を食べるのだ。

ランチといってもレストランが園内にあるわけではなかったので、売店でザンギとチマキの軽食ですます。
ザンギは冷食のナゲットって感じだったけど、チマキは角煮も入ってて美味しかった。(残した分は親の胃袋に)
売店の券売機に自ら挟まりに行く娘氏。
Eテレの「間のじいさん」的な？(知ってる人いるのか)

帰りも昭和レトロな遊園地？を通りますよ。
ガラガラの園内の寂しさに拍車をかける、年季が入ったアトラクションたち。
このお船はただ水の上をぐるぐる２、3周するだけでしたが、娘は楽しんで乗ったのでオッケー！料金も大人1人100円とか200円、未就学児は無料とかの世界だし。

動物園で走り回り、ご飯で胃が満たされた娘は車に乗り込むとすぐに昼寝。
よっしゃー、計画通り！と心の中で叫ぶ。
これでゆっくり勝手丼食べれる。
そのためにかさばる抱っこ紐をスーツケースに入れてきたのだ。ムフフ。
ねんね中の娘をおんぶして、市場散策開始。

鮭といったらスーパーで切り身しか見ない。
一本丸ごとは立派だなぁ。今が旬のときしらず。

勝手丼エリアに到着。
マグロも赤身から大トロまで。大トロ光って眩しい。
最近胃弱な私は胃もたれするレベルの脂の乗りよう。

現在は具材を売っているのは4店舗とのこと。
好きな具材を選びます。一つからでもオッケー。
丼ご飯は具材とは別のお店で。
サイズは小、普通、中盛り、大盛りの4つ。

リーズナブルな具材も。
ちなみに、このお店は釧路産、北海道産、それ以外で値札の色やマークを分けていて、どこ産のかわかるようにしてる。せっかくだから釧路産、北海道産な具材を選びたい。

ご飯は一番小さいので120円、夫さんは大盛り220円。
ご飯を購入した店でついでに中トロの握り、ザンギも購入。
中トロ4貫で550円くらい、勝手丼の具材としては一枚250円だからコスパいい！と買ってみたけど、シャリが無駄に大きく柔らかめでイマイチ、、全体はうーん？という感じ。

勝手丼の方は、私はケチケチと150円、200円くらいのネタをチマチマと載せたコスパ追求丼w
2人でトータル3500円ほど。

夫さんも大きい丼ぶりだけどコスパ丼だわw
しめ鯖、イカ刺し、サーモンに‥あと何だっけ。
ウニがちょびっとで600円くらいして、ケチな夫婦は物欲しげに見るだけに。
左側に乗せたつぶ貝は釧路名物とか。美味しかったそう。貝が苦手な私はスルーなネタ。

お腹いっぱい。ごちそうさま。

市場でお土産を買ったあと、次のイベントまで時間潰し。
オシャレな店内に、見た目重視のお店かと思いきや、頼んだスムージーとっても美味しい！無料でもらったお水も子供用にストローつけてくれるなど、好感度高い。
スムージーはバナナとブルーベリーに、子供が食べたがったのでソフトクリーム乗せ。一つ550円くらいだったかな。

カフェを後にし、非常食（バナナ）などを購入。
セコマを見ると北海道に来た！って感じがする。

これからこの旅のメインイベント、夕陽ノロッコ号に乗ります。
余裕をもって釧路駅に到着。

夕陽ノロッコ号は年に３日しか運行されない特別列車。
今年は9月20～22日。最終日の22日に乗りに来ました。

ダイヤは釧路15:23→釧路湿原15:48→終点塘路16:07
帰路が塘路17:04→釧路湿原17:21→釧路帰着17:52

最初は塘路駅まで往復するつもりだったけど、2歳の娘はまだそんなに長時間電車で大人しく過ごしてくれない。しかも塘路で降りたら滞在時間は一時間足らず。最寄りのサルボ展望台まで、大人の足で片道20分。幼児がいたらもっとかかる。展望台ついてもタッチアンドゴーじゃん‥
帰りの電車に乗り遅れでもしたら詰むわ！

それなら、途中の釧路湿原で降りれば、片道20分程度の車中時間もなんとかやり過ごせるし、1時間半ほど湿原での滞在時間できるじゃない？

ということで、途中の釧路湿原で途中下車することにしました。

掲示板に夕日が！
これってもしかして3日間だけの特別表示？

三番線のホームに上がるとなんかいるわと思ったら、これは釧路市のゆるキャラ「ゆうひっぴぃ」らしい。

ちなみに、釧路は夕日を観光資源としてアピール。
釧路港に寄港する世界中の船乗りたちが、バリ島、フィリピンのマニラと並ぶくらい美しい夕日が見られると絶賛したことから、世界3大夕日の街と言われているようです。
そんな夕日のまち釧路を盛り上げるために設立された、市民団体の「釧路夕焼倶楽部」さんが、この夕陽ノロッコ号運行に全面協力しているみたい。

夕陽ノロッコ号のお顔。
専門用語は知りませんが、先頭についているバッジ？みたいなものが特別仕様。

これまた専門用語は知りませんが、行先の札も夕焼け色。

みなさんに見送ってもらい、発車！

自由席は一両だけだから指定席車両に。
でも自由席わりと空いてた^^;
進行方向左手が見どころが多いので席がすぐ埋まり、取れませんでした。
が、狭い車両なので通路反対（テーブルなしのベンチタイプ席）からでもまったく問題なし。
テーブル席がいい人は、左側のブロックで席を予約した方がいいかも。

さて、釧路湿原駅に着いたぞよ。
ほとんどのお客さんは降りず、降りたのは10組もいないくらい。
みんな塘路まで行くのかな。

駅のホームから釧路市街に向けて。
乗車中の話だけど、途中、東釧路駅で停車中に、駅の目の前の家の男の子が窓から顔覗かせて、あかんべぇ～したりしてふざけた顔してるのに乗客みんな大受け。
ステキな出迎えありがとう釧路boy!

いい感じの駅名看板ここにも。

駅のすぐ横から展望台への散策路スタート。いきなし階段！
子連れなので降りた乗客の皆さんに先を譲り、最後にゆっくり登る。

階段を登ったら山道を歩く。森林浴が気持ちいいけど、あまり人気がないからヒグマ出てきたらどうしようと内心ビビる。

ビビッてたけどもすぐに車道に出て、上り坂をゆっくり上がるともう細岡展望台に。
大人の足で片道15分くらい。
車道も人気が少ないけど、意外と車が通るので気を付けてください。

急に視界がひらけて…。
わーい！と駆け出す娘。

素晴らしい景色が広がっていました！
夕暮れに向かう、夕陽手前の眩しい太陽とただただ広がる緑の湿原。
蛇行する釧路川。

湿原の大パノラマ、見られてよかった。
空が神々しい。
明日明後日は雨の予報だから、晴れてほんと良かった。

しばらく展望台で景色を堪能して、また釧路湿原駅に戻ります。

駅に戻ってきました。
この写真、なんだか分かりますか？
駅のホームの下に、後背の山から流れこんでいる小川があるんですよ。大自然の中にある駅ならでは。

こんな感じで、線路脇に小川が続いてます。
池塘、小川フェチな私にはたまりません。

帰路はいよいよ本格的に夕暮れに。
お天気がいいから夕焼け見れるかな？と思いきや、晴れているからと言って必ず夕焼けが見れるわけではないと、同乗されていた夕焼倶楽部代表の方が車内アナウンスで解説。
走る車窓からはうまく撮れないな…

今日はえりも岬辺りは夕焼けよく見れているかもだけど、釧路市街は雲がかかっちゃって夕焼けが見れないかも、と代表。
解説を聞かなきゃ、単純に「これが釧路の夕焼けか～」って思って見てたけど、本当はもっとすごいらしい。

そっか残念、と思っていたら、「向こうに紫色が見えますね！紫が見れるのは珍しいですよ」とアナウンス。
写真じゃ分かりづらいけど、確かにちょっと紫っぽく変化していた。綺麗だったな。

一番きれいに撮れたのはこれ。
川の水面が鏡みたいに空を映していた。

夕陽ノロッコは特典がたくさん。
①記念乗車券をもらえる。往復で青、赤と色が違っていて、少し透けているから二枚重ねるとまた夕焼けみたいに見えるという粋な演出。
②写真撮り損ねたけど、釧路銘菓「ゆうひ」っていうおまんじゅうを一人1個配ってくれた。頂いてそっこーで娘のお腹に収まる。娘は向かいの席の方がテーブルに置いたおまんじゅうを見て、「これは？これは？」っておいおい、狙うなｗ

釧路駅に帰着したら、もう真っ暗。
一旦今日の宿にチェックインして荷物を置き、夕飯を食べに外へ。
釧路川の目の前のホテルを橋の上から。

話は飛びますが全国各地、ホテル高騰してません？
このホテルは、デラックスハリウッドツインの朝食付きで一室26,000円。
ホテル全体は少し古いのは否めないけど、シャンプーが選べたりバスソルトをサービスしたり、無料ラウンジでワイン振舞ったり。
あと朝食が豪華で、この値段は頑張っていると思う。

釧路センチュリーキャッスルホテル 宿・ホテル

夕食は、釧路名物炉端焼き。
最初は、小さい子連れで炭火焼きは危ないしキツイな～と思っていたけど、結果的に行って大満足。
行ったら満席で、待つといわれ、子供も空腹で待てないと思いフィッシャーマンズワーフの食堂で、と思ったらワーフは19：00閉店！閉まるの早すぎない？

結局炉端焼きを待つことに。
「小さい子いるんですけど大丈夫ですか？」と聞いたらお店の方に
「全然大丈夫よ～！」と言っていただき、ちょっと安心。

こんな感じで、ビニールで仕切られた半野外みたいなところで食べます。
人が多くて写真撮れなかったけど、ごはんもの、魚系、肉系、飲み物などの屋台が並んでいて、最初に食券を購入して、渡すシステム。あまりにたくさん買いすぎても払い戻ししてもらえないみたいなので、少しづつ買い足す方がよいとのこと。
最初は2千円ほど購入したけど、あっという間になくなり、結局トータル5千円。
でも、美味しかったし楽しかったので安く感じた。

ジンギスカン。美味しいけどお肉が少なかった。
夫さんはまたつぶ貝を。

子供用におにぎり、コーンじゃがバター。
他にも食べさせようとしたけどそれ以外は食べず。

大人はホッケを食べたかったけど、時価で1300円と高くて断念。
久々にお酒をジョッキで飲んでほろ酔い♪
夕陽ノロッコに乗った記念に夕陽ハイボール。写真撮り忘れた＞＜

鮭のちゃんちゃん焼き、ホタテ、イカ。
イカは300円（時価）ほどなのに、食べ応えあってお勧め！
ある程度焼いたら店員さんが様子を見に来て、ホイルに包んで切ってくれるから食べやすかった。イカ墨が絶妙にからんだやわらかいイカ、お酒が進む。
最後に食券が微妙に余ったので、〆に釧路ラーメン（500円）。

お腹いっぱいになり、20時過ぎに退散。
釧路川のテラスにはフォトスポット。
歩きたくない娘を抱っこ紐で抱っこして重すぎてヤケクソで変なポーズ。
この後はホテルに直帰し、22時に就寝。
盛りだくさんの一日でした。

道東旅行②に続きます。