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平等院(びょうどういん)は、京都府宇治市宇治蓮華にある単立の寺院。山号は朝日山。本尊は阿弥陀如来。開基は藤原頼通、開山は明尊。<br />現在は特定の宗派に属しておらず、塔頭である本山修験宗聖護院末寺の最勝院と浄土宗の浄土院が年交代制で共同管理している。<br /><br />鳳凰堂(国宝)で世界に広く知られている。平安時代後期にあたる11世紀以来保持されてきた数々の建造物を中心とする寺宝と文化財は、往時の思想・文化を今に伝える。平等院と周辺地域は琵琶湖国定公園指定区域の一つである「宇治川沿岸地区」の中核をなす。1994年(平成6年)に登録されたユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成物件の一つでもある。<br /><br />京都南郊の宇治の地は、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていた。現在の平等院の地は、長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となったものである。道長は万寿4年(1027年)に没するが、その子である関白藤原頼通は永承7年(1052年)になり、末法の世が到来したこともあって、宇治殿を寺院に改めようと考えた。そして、その開山(初代執印)は明尊大僧正とした。<br />本堂(金堂)は、元は宇治殿の寝殿でそれを仏堂に改造したものである。現在観音堂が建っている場所にあり、大日如来像を本尊とした。翌天喜元年(1053年)には、西方極楽浄土をこの世に出現させたかのような阿弥陀堂(現・鳳凰堂)が建立されている。<br />鳳凰堂とその周囲の浄土式庭園は、西方極楽浄土とその教主である阿弥陀如来を観想(特定の対象に心を集中させること)するために造られたとするのが定説である。<br /><br />平安時代の貴族が建立した寺院が建物・仏像・壁画・庭園まで含めて残存するという点で、平等院は唯一の史跡である。しかし、その平等院も昔からのもので残っているのは鳳凰堂のみとなってしまっている。<br />2012年(平成24年)9月から2014年(平成26年)3月まで屋根の葺き替え・柱などの塗り直し修理が行われた。2014年(平成26年)10月1日、落成式が行われ修理工事が完了した。<br /><br />鳳凰堂(ほうおうどう)は、天喜元年(1053年)に建立された阿弥陀堂であり、国宝である。江戸時代初期までには「鳳凰堂」の名が生まれていたことがわかる。本尊である国宝・阿弥陀如来坐像は仏師・定朝の確証ある現存唯一の作品である。<br /><br />鳳凰堂は建造物としては中堂、北翼廊、南翼廊、尾廊の4棟からなる。阿字池の中島に東を正面として阿弥陀如来坐像を安置する中堂が建ち、その北と南(向かって右と左)にそれぞれ北翼廊、南翼廊が接続して建ち、中堂の西(背後)に接続して尾廊が建つ。中堂は石積の基壇上に建つ。この基壇は壇上積基壇と称し、地覆石(じふくいし)、羽目石(はめいし)、束石(つかいし)、葛石(かつらいし)からなる格式の高いものである。中堂の外観は2階建てのように見えるが、建築構造としては一重裳階付である。裳階とは、身舎(もや、建物の主要部)の周囲に差し掛けられた屋根の部分を指す。身舎は入母屋造、本瓦葺。組物は三手先(みてさき)、中備(なかぞなえ)は間斗束(けんとづか)、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)とし、棟上に一対の銅製鳳凰を置く。垂木は地垂木を円形断面、飛檐垂木(ひえんたるき)を方形断面とする「地円飛角」という、奈良時代以来の形式である。<br />裳階の正面(東面)中央間は屋根を一段高く切り上げて、外観に変化をもたせるとともに、池の対岸から本尊・阿弥陀如来坐像を拝するように設計されている。<br />中央部分を石敷きとした須弥壇を設け、本尊の定朝作阿弥陀如来坐像を安置する。阿弥陀像の頭上には木造天蓋を吊る。須弥壇周囲には高欄を設け、後方左右には壇上に上がる階段を設ける。須弥壇の外面は漆塗とし、螺鈿で装飾されていたが、螺鈿はすべて脱落している。<br />鳳凰堂(国宝) - 当院の現在の本堂。天喜元年(1053年)建立。<br />庭園(国の史跡・名勝) - 鳳凰堂が建っている中島とそれを取り囲んでいる阿字池を中心とした浄土式庭園。1現在は創建当初の姿に復元整備されている。鳳凰堂への入堂も池の北岸から2つの小橋を渡る当初の形式に復されている。阿字池は極楽の宝池を模し、宇治川や対岸の山々を借景として取り込んでいる。<br />平等院ミュージアム「鳳翔館」 - 境内南側にある博物館で、2001年(平成13年)に開館した。<br />観音堂(重要文化財) - 鎌倉時代初期の建築で本堂跡に建てられた。境内北側、表門を入って左側に建つ。十一面観音立像(平安時代後期)を安置していたが、現在は鳳翔館に移されている。<br />扇の芝 - 治承4年(1180年)に源頼政は「橋合戦」で敗れると平等院に退却し、この「扇の芝」の上で軍扇を広げて辞世の句「埋木の 花咲く事も なかりしに 身のなる果は あはれなりける」を詠むと、自害して果てた。<br /><br />国宝 平等院鳳凰堂  4棟 中堂 1棟 両翼廊 2棟 尾廊 1棟<br />木造阿弥陀如来坐像<br />仏師・定朝の確証ある唯一の遺作。寄木造漆箔、像高284cm。定朝は和様彫刻様式の大成者、また、寄木造技法の完成者として日本彫刻史上著名な仏師である。円満な面相、浅く流れる衣文などを特色とする定朝の優美で温和な作風は、「仏の本様」と称されて平安時代の貴族にもてはやされ、以後の仏像彫刻には「定朝様(じょうちょうよう)」が流行した。晩年の作品である平等院像は、彼の作風を具体的に知ることのできる唯一の遺品として、きわめて貴重なものである。<br />木造雲中供養菩薩像 52躯<br />鳳凰堂中堂の長押上の壁を飾る浮き彫りの菩薩像。極楽浄土において阿弥陀を讃嘆する菩薩像とする説もあるが、いずれの像も飛雲に乗ることから、阿弥陀如来と共に来迎する菩薩像を表したものとみられる。52躯が現存し、すべて国宝に指定されている。52体のうち半数の26体は鳳翔館に移されている。<br />鳳凰(鳳凰堂中堂旧棟飾) 1対<br />阿弥陀堂中堂大棟の南北両端部に設置されていた金銅製の鳳凰像。北方像・南方像の一対で、北方像は総高235.0 cm、像高 98.8cm、総幅 34.5cm、南方像は総高 228.8cm、像高 95.0cm、総幅 44.5cm。<br />鳳凰像も定朝により原型が製作された可能性が考えられている。ま。近世には本像にちなんで阿弥陀堂は「鳳凰堂」の通称で呼ばれるようになる。現在は屋根上に複製像を設置し、鳳凰像は鳳翔館に収蔵されている。<br />国の史跡・名勝<br />平等院庭園 - 浄土式庭園。1922年(大正11年)3月8日指定。<br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />平等院 については<br />https://www.byodoin.or.jp/

宇治-2 国宝 平等院鳳凰堂・阿弥陀如来坐像 内部拝観 ☆浄土式庭園の池‐投影美

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2022/08/23 - 2022/08/23

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マキタン2

マキタン2さん

平等院(びょうどういん)は、京都府宇治市宇治蓮華にある単立の寺院。山号は朝日山。本尊は阿弥陀如来。開基は藤原頼通、開山は明尊。
現在は特定の宗派に属しておらず、塔頭である本山修験宗聖護院末寺の最勝院と浄土宗の浄土院が年交代制で共同管理している。

鳳凰堂(国宝)で世界に広く知られている。平安時代後期にあたる11世紀以来保持されてきた数々の建造物を中心とする寺宝と文化財は、往時の思想・文化を今に伝える。平等院と周辺地域は琵琶湖国定公園指定区域の一つである「宇治川沿岸地区」の中核をなす。1994年(平成6年)に登録されたユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成物件の一つでもある。

京都南郊の宇治の地は、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていた。現在の平等院の地は、長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となったものである。道長は万寿4年(1027年)に没するが、その子である関白藤原頼通は永承7年(1052年)になり、末法の世が到来したこともあって、宇治殿を寺院に改めようと考えた。そして、その開山(初代執印)は明尊大僧正とした。
本堂(金堂)は、元は宇治殿の寝殿でそれを仏堂に改造したものである。現在観音堂が建っている場所にあり、大日如来像を本尊とした。翌天喜元年(1053年)には、西方極楽浄土をこの世に出現させたかのような阿弥陀堂(現・鳳凰堂)が建立されている。
鳳凰堂とその周囲の浄土式庭園は、西方極楽浄土とその教主である阿弥陀如来を観想(特定の対象に心を集中させること)するために造られたとするのが定説である。

平安時代の貴族が建立した寺院が建物・仏像・壁画・庭園まで含めて残存するという点で、平等院は唯一の史跡である。しかし、その平等院も昔からのもので残っているのは鳳凰堂のみとなってしまっている。
2012年(平成24年)9月から2014年(平成26年)3月まで屋根の葺き替え・柱などの塗り直し修理が行われた。2014年(平成26年)10月1日、落成式が行われ修理工事が完了した。

鳳凰堂(ほうおうどう)は、天喜元年(1053年)に建立された阿弥陀堂であり、国宝である。江戸時代初期までには「鳳凰堂」の名が生まれていたことがわかる。本尊である国宝・阿弥陀如来坐像は仏師・定朝の確証ある現存唯一の作品である。

鳳凰堂は建造物としては中堂、北翼廊、南翼廊、尾廊の4棟からなる。阿字池の中島に東を正面として阿弥陀如来坐像を安置する中堂が建ち、その北と南(向かって右と左)にそれぞれ北翼廊、南翼廊が接続して建ち、中堂の西(背後)に接続して尾廊が建つ。中堂は石積の基壇上に建つ。この基壇は壇上積基壇と称し、地覆石(じふくいし)、羽目石(はめいし)、束石(つかいし)、葛石(かつらいし)からなる格式の高いものである。中堂の外観は2階建てのように見えるが、建築構造としては一重裳階付である。裳階とは、身舎(もや、建物の主要部)の周囲に差し掛けられた屋根の部分を指す。身舎は入母屋造、本瓦葺。組物は三手先(みてさき)、中備(なかぞなえ)は間斗束(けんとづか)、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)とし、棟上に一対の銅製鳳凰を置く。垂木は地垂木を円形断面、飛檐垂木(ひえんたるき)を方形断面とする「地円飛角」という、奈良時代以来の形式である。
裳階の正面(東面)中央間は屋根を一段高く切り上げて、外観に変化をもたせるとともに、池の対岸から本尊・阿弥陀如来坐像を拝するように設計されている。
中央部分を石敷きとした須弥壇を設け、本尊の定朝作阿弥陀如来坐像を安置する。阿弥陀像の頭上には木造天蓋を吊る。須弥壇周囲には高欄を設け、後方左右には壇上に上がる階段を設ける。須弥壇の外面は漆塗とし、螺鈿で装飾されていたが、螺鈿はすべて脱落している。
鳳凰堂(国宝) - 当院の現在の本堂。天喜元年(1053年)建立。
庭園(国の史跡・名勝) - 鳳凰堂が建っている中島とそれを取り囲んでいる阿字池を中心とした浄土式庭園。1現在は創建当初の姿に復元整備されている。鳳凰堂への入堂も池の北岸から2つの小橋を渡る当初の形式に復されている。阿字池は極楽の宝池を模し、宇治川や対岸の山々を借景として取り込んでいる。
平等院ミュージアム「鳳翔館」 - 境内南側にある博物館で、2001年(平成13年)に開館した。
観音堂(重要文化財) - 鎌倉時代初期の建築で本堂跡に建てられた。境内北側、表門を入って左側に建つ。十一面観音立像(平安時代後期)を安置していたが、現在は鳳翔館に移されている。
扇の芝 - 治承4年(1180年)に源頼政は「橋合戦」で敗れると平等院に退却し、この「扇の芝」の上で軍扇を広げて辞世の句「埋木の 花咲く事も なかりしに 身のなる果は あはれなりける」を詠むと、自害して果てた。

国宝 平等院鳳凰堂  4棟 中堂 1棟 両翼廊 2棟 尾廊 1棟
木造阿弥陀如来坐像
仏師・定朝の確証ある唯一の遺作。寄木造漆箔、像高284cm。定朝は和様彫刻様式の大成者、また、寄木造技法の完成者として日本彫刻史上著名な仏師である。円満な面相、浅く流れる衣文などを特色とする定朝の優美で温和な作風は、「仏の本様」と称されて平安時代の貴族にもてはやされ、以後の仏像彫刻には「定朝様(じょうちょうよう)」が流行した。晩年の作品である平等院像は、彼の作風を具体的に知ることのできる唯一の遺品として、きわめて貴重なものである。
木造雲中供養菩薩像 52躯
鳳凰堂中堂の長押上の壁を飾る浮き彫りの菩薩像。極楽浄土において阿弥陀を讃嘆する菩薩像とする説もあるが、いずれの像も飛雲に乗ることから、阿弥陀如来と共に来迎する菩薩像を表したものとみられる。52躯が現存し、すべて国宝に指定されている。52体のうち半数の26体は鳳翔館に移されている。
鳳凰(鳳凰堂中堂旧棟飾) 1対
阿弥陀堂中堂大棟の南北両端部に設置されていた金銅製の鳳凰像。北方像・南方像の一対で、北方像は総高235.0 cm、像高 98.8cm、総幅 34.5cm、南方像は総高 228.8cm、像高 95.0cm、総幅 44.5cm。
鳳凰像も定朝により原型が製作された可能性が考えられている。ま。近世には本像にちなんで阿弥陀堂は「鳳凰堂」の通称で呼ばれるようになる。現在は屋根上に複製像を設置し、鳳凰像は鳳翔館に収蔵されている。
国の史跡・名勝
平等院庭園 - 浄土式庭園。1922年(大正11年)3月8日指定。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

平等院 については
https://www.byodoin.or.jp/

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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